今日は「内村鑑三(うちむら かんぞう)」という昔のすごい人が残した名言について、みんなと一緒に学んでいきたいと思います。
内村鑑三は、明治時代に活やくしたキリスト教の思想家で、多くの人に影響をあたえた人物です。彼の言葉には、人生をどう生きるか、困ったときにどう考えるかなど、大事なヒントがたくさんつまっているのです。
ここからは、そんな内村鑑三の名言を紹介しながら、その意味を分かりやすく解説していきますよ!
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内村鑑三の名言一覧|心に響く格言集まとめ
内村鑑三の名言は、私たちの心に深く響きます。ここでは、彼が遺した31の名言を紹介します。それぞれの言葉が、私たちに何を教えているのかを理解し、実生活にいかすためのヒントを見つけましょう。
内村鑑三の名言31選まとめ|人生に役立つ格言を一覧で紹介
まずは、内村鑑三の名言を一覧表にしてご紹介します。この中には、毎日の生活や人との関わり、困難の乗りこえ方など、いろいろなテーマの名言がありますよ。
番号 | 内村鑑三の名言 |
---|---|
1 | 一日は貴い一生である。これを空費してはならない。 |
2 | 喜びの声を発すれば喜びの人となり悲しみの声を発すれば悲しみの人となる。 |
3 | 他の人の行くことを嫌う所へ行け。他の人のいやがる事を為せ。 |
4 | 誠実から得た信用は最大の財産となる。 |
5 | 学は貴し。されども精神の貴きに如かず。 |
6 | 後世へ遺すべき物はお金、事業、思想もあるが誰にでもできる最大遺物とは勇ましく高尚なる生涯である。 |
7 | 信仰は信仰に由て維持する能はず、信仰は労働に由てのみ能く維持するを得べし。信仰は根にして労働は枝なり。 |
8 | 婦人を遇するの道は、その高貴なる品性をはげますにあり、その賎劣なる虚栄心に訴ふるにあらず。 |
9 | 家庭は日本人最大多数に取りては幸福なる処ではなくして忍耐の所である。 |
10 | 恐るべき者は宗教家にあらず、彼等は時代の子なり、神の僕に非ず、彼等は時代の思潮に逆ひて何事をも為し得る者に非ず。 |
11 | 恐るべき者は政治家にあらず、彼等は権力の阿従者なり。正義の主張者に非ず、彼等は権力の命令に抗して何事をも存し得る者に非ず。 |
12 | 恐るべき者は新聞記者にあらず、彼等は時勢の従属なり、其指導者にあらず、彼等は時勢の要求に反して何事をも語り得る者に非ず。 |
13 | 愛に恐怖なし、最上の道徳たればなり。愛に疑惑なし。最大の真理たればなり。愛に束縛なし、真箇の自由なればなり。 |
14 | 政治に野心がある、好策がある、結党がある、政治は清浄を愛し、潔白を求むる者の入らんと欲する所ではない。 |
15 | 真の愛は悪に対する憎悪を十分にふくむものである。仮面的の愛または浅き愛は、悪を憎むことを知らない。けれども深き真なる愛は、かくあることはできないのである。 |
16 | 自然の自然は自然なり。自然主義者の自然は不自然なり。 |
17 | 一日一生。一日は貴い一生である。これを空費してはならない。 |
18 | 清潔、整頓、堅実を主としなさい。 |
19 | 天災そのものは刑罰ではあるまい。しかし、悪人がこれに遭遇すれば天災は確かに天罰である。義人がこれに遭遇すれば天災は天罰ではなくして善き試練である。 |
20 | 天災は悪人に取ては刑罰である、義人に取ては恩恵である。 |
21 | 天災は反てその恵を実にするに過ぎない。 |
22 | 我等は常に衷に備えて天災に備えることが出来る。是れが宗教の力である。科学以上の力である。 |
23 | 泥土の下には盤石あり、雲霧の上には太陽あり。不平の極には又幸と望なきに非ず。 |
24 | 彼は希望なき不平家に非ず、光明を仰ぎ見ざる厭世家に非らざりき。 |
25 | 実直な者が真面目に生涯を送る限り、いつしか光明を見出す。 |
26 | 誰にでもできる最大遺物とは勇ましく高尚なる生涯である。 |
27 | 宗教はすべての災厄を試練として受けとめる力を人に与える。 |
28 | 信仰は行動によってのみ真実になる。 |
29 | 悪を知ってなお正義を行うところに真の勇気がある。 |
30 | 正義は行動によってこそ輝く。 |
31 | 高き理想は、平凡なる日常の中に生きてこそ意味を持つ。 |
一日は貴い一生である
この言葉は、「たった一日」と思うかもしれないけれど、その一日がとても大切な一生のようなものだよ、という意味です。
たとえば、宿題をあとまわしにしたり、「明日やればいいや」と思っていると、あっという間に時間はすぎてしまいます。でも、今日できることを大切にすることで、未来が変わるのです。
内村鑑三は、「今日を大事に生きることが、しあわせな人生につながる」と教えてくれているのですね。
誠実から得た信用は最大の財産となる
「誠実(せいじつ)」とは、ウソをつかず、正直に行動することです。
そして、その誠実な生き方によって得られる「信用」は、お金よりも大事な“たからもの”になるというのが、この名言の意味です。
たとえば、友だちとの約束をちゃんと守る人は、まわりから「信頼できる人だな」と思ってもらえます。これは、勉強にも仕事にも生き方にも関係してくる、とても大切なことです。
他の人のいやがる事を為せ
この言葉は、みんながやりたがらないこと、つらいこと、苦しいことに、すすんで取りくむことが大切だよ、という意味です。
たとえば、学校でゴミが落ちていたら、気づいて拾うこと。だれかが困っていたら、声をかけて助けること。そんな行動が「勇気」や「やさしさ」となって、すごく立派なことになるのです。
内村鑑三は、「人のために行動する勇気が、すばらしい人生につながる」と伝えてくれているのですね。
学は貴し。されども精神の貴きに如かず
この名言は、「勉強することは大切だけど、もっと大切なのは心のあり方だよ」ということを教えてくれています。
どれだけ頭がよくても、人をバカにしたり、悪いことをしていたら、意味がないですよね。逆に、あまり勉強が得意じゃなくても、やさしい心を持っている人は、まわりから大切にされます。
内村鑑三は、心の美しさや思いやりが、本当の“かしこさ”であり“強さ”だと教えてくれているのです。
内村鑑三の名言の意味をわかりやすく解説
さて、ここからは内村鑑三の名言の中でも、特に人生の指針になるような深い言葉を、塾長がていねいに解説していきますよ。
昔の言葉でも、今の時代にぴったりな教えがたくさんあります。ぜひ、自分の生活にいかしてみてくださいね!
清潔、整頓、堅実を主としなさい
この名言は、内村鑑三がのこした「成功の秘訣十箇条」のひとつです。
意味はとてもシンプルで、「いつもきれいにすること、ものを整理整とんすること、まじめでこつこつと生活することが大事だよ」という教えです。
たとえば、部屋をそうじする、学校の用意を前の日にする、約束を守る…。どれも地味に見えるかもしれませんが、こうした毎日の小さな積み重ねが、やがて大きな成功につながるのです。
成功のカギは、特別な力よりも「毎日をちゃんと生きること」なんですね。
信仰は労働に由てのみ能く維持する
この言葉は、「信じる気持ちは、働くことや努力によって本当に強くなるんだよ」という意味です。ただお祈りをするだけではなく、行動しないと信じる力は続かないよ、と内村鑑三は教えています。
たとえば、テストでいい点をとりたいと思ったら、まずは勉強することが大切ですよね。ただ「できたらいいな〜」と思うだけでは結果は出ません。
信じることと努力することはセット。これが本当の「信仰」だと内村鑑三は語っているのです。
天災は悪人には刑罰、義人には試練
この名言は、「大きな災害や困難は、悪いことをした人には“罰”だけど、正しく生きている人には“試練”としてあたえられるものだよ」という考え方です。
たとえば、つらいことが起きたときに、「なんで自分だけ…」と思ってしまうことがあります。でも、正しいことをしていれば、それは神さまがあなたをもっと強くするためにあたえてくれた“テスト”なのかもしれません。
苦しいときこそ、自分の心のあり方がためされている――そんな深い意味がこの名言にはこめられています。
真の愛は悪に対する憎悪を含む
内村鑑三は、「本当の愛は、ただ優しいだけじゃないよ。悪いことには“ノー”と言える強さもふくまれているんだ」と教えています。
たとえば、いじめを見て見ぬふりするのは「やさしさ」ではありませんよね。本当に友だちを思うなら、「それはダメだよ」と止めることも必要です。
この名言は、「正しいことを守るためには、ときに強さも必要なんだ」ということを、私たちに教えてくれているのです。
泥土の下には盤石あり
最後に紹介するこの名言は、「ぬかるみの下には、かたい岩がある。だから、苦しい中にもかならず希望はある」という意味です。
学校でうまくいかないことがあったり、家でつらいことがあったとしても、それは一時的な“ぬかるみ”かもしれません。その下には、きっとしっかりした“自分の力”や“支えてくれる人”がいるのです。
あきらめずに前に進むことで、かならず道は開けると、内村鑑三は教えてくれています。
総括:内村鑑三の心に刺さる名言集まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
番号 | 内村鑑三の名言 |
---|---|
1 | 一日は貴い一生である。これを空費してはならない。 |
2 | 喜びの声を発すれば喜びの人となり悲しみの声を発すれば悲しみの人となる。 |
3 | 他の人の行くことを嫌う所へ行け。他の人のいやがる事を為せ。 |
4 | 誠実から得た信用は最大の財産となる。 |
5 | 学は貴し。されども精神の貴きに如かず。 |
6 | 後世へ遺すべき物はお金、事業、思想もあるが誰にでもできる最大遺物とは勇ましく高尚なる生涯である。 |
7 | 信仰は信仰に由て維持する能はず、信仰は労働に由てのみ能く維持するを得べし。信仰は根にして労働は枝なり。 |
8 | 婦人を遇するの道は、その高貴なる品性をはげますにあり、その賎劣なる虚栄心に訴ふるにあらず。 |
9 | 家庭は日本人最大多数に取りては幸福なる処ではなくして忍耐の所である。 |
10 | 恐るべき者は宗教家にあらず、彼等は時代の子なり、神の僕に非ず、彼等は時代の思潮に逆ひて何事をも為し得る者に非ず。 |
11 | 恐るべき者は政治家にあらず、彼等は権力の阿従者なり。正義の主張者に非ず、彼等は権力の命令に抗して何事をも存し得る者に非ず。 |
12 | 恐るべき者は新聞記者にあらず、彼等は時勢の従属なり、其指導者にあらず、彼等は時勢の要求に反して何事をも語り得る者に非ず。 |
13 | 愛に恐怖なし、最上の道徳たればなり。愛に疑惑なし。最大の真理たればなり。愛に束縛なし、真箇の自由なればなり。 |
14 | 政治に野心がある、好策がある、結党がある、政治は清浄を愛し、潔白を求むる者の入らんと欲する所ではない。 |
15 | 真の愛は悪に対する憎悪を十分にふくむものである。仮面的の愛または浅き愛は、悪を憎むことを知らない。けれども深き真なる愛は、かくあることはできないのである。 |
16 | 自然の自然は自然なり。自然主義者の自然は不自然なり。 |
17 | 一日一生。一日は貴い一生である。これを空費してはならない。 |
18 | 清潔、整頓、堅実を主としなさい。 |
19 | 天災そのものは刑罰ではあるまい。しかし、悪人がこれに遭遇すれば天災は確かに天罰である。義人がこれに遭遇すれば天災は天罰ではなくして善き試練である。 |
20 | 天災は悪人に取ては刑罰である、義人に取ては恩恵である。 |
21 | 天災は反てその恵を実にするに過ぎない。 |
22 | 我等は常に衷に備えて天災に備えることが出来る。是れが宗教の力である。科学以上の力である。 |
23 | 泥土の下には盤石あり、雲霧の上には太陽あり。不平の極には又幸と望なきに非ず。 |
24 | 彼は希望なき不平家に非ず、光明を仰ぎ見ざる厭世家に非らざりき。 |
25 | 実直な者が真面目に生涯を送る限り、いつしか光明を見出す。 |
26 | 誰にでもできる最大遺物とは勇ましく高尚なる生涯である。 |
27 | 宗教はすべての災厄を試練として受けとめる力を人に与える。 |
28 | 信仰は行動によってのみ真実になる。 |
29 | 悪を知ってなお正義を行うところに真の勇気がある。 |
30 | 正義は行動によってこそ輝く。 |
31 | 高き理想は、平凡なる日常の中に生きてこそ意味を持つ。 |