「森ノ宮医療大学って“やばい”って聞いたけど本当?」

そんな疑問を抱えて検索された方は少なくないでしょう。

SNSやネット掲示板では、「Fラン」「偏差値が低い」「学費が高い」といったネガティブな印象が先行しがちです。しかし一方で、「国家資格取得率が高い」「就職率がすごい」といった声も聞かれます。

本記事では、森ノ宮医療大学が“やばい”とされる理由とその真相を徹底解説。

偏差値や入試難易度、学費、カリキュラム、そして就職実績まで、最新データをもとに総合的に分析します。進学を考えている方や保護者の方にとって、判断材料となる信頼性の高い情報をお届けします。

森ノ宮医療大学がやばいって本当?Fランと噂される理由

ネットでは「やばい大学」として噂されることもある森ノ宮医療大学。しかしその実態はどうなのでしょうか?ここでは、Fランという評価がどこから来ているのか、偏差値やネットの評判をもとに分析し、医療系大学としての真価を紐解いていきます。

SNSで「やばい」と話題の理由は?CMの印象とネット掲示板の噂

森ノ宮医療大学が「やばい」と検索される大きな理由の一つに、テレビCMの存在があります。カラフルでポップな演出や、軽快な音楽を用いたPR動画が「インパクトが強すぎる」「大学らしくない」とSNSで話題に。

特に受験生の保護者層からは「ふざけている」といった声もあり、印象が先行してネガティブなイメージに繋がっています。

https://twitter.com/mamu__cho/status/1707404664013275163

また、掲示板では「偏差値が低い」「誰でも入れる」といったコメントも見られますが、実際には学科によって倍率が4〜6倍と決して低くはありません。このように、「やばい」という評判の多くは、情報の断片が拡散されたものであり、実態とは異なるケースも多いのです。

森ノ宮医療大学は“やばいFラン”なのか?真相は偏差値と実績にあり

「森ノ宮医療大学=Fランでやばい」という評価は、必ずしも正確ではありません。たしかに一部の学科では偏差値が35.0という数字も見られますが、看護学部は偏差値50.0、理学療法学科は47.5と、医療系私立大学としては決して低すぎる水準ではありません。

特に医療系大学は受験科目が限定的なため、一般大学と同列の偏差値比較では実態をつかみにくい点もあります。以下に、学科別の偏差値と共通テスト得点率を一覧表で整理しました。

学部学科偏差値共通テスト得点率
看護学部看護学科50.074%
総合リハビリテーション学部理学療法学科45.0~47.574%
総合リハビリテーション学部作業療法学科42.5~45.071%
総合リハビリテーション学部言語聴覚学科42.561%
医療技術学部臨床検査学科45.071%
医療技術学部臨床工学科42.563%
医療技術学部診療放射線学科47.5~50.073%
医療技術学部鍼灸学科35.057%

引用:スタディサプリ進路

このように偏差値帯には幅がありますが、看護やリハビリ、放射線など国家資格が求められる専門職に直結した教育を行っているため、就職や資格取得の実績で高い評価を得ています。「偏差値だけ」で“やばい”と断じるのは、大きな誤解だと言えるでしょう。

「入試が簡単=やばい」は誤解

医療系大学の多くは、学力よりも“現場で活躍できる人材育成”を目的にカリキュラムを構成しており、入試の方式も推薦や総合型が多く用意されています。

森ノ宮医療大学も例外ではなく、基礎学力は求めつつ、面接や小論文、スポーツ実績といった評価軸を重視しているのが特徴です。学びの中心はチーム医療を見据えた実習・演習であり、入学後の教育支援も非常に手厚いです。

さらに、最新の実習設備が整ったキャンパスで、現場を想定した訓練が可能となっており、「実践力重視」の大学と言えるでしょう。

「Fラン」扱いされる背景とは?Eランとの違いも解説

「Fラン」という言葉は、定員割れや偏差値が測定不能な大学に対して使われる俗語です。実際のところ、森ノ宮医療大学はEランクに位置づけられており、これは偏差値40台〜50の大学に相当します(引用:大学ランキング.com)。

Eランは、偏差値による厳密な区分というよりは、「学力偏差値で中堅〜中下位層」のグループです。つまり、森ノ宮医療大学は「Fランではないが上位層ではない」という立ち位置になります。しかし、医療資格の取得率や就職実績の高さから見れば、その“実力”はFランのイメージとは程遠いと言えるでしょう。

森ノ宮医療大学はやばいは誤解!就職実績・学費・学びの魅力

偏差値だけを根拠に「やばい」と決めつけられがちな森ノ宮医療大学ですが、実際の就職実績や学費、教育内容を見れば、その評価は大きく変わります。ここでは、進学先としての“安心感”を裏付けるポイントをデータとともに紹介していきます。

就職率がやばいほど高い!資格取得率と主な就職先

森ノ宮医療大学は、医療系に特化した専門大学として、就職率・資格取得率ともに非常に高い水準を誇ります。

2023年4月〜2024年3月卒業生のうち、保健医療系学部全体での就職率は実質94.9%(就職希望者412名中391名が就職)を達成しています。特筆すべきは、医療・福祉業界への就職が全体の87.7%を占めている点で、即戦力として求められる人材を輩出していることが分かります。

【卒業後進路の実績(2023年度)】

学部(旧名称:保健医療)卒業者数就職希望者数就職者数進学者数医療・福祉就職者数
全体430名412名391名8名359名

【主な就職先(複数名実績あり)】

  • 大阪鉄道病院
  • 大阪急性期・総合医療センター
  • 高井病院
  • EMPOWERMENT
  • 日本生命病院
  • 医誠会国際総合病院
  • SYNERGY JAPAN
  • 大阪公立大学医学部附属病院
  • 済生会千里病院
  • ベルランド総合病院
  • あい・グループ

引用:パスナビ

このように、森ノ宮医療大学では地元関西圏の大規模医療機関や有名病院を中心に、安定した就職先が確保されており、就職活動での不安が少ないのも魅力の一つです。国家資格合格率も高水準を維持しており、実践的教育の成果がしっかりと現れています。

学費は本当に高い?年間コストと必要な物品

森ノ宮医療大学は医療系専門大学として、実習や専門設備が充実している分、学費はやや高めの設定です。しかし、国家資格取得や就職実績、学外実習費の込み価格である点を考慮すると、将来への投資としては十分妥当といえます。

【学費一覧表(1年次合計)】

※前期+後期合算/2025年度入学生用(予定)

学部・学科入学金授業料教育充実費合計金額
看護学部(看護学科)250,000円1,200,000円560,000円2,010,000円
総合リハビリテーション学部250,000円1,200,000円560,000円2,010,000円
医療技術学部(鍼灸学科以外)250,000円1,200,000円520,000円1,970,000円
医療技術学部(鍼灸学科)250,000円1,200,000円520,000円1,970,000円

引用:森ノ宮医療大学公式

さらに、以下のような実習用教材・被服費などの物品購入費も必要です。目安として、教科書代は年間5〜8万円、ユニフォームや実習器具で最大8万円がかかることがあります。

【主な別途費用の参考例(1年次)】

項目費用目安
教科書代約50,000〜80,000円
実習ユニフォーム等約20,000〜80,000円

また、一部学科では保健師課程や教職課程の履修、細胞検査士課程などで追加費用(例:教職課程登録料 5万円、実習費 6万円〜)が発生します。

医療系の専門的な学びを実現するためには一定のコストがかかりますが、それに見合った教育環境と就職実績が整っている点を踏まえると、高すぎるとは言い切れません。経済的負担に対しては、奨学金制度や教育ローンの活用も可能です。

学部・学科で学べる内容

森ノ宮医療大学では、医療現場で即戦力となる人材を育成するため、学部・学科ごとに高度で実践的な教育が行われています。以下は、各学部で取得可能な資格と学びの概要です。

《学部・学科一覧表》

学部学科主な学習内容・資格
看護学部看護学科看護師、保健師、養護教諭など
総合リハビリテーション学部理学療法学科理学療法士、チーム医療実習
作業療法学科作業療法士、臨床心理学、機能回復支援
言語聴覚学科言語聴覚士(2024年開設)、音声・言語の障害支援
医療技術学部臨床検査学科臨床検査技師、微生物検査・生化学など
臨床工学科臨床工学技士、医用機器操作、医用工学
診療放射線学科診療放射線技師、X線・MRI撮影技術、医療統計など
鍼灸学科はり師・きゅう師、中高保健体育教員免許(特修)

アクセスの良さも魅力!コスモスクエア駅徒歩1分の立地

森ノ宮医療大学のキャンパスは大阪市住之江区に位置し、最寄りの「コスモスクエア駅」から徒歩わずか1分という抜群のアクセスを誇ります。

主要エリアの梅田や難波からも30分程度で通学可能なため、近隣の大阪府内はもちろん、兵庫や奈良、京都などからも通いやすい立地です。通学の利便性は、大学生活の質や継続性に直結する重要なポイント。都心にあることで、医療機関での実習や就職活動にも有利に働くでしょう。

オープンキャンパスで分かる“やばくない”実態|参加者の声と体験内容

毎年開催されている森ノ宮医療大学のオープンキャンパスでは、学科別の模擬授業や在学生との交流、キャンパスツアーなど、大学のリアルな姿を体験できます。

参加者の多くが「施設が綺麗で最新設備が整っていた」「先生との距離が近くて質問しやすかった」といった好印象を持っており、SNSでもポジティブな口コミが多く見られます。「やばい」というネガティブな先入観を払拭するためにも、まずは現地に足を運ぶことが大切です。

実際の雰囲気に触れることで、安心して志望校に決められる材料になるでしょう。

総括:森ノ宮医療大学がやばいFランは誤解!まとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  • 「やばいFラン」という評価は誤解
     一部学科の偏差値は低いが、看護や診療放射線などは偏差値50前後で医療系私大として標準的。
  • 入試難易度は学科によって異なる
     倍率は最大で8倍を超える学科もあり、決して「誰でも入れる」大学ではない。
  • 就職率は非常に高い
     2023年度の就職率は約94.9%、特に医療・福祉分野への就職が多い。
  • 国家資格の合格率も高水準
     看護師、理学療法士などの資格取得実績が強み。
  • 学費は高めだが内容に見合う
     1年次の学費は約200万円、実習費や教材費込みで妥当な水準。
  • カリキュラムは実践的で専門的
     チーム医療や現場対応力を重視した教育内容が特徴。
  • アクセスが非常に良い
     大阪・コスモスクエア駅から徒歩1分と通学が便利。
  • オープンキャンパスの評判も良好
     実際に訪れた参加者からは「施設が綺麗」「先生が親しみやすい」などの好評な声が多数。