数学の計算で部分分数分解が出てくると、思わず『これ難しそう…』と感じる人も多いですよね。

でも実は、部分分数分解には“裏ワザ”があります!

この裏ワザを使えば、計算スピードがぐんと上がり、ミスも減らせるんです。今回は塾長の私が、わかりやすく部分分数分解のやり方を解説しながら、効率的な計算のコツや覚え方のポイントを教えます。

一緒に楽しく学んでいきましょう!

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編集:ぴあ
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部分分数分解の裏ワザを一挙公開!効率的なやり方と覚え方

部分分数分解は、分数をいくつかの分数の足し算や引き算の形に分ける計算テクニックです。この技は、数学の数列や積分で頻繁に使われるだけでなく、正確で速い計算を可能にします。

ここでは、塾長おすすめの裏ワザを順番に解説します。

部分分数分解の基本:裏ワザを活用する前に

部分分数分解を上手に使うには、まず基礎を押さえることが重要です。基本的な考え方を例題で確認してみましょう。

【例題1】

次の式を部分分数分解してみましょう。

まず、分母を「x」と「x+1」の積と考えます。この分数を次の形に分解するのが部分分数分解の基本です。

ここで、A と B は未知の係数です。両辺に (x)(x+1) を掛けて分母を消しましょう。

次に、展開して整理します。

この式から係数を比較します。

  1. x の係数:A+B=0
  2. 定数項:A=1

この連立方程式を解くと、A=1、B=−1 となります。したがって、答えはこうなります。

「まず基礎をしっかり押さえること」が、部分分数分解のコツです!

裏ワザ①:ヘヴィサイドのカバーアップ法を使って計算を爆速化する方法

部分分数分解の計算を一瞬で終わらせるために「ヘヴィサイドのカバーアップ法」を使いましょう。この裏ワザは、特定の状況で非常に役立ちます。

【例題2】

次の式を分解してみましょう。

普通の方法では、未知数 A,Bを使って計算しますが、ここではカバーアップ法を使います。

①まず、次のように分解します。

②A を求めるために、(x+1) の分母を消すため、両辺に (x+1) を掛けて x=−を代入します。

③同じように Bを求めるため、x=−2を代入します。

したがって、答えは次のようになります。

カバーアップ法を使えば、計算が驚くほど速く終わりますね!

裏ワザ②:公式を丸暗記せずパターン認識で解くコツ

部分分数分解の公式を覚えようとするのは大変ですよね。そこで、「分母の形を見てパターンを認識する」方法を紹介します。

【公式1:分母が1次式の積の場合】

【公式2:分母に1次式の二乗が含まれる場合】

これらの公式を利用して、次のような問題もスムーズに解けるようになります。

【例題3】

この場合、次のように分解します。

裏ワザ③:数値代入法で計算ミスを減らすテクニック

部分分数分解では、複雑な係数比較を避けたいときに「数値代入法」が非常に便利です。この方法は、特定の値を代入して未知数を一発で求めるものです。

【例題4】

次の式を分解してみましょう。

①分解式を次のように設定します。

②両辺に (x+1)(x+2)を掛けると、次の式が得られます。

③x=−1 を代入して、A を求めます。

④x=−2 を代入して、B を求めます。

したがって、答えは次のようになります。

数値代入法は特に簡単な計算ミスを防ぐために有効です!

裏ワザ④:共通分母が絡む複雑な問題を簡略化する手法

次に、分母に累乗や複数の因数が絡む場合の裏ワザを紹介します。特に、数列や積分で出てくる形に対応する方法です。

【例題5】

次の式を部分分数分解しましょう。

①分解式を設定します。

②両辺に (x+1)² を掛けて分母を消します。

③展開して整理します。

④係数を比較して連立方程式を作ります。

⑤これを解くと、次のようになります。

A=2,B=−1,C=2

⑥答えをまとめると、次のようになります。

このように、因数が複雑でもパターンに沿って分解できます!

部分分数分解の裏ワザの後に:公式と練習問題

部分分数分解は計算の基本ですが、やり方が分からないと挫折しやすい分野でもあります。ここでは公式や練習問題を通して、誰でも簡単に理解できる方法を伝授します。

部分分数分解とは?定義と使い方を図解でわかりやすく解説

部分分数分解とは、分数を複数の分数の和や差に分けることをいいます。これにより、積分や数列の和の計算がシンプルになります。

例えば、次のような形を考えてみましょう。

この計算方法が部分分数分解です。公式をうまく使えば、さらに複雑な分数も簡単に分解できます。

公式一覧!部分分数分解の主要パターンを網羅的に整理

部分分数分解にはいくつかの基本パターンがあります。これを知っておくと計算が一気に楽になります!

【公式1】分母が1次式の場合

【公式2】分母が1次式の二乗の場合

【公式3】分母が1次式と2次式の積の場合

練習問題でマスター!分母の形に応じた部分分数分解の具体例

公式を学んだら、実際に手を動かして練習するのが大切です。ここでは、分母の形ごとに代表的な問題を解きます。

【練習問題1】

次の分数を部分分数分解してください。

解答:

係数を比較します。

x の係数:A+B=3
定数項:−A+2B=5

連立方程式を解きます。

A=1/3,B=3/8の答えをまとめます。

積分で部分分数分解を使う実践的な例

部分分数分解は積分で大活躍します。次の例を考えてみましょう。

【例題6】

次の積分を計算しましょう。

部分分数分解をします。

係数を比較して A=1/2​、B=−1/2を得ます。

分解した形を積分します。

積分にも大きな効果を発揮しますね!

数列の和で部分分数分解を活用する方法

部分分数分解は数列の和でも使えます。次の問題で確認しましょう。

【例題7】

次の数列の和を求めてください。

各項を部分分数分解します。

部分分数分解を使って和を計算します。

この和は「テレスコーピング和」となり、途中の項が消えます。

答えは次のようになります。

このように、数列の和も簡単に解けます!

総括:部分分数分解の裏ワザまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

部分分数分解とは?
分数を複数の分数の和や差の形に分解するテクニックで、数列や積分で頻繁に使用されます。

裏ワザ①:ヘヴィサイドのカバーアップ法
特定の値を代入して係数を瞬時に求める方法で、計算スピードを劇的に向上させます。

裏ワザ②:公式を暗記せずにパターン認識
分母の形を見て公式に当てはめることで効率的に分解を行います。

裏ワザ③:数値代入法
係数比較の代わりに値を代入して未知数を一発で求めるミス防止のテクニックです。

裏ワザ④:共通分母が複雑な場合の処理
累乗や複数の因数が絡む問題も、基本パターンに従えば効率的に分解できます。

積分での活用例
部分分数分解を活用して複雑な積分を簡単に計算する手順を具体例で紹介。

数列の和での活用例
部分分数分解を使うと、テレスコーピング和を利用して簡単に計算できる。

主要な公式の整理
分母が1次式、二乗を含む場合、1次式と2次式の積の場合など、頻出の公式をまとめて解説。

練習問題と解説
基礎から応用まで幅広い問題を通して部分分数分解を実践的に学べる内容。

総括:効率的な計算のために
基本を押さえつつ裏ワザを活用することで、部分分数分解を素早く正確に行う方法を伝授。