「防衛医科大学校ってやばいって本当?」
「学費がタダでお金ももらえるって聞いたけど…裏があるの?」


そんな疑問を抱いて検索する人が増えています。

実際にSNSや口コミでは「訓練が厳しい」「途中で辞める人が多い」といった声もあり、イメージが先行している面も。

この記事では、防衛医科大学校が“やばい”と噂される背景を、偏差値・退学率・看護学科・学費の実態などから徹底分析し、「本当にやばいのか、それともすごいのか?」を明らかにします。

進学を検討している方や保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

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編集:ぴあ
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防衛医科大学校はやばいと言われる理由

防衛医科大学校(通称:防医大)は、一般的な大学とは大きく異なる特殊な環境や制度を持つため、「やばい」という言葉で語られることが多くなっています。しかし、その“やばさ”には誤解も多く含まれています。ここでは、具体的な数値や制度に基づいて、防医大が「やばい」と言われる理由を紐解いていきます。

防衛医科大学校の偏差値・倍率がやばいほど高い

防衛医科大学校は、偏差値・倍率ともに全国トップレベルの難易度を誇る医療系教育機関です。2024年度のデータによると、医学科の偏差値は70、看護学科(自衛官コース・技官コース)はいずれも57とされています(出典:Benesse・駿台模試)。

特に医学科は、毎年10月下旬に一次試験が実施されるため、受験日が早く、準備の早い浪人生が有利とされがちです。例年の実質倍率は6〜8倍にも達することがあり、医学部の中でも屈指の“狭き門”です。

学科名偏差値入試時期備考
医学科7010月下旬(一次)倍率6〜8倍、超難関
看護学科(自衛官)57同上安定志向の学生に人気
看護学科(技官)57同上民間・公的医療機関志望向け

引用:マナビジョン

厳しい入試と訓練課程を突破した学生は、将来の自衛隊医官・看護官の中核として期待されています。

防衛医科大学校の退学率は本当に高い?

防衛医大では、例年、入学者の約1〜2割が卒業までに離脱しているとされ、これは一般の大学と比較してもやや高めの水準です。とくに精神的・肉体的負担が集中する1年目の4〜5月にかけて、早期に退学する学生が出る傾向があります。

参照:じぶん赤旗

理由としては、全寮制・厳格な規律・上下関係の厳しさなどが挙げられます。

特に「自由のなさ」がストレスになるという声も多く、「これは大学というより訓練所」と表現されることも。入学時には医師を目指す強い覚悟だけでなく、集団生活や規律への適応力も問われるのです。

この辺り、Youtube動画でも語られています。

防衛医大は学費も生活費も“無料”!ただし9年間の勤務義務あり

防衛医科大学校(医学科・看護学科自衛官コース)は、学費・寮費・食費がすべて無料で、在学中は「特別職国家公務員」としての身分が与えられます。そのため、毎月131,300円の学生手当(給与)に加え、年2回の期末手当(ボーナス)も支給されるなど、経済面では非常に恵まれた環境です。

ただし、その代償として卒業後には最低9年間(看護学科は6年間)自衛隊に勤務する義務があります。任期を全うせず途中退職した場合は、最大で4,380万円(医学科)または931万円(看護学科)の償還金が発生するケースもあり、進学前に慎重な判断が求められます。

区分手当(月額)期末手当勤務義務最大償還金(例)
医学科131,300円年2回(6月・12月)9年約4,380万円
看護学科(自衛官)同上同上6年約931万円
看護学科(技官)非常勤手当(時給制)時間に応じて支給6年約930万円

参照:防衛医大公式サイト

生活ルールが軍隊並みにやばい?

防衛医大では、すべての学生が全寮制で生活し、起床・点呼・就寝などのスケジュールが厳密に管理されています。制服の着用義務、携帯・インターネットの使用制限、門限の厳格な管理など、まさに軍隊のような規律が存在します。

特に1年目の「指導期間」では、3年生の上級生が生活指導を担当し、精神的にきつい思いをする新入生も多いです。中には「いじめと紙一重」と表現する声もあり、自由なキャンパスライフを想像して入学するとギャップに苦しむこともあります。

ただし、この厳しさを乗り越えた先には、仲間との絆や強い精神力が育まれるという声もあります。

防衛医大はFランなのか?「やばい」とは真逆のレベル

インターネット上では「防衛医大はFラン」などと揶揄される投稿を見かけますが、これは完全な誤解です。実際には、防衛医大は偏差値・倍率ともに全国トップクラスであり、合格者の多くは他の国立医学部や難関私立大学にも合格する学力を有しています。

特に東大・京大・慶應医学部などを本命とする受験生が“お試し受験”として防衛医大を受けることも多いため、合格難易度は非常に高いのです。

学費無料で経済的負担が少ない点に加え、国家公務員としての安定性もあり、むしろ優秀な学生が集まりやすい環境にあります。

医師国家試験の合格率が低め?その理由とは

防衛医大の医師国家試験合格率は、2023年度で約90〜94%となっており、他の国公立大学医学部と比較するとやや低めに見える傾向があります(引用:医学部受験マニュアル)。

ただし、これは単なる合格率の数字では判断できない「制度上の違い」によるものです。

多くの医学部では、国家試験に通らないと見込まれる学生を6年次で留年させ、卒業生=受験者を絞り込むことで、見かけ上の合格率を高く維持しています。
対して防衛医科大学校では卒業生全員に国家試験の受験資格を与えるため、不合格者が一定数出てしまい、結果として合格率が低く見えてしまうのです。

この背景を理解せず、単純に数字だけで比較するのは正確とは言えません。実際、防衛医大の教育水準や臨床実習内容は他大学と遜色なく、医官としての実力も高く評価されています

防衛医科大学校はやばい!難易度・看護学科・卒業後の進路

防衛医大の“やばい”は、入学後の厳しさだけではありません。入試制度の特殊性や看護学科の将来性、そして卒業後のキャリア形成や辞職時のリスクも、他大学と大きく異なるポイントです。ここでは、防衛医大の進路や学科ごとの特徴を具体的に解説します。

防衛医大の入試制度と合格者の実力

防衛医科大学校の入試は、一次試験(筆記)と二次試験(面接・小論文・身体検査)から成り、単なる学力だけでなく「総合的な適性」が問われます。筆記では数学・英語・理科が出題され、難易度は国立医学部レベル。さらに二次試験では、自衛官としての素養や人間性を見極める面接が行われ、心身の健康も重要視されます。

特に現役生には厳しく、秋に実施される一次試験は、受験準備が整いにくいため浪人生の方が有利とされる傾向があります。合格者の多くは他の難関大学にも合格できる学力を有しており、正規合格者の多くが辞退するため、補欠合格による繰り上げ合格も多く見られるのが特徴です。

看護学科の内容と将来像 ― 自衛官コースと技官コースの違い

防衛医科大学校の看護学科は、「自衛官コース」と「技官コース」の2つに分かれており、どちらも偏差値は57と全国的に見ても高水準です。両コースともに4年間の教育課程を修了後、保健師・看護師の国家資格取得を目指しますが、卒業後の進路や勤務形態には大きな違いがあります。

自衛官コースは、卒業後に各自衛隊の幹部候補生学校へ進み、「看護官(幹部自衛官)」として全国の自衛隊病院や衛生科部隊で勤務します。制服着用や訓練が必須で、6年間の勤務義務もあります。

一方、技官コースでは、防衛医科大学校病院に「看護師・保健師の技官」として勤務します。こちらは軍事訓練の義務がなく、勤務形態は民間病院に近いのが特徴です。

項目自衛官コース技官コース
偏差値5757
学生定員約75名約45名
身分特別職国家公務員特別職国家公務員(非常勤)
制服・訓練必須(幹部教育含む)不要
卒業後の進路自衛隊病院・部隊勤務(6年義務)防衛医大病院勤務
勤務義務6年間なし(任意継続)

参照:防衛医大公式サイト

就業形態となっており、制服着用義務もなく、軍事訓練も受けません。

卒業後のキャリアは?自衛隊医官の仕事内容と将来性

防衛医科大学校の医学科を卒業し、医師国家試験に合格した者は、幹部候補生学校(約6週間)を経て、以下のルートでキャリアを歩みます。

  1. 初任実務研修(2年間)
  2. 部隊等での勤務(約2年間)
  3. 専門研修(2〜4年間)

この過程を経て、全国の自衛隊病院や部隊の医務室に配属され、隊員の健康管理、災害医療、国際協力活動(PKO・人道支援等)など、幅広い医療分野に従事することになります。

給与面でも国家公務員として安定しており、20代後半〜30代前半で年収500〜700万円、階級が上がれば1,000万円を超えることも。勤務先や症例数に制約はありますが、安定性・使命感・公的貢献性の高いキャリアといえます。

ステージ内容年数の目安
幹部候補生学校自衛官教育(曹長)約6週間
初任研修臨床スキル習得約2年
部隊勤務医務室などで診療約2年
専門研修専門分野の研鑽約2〜4年

参照:防衛医大公式サイト

辞めたらどうなる?償還金制度の詳細と実例

防衛医大の最大の特徴のひとつが、卒業後に9年間の勤務義務がある点です。これを全うせずに辞職すると「償還金」が請求されます。具体的には「550万円 × 残年数」が目安であり、医師免許取得後すぐに辞めた場合は、約5000万円を支払う必要が出てきます。

この高額な償還金は防衛省が医師養成に多額の予算を投じていることに起因しています。実際には、親が医院を継がせたい場合に準備金を用意したり、民間病院が引き抜きのために肩代わりする例もあると言われています。

ただし、制度上は非常に重いペナルティとなるため、安易な入学は避けるべきです。

女子学生や恋愛事情

近年、防衛医大では女子学生の比率が徐々に増えており、特に看護学科では半数以上が女性という年もあります。医学科でも女性の活躍が目立ち、部活動や研究、実習などあらゆる場面で男女が協力しています。

恋愛は自由であり、学生同士のカップルも珍しくありません。卒業後に結婚するケースも多く、寮生活や訓練を共にした中で自然と信頼関係が築かれていくようです。防衛省内でもハラスメント対策が強化されており、女子学生も安心して学べる環境が整えられています。

総括:防衛医科大学校はやばいかまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  • 偏差値・倍率ともに超難関
     医学科は偏差値70、看護学科は57。医学科の倍率は6〜8倍で、国公立医学部レベルの難易度。
  • 退学率はやや高め
     入学後1年目の精神的・肉体的負荷が大きく、約1〜2割が途中退学。規律や集団生活に適応できるかが鍵。
  • 学費・生活費は全額無料
     授業料、寮費、食費がすべて無料で、月額13万円の手当と年2回の賞与も支給される。
  • 勤務義務と償還金がある
     卒業後は医学科9年・看護学科6年の勤務義務があり、辞職時は最大4,380万円の償還金が発生する可能性。
  • 生活ルールは軍隊並み
     全寮制、制服着用、門限、スマホ制限など厳格なルールがある。自由な大学生活を期待するとギャップあり。
  • 「Fラン」は完全な誤解
     防衛医大は国公立医学部並の難易度を誇り、非常に優秀な学生が集まる。
  • 国家試験合格率は約90〜94%
     一見低く見えるが、全卒業生が試験を受けるためであり、教育水準は高い。
  • 看護学科には2コース
     自衛官コースは6年勤務義務あり。技官コースは病院勤務で軍事訓練なし。
  • 医官のキャリアは安定&やりがいあり
     医務室や自衛隊病院、国際支援などに従事し、年収も20代後半で500〜700万円、昇進で1000万円超も可。
  • 恋愛や女子学生の比率も増加中
     女子学生の割合は上昇中で、学生同士の恋愛や結婚も珍しくない。ハラスメント対策も強化されている。

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