「日本ウェルネススポーツ大学ってやばいの?」

そう検索してこの記事にたどり着いた方は、進学を検討している、あるいは保護者として気になっている方かもしれません。ネット上では「偏差値が低い」「Fランでは?」「キャンパスが古い」など、ネガティブな印象を持たれがちなこの大学。

しかし、実際のところはどうなのでしょうか?

本記事では、データや卒業生の活躍、施設や環境などあらゆる面から、「やばい」の真相を徹底検証します。読み終える頃には、あなた自身で“本当にやばいのか”を判断できるはずです。

日本ウェルネススポーツ大学はやばい?評判や偏差値・学費

日本ウェルネススポーツ大学は、体育・スポーツ分野に特化した私立大学として2012年に設立されました。しかしその若さや偏差値の低さから、一部では「やばい大学」とも呼ばれることがあります。

ここでは、その実態を「偏差値」「施設」「アクセス」「学費」「就職」などの視点から分析します。

日本ウェルネススポーツ大学の偏差値は本当にやばい?

日本ウェルネススポーツ大学の偏差値は35.0で、学部は「スポーツプロモーション学部」1つのみです。この数値は私立大学全体の中でも下位層に位置づけられ、いわゆる「Fラン」と見なされる水準にあります。

学部名学科名偏差値共通テスト得点率
スポーツプロモーション学部スポーツプロモーション学科35.0-(非公表)

引用:スタディサプリ進路

ただし、偏差値は筆記試験での得点力を測るものであり、実技・スポーツ実績を重視する大学では必ずしも本質的な評価軸とは言えません。

特に日本ウェルネススポーツ大学では、通信課程との併用や競技活動との両立支援など、学力以外の“実践力”や“柔軟性”が評価基準となっています。そのため、偏差値だけで「やばい」と判断するのは早計です。

キャンパスや施設がやばい?“廃校再利用”は魅力かネックか

日本ウェルネススポーツ大学の茨城本校舎は、廃校となった小中学校の施設を再活用して設置されたユニークなキャンパスです。文部科学省の「廃校活用プロジェクト」第1号として認定され、地域活性化やコスト削減の観点からも注目されています。

校舎名旧校舎名所在地備考
1号館旧・利根中学校茨城県北相馬郡利根町布川13772007年閉校施設を活用
2・3号館旧・布川小学校茨城県北相馬郡利根町布川16492008年閉校施設を活用

一方で、「大学らしくない」「設備が古い」といった口コミも見受けられます。しかし、最新の人工芝グラウンド(2023年整備完了)や体育館、専門寮など、スポーツに必要な設備は充実。建物の外観はレトロですが、競技環境としては一定の水準をクリアしています。「やばい」と感じるか「温かみがある」と思うかは、まさに受け取り方次第です。

アクセスがやばい?通学環境とサテライトキャンパスの利便性

日本ウェルネススポーツ大学の茨城本校舎は、最寄り駅のJR成田線「布佐駅」から徒歩約15分の距離にあり、バスも運行していますが、日中の便数は2時間に1本程度と限られており、アクセスの悪さは課題とされています。車がないと不便という声も多く見受けられます。

キャンパス名所在地最寄駅からのアクセス
茨城本校舎茨城県北相馬郡利根町JR布佐駅から徒歩15分/バス(10時〜16時:2時間に1本)
東京サテライト東京都練馬区旭町地下鉄成増駅から徒歩3分/東武成増駅から徒歩7分
北九州サテライト福岡県北九州市八幡東区JR八幡駅+バス約15分
沖縄サテライト沖縄県沖縄市海邦地元バス利用/詳細未公表

しかし、全国4拠点にサテライトキャンパスがあるため、地元に近い場所で通学・競技が可能という利点もあります。さらに、野球部専用寮を含む学生寮も複数整備されており、遠方からの学生でも生活面をカバーできる体制が整っています。通学の不便さはあるものの、柔軟な学習環境でリカバリー可能な点が特徴です。

学費は高い?安い?体育系大学との比較で解説

日本ウェルネススポーツ大学の学費は、体育系大学の中でも比較的抑えられた設定です。特に通学課程(全日制)は年間108万円(入学金含む)で、他の私立体育大と比べて半額近い水準です。また通信制課程も年間78万円と、柔軟な学習スタイルが可能な割にはコストパフォーマンスが良いといえます。

課程年間学費(1年次)入学金特徴
通学課程1,080,000円220,000円体育大学の中では割安
通信課程780,000円120,000円通信制として標準的

引用:日本ウェルネス大学

この金額で保健体育の教員免許や保育士資格、JFA公認ライセンスなど多様な資格取得が可能であり、コスト以上の価値を見出す学生も少なくありません。特に競技生活と学業の両立を目指す学生には、「安い」と評価される理由も納得できる内容です。費用面だけでなく、学びの成果までを見て判断することが重要です。

日本ウェルネススポーツ大学はやばい?有名人や強み

「やばい」と検索される大学には、必ず“裏の顔”があります。日本ウェルネススポーツ大学の場合、それはスポーツ分野における圧倒的な実績と、専門性を重視した教育体制です。ここでは、卒業生の実績、大学の強み、資格制度、成長スピードなどから“ポジティブなやばさ”を掘り下げていきます。

実はすごい?在学生・卒業生の有名人とその実績

日本ウェルネススポーツ大学は、創立から日が浅いにもかかわらず、ゴルフ界を中心に驚異的な成果を挙げているプロアスリートを多数輩出しています。特にゴルフ部は、通信制で学びながら競技に専念できる環境が整っており、プロツアー出場中の選手も多数在籍しています。以下は、代表的な有名在学生・卒業生の実績です。

名前種目主な実績
稲見萌寧女子ゴルフ東京五輪銀メダル(2021)、2020-21賞金女王、ツアー通算13勝(卒業生)
吉田優利女子ゴルフ全米女子オープン出場(2019)、ツアー3勝、2023年優勝(在学中)
西郷真央女子ゴルフ日本女子アマ優勝(2019)、ツアー通算6勝(在学中)
石坂友宏男子ゴルフ2020年ダンロップフェニックス2位、プロゴルファー(在学中)
臼井麗香女子ゴルフ「黄金世代」メンバー、ツアープロとして活躍中(在学中)
菅原祥太野球千葉ロッテマリーンズ元選手

特に注目すべきは、ゴルフ部の在籍プロ選手が男女合わせて10人、うち6人がシード権保持者という事実です(2021年度実績)。これは日本全国の大学でも極めて稀なケースであり、競技に集中しながら「大卒資格」を取得できる制度が、若いプロ志望選手に支持されている要因となっています。まさに、「やばい」と言われる実力は、ネガティブではなく“圧倒的な強さ”を意味しているのです。

スポーツに打ち込める学習環境が“やばい”ほど充実

日本ウェルネススポーツ大学は、スポーツと学習の両立を真剣に考える学生にとって、まさに理想的な環境を提供しています。特に特徴的なのは、「通学課程」と「通信課程」の2スタイルから選べる学習システムです。大会や遠征が多いアスリートにとって、時間と場所に縛られずに学べる仕組みは大きな強みです。

学習スタイル特徴
通学課程(全日制)茨城・東京・北九州・沖縄の各キャンパスに通学、施設利用が可能
通信課程在宅で学習、競技と両立しやすく、プロ活動中でも単位取得が可能

さらに、学内施設も競技に集中できる仕様となっており、専用の人工芝グラウンド、体育館、アスリート向け食堂を完備。野球部やゴルフ部は全国レベルの選手が所属し、プロ輩出実績も豊富です。こうしたハード・ソフト両面のサポート体制があることで、「競技活動に本気で打ち込みながら学士号を取得する」という目標が現実的に叶えられます。

このように、“やばい”ほどの充実度を誇る学習環境は、スポーツを極めたい学生にとって大きな魅力となっています。

取得できる資格が豊富で“実務向き”な大学

日本ウェルネススポーツ大学では、スポーツ・教育・福祉といった幅広い分野で活躍できる「実務系資格」が多数取得可能です。特に、指導者や保健体育教員、福祉系職種を目指す学生にとって、有利なキャリア形成が可能です。資格取得は学内の所定科目を履修し、必要な単位を修得することで対応できます。

また、星槎大学との連携によって教員免許にも対応しており、教育系志望の学生にも実践的な支援体制が整っています。

以下は主な取得可能資格の一覧です。

資格名分野発行団体
中学・高校教諭一種免許状(保健体育)教育文部科学省(星槎大学連携)
保育士資格保育・福祉厚生労働省
幼児体育指導者2・3級幼児教育・指導日本幼少年体育協会
実践健康教育士健康・教育日本健康教育士養成機関(NPO法人)
サッカーC級コーチスポーツ指導公益財団法人日本サッカー協会(JFA)
JFA公認審判員資格(2〜4級)スポーツ審判公益財団法人日本サッカー協会(JFA)
スポーツリーダー地域スポーツ指導公益財団法人日本スポーツ協会
アシスタントマネジャースポーツマネジメント公益財団法人日本スポーツ協会
初級障がい者スポーツ指導員福祉・障がい者支援公益財団法人日本障がい者スポーツ協会
高齢者運動指導士高齢者福祉・健康日本高齢者運動機能向上研究会(一般社団法人)

多様なキャリアを描く上で、これだけの資格ラインナップがある大学は非常に珍しく、「即戦力」を求められる現場志向の学生にとって大きな魅力となります。

大学としては“若い”けど成長スピードが速い

日本ウェルネススポーツ大学は、2012年に開学した比較的新しい私立大学です。しかし、その発展のスピードは驚異的で、設立からわずか10年余りで複数のサテライトキャンパスや学生寮を整備し、プロアスリートの輩出にも成功しています。

特にゴルフ・野球・バレーボールといった競技で活躍する学生を支援するための環境整備が進み、今では全国に4つの学習拠点を構えるまでに成長しました。地域連携や国際交流も積極的で、地方体育系大学としては異例の広がりを見せています。

以下は、大学の成長を示す主な展開内容です。

年度主な出来事
2012年大学開学(茨城本校舎)
2013〜2023年バドミントン館・人工芝グラウンド・運動部寮(第1〜第8)など施設を順次整備
2018年通学課程(全日制)が認可される
2019年〜サテライトキャンパスを東京・北九州・沖縄に開設
2023年グラウンド拡張、人工芝整備、プロスポーツ選手多数輩出(例:稲見萌寧、吉田優利など)

短期間でこれほどの規模拡大を果たした大学は希少であり、今後さらに注目を集める存在となることは間違いありません。

「やばい=悪い」とは限らない!ネット上の評判とのギャップとは

「日本ウェルネススポーツ大学 やばい」と検索すると、偏差値の低さやアクセスの不便さ、施設の古さなど、否定的な口コミが多く表示されがちです。確かに学力基準だけを重視すれば、他大学と比較して見劣りする点はあるかもしれません。

しかし実際には、大学の“やばさ”がポジティブに機能している側面も存在します。競技中心の生活や資格支援、全国各地から集まる仲間との絆など、在学生や卒業生からの満足度は高いという声も多くあります。

以下に、よくある口コミ内容と実際のギャップをまとめました。

評判・口コミ実際の評価・事実
偏差値が低い実技・通信制中心の大学であり、偏差値だけで評価できない(偏差値35.0)
施設が古く“やばい”廃校再利用でレトロ感はあるが、人工芝グラウンドや体育館などは新設・整備されている
アクセスが悪い地方本校は確かに不便だが、東京・北九州・沖縄にサテライトキャンパスを展開
就職実績が不明公開情報は少ないが、スポーツ業界・教育・福祉分野などでの進路実績あり
生徒数が少なく規模が小さい少人数制のため、学生一人ひとりに目が届く教育環境がある

このように、「やばい=悪い」とは限らず、それを“個性”や“特色”として活かすことができる人にとっては、非常に魅力的な大学だといえるでしょう。選ぶべきは「世間の評価」ではなく「自分に合うかどうか」です。

総括:日本ウェルネススポーツ大学はやばい?まとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  • 偏差値は35.0で「Fラン」扱いされがち
     → しかしスポーツ重視の大学のため、偏差値だけで判断できない。
  • キャンパスは廃校を再利用
     → 建物は古いが、人工芝グラウンドや体育館など設備は整備済み。
  • アクセスはやや不便
     → 茨城本校は駅から徒歩15分+バス本数少なめだが、東京・北九州・沖縄にもサテライトあり。
  • 学費は体育系としては割安
     → 通学課程108万円、通信課程78万円(1年次)。費用対効果は高い。
  • 就職先の情報は非公開だが支援体制はあり
     → スポーツ指導者や教育・福祉系など専門職への進路が豊富。
  • 有名卒業生多数で実績が豊富
     → 稲見萌寧(五輪銀)、吉田優利、西郷真央などプロアスリートを輩出。
  • 学習スタイルが柔軟
     → 通学+通信で競技と学業の両立がしやすい。
  • 取得できる資格が多い
     → 教員免許、保育士、スポーツ指導資格など“実務向け”が充実。
  • 大学設立は2012年で成長スピードが速い
     → 全国4拠点展開、寮や施設も順次整備。
  • 「やばい」は悪い意味だけではない
     → ネットの評判と実際の充実度にギャップあり。「競技に本気」の学生には最適な環境。