今日は国語の定期テストや入試でもよく出る「古今和歌集」と「新古今和歌集」の違いについて分かりやすく解説します。

「どっちがどんな特徴を持っているの?」
「時代や作者が違うって聞いたけど、どういうこと?」

こんな疑問を持っている人も多いですよね。実は、古今和歌集と新古今和歌集は、時代背景や編者だけでなく、和歌の作風や表現技法にも大きな違いがあるんです!

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古今和歌集と新古今和歌集の違い:時代や作者を比較

では早速、古今和歌集と新古今和歌集の違いを見ていきます。

古今和歌集と新古今和歌集の違いをざっくり解説

古今和歌集と新古今和歌集の一番大きな違いは、「作られた時代」と「作風」です。

  • 古今和歌集(こきんわかしゅう)は、平安時代の905年に醍醐天皇の命令で編纂された、日本最初の勅撰和歌集です。編者は紀貫之ら4人の歌人。和歌の特徴は「優雅で繊細」な表現が多いことです。
  • 新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)は、鎌倉時代の1205年に後鳥羽上皇の命令で編纂されました。藤原定家を中心に6人の歌人が編者として活躍しました。作風は「幻想的で象徴的な美しさ」が際立っています。

また、収録されている歌の数にも違いがあります。

  • 古今和歌集:約1,100首(20巻)
  • 新古今和歌集:約2,000首(20巻)

このように、古今和歌集と新古今和歌集は、成立した時代や収録されている和歌の特徴が大きく異なります。

古今和歌集とは?特徴・代表歌人・成立の背景を解説

古今和歌集は、平安時代に編纂された日本最初の勅撰和歌集です。「勅撰(ちょくせん)」とは、天皇の命令によって作られた和歌集のことを指します。

古今和歌集の特徴

  1. 成立時期:905年(平安時代初期)
  2. 編者:紀貫之(きのつらゆき)、紀友則(きのとものり)、壬生忠岑(みぶのただみね)、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)
  3. 作風:「たをやめぶり」(優雅で繊細な美しさ)
  4. 使用技法:「掛詞(かけことば)」「縁語(えんご)」など

また、序文には「仮名序」と呼ばれる文章があり、これを紀貫之が書いたことでも有名です。紀貫之は「やまと歌は、人の心を種として…」と、日本の和歌の本質を説明しました。

新古今和歌集とは?特徴・代表歌人・成立の背景を解説

新古今和歌集は、鎌倉時代に成立した第八番目の勅撰和歌集です。この時代は武士が政治の中心になっていましたが、文化的にはまだ貴族の影響が強く、和歌も非常に洗練されたものになっています。

新古今和歌集の特徴

  1. 成立時期:1205年(鎌倉時代初期)
  2. 編者:藤原定家(ふじわらのさだいえ)、藤原家隆(ふじわらのいえたか)、源通具(みなもとのみちとも)ら6人
  3. 作風:「幽玄(ゆうげん)」「有心(うしん)」と呼ばれる幻想的で象徴的な表現
  4. 使用技法:「本歌取り(ほんかどり)」「体言止め」など

新古今和歌集では、過去の有名な和歌を引用する「本歌取り」という技法が多く使われ、より深い意味を持つ和歌が作られました。

古今和歌集と新古今和歌集の歌風の違いを実際の和歌で比較

古今和歌集の例(小野小町)

花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに

(現代語訳)
花の色はすっかり色あせてしまいました。私の人生もまた、長い年月の間に色あせてしまったのです。

→ 「ながめ」には「長雨」と「物思いにふける」という意味があり、「掛詞(かけことば)」が使われています。

新古今和歌集の例(藤原定家)

見わたせば 花も紅葉も なかりけり
浦の苫屋の 秋の夕暮れ

(現代語訳)
あたりを見渡してみると、桜も紅葉もなく、ただ海辺の苫屋だけが見える。まるで、秋の寂しさを象徴するような夕暮れの光景です。

→ こちらは「余情(よじょう)」を大切にした、新古今和歌集らしい和歌です。

古今和歌集と新古今和歌集の時代背景と文化的影響の違い

平安時代(古今和歌集)

  • 貴族文化が最も栄えた時代
  • 和歌は貴族の社交ツールとして発展
  • 自然や恋愛をテーマにした優雅な作品が多い

鎌倉時代(新古今和歌集)

  • 武士が政治の中心になり、文化も変化
  • 和歌はより深い精神性を持つようになる
  • 「無常観(むじょうかん)」が強調される

古今和歌集と新古今和歌集の違いを深掘り

ここからは、古今和歌集と新古今和歌集の違いをさらに深掘りしていきます。

テストに出る重要ポイントも合わせて紹介します。

古今和歌集と新古今和歌集の違いを簡単に覚える語呂合わせ

テストや暗記に役立つ「語呂合わせ」を紹介します!これを覚えておけば、古今和歌集と新古今和歌集の特徴を簡単に思い出せますよ。

古今和歌集の語呂合わせ

「古(こ)き き(き)じ(じ)ん(紀貫之)」
→ 古今和歌集の編者 紀貫之 を覚える語呂です。

「平安時代の和歌のプロ、紀貫之が”古(こ)”くから和歌をまとめた!」
→ 平安時代に成立したことを思い出せる語呂です。

新古今和歌集の語呂合わせ

「新(し)た(た)け(定家)の い(い)し(式子内親王)」
→ 新古今和歌集の編者の一人、藤原定家や代表的な歌人を覚える語呂です。

「新しい和歌の達人、定家が鎌倉時代に活躍!」
→ 鎌倉時代に成立したことを思い出せる語呂です。

テストによく出る古今和歌集と新古今和歌集の重要ポイントまとめ

テストでは、「古今和歌集と新古今和歌集の違いを説明しなさい」といった問題がよく出題されます。ここで、よく出るポイントをまとめておきましょう!

よく出る問題と解答例

問題1:「古今和歌集と新古今和歌集の違いを答えなさい。」
答え:「古今和歌集は平安時代(905年)に醍醐天皇の命で編纂され、優雅で技巧的な和歌が特徴。新古今和歌集は鎌倉時代(1205年)に後鳥羽上皇の命で編纂され、幻想的で象徴的な作風が特徴。」

問題2:「新古今和歌集の代表的な技法は何か?」
答え:「本歌取り、体言止め、七五調の初句切れ・三句切れなど。」

問題3:「古今和歌集の代表的な歌人は?」
答え:「紀貫之、小野小町、在原業平など。」

問題4:「新古今和歌集の代表的な歌人は?」
答え:「藤原定家、藤原家隆、西行、式子内親王など。」

このように、テストでは「成立時期・編者・作風・技法」が問われやすいので、しっかり覚えておきましょう!

和歌の技法を解説!古今和歌集と新古今和歌集の違いを表現手法で比較

和歌の技法にも違いがあります。ここでは、それぞれの和歌集でよく使われる技法を解説します。

古今和歌集の技法

📌 掛詞(かけことば) → 一つの言葉に二つの意味を持たせる表現技法
例:「花の色は うつりにけりな いたづらに…」
→ 「ながめ」は「長雨」と「物思い」の二重の意味を持つ

📌 縁語(えんご) → 和歌の中で意味のつながる言葉を組み合わせる技法
例:「あづさ弓 はる立ちしより…」
→ 「弓」「はる(張る)」が関連している

新古今和歌集の技法

📌 本歌取り(ほんかどり) → 過去の有名な和歌の一部を取り入れ、新たな意味を加える技法
例:「志賀の浦や 遠ざかりゆく 波間より…」
→ 『後拾遺和歌集』の快覚の歌をもとに作られている

📌 体言止め → 文末を名詞で終わらせて、余韻を持たせる技法
例:「見わたせば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ」
→ 最後の「秋の夕暮れ」で余情を感じさせる

古今和歌集・新古今和歌集に収録された代表歌を時代ごとに比較

和歌の違いを知るには、実際の作品を比較してみるのが一番です!

古今和歌集(平安時代)

🌸 紀貫之の歌

春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
(春が過ぎ、夏が来たらしい。天の香具山では白い衣を干しているという。)

自然や季節の移り変わりを繊細に表現するのが特徴

新古今和歌集(鎌倉時代)

🍁 藤原定家の歌

見わたせば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ
(見渡しても、桜も紅葉もない。ただ海辺の苫屋だけがある、秋の夕暮れの寂しさよ。)

景色の描写とともに、無常観や寂しさを表現するのが特徴

古今和歌集と新古今和歌集の重要単語・用語解説【簡単まとめ】

テストで頻出の和歌用語を解説します!

📌 勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)→ 天皇や上皇の命令で編纂された和歌
📌 掛詞(かけことば) → 一つの言葉に二つの意味を持たせる技法
📌 本歌取り(ほんかどり) → 過去の和歌を取り入れて新しい意味を加える技法📌 幽玄(ゆうげん) → 新古今和歌集でよく使われる表現で奥深い美しさを表す
📌 余情(よじょう) → 和歌の最後に余韻を残す技法

総括:古今和歌集と新古今和歌集の違いまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

古今和歌集と新古今和歌集の違い一覧は以下の通りです。

項目古今和歌集新古今和歌集
成立時期905年(平安時代)1205年(鎌倉時代)
勅命者醍醐天皇後鳥羽上皇
編者紀貫之、紀友則、壬生忠岑、凡河内躬恒藤原定家、藤原家隆、源通具、寂蓮、六条有家、藤原雅経
収録歌数約1,100首約2,000首
特徴優雅で技巧的(たをやめぶり)幻想的で象徴的(幽玄・有心)
使用技法掛詞、縁語、七五調本歌取り、体言止め、三句切れ
代表歌人小野小町、在原業平、紀貫之藤原定家、式子内親王、西行
代表和歌「花の色は うつりにけりな いたづらに…(小野小町)」「見わたせば 花も紅葉も なかりけり…(藤原定家)」

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