「児玉源太郎(こだま げんたろう)」という歴史上のすごい人物の名言を紹介していきます。

児玉源太郎は日露戦争という大きな戦いで、日本を勝利へと導いた立役者(たてやくしゃ)です。「軍神(ぐんしん)」とも呼ばれるほど頭がよくて、みんなのリーダーだったんですよ。

そんな児玉源太郎が残した名言は、今のわたしたちにも心にしみる言葉ばかりです。どんなときに、どんな気持ちでその言葉を言ったのかも一緒に解説していくので、「勉強に」「仕事に」「生き方に」きっと役に立ちます!

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児玉源太郎の名言一覧と意味を解説

児玉源太郎の名言には、彼の考え方や人生の姿勢がたっぷりと詰まっています。まずは、どんな言葉があるのかを一覧で見てみましょう。あとからそれぞれの意味を、塾長がていねいに解説していきますよ!

児玉源太郎の名言一覧を一挙紹介

児玉源太郎の名言は以下の通りです。

番号名言
1初めから他人の助けを当てにするような人間は、決して成功せん。
2この際、陸軍が折れるべきでしょう。
3火をつけた以上は消さにゃならんぞ。消すことがかんじんというのに、ぼやぼや火を見ちょるちゅうのは馬鹿の証拠じゃないか。
4なあに、今死ねば肩書きが多いから墓が立派になっていいよ。
5ああ、いいよ。
6もし戦争をやるとなったら、陸海軍共に仲良くやりましょう。
7俺の用は済んだ。
8諸君はきのうの専門家であるかもしれん。しかしあすの専門家ではない。
9第一線の状況に暗い参謀は、物の用に立たない。
10人は一代なるも事業は一代にして絶へさることを銘記せよ。
11日本が生きて生きて、生き抜く為に、私は多少のことは我慢します。
12やる気になればできる。24時間以内に重砲陣地の移動を完了せよ。
13日露戦争で得た既得権はしっかり守って欲しい。それが日本の安全と発展に不可欠である。
14私の責務は台湾を治める事で、討伐することではない。
15文と武の統一。按配(あんばい)は私がこれにあたる。
16それじゃ、今度ジイさんに会ったら伝えてくれ、君子は豹変すると言ったとな。
17話すかどうかはともかく、施政方針は持っておかねばならんからのう。
18ロシア軍はまだ北満に多くの兵力を残している。その兵力が再び態度を変え、南侵してくる危険は残っている。その対策ができていない現状で、すぐに軍を引き揚げることはできない。
19無責任の地位にある人は、何事も思うままに批評することができるが、卑しくも責任を有する以上、軽々しく挙動することはできぬ。
20我が軍の準備は必ずしも万全とはいえないが、現時点ではロシア側の準備はそれ以上に遅れております。
21しかし増強に力を入れているので、そのうち逆転する恐れがあります。開戦を延ばすべきではありません。
22今の貧窮した日本の国力から考えて過大、無理である。今幸いに欧米列強の目は極東より他に向いている。
23この機会に日本は重工業を振興し、経済力をつけることが重要ではないか。
24これからの戦争は、ますます物量の争いになるであろう。鉄砲弾の補給もままならぬ現状で、師団の増設を考えても致し方ない。
25何事をなすにも必ず困難が伴うものだ。
26その困難に打ちかって大事をなすことこそ、男子の本懐というもの。
27男らしく、正々堂々とやりたまえ。
28本官は着任以来、通覧したところ、その人員多きに過ぎると認めた。今まではその必要があったかもしれないが、今はその必要は認めがたい。
29そこで私は専ら精通した有能な者を選んで、少人数で行政の実をあげて行きたい。
30ロシアに内兜を見すかされてはつまらん。
31私が大任を全うするには民政に携わる者はもちろんであるが、陸軍の協力が欠かせない。

初めから他人の助けを当てにするような人間は、決して成功せん

この名言は、「はじめから人に頼ってばかりいる人は、うまくいかないよ」という意味です。児玉源太郎は、自分で考えて、自分で行動することの大切さを教えてくれています。

何かを成しとげるには、自分の力で努力することが一番大事です。たしかに、誰かに手伝ってもらうと楽ですが、それに慣れてしまうと、いざという時に動けません。

児玉は「人に頼るな」と言っているのではなく、「まず自分がやってみよう」という気持ちを持ちなさい、と教えてくれているのです。

火をつけた以上は消さにゃならんぞ

この言葉は、何かを始めたら、ちゃんと最後まで責任を持ってやりなさいという意味です。「火をつけた」というのは「行動を起こしたこと」をたとえた表現です。

児玉源太郎は、ただ命令するだけの人ではありませんでした。

自分が行動したことには、きちんと最後まで向き合い、やりとげました。たとえば、戦争でも「攻める」と決めたなら「終わらせる」までの覚悟が必要です。これは学校の勉強や部活動でも同じで、「やると決めたら最後まで」が大切ですね!

諸君はきのうの専門家であるかもしれん。しかしあすの専門家ではない

これは、児玉源太郎が「昨日までの知識や経験に頼っていてはダメ。今日も明日も新しく学び続けないといけないよ」と言っている言葉です。

たとえば、スマホやAIなど新しい技術が毎日のように出てきますよね。昔のやり方だけを知っていても、今の社会では通用しません。児玉は「いつまでも成長しよう」「学ぶことをやめるな」という気持ちを伝えてくれています。

これは、子どもだけじゃなく大人にとっても大事な言葉です。塾長もこの名言を聞くと、いつも背筋が伸びる思いです!

第一線の状況に暗い参謀は物の用に立たない

この言葉は、戦いの計画を立てる人(参謀さん)が、現場のことを知らなければ、まったく役に立たないという意味です。

たとえば、サッカーで作戦だけを考えているコーチが、実際の試合の様子や選手の疲れを知らなかったらどうでしょう? うまくいきませんよね。児玉源太郎は「現場を知ること」「現実を見ること」をとても大切にしていました。

これは勉強でもそうです。「どうやって覚えるか」「どこでつまずくか」を知っていないと、いいアドバイスはできません。先生やリーダーになる人ほど、「現場を知る目」が必要なんですね!

児玉源太郎の名言に学ぶリーダーシップと生き方の哲学

児玉源太郎の名言は、ただのかっこいい言葉ではありません。そこには「人としてどう生きるか」や「リーダーとして何を大切にするか」といった、深い考えが込められています。

ここでは、児玉源太郎がリーダーとして語った名言の中でも、とくに注目すべき言葉とその意味をわかりやすく解説していきます!

「俺の用は済んだ」に込められた覚悟

この言葉は、児玉源太郎が日露戦争の「旅順(りょじゅん)攻略」という大きな任務をやりとげたときに言ったとされる名言です。

「俺の用は済んだ(ようはすんだ)」とは、「自分の仕事は終わった、あとは任せた」という意味です。一見あっさりとした言葉ですが、そこには深い責任感と覚悟が込められています。

自分のすべきことを全力でやり切った人だけが、こうした潔い言葉を口にできるのです。「最後までやりきる姿勢」と「後に続く人への信頼」をあわせ持つ、児玉らしい一言です。

「男らしく、正々堂々とやりたまえ」の真意

この言葉は、勝ち負けよりも「どう戦うか」が大切だという児玉の考え方をあらわしています。

「正々堂々(せいせいどうどう)」というのは、ズルをしたり卑怯なことをせずに、まっすぐな気持ちで立ち向かうことです。戦争でも、勝てば何でもいいのではありません。「正しいやり方で勝つ」ことが本当にかっこいいのです。

この言葉は、スポーツや勉強、仕事にも当てはまります。困難なことがあっても、フェアに、まっすぐに向き合う姿勢が大切なのだと、児玉源太郎は教えてくれています。

「何事をなすにも必ず困難が伴うものだ」の意味

この名言は、「何かを成しとげようとすれば、かならず大変なことがある」という意味です。児玉源太郎は、人生や仕事がいつもスムーズにいくとは思っていませんでした。

大事なのは、困難からにげないこと。むしろ「困難があるからこそ、やりがいがある」と考えていたのです。彼は「男子の本懐(ほんかい)」、つまり「男としての本当のよろこび」は、困難をのりこえてこそ得られると語りました。

今の時代にもピッタリな言葉ですね。失敗しても落ち込まず、それを乗りこえる力こそが本物の実力なのです。

私の責務は台湾を治める事で、討伐することではない

この言葉は、児玉源太郎が台湾総督だったときに語ったものです。彼は、台湾を武力でおさえるのではなく、きちんと「治める」ことが大切だと考えていました。

「討伐(とうばつ)」とは、力で相手をねじふせること。でも児玉は「力ではなく、心で治めること」が大事だと考えていたのです。

これは、いまの政治や会社のリーダーにも通じる考え方です。ただ命令するのではなく、相手のことを考え、よりよい社会を作る。それが「リーダーの本当の仕事」なのだと児玉源太郎は教えてくれています。

「ロシアに内兜を見すかされてはつまらん」の戦略的思考

この言葉は、日露戦争の終わりごろ、ロシアとの講和(こうわ=戦争をやめる話し合い)交渉のときに語られたものです。「内兜(うちかぶと)」とは、心の中をさします。つまり、「こちらの弱気な気持ちを相手に見せてはいけない」という意味です。

児玉源太郎は、ただ戦うだけでなく、外交や駆け引きでもすぐれた知恵を持っていました。敵に弱みを見せず、自信を持ってふるまうことが、交渉で有利になるのです。

この考え方は、プレゼンや交渉のときにも役立ちます。堂々とした態度が大切だということですね。

総括:児玉源太郎の心に刺さる名言集まとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

番号名言
1初めから他人の助けを当てにするような人間は、決して成功せん。
2この際、陸軍が折れるべきでしょう。
3火をつけた以上は消さにゃならんぞ。消すことがかんじんというのに、ぼやぼや火を見ちょるちゅうのは馬鹿の証拠じゃないか。
4なあに、今死ねば肩書きが多いから墓が立派になっていいよ。
5ああ、いいよ。
6もし戦争をやるとなったら、陸海軍共に仲良くやりましょう。
7俺の用は済んだ。
8諸君はきのうの専門家であるかもしれん。しかしあすの専門家ではない。
9第一線の状況に暗い参謀は、物の用に立たない。
10人は一代なるも事業は一代にして絶へさることを銘記せよ。
11日本が生きて生きて、生き抜く為に、私は多少のことは我慢します。
12やる気になればできる。24時間以内に重砲陣地の移動を完了せよ。
13日露戦争で得た既得権はしっかり守って欲しい。それが日本の安全と発展に不可欠である。
14私の責務は台湾を治める事で、討伐することではない。
15文と武の統一。按配(あんばい)は私がこれにあたる。
16それじゃ、今度ジイさんに会ったら伝えてくれ、君子は豹変すると言ったとな。
17話すかどうかはともかく、施政方針は持っておかねばならんからのう。
18ロシア軍はまだ北満に多くの兵力を残している。その兵力が再び態度を変え、南侵してくる危険は残っている。その対策ができていない現状で、すぐに軍を引き揚げることはできない。
19無責任の地位にある人は、何事も思うままに批評することができるが、卑しくも責任を有する以上、軽々しく挙動することはできぬ。
20我が軍の準備は必ずしも万全とはいえないが、現時点ではロシア側の準備はそれ以上に遅れております。
21しかし増強に力を入れているので、そのうち逆転する恐れがあります。開戦を延ばすべきではありません。
22今の貧窮した日本の国力から考えて過大、無理である。今幸いに欧米列強の目は極東より他に向いている。
23この機会に日本は重工業を振興し、経済力をつけることが重要ではないか。
24これからの戦争は、ますます物量の争いになるであろう。鉄砲弾の補給もままならぬ現状で、師団の増設を考えても致し方ない。
25何事をなすにも必ず困難が伴うものだ。
26その困難に打ちかって大事をなすことこそ、男子の本懐というもの。
27男らしく、正々堂々とやりたまえ。
28本官は着任以来、通覧したところ、その人員多きに過ぎると認めた。今まではその必要があったかもしれないが、今はその必要は認めがたい。
29そこで私は専ら精通した有能な者を選んで、少人数で行政の実をあげて行きたい。
30ロシアに内兜を見すかされてはつまらん。
31私が大任を全うするには民政に携わる者はもちろんであるが、陸軍の協力が欠かせない。