こんにちは!塾長です。

今日は「たすき掛けの因数分解」にお悩みの皆さんに、とっておきの解き方や裏ワザを伝授します!

数学の中でも少しややこしいと思われがちな因数分解ですが、たすき掛けを使えば意外と簡単に解けるんですよ。しかも、コツを覚えればスピードもアップ!

この記事では、たすき掛けの基本から応用までを楽しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、因数分解マスターを目指しましょう!

たすき掛けの因数分解の裏ワザ:効率的な計算方法

たすき掛けの因数分解は、二次式を解くために便利な方法の一つです。この方法を知るだけで、複雑に見える問題でもスムーズに解けるようになります。

ここでは、初心者でも理解できるように、たすき掛けの基本から裏ワザ的なテクニックまで解説します。計算例をたくさん取り入れて、実践的な解き方を身に付けられる内容です。

たすき掛けとは?基本の手順と仕組みをわかりやすく解説

たすき掛けとは、二次式を因数分解するための便利な方法です。

名前の由来は、式の係数を斜めに掛け合わせる動作が「たすき」に似ていることからきています。これを使えば、二次式を簡単に積の形に分解できます。

たとえば、次のような式を考えてみましょう。


3x² + 7x + 2

この式を因数分解すると、次のように表せます。


(3x + 1)(x + 2)

これを解く過程を4つのステップに分けて説明します。

初心者でもわかる!たすき掛けを使った因数分解の具体例

さっそく具体例で練習してみましょう。まずは次の式を因数分解してみます。

例題:次の式を因数分解してください。


2x² + 5x + 3

ステップ1:係数に注目しよう

最初に、係数「2」と定数項「3」に注目します。それぞれを掛け算して得られる数字のペアを探しましょう。

2を作る組み合わせ


1 × 2

3を作る組み合わせ


1 × 3

ステップ2:たすき掛けの表を作ろう

次に、それぞれのペアを表にして、掛け合わせてみます。

斜め掛け1斜め掛け2足し算の結果
131 × 3 = 32 × 1 = 23 + 2 = 5

最後の足し算の結果が 5x(一次の係数)に一致していますね!この組み合わせが正解です。

ステップ3:因数分解の形に直そう

表から、答えを次のようにまとめます。


(2x + 3)(x + 1)

これで因数分解完了です!

計算ミスを防ぐ!たすき掛けを成功させる3つのポイント

たすき掛けで計算ミスを防ぐには、以下のポイントを押さえましょう。

  1. 符号の扱いに注意
    たすき掛けでは符号を間違えやすいので、掛け算と足し算の際に確認しましょう。
  2. 候補を全部試す
    複数のペアがある場合、必ず全ての組み合わせを試して正しいものを選びます。
  3. 途中計算を丁寧に記録する
    ミスを防ぐため、表やメモに計算過程を残しておくことが重要です。

たすき掛けの裏ワザ!解法をスピードアップするテクニック

たすき掛けをさらに早くする裏ワザをご紹介します。それは、「互いに素」という考え方を利用することです。

互いに素とは?
互いに素とは、共通の約数が「1」しかないペアのことです。例えば、次の数字の組み合わせが互いに素です。

  • 2 と 5
  • 3 と 4

このルールを使うと、たすき掛けで候補を一気に減らせます。

例題:


6x² + 11x + 4

たすき掛けの因数分解の裏ワザ;実践練習と応用

たすき掛けは基本的な因数分解だけでなく、受験で求められる応用問題でも威力を発揮します。特に文字が複数含まれる式や複雑な二次式では、たすき掛けを使うと効率よく解けます。

ここでは、応用的な問題への対応方法を解説し、受験や定期テストでの得点力アップをサポートします。さらに、時短で正確に解くためのコツやおすすめの練習法も紹介します。

練習問題で実力アップ!基本から応用まで5問を解説

たすき掛けのスキルを磨くには、問題を解いて慣れることが一番です。ここでは、初級から上級までの5問を一緒に解いてみましょう。

初級問題:次の式を因数分解してください。


x² + 5x + 6

ペアを探す
定数項「6」のペアは次の通りです。


(1, 6), (2, 3)

②足し算を確認
足して「5」になるのは 2+3=5 ですね。このペアが正解です。

③因数分解


(x + 2)(x + 3)

中級問題:次の式を因数分解してください。


2x² – 7x + 3

ペアを探す
係数「2」と定数項「3」を分解します。


2: (1, 2)
3: (1, 3), (-1, -3)

②たすき掛け表を作る

斜め掛け1斜め掛け2足し算の結果
1-31 × -3 = -32 × -1 = -4-3 + -4 = -7

③因数分解


(2x – 3)(x – 1)

2文字以上の式をたすき掛けで解く応用テクニック

次に、複雑な式を扱ってみましょう。以下の式を因数分解します。


2x² – 5xy + 3y²

①整理する
x を基準に式を整理します。


2x² – 5xy + 3y² = (2x – 3y)(x – y)

②たすき掛けで因数分解する
2 と 3 のペアを使い、斜め掛けして確認します。

テスト対策に最適!たすき掛けの時短練習法

たすき掛けは、慣れるとどんどん早く解けるようになります。以下の練習法を試してみましょう。

  1. 5分チャレンジ
    時間を測り、1問あたり5分以内で解く練習をします。
  2. 頻出問題パターンを押さえる
    ax²+bx+caの形で、係数が小さいものから始めるとよいです。
  3. 過去問の活用
    定期テストや模試の過去問を活用して実戦形式で練習します。

たすき掛けの解法を応用!受験で出る複雑な問題の攻略法

共通テストや模試では、たすき掛けを使った応用問題がよく出題されます。次のような例を解いてみましょう。

例題:


3x² + 8xy + 4y²
  1. ペアを探す
    係数 3 と定数項 4 を分解します。
  2. たすき掛けの確認
    (3x+4y)(x+y) と因数分解されることがわかります。

無料の教材とツールでたすき掛けを習得しよう

たすき掛けをもっと練習したいなら、以下の教材やツールがおすすめです。

  1. オンライン教材
    無料で学べるサイトや動画講座を活用しましょう。
  2. 練習アプリ
    例えば、「因数分解トレーナー」などのアプリでゲーム感覚で練習できます。
  3. ワークシート
    PDFでダウンロード可能な練習問題集も便利です。

総括:たすき掛けの因数分解の裏ワザまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

たすき掛けの基本

  • 二次式を因数分解する方法で、係数を斜めに掛ける操作が特徴。
  • 名前の由来は「たすき」の形状に似ていることから。

たすき掛けの手順

  1. 二次式の係数(a, c)を分解し、可能なペアを探す。
  2. 各ペアを使い斜め掛けを行い、足し算して1次の係数(b)になるか確認。
  3. 正しいペアを使い因数分解の形にまとめる。

具体例

  • 問題例を挙げ、たすき掛けを具体的な数値で解説(例:3x² + 7x + 2 → (3x+1)(x+2))。

計算ミス防止のコツ

  1. 符号の確認を徹底する。
  2. 全てのペアを試し、確実な解を選ぶ。
  3. 計算過程を記録し、検算を行う。

裏ワザ的テクニック

  • 「互いに素」になるペアを優先的に選ぶことで、候補を減らしスピードアップ。
  • 難しい問題への対応方法や練習法も提案。

応用問題と受験対策

  • 文字が複数含まれる複雑な式の因数分解方法を解説。
  • 定期テストや受験での頻出パターンと攻略法も紹介。

練習問題

  • 初級から応用まで段階的な5問を用意し、実践力を養成。

時短練習法

  1. 制限時間を設けた問題演習。
  2. 過去問を用いた実戦形式の練習。

無料教材とツールの紹介

  • オンライン講座や因数分解練習アプリ、ダウンロード可能なワークシートを提案。