「うちの子にぴったりの図鑑って、どれを選べばいいの?」
そんな悩みを持つ親御さんは少なくありません。幼児や小学生のこどもにとって、図鑑は好奇心を育て、知識の扉を開く大切な学びの道具です。しかし、今や図鑑の種類は非常に多く、どれを選べばよいか迷ってしまうことも。
本記事では、最新の人気ランキングに基づいて、幼児や小学生のこどもに本当におすすめできる図鑑を厳選してご紹介。さらに、図鑑シリーズごとの特徴や、分野別のベスト図鑑も解説しています。
お子さまの興味や成長段階に合った一冊を選ぶための参考にしてください。
幼児や小学生のこどもにおすすめ図鑑ランキング
図鑑は知識だけでなく「なぜ?」「どうして?」という思考の芽を育てる最高のツールです。ここでは、知育性・ビジュアル・楽しさ・学習効果のバランスが取れた“今、本当に選ばれている図鑑”をランキング形式で紹介します。
おすすめランキング1位:タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき
幼児期の言葉の発達をしっかりサポートしてくれるのが、「タッチペンで音が聞ける! はじめてずかん1000 英語つき」です。
タッチペンを使ってイラストを指すと、正しい日本語と英語の発音が流れるため、視覚と聴覚をフル活用した“体験型”の図鑑学習ができます。収録されている単語は1000語以上と圧倒的で、「動物」「乗り物」「食べ物」「宇宙」「四季」など、子どもの興味を広くカバーしています。
また、楽器の音を聞いたり、クイズに挑戦したり、歌に合わせて遊ぶページもあるため、飽きずに長く楽しめるのが魅力です。英語の発音に自然と慣れることができ、就学前の英語教育にも最適です。遊びながら言葉と知識を増やしたい方、プレゼント選びで失敗したくない方には間違いなくおすすめの一冊です。

おすすめランキング2位:小学館こども大百科 (キッズペディア)
小学館こども大百科は、小学生が「調べ学習」に使える本格的な図鑑として非常に評価が高い一冊です。
全189テーマを見開き1ページごとにわかりやすく解説し、生活・科学・歴史・乗り物・食文化・環境・人体など、多ジャンルを網羅しています。約4000点にも及ぶ豊富な写真やイラスト、図解によって、読みながら視覚的にも内容をしっかり理解できる構成です。
子どもが「なぜ?」と思ったときにすぐ答えを調べられるよう、ページ間リンクも工夫されており、探究心をそのまま学びにつなげることができます。自由研究や家庭学習にも活用でき、子どもの好奇心を広く深く育ててくれる一冊です。家族で一緒に知識を共有し、会話のネタが広がるきっかけにもなります。
おすすめランキング3位:ブリタニカ・ブックス 宇宙の誕生から現代まで 138億年のこども大百科
世界的に著名な百科事典「ブリタニカ」が手がけるこの図鑑は、知識を単に得るだけでなく、子どもの“思考力”と“探究心”を育てる一冊です。
宇宙の誕生から人類の歴史、現代の社会課題まで、壮大なスケールで138億年の知識を1冊に凝縮。内容監修は世界の専門家100名以上という安心の信頼性を誇り、巻末のクイズやナゾ解きページも知的好奇心を刺激します。インフォグラフィックを多用したカラフルなビジュアルは、読むたびに発見があり、「なんで?」「すごい!」を自然に引き出してくれます。
小学校高学年以上のお子さんはもちろん、親も夢中になる内容です。「これからの時代に必要な“考える力”を育てたい」と感じているご家庭に最適な、グローバル視点の図鑑です。

おすすめランキング4位:これだけは知っておきたい こども図鑑
『これだけは知っておきたい こども図鑑』は、子どもの「どうして?」に答える親御さんの頼れる味方となる一冊です。
宇宙、自然、動物、歴史、体のしくみなど、日常にあるふしぎや疑問を、4歳から読める優しい言葉と図解でわかりやすく解説しています。英語併記もされているので、語彙力と一緒に英語の基礎にも自然と親しめる内容構成になっています。レイアウトはカラフルで飽きが来ず、好奇心を引きつける仕掛けが満載。
親子で一緒に読みながら話題を広げられるため、読み聞かせや就寝前の会話タイムにもぴったりです。「子どもに知識を与えるだけでなく、会話のきっかけを作りたい」という方には、まさに理想的な図鑑です。
おすすめランキング5位:はらぺこあおむしのエリック・カールと学ぼう これだけは知っておきたい こども図鑑
「はらぺこあおむし」で知られる世界的絵本作家エリック・カールのアートが満載の本書は、絵本のような感覚で読める新感覚の図鑑です。
色鮮やかで優しいイラストに包まれながら、動物・人体・宇宙・歴史など多彩なテーマを学ぶことができます。親しみやすいビジュアルのおかげで、「図鑑は難しそう」と感じている子どもにもすっと入り込める点が大きな魅力です。また、各単語に英語表記があり、語学への第一歩としても効果的です。はじめて図鑑に触れる幼児期の子どもにこそ、この一冊を手渡してあげてください。
読み聞かせにも使えるため、親子のコミュニケーションツールとしても大活躍します。図鑑というより“知識のつまった絵本”という感覚で、楽しみながら学べる最高の入門書です。

おすすめランキング6位:ふしぎの図鑑 (小学館の子ども図鑑プレNEO)
子どもの素朴な「なぜ?」を解決してくれるのが、『ふしぎの図鑑』です。
「おならはなぜ出るの?」「なぜ夕焼けは赤いの?」など、日常にひそむ疑問に、Q&A形式で楽しく答えてくれます。内容は【いきもの】【しぜん】【からだ】【たべもの】【せいかつ】の5カテゴリに分かれ、理科や生活科に通じる内容が豊富です。
また、親向けの解説や“声かけのヒント”も掲載されており、こどもの学びを促すための家庭での関わり方も学べます。料理や実験など体験型のアプローチも紹介されていて、読みながら実際にやってみる楽しさもあります。小学校受験や自由研究にも対応した内容で、学力の土台を育む“考える図鑑”として高い評価を得ています。
おすすめランキング7位:こどもずかん777 英語つき しゃしんバージョン
『こどもずかん777 英語つき しゃしんバージョン』は、幼児向け英語図鑑として圧倒的な人気を誇ります。
実際の写真を使ったビジュアルが満載で、子どもが直感的に言葉とモノを結びつけやすい構成になっています。収録語数は約777語で、動物・植物・食べ物・服・数字・時計など、身近なテーマをしっかりカバー。すべての単語に英語とカタカナ発音が付いているため、読み聞かせだけでなく、英語の導入教材としても優秀です。
何気ない日常の中で「これは英語でなんて言うのかな?」と子どもが自発的に学び始めるきっかけになります。持ち運びにも便利なサイズで、外出先でも活用できます。英語と日本語の両方を楽しく学びたい家庭にとって、理想的なスタート図鑑です。

幼児や小学生のこどもにおすすめ図鑑ランキングの後に
図鑑選びで迷ったときは、シリーズごとの特徴を把握することがとても大切です。ここでは、定番シリーズ3社の特徴を比較しながら、それぞれにどんな子どもが向いているか、どんな場面で活用できるかを解説します。さらに、分野別におすすめの図鑑も紹介します。
おすすめ図鑑①:小学館の図鑑NEOシリーズ

子ども向け図鑑の定番として圧倒的な支持を集めているのが、小学館の「図鑑NEO」シリーズです。2002年のシリーズ開始以来、累計発行部数は1,200万部を超え、信頼と実績を兼ね備えた知育図鑑として広く知られています。
最大の特徴は、豊富な実物写真と標本を使った“本物志向”の構成。さらに、全巻にDVD(120分)が付属しており、映像と書籍の両方で学べるハイブリッドな学習体験ができます。
以下にNEOシリーズの主な特徴を表にまとめました。
特徴項目 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 3歳〜小学校高学年まで |
収録テーマ数 | 全24巻(動物・恐竜・宇宙・人体・昆虫・花・きのこ等) |
写真・図版点数 | 巻ごとに約800〜1,000点 |
DVDの長さ | 約120分(ドラえもんがナビゲート) |
特別シリーズ | NEOぷらす、NEOポケット、まどあけずかん、くらべる図鑑など |
最新刊(2023年時点) | 『図鑑NEO 音楽』(2023年11月刊) |
特徴 | 本格的な標本写真、わかりやすい解説、家庭学習に最適な内容構成 |
また、「NEOぷらす」や「まどあけずかん」など、子どもの年齢や興味関心に合わせたシリーズ展開も豊富で、初めての図鑑から調べ学習の本格活用まで幅広く対応できます。図鑑NEOは、単に知識を伝えるだけでなく、「自分で調べる楽しさ」や「発見する喜び」を体験させてくれる、家庭学習の柱となるシリーズです。どの図鑑を選べばいいか迷ったときに、まず選びたいのがこのシリーズです。
おすすめ図鑑②:学研の図鑑 LIVE

学研の図鑑LIVE(ライブ)は、「実物そっくりのリアルな写真」と「最新技術を活用した映像コンテンツ」で高い評価を得ている知育図鑑シリーズです。最大の特長は、全巻にBBC(英国放送協会)制作の高品質な映像を収録したDVDが付属しており、無料アプリ「LIVE!図鑑AR」と連動することで、スマートフォンを使って3DCGや実際の鳴き声なども楽しめる点です。
図鑑としての情報量も豊富で、例えば「昆虫」巻では2,000種以上の昆虫を掲載。科学的な視点とビジュアルの両面から理解を深められる設計になっています。
以下にシリーズの特徴をまとめた表をご覧ください。
特徴項目 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 5歳〜小学校高学年 |
収録巻数 | 全25巻(2024年6月時点) |
主なテーマ | 昆虫、恐竜、動物、魚、人体、宇宙、外来生物、古生物など |
掲載種数(例:昆虫) | 約2,000種以上 |
DVDの長さ | 約50〜60分(BBC映像+学研オリジナル映像) |
スマホ連動機能 | 音声再生、動画表示、AR 3DCG表示あり(LIVE!図鑑AR) |
特筆点 | 実物大掲載・鳴き声確認可能・自由研究に強い |
図鑑LIVEは、単に「見る」だけではなく、「調べる」「聴く」「動かす」といった五感を使った体験学習を重視した構成になっています。自由研究や探究学習にも適しており、「一歩踏み込んで学びたい」子どもたちの好奇心をしっかりと受け止めてくれるシリーズです。細かい違いを知りたい、図鑑を使いこなしたい子にとって、これ以上ない頼れる一冊となるでしょう。
おすすめ図鑑③:講談社MOVE

“図鑑を眺めるだけでワクワクする!”そんな子どもの感性に応えてくれるのが、講談社の「MOVE(ムーブ)」シリーズです。MOVEの最大の特徴は、臨場感あふれる生きた写真と、NHKスペシャルやNHKアーカイブスから厳選された映像を収録したDVDのセット構成にあります。図鑑というより“冒険型のビジュアル図鑑”と言えるような作りで、まるで現地で観察しているかのような迫力のページが並びます。
また、未就学児向けには「はじめてのずかん」シリーズが用意されており、「見る」「楽しむ」ことを優先した構成は、図鑑に初めて触れる子どもにもぴったり。写真中心の誌面構成なので、字を読むのが苦手なお子さんでも直感的に理解でき、親子で一緒に「発見」できる図鑑です。
特徴項目 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 3歳〜小学校中学年(上級者向けもあり) |
巻数(2024年時点) | 全30巻以上(恐竜・動物・宇宙・人体・世界遺産・ふしぎ等) |
DVDの長さ | 約60分(NHK映像を中心に構成) |
特化ジャンル | 恐竜・生き物・科学のふしぎ・古代文明・まるみえ図鑑など |
特別シリーズ | はじめてのずかんシリーズ、MOVE mini |
写真の特長 | 標本ではなく“生きている姿”にこだわったダイナミック写真 |
最新刊(2023年時点) | 『人体のふしぎ』『ふしぎの図鑑』などが好評発売中 |
MOVEは、写真や映像を中心に、子どもが「知りたい!」と思った瞬間に自然と図鑑を手に取りたくなるような導線がしっかり設計されています。「図鑑って楽しい」と感じてもらえる第一歩として、図鑑デビューやプレゼントにも最適です。特に、動きや音に敏感な子、文字よりも“目で見る学び”に強い子にとっては、MOVEがまさに理想の選択となるでしょう。
おすすめ図鑑:分野別に人気図鑑を紹介
図鑑はテーマごとに選ぶのもおすすめです。お子さんの興味に合った分野からスタートすることで、より深く知識が定着します。以下では人気ジャンルごとのベスト図鑑をご紹介します。
恐竜図鑑 :DVD付 新版 恐竜(小学館の図鑑NEO)
恐竜好きなお子さんには、小学館NEOの「恐竜」図鑑が最適です。進化や生態系を詳しく解説し、恐竜の種類を網羅。さらにドラえもんがナビゲートするDVD付きで、楽しく学べる設計に。恐竜ブームの火付け役として多くの支持を集めている定番図鑑です。
動物図鑑:動物 新訂版(講談社の動く図鑑MOVE)
生き生きとした写真が満載のMOVEの動物図鑑は、「生き物が大好き!」な子に大好評。標本ではなく、生きた動物の姿がリアルに掲載されており、躍動感あふれる構成が魅力です。DVDでは動物の鳴き声や動きも体感でき、観察力や記憶力を刺激します。
昆虫図鑑:昆虫 新版(学研)
2000種以上の昆虫を収録した圧倒的な情報量。細かい特徴まで網羅しており、昆虫採集や自由研究にも役立ちます。アプリと連動して虫の鳴き声が聞ける機能も搭載。まさに「こども昆虫博士」を目指す子にぴったりの一冊です。

魚図鑑:魚 新訂版(講談社の動く図鑑MOVE)
美しい写真と映像で、海の世界をリアルに感じられるMOVEの魚図鑑。海や川の生き物を「見て楽しむ」ことができるため、水族館好きな子や海の生き物に興味を持つ子には特におすすめです。DVDと一緒に見れば、海の世界にどっぷり浸れます。
総括:幼児や小学生のこどもにおすすめ図鑑人気ランキングまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
● 幼児・小学生におすすめ図鑑ランキングTOP7
- はじめてずかん1000 英語つき(小学館)
→ タッチペンで音声学習、英語教育にも最適。体験型図鑑。 - 小学館こども大百科(キッズペディア)
→ 調べ学習向け、全189テーマで自由研究にも対応。 - ブリタニカ・こども大百科138億年
→ 宇宙誕生〜現代までカバー、親も学べる探究型図鑑。 - これだけは知っておきたい こども図鑑
→ 優しい言葉と図解で4歳から読める。親子の会話促進にも。 - エリック・カールと学ぼう こども図鑑
→ 絵本のような図鑑、読み聞かせ向け。英語併記あり。 - ふしぎの図鑑(プレNEO)
→ 「なぜ?」に答えるQ&A形式。日常の疑問を楽しく解決。 - こどもずかん777 英語つき 写真版
→ 写真が豊富で語彙力アップ。持ち運びにも便利なサイズ。
● 定番図鑑シリーズ3社の比較
- 小学館NEO
→ 実物写真+DVD付き。本格派で学習効果高い。 - 学研LIVE
→ BBC映像+AR対応。リアルな写真で五感を使って学べる。 - 講談社MOVE
→ NHK映像+迫力ある写真。図鑑というより“冒険体験”。
● 分野別おすすめ図鑑
- 恐竜:小学館NEO「恐竜」DVD付き、ドラえもん解説。
- 動物:講談社MOVE「動物」写真と映像で迫力満点。
- 昆虫:学研LIVE「昆虫」2000種以上、鳴き声機能付き。
- 魚:講談社MOVE「魚」映像で海の生き物を体感。
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