小学生のお子さんをお持ちの保護者さんで、

「小学校の算数でおすすめの問題集やドリルが知りたい!」

と悩んでいませんか?

算数は演習量によって伸びてくる教科なので、問題集を正しくたくさん解くことで伸びてきます。ゆえに、問題集をきちんとやることが大事です。ただ、算数の問題集は非常に数も多く、どれを選んでいいのか分かりずらいと思います。

そこで本記事では、学習塾塾長の私が小学生におすすめの算数ドリル問題集を紹介していきます。この記事を読むことで、どんな問題集を選ぶべきかスッキリ分かります。

本記事では、算数の中でも「計算・文章題・図形」などテーマ分けてあなたのお子さんが必要としているジャンルの問題集をピンポイントで紹介していきます。

小学校算数おすすめ問題集ドリル参考書ランキング:目的別に紹介

算数の問題集を探す際は、出来るだけ目的やテーマを決めて探すのがポイントになります。今回は、算数問題集のジャンルに注目し、こちらで分野を分けてそれぞれのおすすめ問題集を厳選します。

小学校算数おすすめ問題集ドリル:計算編

小学校の算数で一番重要なのは「計算分野」です。

どれだけ難しい文章題を教えたとしても、結局計算ができなければ得点にはなりません。だからこそ、計算力を正しくつけるためのドリル教材は必須です。

おすすめ1位:計算にぐーんと強くなる (くもんの算数集中学習)

まず、計算問題集を含めて原則として小学校算数で外せないのが「くもん出版」から出題されている問題集です。小学校の教材において、基本的にくもんでハズレ問題集はないです。

計算分野の問題集もくもん出版は完全に大当たり。

料金的にもお手頃ですが、問題数も十分に入っており、計算練習量を十分に担保することができます。お子さんの計算力に不安を感じるのであれば、とりあえずくもんの計算問題集を買っておけば間違えないです。

計算スペースも広くて途中式も書きやすいので、大きな字で途中式をしっかり書く練習もしやすい最高の計算問題集です。

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>>小1〜小3の計算問題集はこちら

おすすめ2位:教科書ワーク 算数

算数の計算問題集としても、算数の総合問題集としても使いやすいのが「教科書ワーク」です。

教科書ワークのいいところは、学校の授業進度に合わせて自宅で問題演習ができることです。教科書のページとも対応していて、なんだかんだ親御さんが管理しやすいです。

冊子も非常に大きく、問題を解くスペースも一番広いのが教科書ワークの特徴です。

小学校の算数はどの学年でも計算が6割以上はあるので、この1冊で計算練習としては割と十分な量になります。しかも、計算以外にも図形や文章題にも取り組めるので、1冊あれば鬼に金棒。

学校準拠のものを購入する必要があるので、必ずお住まいの地域で使っている教科書の出版社さんのものを購入しましょう。出版社が全く違うものを購入する人が多いので注意が必要です。

例として、以下に東京書籍から出ている算数ワークを紹介しておきます。その他の出版社さんは、下部のリンクからAmazonの総合ページに飛んで、お住まいの地域の問題集を探しましょう。

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>> 東京書籍の小1〜小3の教科書ワーク

>>その他の出版社(啓林館・教育出版・学校図書・日本文教・大日本図書)

おすすめ3位:小学算数 計算問題の正しい解き方ドリル

3つ目におすすめなのが「小学算数 計算問題の正しい解き方ドリル」です。

旺文社から出ている計算問題に特化したドリル形式の問題集です。

この問題集の強みは、「途中式までしっかりかかせるスタイル」になっていることです。途中式まで穴埋めになっているのが他の問題集と大きく違うところです。

これにより、普段から途中式を書かない子供の暴走を食い止める効果があります。何回注意しても途中式を書かないタイプの子には、問題集の構成で矯正力を働かせるしかありません。

途中式書かない問題で悩んでいる男子生徒の親御さんに特におすすめです。

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小学校算数おすすめ問題集ドリル:文章題編

続いて、小学校算数でも苦手な子が非常に多い文章題に特化した問題集を紹介していきます。ここで紹介する問題集も、相当いいものばかりなので、ぜひお子さんにやらせて欲しいです。

おすすめ1位:文章題にぐーんと強くなる (くもんの算数集中学習)

まず、頭ひとつ飛び抜けておすすめなのが、「文章題にぐーんと強くなる (くもんの算数集中学習)」です。

またくもんか?と思われるかもしれませんが、結局はくもんを選んでおけば間違えないのです。笑

そして、数あるくもんの問題集の中でも、算数の文章題の問題集は最もおすすめできるテキストです。塾を何年もやっていますが、結局文章題系のおすすめはくもんのままです。

くもんの文章題は、学年ごとに分かれているのが最大の特徴です。そのため、どの分野の文章題を取り組むべきか目的を明白にしてから購入するのがポイントです。

・かけ算やわり算数→小4
・速さ/割合/単位量あたりの大きさ→小5
・分数/比/比例反比例→小6

大体こんな感じなので、課題に感じるものが収録されている学年のものを選ぶといいでしょう。特に、小5算数でやる速さ割合などは最も重要な論点なので、小6の子も戻ってやるべき問題集です。

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おすすめ2位:文章題 (毎日のドリル)

続いて紹介するのが、学研から出ている「文章題 (毎日のドリル)」です。

小学校の問題集と言えばくもんか学研なのですが、個人的にはくもんの方が好き(※ほぼ趣味の問題)なので、こちらを2位にしました。

レベル的には小学校算数の標準的な文章題を1冊にギュッとまとめた感じです。

毎日継続的に取り組ませることを目的として設計されていて、1日1ページみたいな感じで目標を決めて取り組ませやすいと思います。

問題のクオリティは学研なので間違えなく、安心して取り組める優良問題集です。

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おすすめ3位:小学特訓ドリル 文章題

次におすすめしたいのが、受験研究社から出ている「小学特訓ドリル 文章題」です。こちらは、文章題と図形が1冊にまとまっているドリルです。

この問題集の位置付けですが、ここまでに紹介したくもんや学研の問題集に比べて難易度は一気に上がると思ってください。

全ての問題が難しいわけではないのですが、だんだんレベルが上がっていって、それなりに算数が得意な子でも結構手が止まります。なので、親御さんが解説できないのであれば、塾などで質問させるしかないです。

実際自塾でも生徒さんから質問をよく受けていて、なかなかにいいレベルの問題だな〜と思っています。

なので、そこそこ上位の子が頭に汗をかきながら取り組む問題集だと思った上で購入を決断しましょう。

著:受験研究社, 編集:総合学習指導研究会
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小学校算数おすすめ問題集ドリル:図形編

最後に、図形分野でおすすめできる問題集をランキング形式でお伝えします。図形もまた苦手な子が多いので、重点学習で強化したい単元の1つです。

おすすめ1位:単位と図形にぐーんと強くなる (くもんの算数集中学習)

まず第1位ですが、安心安定のくもん出版の図形問題集「単位と図形にぐーんと強くなる (くもんの算数集中学習)」です。

はい、ここまで来たらもう特段理由はいらないですね。くもんが出している教材なので間違えないって感じです。

この問題集の特徴としては、単位と図形がセットになっているということ。単位というのは、単位変換のことです。例えば、kmをmに直したり、リットルを㎤に変換したりする操作のことです。

この単位変換もかなり苦手な子が多いですが、図形演習と同時に精算できてしまうのがこの問題集の強みでもあります。

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おすすめ2位:小学教科書ドリル 文章題・図形

続いておすすめなのが、「小学教科書ドリル 文章題・図形」です。

こちらは、文理出版から出ている文章題と図形の融合問題集です。

正直くもんの問題集に比べると量が少ないのがデメリットだと感じていますが、逆に言えば薄くて取り組みやすいとも言える問題集。

そういう意味では、まずは薄い問題集から始めてもいいと思って2位に持ってきました。値段もかなり安いですし、失敗しても(子供がやらないなど)損失が大きくはありません。

文章題を少しでも解けるようにしてあげたいと願うなら、お試しでポチってもいい問題集だと思います。

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おすすめ3位:いっきに極める算数小学3~6年の図形と面積・体積

最後におすすめなのが、「いっきに極める算数小学3~6年の図形と面積・体積」です。

こちらもくもん出版なのですが、最初に紹介したものと違うのは小学校の図形問題を全範囲網羅して載せている点。体積や面積系のすべてです。

なので、小6ぐらいからこれまでの図形復習を目的として使う際におすすめできる問題集です。小4とかで買うと、予習用の問題集としても使えるかもしれません。

1冊の問題集で小学校算数の図形を全て学習したい!ってニーズに合致している問題集だと思います。

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小学校算数おすすめ問題集ドリル参考書ランキングの後に:注意点

ここまでは、小学校の算数でおすすめの問題集を分野別に厳選してきました。ここからは、算数おすすめ問題集を検討する際の注意点をまとめていきます。

ハイレベル問題集に手を出すべきか

算数の問題集を探していると、どうしてもレベルの高い問題集に目が行きがちになりませんか?

例えばこんなの↓

ただ、個人的には小学生でこのレベルの問題集までやっていい子は相当限られると思います。感覚的な数字ですが、公立の小学校だと各学校に1人か2人ぐらいしか出来ないんじゃない?と思います。

そういう意味では、ハイレベル問題集までやる必要はほとんどの人にはありません。

そんなことよりも、算数は基礎基本レベルの問題を息を吸ったり吐いたりするぐらい当たり前に解けるように反復する方が絶対に中学につながります。標準レベルをおかわりしまくるのがコツです。

【非受験生】中学受験用の問題集をやってもいいのか

小学校の算数問題集ですが、中学受験用の問題集も結構多く販売されています。問題なのは、非受験生が中学受験用の問題集までやってもいいのか?ということです。

結論から言えば、「原則やらなくてOK(というかできない)」です。

と言うのも、中学受験の算数の難しさというのは、そもそも質的な難しさに起因するものが多いです。基本的に公立の小学校では習わないような特殊なパターンを知らないと解けない系です。

こういうのって、中学受験のためだけに必要な算数のスキルなんですよね。公立中学校に行くのであれば、正直全く使わないテクニックとかもたくさんあります。

よって、中学受験を考えていないのであれば、趣味的にやる分には一向に構わないですが、学力向上を目指して取り組むとかは一切不要です。

総括:【小学生算数】問題集ドリル参考書おすすめランキングまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

✅ 小学生算数おすすめ問題集・ドリルまとめ(目的別)

■ 計算分野

  • 1位:くもん「計算にぐーんと強くなる」
    • 計算力養成に最適。問題数多く、途中式も書きやすい。
  • 2位:教科書ワーク(文理)
    • 学校進度に準拠。総合力を高めたい人向け。
  • 3位:旺文社「計算問題の正しい解き方ドリル」
    • 途中式を穴埋め形式で指導。書かない子の矯正に効果。

■ 文章題分野

  • 1位:くもん「文章題にぐーんと強くなる」
    • 単元ごとの内容が明確。圧倒的な定番教材。
  • 2位:学研「毎日のドリル」
    • 毎日続けやすい。標準レベルで取り組みやすい。
  • 3位:受験研究社「小学特訓ドリル 文章題・図形」
    • 難易度高め。やや応用力が求められる。

■ 図形・単位分野

  • 1位:くもん「単位と図形にぐーんと強くなる」
    • 単位変換+図形問題を網羅。苦手克服に最適。
  • 2位:文理「教科書ドリル 文章題・図形」
    • 薄くて続けやすい。取り組みやすい入門編。
  • 3位:くもん「いっきに極める図形と面積・体積」
    • 小3〜6の図形を網羅。復習・予習におすすめ。

⚠️ 問題集選びの注意点

  • ハイレベル問題集(例:ハイクラステスト)
    • 上位1〜2名レベルの子のみ対象。大半の子には不要。
  • 中学受験用問題集
    • 公立中進学予定の子には非推奨。特殊な問題が多く実用性低い。
  • 基本を反復するのが最優先
    • 標準レベルの問題を繰り返すことで、中学数学にもつながる。

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