“不正解は無意味を意味しない”

この言葉は、「チ。-地球の運動について」という漫画(アニメ)の中で、フベルトというキャラがラファウという少年に対して言い放った言葉です。

チ。は知る人ぞ知る漫画なのですが、天体(理科と社会)の勉強にも繋がるので、塾長として小・中学生にはぜひ読んで欲しいと思える漫画です。

ウチの塾生でも、理科が得意な生徒がいるのですが、その子もチ。を読んでいて、2人で盛り上がりました。最近おすすめの漫画の1つです。

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さて、今回はそんなチ。の中で出てくる名言の1つ「不正解は無意味を意味しない」の意味を塾長目線で解説してみたいと思います。どういう意味なのでしょうか?

勉強のモチベが上がる名言でもあるので、ぜひ興味を持ってくれたら嬉しいです!

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不正解は無意味を意味しないは誰の言葉?フベルトの名言の意味

では早速、「不正解は無意味を意味しない」の意味について解説していきます。

この名言が生まれた背景についても、名言を残した「フベルト」の生き方に着目しながら紹介していきます。

不正解は無意味を意味しない:フベルトの名言

まず最初に、「不正解は無意味を意味しない」という言葉を残した人物について。

これは、チ。-地球の運動についてで登場するキャラの「フベルト」の名言です。

フベルトはチ。の1巻の最初に登場するキャラです。

当時ヨーロッパでは天動説が信じられており、地動説を唱える(研究する)と教会によって罰を与えられる世界でした。1回目は許されますが、2回同じ罪を犯すと「死罪」にされる世界。

そんな中、フベルトは地動説を研究しており、すでに一度教会にバレて拷問をされています。顔面の左半分がおかしいのはその影響です。

なお、フベルトはラファウという青年と出会い、のちにラファウがフベルトの研究を引き継ぐ?形になります。

“不正解は無意味を意味しない”が誕生した背景

では、フベルトの口からどのようにして「不正解は無意味を意味しない」という言葉が出ていきたのかを解説します。

この言葉は、フベルトと青年ラファウとのやり取りの中で生まれます。

フベルトがラファウに対して「地動説」を説明すると、ラファウはそれを”間違っている”と言い切ります。その理由の1つとして、「命を賭けるのは愚かだから」と言います。

しかし、ラファウのこの発言に対し、フベルトは反論します。

「私は命を張る場面でこそ直感を信じる。」と言うのです。

なんだかんだで、ここもフベルトの名言だと思います。

しかし、直感を信じてそれが間違っていたらどうするのか?って話。この時代では、地動説は神への反逆と捉えられており、死罪になる重罪です。

そして、ここでフベルトの名言が登場することになります。

・不正解は無意味を意味しない

ラファウはフベルトのことを正気じゃないと感じる一方、どこか地動説に惹かれていきます。地動説に納得できる部分がある上、「美しいから」です。

このことがきっかけで、ラファウもまた異端とされている地動説の世界に引きずりこまれることになります。

ラファウを庇って死刑になるフベルト

ラファウは、異端とされる地動説の研究を始めてしまいます。

しかしある時、そのことが教会にバレる。教会のノヴァクはラファウを問い詰めます。

ただ、問いつけられているラファウをかばったのがフベルトでした。フベルトは、「それは自分のものだ」と言って、ラファウの身代わりになります。それはフベルトの「死罪」を意味します。2回目なので、火刑に処されることになるわけです。

ラファウはフベルトに「やり残したことはないのか?」と尋ねます。そして、フベルトは最後の言葉をラファウに残します。

フベルトにとって、地球の真相を解き明かすことが人生の至上命題でした。でも、それは必ずしも自分自身でなくても良い。

フベルトは、ラファウなら自分の後をついでくれると信じていた。そうやって、脈々と先人の意思を受け継いでいくことに最後の意味を感じていました。ここでラファウを救うことこそが、自分の使命だと思ったのでしょう。

なお、チ。は主人公と言う設定がなく、地動説を研究するものが時の主人公になるという変わった作品です。

“不正解は無意味を意味しない”の意味

「不正解は無意味を意味しない」と言う言葉は、実は作中でもう1度だけ登場します。そして、2回目にその言葉を言ったのはラファウです。

この言葉の中に、「不正解は無意味を意味しない」と言う言葉が何を意味しているかを読み解くヒントがあるのではないかと思います。

ラファウが改めて「不正解は無意味を意味しない」と言った背景はこうです。

ラファウは地動説の研究をしていることがノヴァクにばれてしまい、改心もしないと言うことでこれから拷問にかけられるところでした。その拷問前夜、ラファウはノヴァクと会話をします。

そこでラファウはノヴァクにこう言います。

「敵は手強いですよ。あなた方が相手にしてるのは僕じゃない。異端者でもない。ある種の想像力であり、好奇心であり、逸脱で他者で外部で、畢竟、それは知性だ。」

ラファウはノヴァクに対して、教会が相手にしてるのは個人ではなく「知性」だと言います。何かを知りたいと心から願う人の好奇心。

そして、人の知性はいかなる世代でも存在し、それは伝染する。何かを知りたいと願う人の思いは、時に論理を超えて(つまり直感的に)人を動かしてしまう。

だから、ここで自分を拷問にかけ、処刑したとしても教会が勝利するわけではない。なぜなら、いずれ第二のラファウが現れるからです。第二のフベルトであるラファウが現れたように…

そして、そんなラファウにノヴァクはこう質問します。

ノヴァクは、今のラファウの行動が「君の」未来にとって正解なのかを問うのです。

しかし、そんなものは当然“不正解”です。

だって、地動説のために命を捨てる行為が、自分の未来にとって正解なわけがないからです。死んだらそこで何もかも終わりです。

ただ、ラファウは不正解だと分かって今の行動をあえて取っています。そして、ラファウの口から再びフベルトの名言が飛び出します。

ラファウの人生的には不正解なんだど、社会全体の未来を考えた時にそれがプラスになるかもしれないと言うことだと思います。

そしてもう一つ、ここで言う不正解の意味が読み取れるシーンがあります。

それは、フベルトの死がラファウに与えたものの正体です。

そう、「感動」です。

フベルトは焼かれて亡くなったけど、フベルトが残してくれた感動はラファウの中で今も生き続けている。ラファウは、その時の感動を命に変えても生き残らせたいと思った。それを「愛」と呼んだ。

だから、フベルトの死(不正解)は無意味を意味しなかった。ちゃんとラファウに意味を与えていた。

こう言う解釈でいいのでは?と思っています。

「不正解は無意味を意味しない」から学ぶこと

ここまでは、チ。の名言が生まれた背景やその意味に関して考察してきました。少なくとも自分の中の解釈はこんな感じかな?と。他にも何か解釈があればぜひ教えて欲しいです。

なお、最後に「不正解は無意味を意味しない」から学べることを、塾ブログっぽく書いていきたいと思います。

勉強はまさに「不正解は無意味を意味しない」

「不正解は無意味を意味しない」

この言葉は、まさに勉強をしている子どもたちに聞いてほしい言葉でもあります。

問題を解いていて間違えちゃうことはもちろんある。人によっては、間違えの方が多いってケースも正直ある。

でも、不正解は無意味を意味しない。

これはね、いろんな意味があると思います。

例えば、「自分が出来ない問題が分かった」という意味があると言う解釈もできる。実際勉強ではそれが大事で、間違えノートとか作って勉強してる人もいます。

あとは、「向き不向き」を知るために不正解を重ねることにも意味がある。

正直、勉強は特殊競技なので、一定の才能は必要です。目標にもよりますが、その目標ごとに最低ラインの才能は必要。これはもう、動かし難い現実です。

そう言う意味では、勉強は向いていない子は本当に向いてない。しょうがないよね、全員に同じことさせてるわけなので、差が出ちゃうわけでね…

しかし、自分に向いているか向いていないかも、やってみるまでは分からない。不正解を重ねて、始めて自分には向いていないってことが分かる。それが分かることに意味がある。

だって、このまま勉強し続けるより、他のことで頑張った方が人生でプラスって気付けるならその時点では完全にラッキー。気付くのが遅れれば遅れるほど時間的に損です。

ほら、ここでも不正解は無意味を意味してない。

チ。-地球の運動については名言の宝庫

なお、チ。-地球の運動については名言がたっぷり詰まった漫画です。

・才能も発展も人生も、いざって時に退いたら終わりだ。
・この世は、最低と言うには魅力的すぎる。
・人は神を信じているのではない。神が与えてくれた感動を信じているのだ。
・迷って。きっと迷いの中に倫理がある。

などなど、挙げ出せばキリがないほどの名言があります。

チ。はすでに完結していて、全部で8巻しかないのでサクッと読めます。

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総括:不正解は無意味を意味しない解説まとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

名言の出典と背景

  • この言葉は、漫画『チ。-地球の運動について』で、フベルトがラファウに向けて言ったもの。
  • フベルトは、地動説研究を命がけで追求している人物で、地動説を信じることで社会から異端とされる時代背景がある。

名言の具体的な場面

  • フベルトが、ラファウの「地動説は間違い」という意見に反論する中で発せられた。
  • 「不正解でも、それは決して無意味ではない」と強調し、知識探求や行動の意義を伝えた。

ラファウとの関係と名言の継承

  • フベルトの研究を引き継いだラファウも後に同じ言葉を口にする。
  • フベルトの犠牲(不正解に見える行動)が、ラファウの中に「感動」として生き続けることが示されている。

名言の象徴する意味

  • 知識の探求、直感を信じる勇気、不正解の中にも得られる価値があることを表現している。
  • 不正解を通じて「自分に向いていること」「知りたいこと」など、未来への布石が得られることを示唆。

勉強に活かせる教訓

  • 勉強において、不正解や間違いから学べることは多い。
  • 間違えた問題は「自分の課題を明確にするもの」であり、勉強の重要なプロセスと捉えられる。
  • 不正解を繰り返すことで「向き・不向き」や「新たな発見」が見つかる。

チ。の魅力と他の名言

  • 『チ。』は、哲学的で深い名言が豊富な作品。以下のような印象的な言葉も多い。
    • 「才能も発展も人生も、いざって時に退いたら終わりだ。」
    • 「この世は、最低と言うには魅力的すぎる。」
    • 「迷って。きっと迷いの中に倫理がある。」

『チ。』を読むおすすめの方法

  • 初回特典があるDMMブックスを活用すれば、全巻購入が割安で可能。
  • 短い巻数(全8巻)のため、短期間で読破できる。

最終的なメッセージ

  • 名言から得られる学びは、勉強や人生において重要な示唆を与える。
  • 「不正解は無意味を意味しない」ことを信じ、学びのプロセスを楽しんでほしい。
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