トーマス塾の口コミはやばい？宗教や事件は誤解 - 神戸市灘区水道筋王子公園の学習塾リアル-小中学生公立高校受験専門

「トーマス塾はやばい」という検索ワードを目にして、不安に感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。

中学受験や高校受験のサポートをする個別指導塾の中でも、TOMAS（トーマス）は大手でありながら、過去の事件や噂によって悪い印象を持たれているケースがあります。

しかし、インターネット上に出回っている情報には、誤解や偏見が混じっていることも少なくありません。

本記事では、「やばい」と言われる理由や過去の問題の真相を明らかにしつつ、トーマス塾の指導体制や料金、他塾との違いを客観的に検証します。入塾を検討している方が安心して判断できるよう、事実に基づいた情報を丁寧に解説します

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トーマス塾はやばいって口コミは本当？不安の正体と事実

「やばい」と噂されるには、必ず何らかの理由や背景があります。トーマス塾に関しても、過去の経営上の問題や料金制度、営業体制などに関する報道や体験談が、その原因になっています。ただし、その内容を正しく理解せずに一部だけが広まることで、誤解を生んでいるケースも多くあります。ここでは、そうした「やばい」と言われる根拠と事実を一つひとつ掘り下げていきます。

粉飾決算問題とは？TOMASの売上水増し事件

トーマス塾（TOMAS）を運営する株式会社リソー教育は、2014年に約83億円規模の粉飾決算問題を起こし、教育業界に衝撃を与えました。この事件では、2007年から2013年までの約6年にわたり、実際には実施されなかった授業を「当日キャンセル扱い」にして売上として計上していたのです。

具体的な問題点は以下のとおりです。

問題点	詳細
水増しされた売上	授業をしていないのに「当日キャンセル」扱いにし、返金せず売上に計上
粉飾の手口	本来は返金すべき授業料を、ルールを逆手に取り“売上”として記録
発覚期間	2007年～2013年（6年以上にわたり不正が継続）
金額の総額	約83億円の売上水増し
指摘された運営上の問題	営業マンが授業を販売し、実際の講師とは別。返金規定の運用も不透明なケースが存在

引用：zakzak

とくに問題視されたのは、「授業を受けていないのに欠席扱いで返金されない」という仕組みを、売上操作に利用していた点です。また、営業担当者が保護者対応を行い、指導経験のないまま授業を販売する構造も、教育機関としての倫理性を欠いていました。

この件を受けて、同社は内部統制の見直しや監査体制の強化を実施。現在は改善が進んでいますが、「やばい」というイメージがネット上で語られる背景には、こうした過去の不祥事が根深く関係しているのです。

営業担当と講師の役割が分離している問題

トーマス塾（TOMAS）では、営業担当と講師が完全に分業されています。具体的には、入塾面談や学習提案・料金説明を担当するのが「営業職」、そして実際の授業を行うのは「講師職」という体制です。これは大手個別指導塾に多く見られる形式で、営業が保護者対応・戦略的なカリキュラム設計に集中できる一方で、実際に授業を受け持つ講師との連携不足が課題となることもあります。

以下は、トーマス塾の営業と講師の分業によるメリットとデメリットを整理したものです。

項目	メリット	デメリット
分業体制	営業が学習プラン設計に専念し、保護者対応も迅速	実際の指導内容と提案内容に差が出ることがある
営業トーク	戦略的なカリキュラム提案が可能	過剰な期待を持たせるケースがある（例：「偏差値10上げます」など）
保護者対応	面談対応が専門職で丁寧	営業の押しが強いという口コミもあり
講師との連携不足	負担を分散できる	講師が提案内容を知らないまま授業を開始するケースもある

とくに「営業マンが非常に強引だった」「電話勧誘がしつこい」といった声は、口コミサイトやSNSでも散見されており、こうした点が「商業色が強すぎる」という評価につながっています。

ただし、これはトーマス塾に限らず、全国チェーン型の個別指導塾では共通して見られる傾向です。営業と講師の連携がうまくいけば効果的な指導が実現する一方、情報共有が不足すれば不満につながるリスクがあることを理解しておく必要があります。

宗教っぽいって本当？その誤解と実態

「トーマス塾宗教」と検索される背景には、一部の保護者や生徒が感じた“熱量の高すぎる指導”や“強めの営業トーク”が影響していると考えられます。特に面談や体験授業での「絶対に伸びます！」「可能性は無限です！」というようなモチベーション強化を目的としたフレーズが、まるで“洗脳”のように受け取られたケースがあるようです。

しかし、トーマス塾自体は教育事業を行う東証プライム上場企業「リソー教育」が運営しており、宗教団体との関係性は一切ありません。また、理念や教育方針も極めて一般的なもので、個人指導による成功体験の積み重ねを目的としています。

以下は、「宗教っぽい」と誤解されやすい要素と、その実際の運用目的をまとめた表です。

誤解されやすい要素	実態・目的
「絶対に成績が伸びる」と断言する指導方針	生徒のやる気を引き出すための演出
「君には無限の可能性がある」などの熱意ある言葉	自己肯定感を高める目的で、精神論ではない
保護者への熱心な面談・電話対応	不安解消と継続的な学習サポートを目的とした教育的フォロー
塾内での決まり文句やフレーズ	モチベーション維持のために共通語句を使う文化

このように、宗教的に見える要素の多くは教育的・心理的な効果を意識した戦略的演出に過ぎません。もちろん感じ方には個人差があるため、過剰に圧を感じた人が一定数存在するのも事実ですが、それをもって「宗教」と結びつけるのは誤解です。

入塾前に不安な方は、無料体験や保護者面談でその“空気感”を事前に体感しておくことが安心につながります。

担当講師の質と指導体制はどうなっている？

TOMAS最大の特長は「完全1対1」の個別指導体制にあります。個々の学力・志望校・性格に応じて担当講師がカリキュラムを組み、教室長が進捗管理や学習成果の確認を担当することで、学習のPDCAを高速で回す仕組みが整備されています。これにより、画一的な集団塾とは異なり、「今やるべきこと」に集中できる学習環境が提供されています。

一方で、講師の質には一定のばらつきがあるとの口コミも存在します。特に「大学生講師」に不安を感じる声や、「質問対応に時間がかかる」といった指摘もあります。ただし、TOMASでは講師に対する研修制度・評価制度が強化されており、2023年時点で年2回以上の教務研修を義務付け、基準未達の講師は原則継続登用しないルールも導入されています。

以下に、TOMASの指導体制に関する概要を表で整理しました。

項目	内容
指導スタイル	完全1対1の個別授業（50分または100分）
講師の種類	社会人講師・大学生講師（面接と研修を通過した者のみ採用）
カリキュラム作成	教室長と講師が連携して、生徒専用の進度表・課題表を設計
講師研修制度	年2回以上の指導研修、授業スキルチェック、模擬授業審査などを実施
不満時の講師変更対応	変更可能（無料）で、教室長に相談すれば数日内に交代可能

このように、トーマスでは指導の質を担保するためのシステムが徐々に整えられてきています。もし講師に合わないと感じた場合でも、柔軟に講師変更ができる点は、他塾と比較しても大きな安心材料となるでしょう。入塾時には、講師の経歴や指導経験を具体的に確認することをおすすめします。

前払い・コマ数購入方式の注意点

トーマス塾の料金体系は、一般的な学習塾に比べてやや複雑であり、完全前払い制＋コマ単位購入方式を採用しています。授業は「完全1対1」で提供されるため、1コマあたりの単価は高めに設定されており、学年や目的（中学・高校・大学受験）によって変動します。

たとえば、高校受験を目的とした中学生の場合、1コマ（90分）で約9,000～12,000円程度が相場とされています（月4コマ換算で36,000～48,000円以上）。さらに教材費・施設費などの追加料金も発生するため、実際の月額はそれ以上になるケースも珍しくありません。

また、注意が必要なのが未消化コマの取り扱いと振替の柔軟性です。TOMASでは、コマのキャンセルや振替について明文化されたルールがありますが、振替可能期限が短い場合や、講師スケジュールによって再設定が難しいこともあります。この点で「柔軟性がない」と感じる保護者もおり、トラブルの元となるケースも見受けられます。

以下に、TOMASの料金関連の主要なポイントを表にまとめました。

項目	内容例・補足説明
1コマ単価（90分）	約9,000～12,000円（学年・教科・受験目的による）
月額目安（週1ペース）	約36,000～48,000円＋入会金・教材費・施設費など
支払い方法	前払い制（複数コマ分まとめて支払うことが多い）
未消化コマの扱い	原則「キャンセル扱い」「振替期限あり」 ※期限内未消化は無効になる可能性あり
振替・キャンセル規定	振替は原則事前連絡必須、講師都合や直前キャンセルの際は振替不可となることも（詳細は契約時に明示される）

このように、トーマス塾の料金システムは高水準である一方、事前の十分な確認と理解が不可欠です。「最初の見積もりより高くなった」「説明が不十分だった」という声を避けるためにも、契約前には料金の内訳や振替規定について細かく質問し、書面での確認をおすすめします。

トーマス塾のやばい口コミ・評判ほ誤解：他塾との違い

ここからは、「トーマス塾は実際どうなのか？」という利用者の声や、他の個別指導塾との違いを客観的に見ていきます。過去の事件や制度の不満がある一方で、高評価の口コミや成功体験も多数存在します。冷静な視点でトーマス塾の本質に迫り、入塾すべきかどうかを見極める判断材料としてご活用ください。

【口コミ】ポジティブ・ネガティブ両面の声

トーマス塾に関する利用者の口コミは、Googleマップ、Twitter、塾ナビ、2ちゃんねる（現5ちゃん）など複数のプラットフォームに投稿されており、評価は賛否が分かれます。

ネガティブな口コミでは、「料金が想定より高かった」「入会を急かすような営業があった」「講師が大学生で頼りなかった」といった声が一定数見受けられます。特に初回の説明や契約時の対応に対する不満が多く、費用感や説明不足に敏感な家庭では悪印象につながりやすい傾向です。

一方、ポジティブな評価としては、「1対1だから集中できた」「講師との相性が良くやる気が出た」「中高一貫校の先取り指導に対応してくれた」などがあります。特に難関校を目指す層や、「学校の授業では対応できない学年を超えた指導」を求めるご家庭からは高く評価されています。

以下に、口コミの代表的な意見をポジティブ・ネガティブで分類し、比較表にまとめました。

評価分類	具体的な口コミ内容	出典例
ポジティブ	「1対1で集中力が持続した」	塾ナビ・Googleクチコミ
ポジティブ	「志望校に合格できた。過去問対策が丁寧」	保護者のブログ投稿
ポジティブ	「講師が固定で、信頼関係を築けた」	Twitter口コミ
ネガティブ	「料金が高すぎる。提示額より追加費用がかさんだ」	Yahoo!知恵袋
ネガティブ	「営業電話がしつこく、断っても何度もかかってきた」	2ちゃんねる学習塾板
ネガティブ	「講師が学生アルバイトで、説明が不十分だった」	塾ナビ・Googleクチコミ

こうした評価の分かれ方から見ても、トーマス塾は「誰にでも合う塾」ではありません。ただし、志望校対策や指導スタイルが明確な家庭にとっては、高い成果を期待できる選択肢ともいえるでしょう。無料体験や事前相談で、講師やカリキュラムの相性を確認することが成功のカギです。

再発防止策や信頼回復に向けた取り組みとは？

トーマス塾を運営する株式会社リソー教育は、2014年に発覚した83億円規模の粉飾決算事件を契機に、経営体制の見直しと信頼回復に向けた取り組みを強化しました。

まず、社外取締役・社外監査役を積極的に起用し、社内に対する外部チェック機能を確保。さらに、売上計上の適正性を監査する新たな財務報告制度や、社内のガバナンス体制の強化にも着手しています。

あわせて、保護者からのフィードバックを即座に反映するための「お客様相談窓口」の設置や、社員向けの定期的なコンプライアンス研修も実施。研修には外部講師を招くなど、形式的なものに終わらないよう工夫が凝らされています。

これらの改革は、事件当時に失墜した信頼を少しずつ取り戻すことにつながり、現在では保護者や生徒からの苦情件数も減少傾向にあると報告されています。

他の個別指導塾との違い：四谷学院・明光義塾・森塾と比較

トーマス塾の強みや特徴を正しく理解するには、他の主要な個別指導塾と比較することが有効です。大手で知名度の高い明光義塾や四谷学院、またコストパフォーマンスの高さで知られる森塾と比べると、トーマスの指導体制や料金体系が明確に差別化されていることがわかります。

とくに注目すべきは完全1対1の指導スタイル。生徒一人に講師一人がつききりで対応するスタイルは、他塾にはあまり見られない大きな特長です。これにより、志望校や学力に応じたオーダーメイドのカリキュラムが可能となり、難関校対策に非常に有利です。

一方で、料金は高めに設定されており、「費用対効果」を重視する家庭にはやや負担が大きいと感じられるかもしれません。以下に、4つの塾の主要スペックを比較した表を掲載します。

塾名	指導形式	講師の質	料金帯（目安）	教室数（2024年時点）	主な特徴
トーマス（TOMAS）	完全1対1	社会人～大学生講師	高め（1コマ約9,000～12,000円）	約90校舎	難関校向け完全個別。徹底的な個別カリキュラム対応
明光義塾	1対2～3	主に大学生アルバイト講師	中程度（1コマ約4,000～7,000円）	約1,900校舎	大手チェーン型個別。地域に密着し、通いやすい
四谷学院	55段階個別指導＋集団授業	専任講師中心	高め（コースによる）	約30校舎（都市部集中）	基礎から最難関まで幅広く対応。集団と個別を併用
森塾	1対2	大学生講師が中心	安め（1コマ約2,500～5,000円）	約200校舎	成績保証制度あり。コスト重視の層に人気

このように、トーマスは「高価格・高密度指導」で差別化を図るハイエンド型の塾と言えます。中堅～難関校を目指す生徒には理想的な環境ですが、「まずは平均点を超えたい」といったライト層にはややオーバースペックとなる可能性もあります。

どんな子に向いている？向き・不向きのタイプ

トーマス塾は「完全1対1」「個別最適化」「高密度学習」といった特性を持つ塾です。そのため、すべての生徒に等しく効果的というよりは、明確な目標を持ち、意欲的に学習に取り組める生徒にとって、最大限の効果を発揮します。一方で、学習習慣が未定着の生徒や、受動的な学びに慣れている子にとっては、成果を感じにくい可能性があります。

以下に、トーマス塾が向いているタイプ・向いていないタイプを比較表で整理しました。

分類	向いているタイプ	向いていないタイプ
学習姿勢	自主的に取り組める／計画に従って動ける	受け身・自分で机に向かえない
目標設定	志望校が明確／難関校志望	進路に迷いがある／モチベーションが低い
環境適応	集団指導にストレスを感じる／1対1の方が集中できる	仲間がいると頑張れるタイプ／競争環境が必要な子
経済的条件	教育費をある程度かけられる家庭（例：月6～10万円前後）	継続的な費用負担が困難な家庭
成果傾向	サポートがあれば大きく伸びるポテンシャルを秘めた子	サポートがあっても学習意欲が乏しい段階の子

特に注意したいのが、トーマスが「やらせる塾」ではない点です。これは、学習の主導権を生徒側に持たせ、講師が伴走者として寄り添うスタイルであることを意味します。したがって、「親に言われたから仕方なく通う」「塾に行けば伸びるだろう」といったスタンスのままでは効果は限定的です。

一方、目標意識が強く「この学校に入りたい」「この点数を取りたい」といった生徒にとっては、TOMASのカスタマイズ性と密度の高い指導が武器となり、短期間での成績向上や志望校合格につながる可能性が高まります。

無料体験や面談時に確認すべきポイント

トーマス塾では入塾前に「初回面談」「体験授業」を通じて学習提案や講師の相性を確認することができます。しかし、その場の雰囲気だけで判断するのではなく、事前に以下の5つの項目を必ず確認しておくことが、失敗を避けるために重要です。

確認項目	確認すべき内容の例
講師の経歴・指導経験	実際の担当講師の学歴（例：東大・早慶など）や指導歴。体験講師との一致も確認。
欠席・振替・返金ポリシー	当日キャンセル扱いの条件や未消化コマの対応方針（※規約に明文化されているか必ず確認）。
追加費用の有無	教材費・管理費・設備費など、コマ料金以外の「隠れコスト」があるか。平均相場は月額2,000～6,000円程度。
合格実績の根拠	「合格者の何割が通塾生か」「どの教室で出た実績か」など、数字の裏付けを具体的に質問。
営業トークと実際の指導の一致性	契約前の説明と実際の内容（指導方針・カリキュラム・講師）にズレがないか。体験授業後に再確認が有効。

特に注意したいのは、体験授業の講師と実際の担当講師が異なるケースです。契約後に「話が違う」と感じてしまう原因のひとつでもあり、保護者の口コミでも指摘されています。公式には「可能な限り同一講師で調整」とされていますが、必ず事前に確認を。

また、トーマス塾の料金体系はコマ単位（90分：9,000〜12,000円）で高額になる傾向があるため、月額の見積もりも取っておくことをおすすめします。

すべてのポイントを面談や体験授業の段階で確認しておくことで、「入ってから後悔した」という事態を防ぐことができます。少しでも不明点があれば、契約は見送り、複数塾を比較検討するのが賢明です。