「名古屋学芸大学がやばい」と検索して辿り着いたあなた。

ネットで「Fラン大学」「偏差値が低い」「いじめがある」などのネガティブな評判を見かけて、不安になっていませんか?

しかし、実際のデータや就職実績、大学群内の評価を見ていくと、そのイメージは大きく覆されるかもしれません。

本記事では、名古屋学芸大学の“やばい”という噂の真偽を偏差値、学費、環境、国家試験合格率などのリアルな数字を元に徹底検証!大学選びに迷っている受験生や保護者の方に、事実に基づく判断材料をお届けします。

名古屋学芸大学はやばい?ネットの噂と実態を徹底検証

ネットでは「名古屋学芸大学はやばい」といった意見を目にすることがありますが、その根拠はどこまで信頼できるのでしょうか?ここでは、よく取り上げられる理由と、それに対する事実を見ていきます。

名古屋学芸大学が「やばい」と言われる5つの理由とは?

名古屋学芸大学が「やばい」と噂される背景には、以下の5つのポイントが挙げられます。

理由内容
1. Fランク大学という誤解匿名掲示板などで「Fラン」と表現されるが、実際は偏差値50前後の学部が多く、該当しない(※BFではない)。
2. 偏差値が低いという印象下位学部で偏差値47.5などもあり、誤解を受けやすい
3. いじめの口コミ一部のレビューサイトで「いじめがあった」との投稿があるが、具体的な根拠や証言の信憑性は不明。
4. 立地が不便日進キャンパスはバス利用必須。アクセスに難があるという声が見られる。
5. 学費が高い初年度納入金が最大170万円(看護学科)と高水準で、家計負担が重いとの意見も。

これらの「やばい」という声は、あくまで一部の主観的な意見であるケースが多く、大学全体の実態を表すものではありません。次項から、実際の偏差値や就職実績などの客観データをもとに詳しく検証していきます。

名古屋学芸大学の偏差値は?Fランなのか徹底検証

「名古屋学芸大学はFラン?」という疑問は、実際の偏差値を見れば解消されます。Fランク大学とは偏差値が測定不能なBF(ボーダーフリー)を指すことが一般的ですが、名古屋学芸大学は全学科において偏差値が明示されており、BFの学部は存在しません。

名古屋学芸大学|学部・学科別偏差値

学部学科日程偏差値
ヒューマンケア幼児保育専攻前+共通テスト47.5
前期2・3科目50.0
ヒューマンケア子どもケア専攻前+共通テスト50.0
前期2・3科目55.0
ヒューマンケア児童発達教育専攻前+共通テスト47.5
前期2・3科目50.0
看護看護学科前期3科目55.0
前期2科目57.5
管理栄養管理栄養学科全日程共通52.5
メディア造形映像メディア学科全日程共通55.0
デザイン学科52.5〜55.0
ファッション造形学科全日程共通47.5

引用:スタディサプリ進路

全体的に偏差値は47.5〜57.5の範囲で、中堅〜中堅上位の私立大学に相当します。特に看護学科やメディア造形学科など一部では偏差値55超を記録しており、「Fラン」という評価は実情に即していないと言えるでしょう。

「いじめがある」という口コミの真相は?在学生のリアルな声を調査

ネット上では「名古屋学芸大学にいじめがある」という書き込みを散見しますが、その多くは匿名掲示板やSNSでの投稿であり、信頼性には注意が必要です。口コミを分析すると、「グループ内の人間関係が面倒だった」「サークルでのトラブルがあった」といった内容が多く、これは全国どの大学でも一定数見られる傾向です。

一方、名古屋学芸大学のヒューマンケア学部では、心理学・教育・福祉の観点から子ども支援に深く取り組む教育が行われており、いじめや心の問題にも理解を持つ人材の育成を目指しています。

子どもケア学科の特徴

専攻主な養成目標取得可能資格例
子どもケア専攻養護教諭・健康管理の専門職養護教諭一種、中高教諭一種、心理士等
幼児保育専攻保育と医療知識を併せ持つ保育士・教諭保育士、幼・小教諭一種、レクインストラクター
児童発達教育専攻発達心理に基づく子ども支援の専門家小・特支教諭一種、認定心理士、学校心理士等

引用:名古屋学芸大学公式サイト

こうしたカリキュラム環境からも、大学全体で「いじめが蔓延している」という根拠はなく、むしろ学生間の支援や交流を重視した教育が行われていると言えます。誤った評判だけにとらわれず、実態を多角的に把握する姿勢が求められます。

キャンパスの立地や施設はやばい?名古屋学芸大学の環境評価

名古屋学芸大学には、用途に応じた2つのキャンパスが存在します。学習環境としての施設水準は高く、口コミでも「建物がきれい」「設備が最新」といった評価が多く見られます。一方で、アクセスについては好みが分かれるポイントです。

名古屋学芸大学のキャンパス情報一覧

キャンパス名主な学部所在地(住所)最寄駅・アクセス特徴
日進キャンパス管理栄養・メディア造形・ヒューマンケア愛知県日進市岩崎町竹ノ山57地下鉄「上社駅」→専用バスで約15分自然豊か・広大・外国語大と隣接
名城前医療キャンパス看護学部名古屋市中区三の丸4-1-1地下鉄「名古屋城駅」徒歩2分都心に位置・通学便利・医療連携施設が充実

日進キャンパスは郊外型ながらも緑が多く、学生同士の交流やイベントも盛んです。専用バス利用を煩わしく感じる声も一部ありますが、キャンパス自体は美観と機能性を兼ね備えた設計。

一方、名城前医療キャンパスは名古屋中心部の利便性を活かし、看護教育に適した立地です。

どちらのキャンパスも「やばい」と言われるようなマイナス要素はなく、むしろ目的に合った快適な環境が整っています。

学費は本当に高い?他大学との比較で見えるリアル

名古屋学芸大学は「学費が高い」と言われがちですが、その内訳を見ると各学部の教育環境や国家資格対応の設備投資に基づいた妥当な設定と言えます。以下は、各学科の初年度納入金の一覧です。

名古屋学芸大学|初年度納入金一覧

学部学科初年度納入金(円)
管理栄養学部管理栄養学科1,395,000
メディア造形学部映像メディア学科1,675,000
メディア造形学部デザイン学科1,625,000
メディア造形学部ファッション造形学科1,475,000
ヒューマンケア学部子どもケア学科1,330,000
看護学部看護学科1,800,000

引用:名古屋学芸大学公式サイト

看護学科や映像系学科の学費は高めですが、これは実習・実験費用や専門設備が充実していることによるものです。加えて、同分野での国家資格取得支援や高い就職率を考えると、名古屋学芸大学の学費は「高い=割高」ではなく「必要投資」と評価できます。

他の医療・芸術系私立大学と比較しても、学費水準は平均的で、費用対効果の高い大学の一つです。

名古屋学芸大学の難易度と実績がはやばい

ここからは「やばい」とは逆の側面、つまり名古屋学芸大学が持つ“実力”を客観的なデータから見ていきます。国家試験の合格率、就職実績、大学群内での評価などから見えてくるのは、名古屋学芸大学が中部私大トップクラスであるという事実です。

国家試験の合格率がやばい!管理栄養士・看護師ともに全国上位

名古屋学芸大学は、国家資格の合格実績において全国でもトップクラスの成果を出しており、「やばい」と評されるのも納得の実力校です。特に管理栄養士と看護師の合格率は注目に値します。

まず、第37回管理栄養士国家試験(2023年実施)においては、受験者169名中165名が合格し、合格率は97.6%、受験率は99.4%を記録しました。全国4位・東海地区1位の成績は、まさに全国屈指といえる実績です。

さらに、看護学科においても驚異的な成果が出ています。第112回看護師国家試験(2023年実施)では、受験者97人全員が合格し、合格率は100%。開設以来この水準を維持しており、大学全体の国家試験対策の充実ぶりがうかがえます。

資格年度受験者数合格者数合格率全国順位特記事項
管理栄養士国家試験2023年169人165人97.6%全国4位受験率99.4%
看護師国家試験2023年97人97人100%非公開(上位)開設以来全員合格

引用:名古屋工芸大学公式サイト

名古屋学芸大学では、1年次からの模擬試験や4年次の集中講座など、段階的で実践的な国家試験対策が行われています。将来、医療・栄養分野で専門職として活躍したい人にとって、これほど信頼できる大学はそう多くありません。国家試験の合格実績は、名古屋学芸大学の実力を端的に示すデータです。

就職率が高すぎてやばい?卒業後の進路・内定先一覧

名古屋学芸大学は、国家資格の取得だけでなく、就職面でも圧倒的な実績を誇ります。特にヒューマンケア学部では、2023年度(2023年4月~2024年3月卒)の就職希望者43名に対して全員が就職し、就職率100%を達成しています。その他の学部でも、教員・公務員・医療・保育・福祉・メディアなど、各専門分野で着実に内定を得ています。

以下は学部別の2023年度就職実績のまとめです。

学部    卒業者数就職希望者就職者就職率主な就職先例
芸術    460人  375人    322人 85.9% 手塚プロダクション、MAPPA、トヨタ自動車、IMAGICA GEEQ、日産自動車、志摩スペイン村
人間発達 47人   43人     43人  100%  愛知県・東京都教員、一宮市・清須市・岡崎市等の保育職、公務員多数

引用:パスナビ

メディア系では、著名な制作会社や大手企業への内定実績が確認されており、専門性を活かした進路が開かれています。これだけの結果を出している大学を「やばい」と評価するのは的外れであり、むしろ実績重視の進路選択をしたい学生には魅力的な環境と言えるでしょう。

名名中日とは?中部圏ローカル大学群でトップの実力

名古屋学芸大学は、「名名中日(めいめいちゅうにち)」という中部地方の私立大学群に含まれる大学のひとつです。この大学群は、主に愛知県周辺の中堅私立大学で構成され、地元志向の受験生や専門職志向の学生にとって注目されています。

「名名中日」に含まれる大学は以下の通りです。

大学名      主な学部分野       偏差値帯特徴・強み
名古屋学芸大学  看護・栄養・保育・メディア47.5〜57.5   国家資格合格率・就職率が非常に高い
中部大学     理工・人文・経営・生命科学37.5〜55.0   理系研究施設が充実、総合大学
名古屋学院大学  経済・外国語・リハビリ  35.0〜42.5   キリスト教系、国際系に強み
日本福祉大学   社会福祉・教育・保健医療 35.0〜47.5   社会福祉分野では全国的な実績

名古屋学芸大学は、医療・福祉・教育系の国家資格取得に直結した学部を多く持ち、管理栄養士合格率全国4位、看護師国家試験合格率100%(2023年)など、圧倒的な成果を出しています。

そのため、名名中日内での序列としては明確にトップといえる存在であり、愛知県内で専門職志向の大学を探すなら、第一選択肢になりうる大学です。

入試難易度が上昇中?合格に必要な偏差値・得点率

名古屋学芸大学はここ数年で入試難易度が徐々に上昇しています。特に注目すべきは共通テスト利用方式の得点率で、全学部において高得点が求められる傾向が見られます。近年では80%を超えるケースもあり、「簡単に入れる大学」というイメージはすでに過去のものと言えるでしょう。

以下は、2024年度の共通テスト利用における学部別の得点率目安です。

学部      学科・専攻      共通テスト得点率(目安)
管理栄養学部  管理栄養学科     62%〜68%      
ヒューマンケア学部子どもケア・保育・発達 60%〜73%      
メディア造形学部映像・デザイン・ファッション72%〜86%      
看護学部    看護学科       69%〜71%      

また、管理栄養学部の前期試験では倍率9.1という年もあり、志願者のレベルは確実に上がっています。特に医療・保育・デザインなど専門職を目指す志望者が集中していることが、難易度上昇の一因といえるでしょう。

このように名古屋学芸大学は「入りやすい大学」から「しっかり準備しないと合格できない大学」へと進化を続けており、志望する際は早期からの対策が重要です。

名古屋学芸大学の実力!東京で言うと?

名古屋学芸大学が「やばい」と誤解される背景には、全国的な知名度やメディア露出の少なさが影響しているかもしれません。しかし、偏差値や進路実績から見れば、他の有力私立大学と同水準の実力を有しています。以下に、近いレベルとされる大学の偏差値帯を比較表にまとめました。

大学名     主な学部       偏差値帯
名古屋学芸大学 看護・栄養・教育・デザイン47.5~57.5     
南山大学    外国語・経済・理工など  42.5~57.5     
名古屋外国語大学外国語・国際・教養系   42.5~55.0     
明治学院大学  文・法・心理・国際系   47.5~62.5     
津田塾大学学芸・総合政策系     42.5~52.5     

名古屋学芸大学は特に医療・福祉・教育系分野に強く、国家資格合格率や就職率といった実績面で他大学に引けを取りません。知名度では首都圏の大学に及ばないものの、地元志向の学生にとっては「堅実な進路を築ける大学」として高い支持を得ているのです。

この比較からも、名古屋学芸大学が「やばい大学」ではなく、「実力ある実践型大学」であることが明確に分かります。

総括:名古屋学芸大学の難易度がやばい!まとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  • ネット上で「やばい」「Fラン」と言われるが、実際は偏差値47.5〜57.5で中堅上位レベル。BF(測定不能)は存在しない
  • いじめの口コミは存在するが信憑性に乏しく、大学側は教育・心理面からの支援体制を整備
  • 日進キャンパス・名城前キャンパスともに施設は新しく、学習環境は良好。立地の評価は分かれる
  • 初年度学費は最大180万円と高めだが、専門設備・国家資格支援を含めれば妥当な水準
  • 管理栄養士国家試験合格率97.6%、看護師国家試験合格率100%と全国トップレベル
  • 2023年度はヒューマンケア学部で就職率100%、メディア系でも有名企業への内定多数
  • 中部地方の大学群「名名中日」の中で最上位に位置付けられ、特に専門職分野で強み
  • 共通テスト利用で得点率80%以上が求められる学部もあり、入試難易度は上昇中
  • 明治学院大学・南山大学などと偏差値帯が近く、実績面でも遜色ない