才能は開花させるものセンスは磨くもの!
この言葉は、ハイキューの青葉城西の及川徹の名言です。漫画で見てもアニメで見ても鳥肌もの名セリフではないでしょうか?

このシーン、自分のタブレットでも何回も何回も読み直して、全てのシーンが完全に頭に焼き付いているぐらい大好きです。
※ハイキュー17巻の146話「才能とセンス」ってところで読めます。ぜひ読んで欲しいです。
この名言については、人生全般について深く考えるいい機会になると思います。だから、この言葉の真意を深掘りしたい。
そこで本記事では、「才能は開花させるものセンスは磨くもの」という名言を徹底解説します。最後は塾ブログっぽく、勉強に役立つ話もしていこうと思います。
才能は開花させるものセンスは磨くもの!ハイキュー及川徹の名言の全て

まず最初に、ハイキュー及川徹の名言「才能は開花させるものセンスは磨くもの」を改めて振り返ってみましょう。
どういうシーンで、及川の口からこの名言が出てきたのでしょうか?
及川は己の才能の限界を感じていた
及川は影山と対比関係にあるキャラでしょう。
天才の影山に対し、優等生で努力家の及川。
年齢的には及川の方が上だけど、才能は確実に影山の方が上。時間の問題でいつか影山に追い越されてしまう…
及川自身はそう確信していたし、それが象徴的に現れていたシーンもありましたね。
それがこちら↓

このシーンで及川は、影山には自分にない才能があることを認めています。
及川のセリフ↓
急速に進化するお前に 俺は負けるのかもしれないね
でも それは今日じゃない
このシーンも、かなり胸熱なシーンでファンも多いのでは?と思います。
ただ、及川自身は自分の才能が後輩の影山に劣っていることは確信していたし、だからこそ努力もしてきた。
でも、埋めようのない才能の差に悩まずにはいられなかった…
及川と監督とのやりとりが熱い
及川の名言「才能は開花させるものセンスは磨くもの」が生まれる前には、及川と監督とのやりとりがありましたね。
正直、及川の名言よりも監督のセリフの方が人生的には学べることが多いようにも思えます。
ある時及川は、己の才能の限界について監督に相談していました。その時、監督にこう言われます。

及川自身は自分の才能の上限についてある程度は自分のことを客観視しています。それができた(そうせざるをえなかった)のは、当然ですが影山の存在が大きいです。
しかし、監督は及川の才能の上限がまだ上にあると思っています。だから、及川を励ます意味も込めてこう言います。

ここのセリフが、とっても印象的で、自分の中では及川の名言よりこっちの方が名言。
監督のセリフ↓
自分より優れた何かを持っている人間は 生まれや時点で自分とは違い
それを覆すことなど どんな努力・工夫・仲間を持ってしても不可能だと嘆くのは 全ての正しい努力を尽くしてからで遅くない
この監督の名言は沁みますね…
世の中、確かに生まれ持った才能の差はある。そして、それがどう頑張っても覆せないってことも当たり前にある。もうそれは綺麗事抜きにそう。
でも、それが分かる瞬間はいつなの?って話です。
それが、「全ての”正しい”努力を尽くしてから」ってことですね。そういう意味では、及川はまだ正しい努力をし尽くしていない。少なくとも、監督はそう思っているわけです。
このシーン、「正しい努力」って言ってるのもいいんですよね。努力の方向性ミスると、上手くいくものも上手くいかないですからね。
諦めるか・己の可能性を信じて突き進むか
及川は、一度は自分の才能の限界(上限)を感じ、諦めようとしていました。
でも、そんな及川の心を動かしたのが、監督の以下のセリフ。

監督のセリフ↓
“自分の力はこんなものではない”と信じて 只管まっすぐに道を進んでいく事は
“自分は天才と違うから”と嘆き諦める事より 辛く苦しい道であるかもしれないけど
この監督の言葉も、まあ考えさせられますね。
正直、人生どこかで諦めないといけない時ってあります。受け入れ難い現実を受け入れないと、前に進めない時って絶対にある。でも、己の可能性を信じて突き進むことを選択することも出来る。
諦めて違う道を探すことと、諦めずに己の可能性を信じて突き進むこと。これ、どっちが正しいの?
正直、こんなもの答えはない。少なくとも、それを決めている時点では正解などない。
でも、青葉城西の監督の見解はこう。
「諦めることも出来るけど、諦めずに自分の可能性を信じて進むことも出来る。確実に言えるのは、辛いのは後者。さあ、君はどう生きる?」
こんな感じかな〜と思うわけです。
才能はいつ花開くか分からないもの
才能があったとしても、その才能はいつ日の目を浴びるのでしょうか?
そんなもの、誰にも答えは分からない。
及川自身もそのことは十分に分かっていた。だからこう発言しています。


人生には、若くして成功する人もいる一方、大器晩成タイプもいます。才能がいつ開花するか分からないことを示すいい事例ですね。
でも、才能を開花させたいのであれば、考え方が大事。
才能開花のチャンスは今日かもしれない。明日かもしれないし、30歳になってからかもしれない。
でも、「開花する事はないと思っていたら、一生才能は開花しない」ってこと。そして、それを自分に言い聞かすかのように、及川の名言が飛び出します。

才能は開花させるもの-センスは磨くもの!!!
才能とセンスの違いについて
及川の発言を聞くと、ちょっと疑問に思うこともありますよね?
・才能とセンスの違い
これって、どこにあるのでしょうか?
感覚的には、才能は生まれ持っている能力で、センスは後から身につける技術的な感じかな?と思います。
昨今では、才能もセンスも同じような意味合いで使われることが多いので、ちょっと混乱しますよね。
ただ、及川のセリフから自分はこうも考えれるな〜と思います。
“センスを磨いていくことが、才能が開花させることに繋がる”
作者はこうは言っていないけど、自分はそう読めたし、そう考えて生きていくのも悪くないと思えます。
才能は開花させるものセンスは磨くもの!の意味が分かったら

ここまでは、ハイキュー及川が残した名言「才能は開花させるものセンスは磨くもの!」について詳しく解説してきました。
そこで最後は、及川の名言を理解した上で、自分の人生にどう活かすのかも考えてみたいと思います。
才能がないことはすぐ分かるが才能があるかは意外と分からない
才能の有無について、ちょっと考えることがあります。
正直、才能がいつ開花するか分からない以上、能力の上限を自分で決めつけるのは良くないと考えることもできます。
でも、全ての人が、全ての領域において才能が無限大なのか?と言われたらそんなわけはない。
例えば勉強という競技でもそう。
勉強は遅咲きの子がいるのは事実だから、全員に可能性があると思われてるかもしれないけど、実際そんなことはありません。知能は遺伝要因の影響を相当受けるので、ある程度は能力が事前に分かってしまうのもまた事実。
才能があるかは正直分からないけど、才能がないってケースはすぐに分かる。
残酷だけど、才能ってそんなもの。
勉強だけじゃなくて、スポーツにせよ音楽にせよ芸術にせよ、自分が才能ないと感じる領域については、おそらく才能開花はない。そもそも開花させる才能がないんだから…
だからさ、己の才能が開花する可能性が高いところでセンスを磨くことが何より大事だと思うわけ。
ハイキューだって、及川が仮に「相撲」やってても、多分才能は開花しないよね?バレーボールっていう領域だから才能が開花したって話なので。
人生に悩んだらハイキューを読もう(笑)
ハイキューという漫画は、本当に元気をもらえる漫画だと思います。
個人的に一番元気が出ると思うのは、鵜飼監督のこのセリフ。

このセリフは、ハイキュー21巻で鵜飼監督が白鳥沢との試合で挫けそうになっているチームに向けて放った言葉です。
めちゃくちゃいいシーンです。。。
だからさ、人生悩んだらハイキュー読んどけば良くない?って話です。人生で大事なことなんて、大抵はジャンプコミックスに書いてあるんだから。笑
悩んでるぐらいなら、ハイキュー全巻ポチって上を向きなさい。
総括:才能は開花させるものセンスは磨くもの!まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
「才能は開花させるものセンスは磨くもの」の背景
- ハイキューの及川徹の名言であり、才能を開花させるためには努力が必要であるというテーマ。
- 及川は天才の影山に劣る自分の才能に悩みつつも、努力を続ける姿勢を示している。
監督との対話と正しい努力の重要性
- 監督から「正しい努力を尽くしてから諦めても遅くない」と励まされ、及川は再び挑戦する道を選ぶ。
- 努力の方向性を見誤らないことの重要性が語られる。
才能がいつ開花するかは未知数
- 才能が開花する時期は個人差があり、大器晩成型もいる。
- 才能がある可能性を信じ続けることが、才能開花への鍵である。
才能とセンスの違い
- 才能は生まれ持った能力、センスは磨くことで向上する技術的な要素と解釈。
- センスを磨くことで、才能の開花に繋がる可能性がある。
人生への応用
- 才能がない分野ではなく、自分が開花しやすい領域でセンスを磨くことが大切。
- ハイキューは人生の教訓を与えてくれる漫画で、悩んだ時に読むことを推奨。
