今回は、平安時代の有名な歌人グループ「六歌仙」の覚え方について解説します。
六歌仙は『古今和歌集』の序文で紀貫之が挙げた6人の歌人ですが、歴史の授業やテストに登場するものの、名前を覚えるのが大変ですよね?
でも大丈夫!六歌仙は「語呂合わせ」を使うと、簡単に暗記できるんです。
この記事では、テスト対策にも役立つ覚え方や、六歌仙それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
最後まで読めば、「六歌仙なんて余裕!」と思えるようになりますよ!
六歌仙の覚え方!語呂合わせを使って暗記する方法

六歌仙の覚え方には、色々な語呂合わせが考案されています。どの方法もユニークで覚えやすいものばかりなので、自分に合ったものを見つけてください。
六歌仙の覚え方は語呂合わせが最適!
六歌仙を覚えるときに、一番効率的なのは「語呂合わせ」を使うことです。歴史の用語や人名を暗記する際には、言葉のリズムやイメージで記憶に残りやすくするのがポイント。
例えば、「大友黒主(おおとものくろぬし)」や「僧正遍昭(そうじょうへんじょう)」といった難しい名前も、語呂合わせを使えばスラスラ覚えられるようになります。
語呂合わせのメリットは以下の3つです。
- リズムがあるので覚えやすい!
- 短いフレーズで6人まとめて暗記できる!
- 他の歴史用語とも結びつけられる!
では、実際の語呂合わせを見ていきましょう。
六歌仙の語呂合わせ①「お惣菜は気分だい」
最もポピュラーな語呂合わせのひとつが 「お惣菜は気分だい」 です。
六歌仙の名前を以下のように当てはめることで、一気に覚えられます。
- お → 小野小町
- そう → 僧正遍昭
- ざい → 在原業平
- き → 喜撰法師
- ぶん → 文屋康秀
- だい → 大友黒主
「お惣菜は気分だい」と言われると、「その日の気分でお惣菜を選ぶ」イメージが浮かびますね。こうした言葉のイメージを使って覚えると、より記憶に残りやすくなります。
六歌仙の語呂合わせ②「大小の僧が喜ぶ文(ふみ)が在る」
こちらの語呂合わせも人気があります。
- 大(大友黒主)
- 小(小野小町)
- 僧(僧正遍昭)
- 喜(喜撰法師)
- 文(文屋康秀)
- 在(在原業平)
「大小の僧が喜ぶ文が在る」とは、「大小の僧侶が文学を喜ぶ」というイメージですね。
歴史の中で、仏教と文学が密接に関わっていたことを思い出しながら覚えると、さらに理解が深まりますよ!
六歌仙の語呂合わせ③「大掃除 アリは各々 奮起せん」
この語呂合わせもとてもユニークです。
- 大(大友黒主)
- 掃除(僧正遍昭)
- アリは(在原業平)
- 各々(小野小町)
- 奮(文屋康秀)
- 起せん(喜撰法師)
「大掃除をして、アリ(蟻)が各々奮起する」と覚えると、ちょっと面白いストーリーになって、より印象に残りやすくなります。
六歌仙の語呂合わせ④「おお友よ 喜びそうで困っちゃう 蟻のフンにも六歌仙」
この語呂合わせは、リズムが良くて覚えやすいのが特徴です。
- おお(大友黒主)
- 友(大友黒主)
- よ(小野小町)
- 喜(喜撰法師)
- そう(僧正遍昭)
- あり(在原業平)
- ふん(文屋康秀)
「おお友よ!」という言葉から始まることで、まるで詩のような雰囲気になります。学校で友達と一緒に覚えるのも楽しくなりそうですね。
六歌仙の覚え方が分かったら:人物解説

六歌仙をただ覚えるだけでなく、それぞれの人物の特徴や代表的な和歌を知ると、より記憶に残りやすくなります。ここでは、六歌仙の一人ひとりについて簡単に解説します。
小野小町(おののこまち) – 伝説の美女で有名な歌人
六歌仙の中で最も有名な歌人の一人が小野小町です。「絶世の美女」として伝えられ、多くの伝説や物語が残されています。
小野小町の特徴
- 平安時代の宮廷に仕えた女流歌人
- 美貌だけでなく、歌の才能にも優れていた
- 晩年に関する悲しい伝説が多い
代表的な和歌(百人一首より)
「花の色は うつりにけりな いたづらに
我が身世にふる ながめせしまに」
この和歌は「美しさもいつかは衰えてしまう」という儚さを詠んでおり、小野小町の人生とも重なるような印象的な歌です。
在原業平(ありわらのなりひら) – 伊勢物語のモデル
在原業平は「伊勢物語」の主人公のモデルとされる歌人で、情熱的な恋愛歌が特徴です。
在原業平の特徴
- 阿保親王の子で、貴族出身
- 多くの恋の歌を残したプレイボーイ的な存在
- 武勇にも優れた伝説が残る
代表的な和歌(百人一首より)
「ちはやふる 神代もきかず 龍田川
からくれなゐに 水くくるとは」
この歌は「紅葉で真っ赤に染まった川の美しさ」を詠んでおり、業平らしい情熱的な表現が使われています。
僧正遍昭(そうじょうへんじょう) – 歌人でもあり僧侶でもあった
僧正遍昭は、もともと貴族でしたが、出家して僧侶になった異色の歌人です。
僧正遍昭の特徴
- 桓武天皇の孫で高貴な出身
- 出家して僧侶となるが、和歌の才能は高く評価された
- 和歌の中にも仏教的な思想が見られる
代表的な和歌(百人一首より)
「天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ」
この歌は「天女の舞う姿があまりに美しいので、風よ止まってくれ」という願いを詠んでおり、情緒豊かな一首です。
喜撰法師(きせんほうし) – 謎多き隠遁歌人
喜撰法師は、六歌仙の中で最も謎が多い人物の一人で、伝説的な存在です。
喜撰法師の特徴
- 出家して宇治に隠棲したとされる
- 和歌は1首しか残されていない
- 「喜撰山」という地名の由来になったとも言われる
代表的な和歌(百人一首より)
「わが庵は 都のたつみ しかぞすむ
世をうぢ山と 人はいふなり」
この歌は「自分は俗世を離れて静かに暮らしているのに、人々はそれを噂する」という内容で、隠者としての喜撰法師の姿が表れています。
文屋康秀(ふんやのやすひで) – 言葉遊びの名人
文屋康秀は、技巧的な歌を得意とした歌人で、言葉遊びの要素が強い和歌が特徴です。
文屋康秀の特徴
- 官職を歴任しながらも、文学的な才能を発揮
- 洗練された言葉選びで評価された
- 六歌仙の中ではややマイナーな存在
代表的な和歌(百人一首より)
「吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を 嵐といふらむ」
この歌は、「風が吹くだけで草木がしおれるのだから、山風を“嵐”と呼ぶのも納得だ」という内容で、言葉遊びが感じられます。
大友黒主(おおとものくろぬし) – 謎多き六歌仙の一人
六歌仙の中で最も影が薄く、情報が少ないのが大友黒主です。
大友黒主の特徴
- 近江国の豪族だったとされる
- 六歌仙に選ばれているが、和歌の記録が少ない
- 歌舞伎では敵役として描かれることが多い
代表的な和歌
「春雨の ふるは涙か 桜花
ちるを惜しまぬ 人しなければ」
この歌は「春の雨が涙のように降るのは、桜の散るのを惜しむ人がいないからではないか」という内容で、情緒的な表現が印象的です。
総括:六歌仙の覚え方のコツまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
1. 六歌仙とは?
- 『古今和歌集』の序文で紀貫之が挙げた6人の歌人。
- 平安時代の代表的な和歌の名人。
- 名前を覚えるのが難しいため、語呂合わせが有効。
2. 六歌仙の覚え方(語呂合わせ)
①「お惣菜は気分だい」
- お → 小野小町
- そう → 僧正遍昭
- ざい → 在原業平
- き → 喜撰法師
- ぶん → 文屋康秀
- だい → 大友黒主
②「大小の僧が喜ぶ文(ふみ)が在る」
- 大 → 大友黒主
- 小 → 小野小町
- 僧 → 僧正遍昭
- 喜 → 喜撰法師
- 文 → 文屋康秀
- 在 → 在原業平
③「大掃除 アリは各々 奮起せん」
- 大 → 大友黒主
- 掃除 → 僧正遍昭
- アリは → 在原業平
- 各々 → 小野小町
- 奮 → 文屋康秀
- 起せん → 喜撰法師
④「おお友よ 喜びそうで困っちゃう 蟻のフンにも六歌仙」
- おお友 → 大友黒主
- よ → 小野小町
- 喜 → 喜撰法師
- そう → 僧正遍昭
- あり → 在原業平
- ふん → 文屋康秀
3. 六歌仙の人物解説
① 小野小町
- 伝説の美女。才能ある歌人。
- 代表歌:「花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに」
② 在原業平
- 恋愛歌が得意。「伊勢物語」の主人公のモデル。
- 代表歌:「ちはやふる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」
③ 僧正遍昭
- 貴族出身の僧侶で歌人。仏教的な視点の和歌も。
- 代表歌:「天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ」
④ 喜撰法師
- 宇治に隠棲した謎多き歌人。
- 代表歌:「わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり」
⑤ 文屋康秀
- 言葉遊びに優れた歌人。
- 代表歌:「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ」
⑥ 大友黒主
- 近江国の豪族とされるが詳細は不明。
- 代表歌:「春雨の ふるは涙か 桜花 ちるを惜しまぬ 人しなければ」
4. 六歌仙の覚え方のポイント
- 語呂合わせを活用する。
- それぞれの人物の特徴と代表歌をセットで覚える。
- 和歌の意味や背景を理解すると記憶に残りやすい。
