「人体図鑑ってたくさんあるけど、どれを選べばいいの?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。小学生向けの図鑑から大人も納得の本格派まで、人体に関する図鑑は実に多種多様です。
本記事では、人体図鑑のおすすめを「小学生・子供向け・大人向け」に分けて15冊を厳選してご紹介します。学びとしてはもちろん、プレゼントや教養書としても役立つラインナップです。
それぞれの図鑑の魅力や特徴を分かりやすく解説していますので、年齢や用途に応じてぴったりの1冊を見つける参考にしてください!
小学生・子供向き:人体図鑑おすすめ8選
子どもたちが「自分のからだ」や「命のしくみ」に興味を持つきっかけになるのが人体図鑑です。ここでは、ビジュアルのわかりやすさ、親しみやすいキャラクター、学びの深さをバランスよく兼ね備えた小学生におすすめの図鑑を8冊ご紹介します。
からだのしくみを学べる! はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑
『はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑』は、子どもたちに大人気のアニメ『はたらく細胞』のキャラクターが活躍する、学習効果の高い人体図鑑です。
赤血球や白血球、NK細胞などのキャラクターが体内のさまざまな仕組みをストーリー形式でわかりやすく説明してくれるため、難しいはずの免疫や血液循環の内容も、自然と頭に入ってきます。全ページふりがな付きで、小学校中学年〜高学年の子どもにちょうどよい構成となっており、読書が得意でない子でも抵抗なく手に取ることができます。
「理科が苦手」「人体って難しそう」と感じるお子さんでも、親しみやすいキャラクターのイラストやセリフを通じて、知らず知らずのうちに人体の仕組みを理解できるのが大きなメリットです。楽しみながら知識を深めたいという子どもにとって、最初の1冊として非常におすすめできる内容です。

どうなってるの?からだのなか
『どうなってるの? からだのなか』は、しかけ絵本としての魅力と学習図鑑としての知識性を兼ね備えた、幼児〜小学校低学年向けの人体図鑑です。
ページをめくるたびに透明シートが重なり、皮膚の下にある骨や筋肉、内臓などの構造が次々と現れる仕組みになっており、「からだのなかってどうなってるの?」という子どもの素朴な疑問に、視覚的にわかりやすく答えてくれます。
文章による難解な説明よりも「見てわかる」ことを重視しており、文字が読めない年齢の子どもでも、親が読み聞かせながら一緒に楽しめます。親子のコミュニケーションのきっかけにもなり、「学ぶって楽しい」と感じさせてくれる一冊です。
人体の基本構造への興味を育てる、入門編として非常におすすめです。
からだのしくみ図鑑
『からだのしくみ図鑑』は、子どもが日常生活の中で感じる「どうして?」に丁寧に応えてくれる一冊です。
「食べたものはどうやってうんちになるの?」
「息ってどこから出て、どこへ行くの?」
といった身近な疑問を、豊富な写真や図解を使ってわかりやすく解説しています。視覚的な情報が多く、子どもたちが直感的に理解しやすいのが特長です。
対象は小学校中学年〜高学年。
自由研究の資料としても最適で、理科の予習・復習にも活用できます。難しい言葉にはふりがな付きで、科学的な視点を養いながら、楽しく学ぶことができます。
「理科が苦手」「人体ってなんだか難しそう」と感じていた子でも、読み進めるうちに「おもしろい!」と興味を持てる構成です。知識を身につけるだけでなく、自分の体を大切に思うきっかけにもなる図鑑です。
人体 新版
『人体 新版』は、講談社の人気シリーズ「動く図鑑MOVE」から刊行された、エンタメ性と学習性を兼ね備えた画期的な人体図鑑です。
最大の特長は、NHKが制作した高品質な映像DVDが付属していること。運動や消化、血液循環といった体のしくみを、動きのあるリアルな映像で直感的に理解できます。
「読む」「見る」「動かす」という三つのアプローチを通じて、子どもの知的好奇心を強く刺激してくれる一冊です。
図鑑の内容自体も非常に充実しており、精緻なイラストと分かりやすい解説で、人体の構造や働きを無理なく学べます。難しい専門用語にはふりがなや説明が付き、子どもが一人で読んでも理解しやすい工夫がされています。
図鑑デビューとしても非常に適しており、「図鑑=おもしろい!」というポジティブな印象を与えてくれるはずです。飽きずに楽しみながら、しっかりと学べる一冊です。
からだの不思議がめちゃくちゃよくわかる! 人体キャラクター図鑑
『からだの不思議がめちゃくちゃよくわかる! 人体キャラクター図鑑』は、難解な人体の構造や働きを“キャラクター”として楽しく学べるユニークな一冊です。
心臓が「ポンプマン」、胃が「消化キング」など、体の各器官にユーモラスな名前とイラストがついており、子どもが興味を持ちやすく、スムーズに内容を覚えられる工夫が満載です。
単なるギャグ本ではなく、構造や働きに関する基本的な知識がしっかり盛り込まれている点も高ポイント。キャラを通じて学ぶスタイルのため、読書が苦手な子どもでも親しみやすく、楽しく読み進めることができます。
また、カラフルなイラストや吹き出し形式の会話が多く、絵本感覚で読めるのも魅力です。初めての人体学習に抵抗感を持たせない“学びの入口”として、非常に優れた図鑑といえるでしょう。親子で笑いながら読める教育コンテンツです。

人体のふしぎ 特装版 『はたらく細胞』×講談社の動く図鑑MOVE サバイバルゲームつき!
『人体のふしぎ 特装版 『はたらく細胞』×講談社の動く図鑑MOVE サバイバルゲームつき!』は、大人気アニメ『はたらく細胞』と、講談社の人気図鑑シリーズ「動く図鑑MOVE」が夢のコラボを果たした、まさに“豪華”な一冊です。
図鑑とDVD、さらには「人体すごろく」やクイズ、サバイバルゲームといった付録まで付いており、楽しみながら学べる要素が満載。子どもの好奇心をぐいぐい引き出します。
特に、図鑑とDVDが連動しており、目で見て耳で聞きながら理解できるのが大きな魅力。映像で見ることで、消化や血液循環などの複雑な体の仕組みも、より直感的に理解できるようになります。遊びと学びが自然に融合しており、学習意欲を育むのにも最適です。
プレゼントとしても非常に人気が高く、「学びになる楽しい本」を探している保護者の方には、非常におすすめの図鑑です。兄弟や親子で一緒に楽しめる知育教材としても活躍します。

小学館の図鑑NEO[新版]人間DVDつき
『小学館の図鑑NEO[新版]人間DVDつき』は、子ども向け科学図鑑の定番ともいえる「図鑑NEO」シリーズの中でも、とくに人気の高い人体編です。豊富な実写写真と精密なイラストで構成されており、体のしくみを視覚的にしっかり理解できます。
さらに、NHKが制作した高品質なDVDが付属しており、教科書ではイメージしづらい体の働きを、動きと音声で楽しく学ぶことができます。
この図鑑は、小学校低学年から高学年まで幅広く対応しており、子どもが「どうして血が出るの?」「心臓って何してるの?」といった疑問を持ったときに、すぐに調べられる頼れる1冊です。自由研究や授業の補助教材としても活用しやすく、理科の授業が始まる前の導入教材にも最適です。
「一家に一冊」の価値がある図鑑として、長く手元に置いておきたくなるクオリティ。プレゼントとしても非常に人気があり、学びの基礎を楽しく育てたい家庭にとって心強い味方になることでしょう。
ニュートン科学の学校シリーズ 人体の図鑑
『ニュートン科学の学校シリーズ 人体の図鑑』は、科学雑誌「Newton」が編集を手がけた児童向け図鑑で、正確な情報と高いビジュアル品質が特長です。難解に思われがちな人体の構造や機能についても、鮮明な写真や詳細なイラストを用いて丁寧に解説されており、小学校高学年から中学生にかけての「本格的な学び」を支えます。
特に心臓のポンプ作用、神経伝達の仕組み、筋肉と骨格の連動といった複雑なトピックも、視覚的に理解できるように工夫されており、読者の知的好奇心を自然に引き出してくれます。図鑑という枠を超え、学習教材としての完成度が高く、理科が得意な子にはもちろん、興味はあるけれど教科書では理解しきれない子どもにも最適です。
また、単に知識を詰め込むだけでなく、なぜその仕組みが必要なのか、どういう働きがあるのかを論理的に理解できるよう構成されています。中学理科の先取りや自由研究にも活用できる、保護者にとっても安心して選べる一冊です。
大人向き:人体図鑑おすすめ7選
大人が読む人体図鑑は、医療や介護、教育に関わる方はもちろん、教養や趣味としても人気があります。ここでは、イラストや写真が美しく、かつ情報が正確で深い内容の図鑑を厳選してご紹介します。学生から社会人まで、幅広い層におすすめです。
ぜんぶわかる人体解剖図
『ぜんぶわかる人体解剖図』は、医療現場で使用される本格的な解剖図を、一般読者にも分かりやすくアレンジした図鑑です。骨格・筋肉・内臓・神経系など、人体のあらゆる部位を網羅的に収録しており、まさに「人体の全体像を一気に把握できる一冊」と言えます。
図解は大きく、カラフルで見やすく構成されているため、医療知識がない方でも直感的に理解できます。医療・看護・リハビリ・介護などの職を志す学生や、現場で働く方にとっては、基礎を押さえる資料として非常に役立つでしょう。また、「最近腰が痛い」「肩がこるのはなぜ?」といった日常の体の不調を理解する手がかりにもなり、セルフケアへの関心を高めるきっかけにもなります。
実用性の高さはもちろん、構造美としての人体に興味がある方にもおすすめで、見ているだけで「体の神秘」を感じられる図鑑です。健康意識の高い方や、家族の体調を気遣う保護者にも支持されている一冊です。

人体のふしぎ 新訂版
『人体のふしぎ 新訂版』は、最新の生物学や医学の研究成果を反映しつつ、視覚的なわかりやすさにも徹底的にこだわった図鑑です。カラフルな写真や精緻なイラストを多数掲載しており、難解になりがちな人体の仕組みを、目で見て直感的に理解できるよう工夫されています。
内容は、「呼吸とは?」「どうして心臓は止まらず動き続けるの?」といった基本的な生理現象の解説から、内分泌系や神経伝達といった専門的な領域まで、幅広く網羅。子どもから大人まで、年齢や知識レベルに応じて段階的に読み進められる構成になっています。
特に、中学生以上の一般教養や、医療系の進路を検討する高校生にとっては、基礎づくりの一冊として非常に役立ちます。リビングや書斎に常備しておけば、家族全員が気になったときにすぐに調べられ、日々の健康意識を高めることにもつながります。
「一家に一冊」の決定版ともいえる、信頼性と実用性を兼ね備えた図鑑です。
世界で一番美しい人体図鑑
『世界で一番美しい人体図鑑』は、その名にふさわしく、圧倒的なビジュアルで見る者を魅了する一冊です。
高精細な解剖写真とリアルなCG画像によって再現された体内の構造は、単なる学習資料を超え、まるで芸術作品のような美しさ。筋肉や神経、臓器の一つひとつが鮮やかに描かれており、「人体はここまで美しいのか」と感動すら覚える内容になっています。
科学的な正確さと芸術性を兼ね備えているため、医療や看護の分野に携わる方はもちろん、美術・デザイン・写真といったクリエイティブな分野の人々にも高く支持されています。人間の身体の仕組みを知識としてだけでなく、視覚的に「感じたい」「味わいたい」という方には、最適の図鑑といえるでしょう。
また、装丁も豪華で、贈り物としても喜ばれる一冊です。学びと感動を同時に得られる、まさに“見る医学書”として、多くの読者に支持されているロングセラーです。
BODY 世にも美しい人体図鑑
『BODY 世にも美しい人体図鑑』は、科学と最新技術が融合した、まさに“見て理解する”ことに特化したビジュアル人体図鑑です。
世界中の解剖学資料や3Dスキャン技術、精密なイラストを活用し、骨格、筋肉、神経、内臓に至るまで、驚くほど詳細に再現されています。そのリアルさと美しさは、ただの図鑑を超え、人体への探究心を刺激するアート作品のようでもあります。
看護師や理学療法士、柔道整復師を目指す学生や、解剖学に興味を持つ一般の方にとって、理解を深めるための最適な一冊です。視覚的な記憶が学習効果を高めるため、文章よりも「見て覚える」ことを重視する方には特に有効です。
また、専門用語も丁寧に解説されているため、初心者でもスムーズに読み進めることができ、医療に携わっていない人にも親しみやすい構成となっています。自宅学習の教材としても、家族で楽しみながら使える図鑑です。

別冊 人体完全ガイド 改訂第3版
『別冊 人体完全ガイド 改訂第3版』は、人体の構造だけでなく、「健康」と「病気」にも焦点を当てたバランスの取れた図鑑です。臓器や骨格、神経系などの基本構造を図解でわかりやすく示すだけでなく、「なぜ腰痛が起きるのか?」「食後に眠くなる理由は?」といった日常の素朴な疑問に、医学的視点で答えてくれるのが特徴です。
また、各器官に関する主な疾患や不調についても丁寧に解説されており、自分や家族の体の状態をより深く理解するきっかけになります。医療の専門知識がなくても理解できるように書かれているため、健康に関心を持ち始めた人にも最適です。
とくに、加齢による体調変化に悩む方や、家庭でのセルフケアを充実させたい方には、実用的で心強い一冊となるでしょう。図鑑形式ながら読み物としても楽しめる構成で、長く手元に置いて役立てられる内容です。
世界一簡単にわかる人体解剖図鑑
『世界一簡単にわかる人体解剖図鑑』は、医学や解剖学の知識がまったくない初心者に向けて作られた、やさしく学べる入門図鑑です。最大の特徴はその「シンプルさ」。複雑で難解な専門用語をできる限り排除し、誰でも理解できる言葉と直感的なイラストで、人体の基本構造をわかりやすく解説しています。
「血管ってどこを通ってるの?」「胃って何をしてるの?」といった基本的な疑問に対して、見開きでコンパクトに答えてくれる形式なので、通読するのも苦になりません。読み進めるたびに、体の仕組みがすんなりと頭に入ってくる感覚があり、「教科書は分厚くて嫌…」と感じていた方にも好評です。
また、「医療系の知識をざっくり学びたい」「体のことを簡単に理解したい」という一般の方にとっては、最適な一冊。家庭に一冊置いておけば、ふとした疑問をすぐに解決できる便利な資料にもなります。学び直しにも最適で、大人の教養図鑑としてもおすすめです。
からだがみえる -人体の構造と機能-
『からだがみえる -人体の構造と機能-』は、人気医療書シリーズ「病気がみえる」の流れをくむ、解剖学・生理学の入門書として高く評価されている図鑑です。人体の複雑な構造や働きを、フルカラーの精密なイラストや図表を使って徹底的に視覚化しており、文章だけでは理解しづらい部分もすんなりと頭に入ってきます。
特に、看護師・理学療法士・臨床検査技師など、医療系学部に通う学生や、現場で働く医療従事者にとっては、教科書と並行して使える実用性の高い内容となっています。また、専門用語も丁寧に解説されており、初学者にもやさしい構成です。難しい知識も、イラストや漫画的な図解で「なるほど」と納得できるよう設計されています。
巻末には詳細な索引や補足コラムも収録されており、辞書的に使うことも可能。人体の仕組みを「本気で学びたいけれど難しいのは苦手…」という方に、まさに理想的な一冊です。家庭での学び直しや、医療系進学を目指す高校生の導入書としても非常におすすめです。
総括:人体図鑑おすすめ15選まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
■ 小学生・子供向き(おすすめ図鑑8選)
- はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑
キャラクターで学ぶストーリー形式、ふりがな付きで理解しやすい。 - どうなってるの?からだのなか
透明シートのしかけ絵本、幼児〜低学年向きで視覚的に学べる。 - からだのしくみ図鑑(Gakken)
身近な疑問に丁寧に答える内容で、写真・図解が豊富。 - 人体 新版(講談社MOVE)
NHK映像DVD付き、視覚・映像・解説で学習効果が高い。 - 人体キャラクター図鑑
器官をキャラ化して紹介、絵本感覚で楽しく学べる。 - 人体のふしぎ 特装版(はたらく細胞×MOVE)
図鑑+DVD+ゲーム付きで遊びながら学べる。 - 小学館の図鑑NEO 人間 DVDつき
実写と精密イラストが魅力、自由研究にも最適。 - ニュートン人体の図鑑
小学校高学年〜中学生向け、科学的な視点と精密な図解が特徴。
■ 大人向き(おすすめ図鑑7選)
- ぜんぶわかる人体解剖図
医療系学生や現場向け、直感的な図解と実用性が高い。 - 人体のふしぎ 新訂版(MOVE)
ビジュアル重視+最新の医学情報で幅広い世代に対応。 - 世界で一番美しい人体図鑑
高精細画像が芸術的、医学・芸術どちらにも価値あり。 - BODY 世にも美しい人体図鑑
3D・解剖学イラストが魅力、「見て覚える」タイプの人向け。 - 別冊 人体完全ガイド 改訂第3版(Newton)
体の不調・病気にも言及、セルフケア意識の高い人に最適。 - 世界一簡単にわかる人体解剖図鑑
初心者向け、専門用語を排しシンプルに構成。 - からだがみえる -人体の構造と機能-
医療系学生・受験生向け、教科書の補助として優秀。