「ウチの子は勉強のやり方が分かっていないと思うんです…」
塾講師をやっていて、この言葉を保護者面談で聞いたことがない人はいないと思います。そのぐらい、親御さんはお子さんが勉強のやり方が分かっていないと思っているのです。
しかし、勉強法や学習法的なものは、全て世の中に出回っています。それも、1冊1500円程度のごく普通の本に書いてあります。つまり、あなたの悩みは勉強法の本を数冊読めばあっという間に解決されます。笑
そこで本記事では、学習塾塾長の私が勉強法や学習法の本のおすすめをタイプ別に分けて徹底紹介していきます。
小学生におすすめの勉強法の本7冊
まず最初に、小学生のお子さんをお持ちの保護者さんにおすすめしたい勉強法の本を一気に紹介します。Amazonなどでも売れまくっている名作ばかりなので、気になるものを2〜3冊ぐらい一気読みしてみましょう。
おすすめ①:小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド
まず1冊目は、「小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド」です。

こちらは中学受験の塾の代表が書かれているもので、いわゆる現場指導の中から生まれた勉強法のノウハウ本です。
保護者さんの多くは勉強のやり方そのものに目を向けていますが、大事なのは日々コツコツと勉強するという習慣の方です。
ハッキリ言いますが、あなたのお子さんは勉強法がわかっていないから成績が伸びていないのではありません。勉強を習慣化できていないから成績がイマイチなのです。
もちろん正しい勉強法というのはあります。それも教科・単元ごとに語ろうと思えばどれだけでも語れます。しかし、いかに正しい勉強法を教えても、それらをコツコツやってくれる子でなければ意味がありませんよね?
そういう意味で一番土台として大事なことは、勉強習慣を身につけ、今後習得して欲しい正しい勉強法を実践できるような器の子供に育てることです。
本書籍では、「どうしたら子供が机に自主的に向かえるようになるか」を科学的なエビデンスをもとに解説してくれています。しかも、Kindle Unlimitedなら無料で読めるので超お得です。
おすすめ②:小学生のうちに身につけたい! 「勉強」のキホン
2冊目は、この記事内でもこれから多く紹介することになる國立 拓治さんの書籍です。さくら個別指導学院さんと言う、超有名な学習塾の塾長の書籍です。

この書籍の目指すところとして、「中学生に上がった時に困らないようにするために、小学生の今何をしておくべきか」と言う考え方があります。
この書籍から学べることとして塾長として実は読んで欲しいのが、正しい勉強法ではなく「間違った勉強法」の方です。例えば、「教科書ながめるだけ勉強」「教科書まとめ勉強」「書きまくる勉強」など、正しい勉強法の真逆の間違った勉強法にも言及している点です。
正直、正しい勉強法というのはいくつかあって、個人個人によってその正しい勉強法とは異なるものです。だから、勉強法を一通り勉強した後に、どのスタイルが我が子に合うのかまで検証して初めて効果が現れます。
しかし、どんな子にもある程度は共通する間違った勉強法というのが実はあります。逆に言えば、それを止めるだけでも成績が上がる可能性は大いにあり、正しい勉強法探しの道で迷うよりも遥かに期待値が大きいです。
だからこそ、今のうちに誤った勉強法をしているのであれば、それを改善してほしい。そのためのノウハウも学べる書籍としておすすめです。
※あ、もちろん、メインは正しい勉強法のノウハウなので、使うおすすめ問題集とかもまでかなり詳細に書かれているのでその辺りは心配なく。
おすすめ③:のびる子はやっている 最大効果を出す 小学生の勉強法
3冊目は、ザ・勉強法の本って感じの書籍です。タイトルは「のびる子はやっている 最大効果を出す 小学生の勉強法」です。

この書籍では、子供のタイプ別に正しい勉強法を分けて提唱しているところが賛同できるな〜と思って読んでいました。
例えば、マルチタスク型の子供は価値観が”得か損か”だから、典型的な効率の良い勉強法ノウハウみたいなものがはまります。でも、シングルタスク型の子供は感情(=好き嫌い)がベースにあるから、合理性では動かない。
そうなると、シングルタスク型の子供には、細かい方法論で損得を語るよりも、まずはその子の好きを出発点にアプローチを考えてあげた方がいいって話になりますよね?
まあもちろん、昨今の勉強の評価システムだとどーしてもマルチタスク型のオールラウンダータイプの子の評価が上がっちゃうのは仕組み上は仕方ないってのが問題点ではありますが。
しかし、子供のタイプから出発し、タイプ別に勉強法を解説している本なのでいいと思います。もちろん、各教科の細かい勉強法もみっちり書かれていたので超実践的な1冊です。
おすすめ④:通塾なしで開成合格! 中学受験おうち勉強法
4冊目は、中学受験に関連する勉強法のノウハウ本で、ベストセラーにもなった以下の1冊です。

中学受験と言えば、サピックスや浜学園などに高額な塾代を払って名門中学に合格させる的な考え方がなんだかんだで主流だし、実際そういう家庭が多いのも事実です。
しかし、当書籍では自主学習で難関中学に合格するためのメソッドが書かれているのが斬新です。特徴としては、中学受験を塾なしでサポートする際に、親がどんなアプローチをするのかをめちゃくちゃ具体的に書いている点です。
例えば、
・先取り学習はどの程度までやらせるか
・朝勉を徹底させて「毎朝テスト」を習慣化
・間違え直しノートの作り方
的な、まさに勉強法に直結する内容が非常に多く、同じようなレベル感のお子さんであれば再現性も担保されていると思います。
なお、この書籍はAmazonのAudibleであれば無料で聴くことが可能です。Audibleは1ヶ月無料期間があるサービスなので、この機会に無料で”聴いて”みてください。
おすすめ⑤:小学生のタイパUP勉強法: 小5までに身につけないとヤバい!
5冊目目におすすめなのが、「小学生のタイパUP勉強法: 小5までに身につけないとヤバい!」です。

こちらはタイトルの通り“タイパ(タイムパフォーマンス)”に着眼して勉強法を解説している書籍です。
正直、今の時代って昔に比べて圧倒的に学習内容の量が増えました。英語が本格的に小学校で導入され、今まで中学で習っていたものは小学校に下ろされ、高校範囲だったものは中学校に降りてきています。
そのため、そもそもの暗記量が昔の比ではなく、効率よく理解&暗記できない子はどうしても中学以降では落ちこぼれます…
しかしそうなると、「限られた時間の中でどれだけ処理できるか」的な能力に重きが置かれることになるのは必然。1日24時間という時間枠に限界がある以上、努力で何とかなることには上限があるからです。
つまり、密度の濃い学習方法を積極的に取り入れていく必要がありますね。この書籍は、そんな現代にあったタイパの良い勉強法を解説してくれています。
もちろん、処理能力的なものは生まれ持ってした才能にも依存します。しかし、方法論でよりよくできる限界まで攻めた上でその子の最大値を見極めることが求められるのも事実。
保護者さんは、お子さんの最大値を引き出すためにも、タイパの良い勉強法を学習してみて欲しいと思います。
おすすめ⑥:10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法
6冊目におすすめなのが、「10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法」です。

こちらの書籍は、勉強法の中でも特に”英語の勉強法”に特化した書籍です。
正直、今の時代の学歴競争は「英語ゲー」です。特に私大入試はその傾向が強く、今後もその流れが加速していくことが予測されています。
英語という教科は、他教科に比べて圧倒的に「早く始めるほど有利」という時間の優位性を味方にできる教科です。これが、数学や理科になると、ぶっちゃけ遺伝的な要素の影響が年々大きく開くようになり、先取りドーピングの効果が切れます。
だからこそ、「凡人は英語をやれ!」と声を大にして言いたいです。
一定の国語力があることは条件なのですが、理数系の教科に比べて英語は圧倒的に後天的な努力の見返りが大きく、かつ、受験でも圧倒的なアドバンテージになるコスパ最強の科目だと思います。
そんな英語の学習法を、小学生の段階からどうやって行うかを細かく書いてくれている名著です。しかもこれ、AmazonのAudibleであれば無料で聴けます。無料期間1ヶ月であればタダなので、保護者さんにはぜひ聴いてほしい1冊です。
おすすめ⑦:小学生の子がどんどん勉強するようになる親のすごい声かけ
最後におすすめなのが、Youtuberとしても有名な葉一さんの著書「小学生の子がどんどん勉強するようになる親のすごい声かけ」です。

よくあるジャンルの本なのですが、「子供のモチベを上げるための声かけ」に着眼している書籍です。Youtube登録者100万人以上ということもあり、どんな言葉が子供に刺さるのかは誰よりも熟知しているからこそ説得力があります。
正直、やる気を出させる系の書籍は世の中に溢れていますが、どれも書いてある内容に大差はありません。笑
そうなると、出来るだけコスパの良い書籍を1冊読んでおけば良いという話になり、この書籍が熱いかな〜と思いました。なぜなら、Kindle Unlimitedの読み放題対象に入っているからです。
先述しましたが、Kindle Unlimitedの読み放題は月額980円ですが、3ヶ月の無料お試し期間があるので、その間に読めばタダ。しかも、それ以外の読み放題の教育本もまとめて読めるので超お得です。
中学生におすすめの勉強法の本6冊
次に、中学生の勉強法について書かれているおすすめ書籍について紹介していきます。中学生くらいになると、勉強法で悩む保護者さんが一気に増えるので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ①:名門公立高校受験道場流 自学力の育て方 受験突破だけで終わらないために
まず1冊目に絶対読んで欲しいのが、「名門公立高校受験道場流 自学力の育て方 受験突破だけで終わらないために」です。

まず、中学生の保護者さんにダントツでおすすめなのがコレです。
全国の個人塾の塾長が何人かで集まって、子供の自学力を高める勉強法について、それぞれの叡智を集合知として詰め込んだ伝説の1冊です。
繰り返しですが、成績を上げる上で大事なのは、正しい勉強法そのものではなく、それをどうやって実践させるかの方です。つまり、「子供が自主的に机に向かってその勉強法を実践する」という”自学力”が必須です。
正しい勉強法のノウハウが出回るSNS時代。しかし結局子供の学力が2極化しているのは、正しい方法を知っていても実践できないからに他ならないです。
そういう意味では、子供がどうしたら自学(自ら進んで勉強する力)を伸ばしてくれるかに目を向けなければ意味がありません。親御さんは、この現実から目を背け、上っ面だけのノウハウ本に走ってはならないのです。
その点で、勉強の根幹でもある”自学力”にこれほど踏み込んだ名著はないです。しかもこれ、Kindle Unlimitedで無料読み放題になっています。3ヶ月の無料期間内に十分読める内容なので、絶対に目を通してほしい1冊です。
おすすめ②:学年順位アップ率96.6%! [くにたて式]中学勉強法
続いて2冊目におすすめなのが、小学生のおすすめ本として紹介した國立 拓治さんの書籍の中学生バージョンです。
それがこちら↓

正直なところ、中学生向きの勉強法のノウハウ本はいくつもありますが、この1冊で十分だと思います。
こちらは、実際に学習塾で指導している塾長が書かれている書籍ですので、普段の塾の中での指導法をそのまま書籍にして言語化してるって感じです。勉強を教えるプロ直伝の勉強法書籍ということで間違えありません。
まあでもとは言え、保護者さんに覚えておいて欲しいのは、勉強ができるようになるってことは以下の2つしかないってことは覚えておいて欲しいです。
①覚えていなかった知識を覚える
②理解していなかった問題を理解して解けるようにする
点数が上がる瞬間というのは、どこまで行ってもこの2パターンだけで、この状態を作り上げるのに諸々の勉強法云々が論点になるだけです。
ただ、國立先生の書籍はそんな中学生向きの勉強法を超具体的にしているのが他の書籍と全く違うところです。
例えば、「夜寝る前には〇〇をやるべき」「学校配布のワークはテスト○日前には終わらせるべき」など、細かいスケジュール的なものまで書かれています。どう勉強して良いか分からないって人は、とりあえず國立先生の方法論を全部パクればいいと思います。
それで点数が上がらないってことはまず考えられません。もし上がらないとすれば、それは「結局やっていない可能性大」ってことです。そのぐらい、本当に実践すれば誰でも成績アップにつながる勉強法の集大成のような書籍です。
ちなみに、中学生向きの勉強法書籍としてよく比較されるのが以下の1冊です。本屋で見たことある人も多いのでは?と思います。
正直この本も悪くないっちゃ悪くないんですが、棘が全くないんですよ。言ってることは正論でその通りなんですけど、パンチ力はないみたいな。笑
全く批判されない内容なんだろうけど、それゆえ当たり前のことを淡々と書いているから、心が揺さぶられずらいのが難点。その点、くにたて式の方がズバズバ書いてるって意味で自分の中の琴線が揺れました。
なお、くにたて式はシリーズ本が出るほどの人気本です。例えば、中間・期末テストに特化した勉強法のノウハウ本もあります。それがこちら。
あとは、中3向きの高校受験対策に特化した勉強法のノウハウ本はこちら。
最後に、学年トップ層の親御さんに向けたノウハウ本も出ています。
全てに共通しているのが、「学習塾運営の中で実際に自分自身が肌で感じたことベース」に書かれているってことです。研究者みたいな人が書いてる本って大体ハズレですが、こういう現場の意見をすくい上げてる系は基本的に良書です。
おすすめ③:マンガでわかる 中学生の成績アップ勉強法
最後にもう1冊、中学生向きの勉強本の本で参考なると思ったものを紹介しておきます。

こちらは元教員でインフルエンサーの道山ケイさんの書籍です。
正直、内容的には國立先生の書籍の方がクオリティは高いと感じました。もちろん個人の感想であることは大前提です。
ではなぜこの書籍を最後に持ってきたか?と言うと、Kindle Unlimitedで読み放題対象になってお金がかからないからです。
何度も書いていますが、AmazonのKindle Unlimitedは登録さえすれば読み放題対象の本は全て読めます。漫画ですら読めます。そのため、無料期間内に読めるという点では読んでおいて損がない1冊ということです。
國立先生の方の書籍は読み放題対象じゃないので普通に定価で買うことになりますが、こっちは無料期間のお試しを使えばタダで読めるのでお得です。
勉強に関連するおすすめの本6冊
最後に、小中学生の勉強法に役立つのはもちろん、広い意味で子育て全般に役立つ系のおすすめ勉強法書籍でいいものを一挙紹介していきます。
おすすめ①:自分から学べる子になる 戦略的ほったらかし教育
まず1冊目は、最近結構売れてる「自分から学べる子になる 戦略的ほったらかし教育」という書籍。
こちらは、この記事の中でもしつこく重要だと語っている「自学力」に直結していく書籍です。
結局のところ、「勉強しなさい!」って親に言われてやってるようでは二流なんですよね。一流はそんなこと言わなくても、自らその必要性を感じて、自主的にやっちゃうので…
勉強はこの二者には超えられない壁があるんです。努力は夢中に勝てないって名言通りです。
だからこそ、幼少期の子育ての目標として「中学以降に”勉強しなさい”と言わなくてもいい子に育てておく。あとは手を離す。」というのが大事なわけです。中学以降でゴチャゴチャ言わないといけない子って、まあ高確率で手遅れなわけです。
本書では、そんな手遅れな子に育てないために親が何をすべきかが書かれています。子供をいい意味で放置できる親が最強です。
おすすめ②:科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線
続いておすすめなのが、「科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線」です。

こちらは、「学力の経済学」というベストセラー書籍を産んだ中室牧子さんの最新書籍です。
この人の書籍って賛否両論がある感じですが、個人的には賛同できる部分が多いです。理由は、サイエンスとエビデンスを重要視している「科学的(再現性がある)な理論」だからです。
正直、ワイドショーなどでなんちゃって専門家が言っていることのほとんどが当てになりません。「褒めて伸ばす」がその典型ですが、褒めても伸びません。全く持って科学的根拠がないので、それは宗教と何も変わらないのです。
しかし、研究結果や論文をベースに組み立てられている主張は、圧倒的にエビデンスがあるので、再現性がある。つまり、実践すれば成果が出るので方法論として優れていると言えます。
本書でも、科学的かどうか=再現性には重きが置かれており、インチキ臭がしないのがおすすめできる主な理由です。
おすすめ③:子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉
3つ目におすすめなのが、「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」です。

こちらは、子育てで極めて重要な「声かけ」にフォーカスした書籍です。昨今は褒めて伸ばすのせいで、何でもかんでも肯定することが正義みたいになっていますが、それがいかに間違った常識かよくわかる1冊です。
「すごいね」「あなたは天才」
こんな風に褒めてもあまり意味がありません。
さあ、これなんでダメか分かりますか?分からなかったら本書を読んで勉強してください。なお、こちらはAmazon Audibleであれば無料で聴くことができます。1ヶ月の無料体験を使えばタダなので、試さない手はありません。
おすすめ④:THIRD MILLENNIUM THINKING アメリカ最高峰大学の人気講義 1000年古びない思考が身につく
次におすすめなのが、「THIRD MILLENNIUM THINKING アメリカ最高峰大学の人気講義 1000年古びない思考が身につく」です。

この書籍は、ここまで紹介してきた中では一番ボリューミーで内容も難しいと思います。だから、親自身の読解力がないと挫折します。
しかし、そういうところで子供の学力が決まると思いませんか?
子供に読解力をつけて欲しいと言っている親自身に読解力がないケース、どれだけ見てきたことか…そういう保護者さんに限って、全く読書をしていないです。子供はそれを見てるので、同じように読書しません。
いいですか、保護者は子供に背中で見せないとダメです。
そういう意味では、こういう本質的な子育て論的な本を家の中で一生懸命読む姿をお子さんに見せて欲しいです。そんなあなたを見て、お子さんが本に興味wもち、自分の頭で考える子供に成長するかもしれません。
おすすめ⑤:成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」
続いておすすめなのが、国語の勉強法について書かれている以下の書籍です。

これもAmazonなどでは売れまくっていて、非常によく読まれている書籍です。
この本は、タイトルに全て詰まっています。要するに、「国語力がない子供は結局最後は勉強で詰む」ってことをその逆の表現でポジティブに伝えているだけです。
いいですか、「国語力はあったらいいではなくないと詰むスキル」です。そんな勉強の生命線とも言える国語力を自宅学習でどう伸ばすかについて書かれているノウハウ本です。
正直、国語という教科は学習塾で国語の授業を受けていても点数アップしません。こういうことを言うと国語専門塾から文句言われますが、本質的にはそうですから。
国語の解き方的な部分の訓練はできるからテスト対策はできますが、本当の意味で「筆者が何を言いたいか」を捉えるのって、その子の語彙力や経験、集中力、ワーキングメモリ的なものに依存しまくります。巷のノウハウ本は、その前提条件をある程度満たしている子に刺さる本です。
そう言う意味では、国語学習というのは学習塾よりも家庭学習の影響を大きく受けると言っても過言ではないです。いや、ハッキリ言えば親のあなたの言葉力の影響をモロに受けているのです。
だからこそ、幼少期化から子供の国語力アップには全身全霊を注ぐべきです。年齢が上がってからだともう遅いです。まずは国語勉強の全体像を掴むために、以下の書籍を手に取ってください。
おすすめ⑥:好奇心でゼロからイチを生み出す 「なぜ? どうして?」の伸ばし方
最後におすすめしたいのが、「好奇心でゼロからイチを生み出す 「なぜ? どうして?」の伸ばし方」 という書籍です。

勉強法のノウハウ本というのは、どこまで行っても枝葉の問題にすぎません。方法論を知ったとしても、本人がそれを実行する意思がなければ意味を持たないからです。
では、勉強法が分かった後にそれを実践する子とはどんな子か?
“知的好奇心がある子”
正直この素質の話を避けては通れません。知りたいという欲求がない子供に勉強法のノウハウを渡しても、ほとんど意味はありませんからね。
そこで保護者は、「子供の”なぜ”をとにかく大事にする」って視点が大事なんです。正解不正解ではなく、知りたいという知識欲にどれだけ寄り添えるかが極めて重要ってこと。
勉強というのは、最後は”自走”です。方法論を覚えて型にハメようとするのではなく、本人の自主性で走らないと一定のラインで点数が上げ止まります。学習塾でも、その限界ラインを突破させるのはほぼ無理です。
そういう意味では、どうしたら知的好奇心が旺盛な子供になるのかを、ご家庭の子育ての中で幼少期から考え切ることが大事。いや、それがないと後から伸びません。
本書では、そんな子供の知的好奇心をどう伸ばすのかを解説してくれています。
総括:勉強法の本おすすめまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
小学生向け勉強法の本(7冊)
- ① 小学生の勉強は習慣が9割(菊池洋匡)
習慣化が成績のカギ。科学的根拠に基づく習慣づけの方法を解説。 - ② 小学生のうちに身につけたい!「勉強」のキホン(國立拓治)
正しい勉強法+間違った勉強法も学べる。中学準備にも最適。 - ③ のびる子はやっている 小学生の勉強法
子供のタイプ別に最適な勉強法を提案。教科ごとの具体策あり。 - ④ 通塾なしで開成合格!中学受験おうち勉強法
親が中学受験を自宅でサポートするための実践的ノウハウが満載。 - ⑤ 小学生のタイパUP勉強法(菊池洋匡)
タイムパフォーマンスを重視した現代型勉強法を紹介。 - ⑥ 子どもの英語「超効率」勉強法(船津洋)
英語は“早期スタート”がカギ。小学生向けの効率的な学習法。 - ⑦ 親のすごい声かけ(葉一)
子供のやる気を引き出す声かけ術。Kindle Unlimited対応。
中学生向け勉強法の本(6冊)
- ① 自学力の育て方(名門公立高校受験道場)
自主的に勉強できる子になる“自学力”育成に特化。 - ② 学年順位アップ!くにたて式中学勉強法(國立拓治)
塾現場で実践された超具体的な勉強ノウハウ。定期テストや受験にも対応。 - ③ マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法
分かりやすいがパンチは弱め。読み放題対象で気軽に読める。 - ④ くにたて式 中間・期末テスト勉強法
定期テスト対策に特化。日程管理まで細かくフォロー。 - ⑤ くにたて式 高校入試勉強法
中3生向け。受験スケジュールに沿った効率的学習法。 - ⑥ 成績トップの子の親がしていること
上位層の家庭が実践している親のサポート術を紹介。
勉強に関連する子育て本(6冊)
- ① 戦略的ほったらかし教育(岩田かおり)
干渉しすぎず“自分で学ぶ子”を育てるための家庭教育法。 - ② 科学的根拠で子育て(中室牧子)
教育経済学の視点で“褒めても伸びない”などの常識を検証。 - ③ 子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉
NGワードや親の言葉の与える影響を具体的に解説。 - ④ THIRD MILLENNIUM THINKING(米国大学人気講義)
親自身の思考力を鍛え、子供に読書や思考力を背中で見せる重要性。 - ⑤ 偏差値45からの東大合格 国語勉強法(神田直樹)
国語は“なければ詰む”教科。読解力の育成が重要。 - ⑥ 「なぜ?どうして?」の伸ばし方
知的好奇心を育てることが勉強意欲につながると説く。
※今回は、有料書籍を紹介しましたが、一部KindleUnlimitedで無料期間中であれば試し読み可能なものも紹介しました。以下記事では、勉強本に関するKindle無料本だけをまとめました。
ここで紹介している書籍は、Kindle Unlimitedに無料登録すればすべて読み放題なので、めちゃくちゃコスパがいいです。
