学校の通知表の成績の中には「授業態度(主体的に取り組む態度)」と呼ばれる項目がありますね。
この項目でCがつくと授業態度が悪いとみなされたことになります。もちろん、通知表の評定だって決していい数値にはならないでしょう…
よくて3で、ダメだと2や1を付けられてしまします。
ただ、授業態度が悪いというのは、具体的にどのような状況を指しているのでしょうか?
本記事では、塾講師の立場からですが、授業態度が悪い生徒の特徴をいつくつか紹介していきます。
一応集団塾で子供の前に立って、複数人を同時に指導しているので、授業態度の良し悪しは分かります。そこで、指導者目線でどういう生徒を「授業態度が悪い」と評価しているのかを解説します。
授業態度が悪い生徒の特徴まとめ:悪い例紹介

授業態度が良い・悪いとは昔から言われることのように思えます。
ただ、どのような生徒のことを「授業態度が悪い」と評価しているのかはあまり言語化されていないように思えます。
そこで、主観的ではありますが、塾講師目線で授業態度が悪いと思う生徒の特徴をいくつか紹介していきます。
授業中に寝ている
オーソドックスですが、「寝ている生徒」です。
これは、成績をつける学校の先生であれば、真っ先に評価を下げてしまう生徒ではないか?と思います。
前で指導していると分かりますが、寝ている生徒というのは本当によく分かります。ウトウトしているだけでも、前から見ると瞬時に分かってしまいます。
当然ですが、学校の先生にも居眠りは100%バレています。1クラス40人程度であれば、誰が寝ているかなんて絶対に先生は把握しています。
このタイプは、授業態度が悪いとみなされる生徒の典型例だと思います。
うるさい生徒(授業妨害系)
個人的には、寝ている生徒よりもこっちの方が厄介。
それは、「うるさい生徒」です。
正直、授業において居眠りされるのはもはやどーでもいいです。成績だけ下げればいいので。
でも、うるさい生徒だけは別。その子1人のせいで、全てが止まります。全体に与える悪影響が大きすぎるのです。
授業中に何かあると喋り出したり、あるいは隣の生徒などにちょっかいをかけてしまう生徒はどのクラスにもいますよね?
このタイプは、授業態度が悪いとみなされることはもちろん、5段階の評定だと1や2を付けたくなる生徒だと思います。いや、高確率で1や2がつくと思います。
通知表で1や2がつく生徒のヤバさについては、上記記事でも解説しています。
このタイプは、授業態度が悪いというより、全てが悪いです。どう考えても親の教育の問題でしかありません。このままいけば人に迷惑をかける大人になるため、学業以前に人間改革を求めます。(親にね。)
指示に従わない生徒
授業をしていると、学校の先生は何かしらの指示を与える瞬間があります。
授業中の発表や理科の実験中など状況は様々あります。
しかし、一定数の生徒が指示に従いません。
自分勝手な行動をしてしまいます。正直、落ち着きがなくて指示に従えない(※ADHDの可能性もある)生徒もいます。ただ、このタイプも高確率で授業態度が悪いとみなされています。
別に学校の先生の指示に従うだけの奴隷になれと言っているわけではありませんよ。ただ、集団として授業を成立させる際に、どうしても支障が出る生徒っているんですよね…
この場合は、授業態度が良くない生徒としてみなされてしまいます。
ノートを取らない・メモしない等
直接的に授業妨害をしなくても、授業態度が悪いとみなされるケースがあります。
それは、
・ノートを取らない
・メモを取らない
みたいなケースです。
要するに、これも“指示に従わない(従えない)”の一種です。先生かすれば、自分の言っていることを無視された気分になります。いや、実態を見れば無視しているのでしょう。
このパターンも、授業態度の悪さとして評定に反映されてしまうでしょう。
話を聞いていない
授業中に先生が話している内容を、決まって聞いていない生徒っています。
・〇〇ページを開いて
→全くテキストを開こうとしない
・一旦作業やめて
→辞めようとしない
こんなシーンって、指導現場では結構あるあるなんですよね。
で、こういうので注意されるのって、基本的に毎回同じ生徒です。この層は、本当に人の話を聞きません。
ただ、もしかしたらADHD的な要素(脳構造の問題)では?と思うこともあります。悪気がない子も中にはいますからね…
しかし、悪気がないからこそ指導者としてはタチが悪いと思ってしまうわけです。そして、実態として指示に従えていないなら、評価を下げざるを得ないです。
途中式を書かない
次はピンポイントなシチュエーションです。
ズバリ、「途中式を書かない」です。これは、塾をやっていると感じるイライラポイントの1つです。
どの学年にも、何度行っても絶対に途中式を書こうとしない生徒っています。
もちろん、めんどくさいから書かないんですよ。暗算がかっこいいと勘違いしてるってケースもあります。(※あとは稀に本当に書けない(=学習障害or境界知能)って可能性もあります。)
ただ、指導している側からすれば、明らかに反抗的な態度に映るでしょうね。そもそも、「めんどくさい」という態度が指導者にはよく思われないんですよね。
塾は生徒がお客様なのであれこれ伝え方考えて指導しますが、学校の先生はそこまで気を使う余裕がない。そして、その必要もないです。
だから、内申点を下げる形で評価しておしまいです。
提出プリント(レポート)が雑・スカスカ
授業態度というのは、人と人が接触する瞬間だけで見られるものではありません。
提出物など、課題でも評価されてしまいます。
そして、提出プリントやレポートなどは、モロにその生徒の意欲関心を見抜けてしまうツールと言っても過言ではありません。
仮に授業中の素行に問題がなくとも、レポート系が雑な生徒はもろもろ評価が高くなるわけがないのです。
そのため、提出物の評価が低い生徒も例外なく態度面をマイナス評価されていると思った方がいいです。
授業態度が悪い生徒の改善策

ここまでは、授業態度の悪い生徒の特徴について、塾の指導現場の感覚も踏まえて記載してきました。
ここからは、具体的にどう改善するのか?を、自分の思いつく範囲の中で解説していきます。
内申点の重要性をしっかり説明する
授業態度が悪い生徒には、内申点の重要性をきちんと説明することが大事です。
正直、「内申点を下げられたくない→授業態度をよくしよう」という思考は極めて不健全であることは言うまでもないです。根本的に、授業態度が悪いこと自体が”悪”であると分からせないといけません。
しかし、そういう精神論では問題解決ができないのが現実。綺麗事はこの際横に置いといてください。
そして、「内申が下がったらどのくらいマイナスか」をきちんと話してあげてください。それで改善される子も一定数いるはずです。
予習に力を入れる
あまり塾として大きな声で言えませんが、学校の授業って、マジで分かりずらくないですか?汗
いや、もちろん上手な先生もいらっしゃるのですが、割合的な問題で…
しかし、授業が分かりずらいと、子供も集中して聞いてくれません。そう言う意味では、つまらない授業をしている先生にも問題はあるわけです。
ただ、つまらない授業をする先生を改善する方法はこちら側にはない。
そこで、「授業がつまらなくても集中できる仕組み」を考えた方が建設的です。
一番おすすめなのは予習です。
授業の予習をしておけば、その範囲は理解した状態で授業が聞けます。そのため、そもそもしんどくありません。先生の話が退屈なら、学校のワークなどを解きまくってもいいと思います。
内職っぽくなりますが、居眠りしたり、妨害するより1000倍マシでしょう。
もちろん、そう言う意味では予習してくれる系の塾はおすすめです。子供一人だと予習するのは結構難しいからです。
総括:授業態度が悪い生徒の特徴まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
授業態度が悪い生徒の特徴(悪い例)
- 授業中に寝ている
- 居眠りは教師にすぐ分かり、成績評価に影響する。
- うるさい(授業妨害系)
- 周囲への悪影響が大きく、教師が授業を進められなくなる。
- 指示に従わない
- 教師の指示に従えず、自分勝手な行動を取る。
- ノート・メモを取らない
- 授業に対して無関心、指示無視とみなされる。
- 話を聞いていない
- 教師の指示を無視し、毎回注意される。
- 途中式を書かない
- 指導者の指示に反抗的に見える行動。
- 提出物が雑・スカスカ
- レポートや課題の内容が不十分で、やる気がないと評価される。
授業態度が悪い生徒の改善策
- 内申点の重要性を説明する
- 内申点が将来にどう影響するかを具体的に話す。
- 予習の徹底
- 授業内容を予習して理解を深め、授業に積極的に参加できる環境を作る。
- 授業が退屈でも集中する方法を考える
- 授業中にワークを解くなど、自主的に取り組む姿勢を身につける。
- 明確な目標設定
- 良い授業態度が成績や進学にどのようにプラスになるかを示す。
補足
- 生徒個々の特性や背景(例:ADHDなど)を考慮することが大切。
- 学校や塾での指導は一貫性を持たせることが有効。
