「五榜の掲示」と「五箇条の御誓文」の違い、ちゃんと理解できていますか?
どちらも明治時代のはじめに出されたものですが、その目的や内容は大きく異なります。テストでは「この2つの違いを答えなさい」という問題がよく出ますよね。
でも、どっちがどっちだったかごちゃごちゃになってしまう人も多いはず。
そこで今回は、「塾長の私が分かりやすく!」五榜の掲示と五箇条の御誓文の違いを解説します。語呂合わせやクイズも用意しているので、テスト対策にもぴったり!ぜひ最後まで読んで、しっかり理解してくださいね。
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五榜の掲示と五箇条の御誓文の違いとは?徹底比較!
五榜の掲示と五箇条の御誓文は、どちらも明治元年(1868年)に出されましたが、その目的や内容はまったく異なります。五箇条の御誓文は「新政府がどんな国を目指すのか」という政治の基本方針を示したもの。
一方、五榜の掲示は「国民が守るべきルール」を記したものです。それでは、具体的にどんな違いがあるのか見ていきましょう!
五榜の掲示と五箇条の御誓文の最大の違いは「目的」
五箇条の御誓文は「新しい時代の方針」を示すものです。明治政府が「こんな国にするぞ!」と宣言した、大事な誓いの言葉です。天皇自らが「神に誓う」形で発表したため、「誓文」と呼ばれています。
一方、五榜の掲示は「国民に向けた決まりごと」を示したものです。江戸時代にも高札(こうさつ)という木の板に法律を書いて掲示する制度がありましたが、明治政府もこの方法を使いました。「新政府ができたからって、好き勝手するなよ!ルールは守るんだぞ!」という意味が込められています。
つまり、五箇条の御誓文は「未来の理想」、五榜の掲示は「今すぐ守るルール」を示したものなのです。
制定された背景の違い
五箇条の御誓文が出された背景には、日本の「近代化」という大きな目標がありました。江戸時代までの政治は、将軍や大名たちがすべてを決めていましたが、新政府は「もっとみんなの意見を聞こう!」と考えました。
そこで、五箇条の御誓文では「広く会議を開き、みんなで決める」という方針を掲げたのです。
一方、五榜の掲示は、日本の「治安維持」が目的でした。江戸幕府がなくなり、世の中が大混乱する中、「人々が暴動を起こさないように」「外国人とのトラブルを防ぐために」などの理由でルールを決めました。
特に「キリスト教の禁止」などは、幕府のやり方をそのまま引き継いだ形になっています。
五榜の掲示と五箇条の御誓文の内容の違い
五箇条の御誓文は、「こんな政治をしていくぞ!」という内容でした。
その5つのポイントは以下の通りです。
- みんなで話し合って決めよう(広く会議を開く)
- 身分関係なく、協力しよう(上下の者が一丸となる)
- みんなが自分の志を実現できる社会を目指そう
- 古い慣習をなくし、新しい考え方を取り入れよう
- 世界中の知識を学び、日本を発展させよう
それに対して、五榜の掲示は「これをしてはいけません!」という内容でした。
5つの禁止事項を簡単に言うと…
- 親を大切にし、犯罪をしない
- みんなで集まって暴動を起こさない
- キリスト教は禁止
- 外国人を攻撃してはいけない
- 勝手に住む場所を変えてはいけない
このように、五箇条の御誓文は「国を良くするための目標」、五榜の掲示は「国を乱さないためのルール」になっているのです。
なぜ五榜の掲示にはキリスト教禁止が含まれたのか?
実は、五榜の掲示には「キリスト教禁止」という内容が含まれています。これは、江戸時代から続く「キリスト教弾圧」の流れを引き継いだものです。
江戸時代、日本にやってきたキリスト教の宣教師たちが勢力を広げると、「幕府の支配が脅かされる」と考えたため、キリスト教を厳しく禁止しました。この方針を新政府もそのまま採用したのです。しかし、海外からの批判が強まり、最終的に1873年に五榜の掲示は廃止されました。
五箇条の御誓文には「宗教」に関する話は出てきません。それよりも、「みんなが意見を言える社会を作ろう」という前向きな内容だったのです。
五榜の掲示と五箇条の御誓文の影響の違い
五箇条の御誓文は、明治政府の政治の方針を決める上でとても重要な役割を果たしました。その後の「憲法」や「国会の設立」などの政策の基礎となったのです。今の日本の「民主主義」にもつながる考え方ですね。
一方、五榜の掲示は、あくまで「一時的なルール」として機能しました。民衆の生活を守るために出されましたが、厳しすぎる規制もあったため、しばらくすると廃止されてしまいました。特に、キリスト教禁止の項目は海外からの批判が大きく、明治6年には撤回されました。
このように、五箇条の御誓文は「未来を見据えた大きな指針」、五榜の掲示は「その時の状況に対応したルール」としての役割を果たしたのです。
五榜の掲示と五箇条の御誓文の違いの後に:暗記ポイント
五榜の掲示と五箇条の御誓文の違いは、テストに頻出の重要ポイントです。でも、内容が似ている部分もあるので、混乱してしまう人も多いはず。そこで、ここからは「確実に覚えるための暗記法」を紹介します!
語呂合わせやチェックポイントを活用すれば、テストでも自信を持って解答できますよ。
五榜の掲示と五箇条の御誓文を混同しないための暗記法
五榜の掲示と五箇条の御誓文を混同しないためのコツは、「誰に向けたものか?」を考えることです。
- 五箇条の御誓文 → 政治家や政府の方針(未来に向けた約束)
- 五榜の掲示 → 国民向けのルール(今すぐ守るべき決まり)
このように「五箇条の御誓文は国の未来を示すもの」「五榜の掲示はルールの一覧表」と理解すると、混同しにくくなります。
また、漢字の意味を分解するとより覚えやすいです。
- 「誓文」=誓う文書 → 政府の方針
- 「掲示」=掲げて示す → ルールや禁止事項
このように漢字の意味から考えると、混乱せずに覚えられます。
語呂合わせで五箇条の御誓文と五榜の掲示をスッキリ暗記!
テスト対策には語呂合わせがとても有効です!特に、五箇条の御誓文の内容をスムーズに覚えるための語呂合わせを紹介します。
【五箇条の御誓文】の語呂合わせ
「広い上(うえ)に官僚がいるが、陋習を破り、知識を世界へ!」 (広=広く会議、上=上下心を一に、官=官武一途、陋習=陋習を破る、知識=知識を世界に求める)
このフレーズを何度も繰り返せば、五箇条の御誓文の内容がすんなり頭に入ります。
【五榜の掲示】の語呂合わせ
「人が集まるキリストの外国脱走禁止!」 (人=五倫の道、集まる=徒党禁止、キリスト=キリスト教禁止、外国=外国人攻撃禁止、脱走=逃亡禁止)
こういった語呂合わせを使うと、短時間で効率よく暗記できます。
テストで問われる「違いのポイント」とは?
テストでよく出るのは「五榜の掲示と五箇条の御誓文の違いを説明しなさい」という問題です。このとき、ポイントを押さえて答えられるようにしておきましょう。
【テストで押さえるべきポイント】
- 目的の違い
- 五箇条の御誓文 → 新政府の方針(理想)
- 五榜の掲示 → 国民向けのルール(禁止事項)
- 発表の相手の違い
- 五箇条の御誓文 → 政府の関係者・神への誓い
- 五榜の掲示 → 全国の民衆に対する命令
- 内容の違い
- 五箇条の御誓文 → 国を良くするための方針(会議を開く、外国の知識を取り入れる など)
- 五榜の掲示 → 治安維持のための決まりごと(暴動禁止、キリスト教禁止 など)
こうした違いをしっかり押さえておけば、テストで「違いを説明しなさい」と聞かれても迷わず答えられます!
「五榜の掲示」はなぜ廃止されたのか?
五榜の掲示は、明治6年(1873年)に廃止されました。その理由は、内容の一部が国際社会のルールと合わなくなったからです。
特に「キリスト教禁止」の項目は、欧米諸国からの批判が多かったため、政府はやむを得ず禁止を撤廃しました。また、新政府が安定すると「暴動禁止」などのルールを特に高札で示す必要がなくなり、廃止されることになったのです。
五箇条の御誓文が日本に与えた影響とは?
五箇条の御誓文は、日本の近代化に大きく貢献しました。その影響を以下の3つのポイントで解説します。
- 議会制の基礎を作った
- 五箇条の御誓文の「広く会議を開く」という考え方が、日本の議会制の始まりになりました。後の**「大日本帝国憲法」や「国会の開設」**にもつながります。
- 身分制度の撤廃につながった
- 「官武一途」という考え方が、武士だけでなく一般の人も政治に関われるようにする流れを作りました。その結果、士農工商という身分制度がなくなり、「四民平等」の社会ができていきました。
- 西洋文化を取り入れるきっかけになった
- 「知識を世界に求める」という方針のもと、西洋の技術や文化が日本に取り入れられるようになりました。これが「文明開化」につながり、日本の近代化を加速させたのです。
五箇条の御誓文は単なる誓いの言葉ではなく、実際に日本の未来を大きく変えた重要な出来事だったのです。
総括:五榜の掲示と五箇条の御誓文の違いまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
| 項目 | 五箇条の御誓文 | 五榜の掲示 |
|---|---|---|
| 目的 | 政治の基本方針 | 国民のルール |
| 対象 | 政府関係者・神への誓い | 全国の民衆 |
| 内容 | 民主的な政治、外国の知識導入 | 犯罪禁止、キリスト教禁止 など |
| 影響 | 日本の近代化に大きく貢献 | 一時的な治安維持策 |
