みなさん、平安時代の貴族たちがどんな遊びをしていたか知っていますか?現代ではスマホゲームやスポーツが人気ですが、平安時代にはまったく違う遊びが流行していました。
貴族たちは「蹴鞠(けまり)」や「囲碁(いご)」を楽しみながら社交を深め、庶民も「竹馬」や「毬杖(ぎっちょう)」といった遊びで盛り上がっていました。
この記事では、平安時代の遊びを詳しく解説します。
平安時代の遊び一覧!貴族と庶民の間で楽しまれた娯楽

平安時代の遊びには、貴族が楽しんだものと庶民が遊んだものがあります。貴族は優雅な暮らしをしていたため、蹴鞠や囲碁、和歌の勝負など、教養が試される遊びが多かったです。一方、庶民の間では竹馬や独楽(こま)といったシンプルで体を使う遊びが人気でした。
それでは、貴族と庶民の遊びをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
平安時代の遊び一覧表|貴族と庶民で異なる娯楽とは?
平安時代の遊びを一覧表にまとめました。貴族と庶民では楽しみ方が違ったことがよく分かりますね。
| 遊びの種類 | 貴族の遊び | 庶民の遊び |
|---|---|---|
| 頭脳系 | 囲碁、双六、歌合、物合 | 双六、偏つぎ |
| 身体を使う | 蹴鞠、打毬(だきゅう)、小弓 | 竹馬、毬杖 |
| 伝統的な遊び | 貝合わせ、薫物合 | 独楽、石投(お手玉のような遊び) |
| 社交の場での遊び | 和歌、楽器演奏 | かくれんぼ、雛遊び |
このように、貴族の遊びは上品で知的なものが多く、庶民の遊びは体を動かして楽しむものが多かったことが分かります。
貴族が楽しんだ遊び一覧|蹴鞠・囲碁・双六などの室内外の娯楽
貴族の遊びは、社交の場でも行われる重要な文化の一部でした。
室内の遊び
- 囲碁:中国から伝わり、貴族の間で大流行。頭の良さが試される遊びでした。
- 双六(すごろく):サイコロを振って駒を進めるゲームで、賭け事としても楽しまれました。
- 歌合(うたあわせ):即興で和歌を作って競う遊び。知性とセンスが問われました。
- 貝合わせ(かいあわせ):貝殻の模様を合わせる遊びで、現在の神経衰弱のようなゲームでした。
- 薫物合(たきものあわせ):お香の香りを比べて優劣を競う遊び。香道の起源とも言われています。
屋外の遊び
- 蹴鞠(けまり):勝敗がない優雅なリフティングゲーム。蹴る姿勢が重要でした。
- 打毬(だきゅう):馬に乗ってボールを打ち合うゲームで、現代のポロに似ています。
- 小弓(こゆみ):的を狙って矢を放つ遊びで、子供向けの「雀小弓(すずめこゆみ)」もありました。
- 流鏑馬(やぶさめ):馬に乗りながら弓を射る武芸の一種。武士の訓練にもなりました。
- 鷹狩り(たかがり):鷹を使って獲物を捕らえる遊びで、狩猟と娯楽を兼ねていました。
蹴鞠(けまり)とは?貴族の嗜みとしてのリフティング遊び
蹴鞠は、現代のサッカーのリフティングに似ていますが、勝敗を競うのではなく、いかに優雅に鞠を蹴り続けるかが大切な遊びでした。
蹴鞠の基本ルール
- 1チーム6〜8人で行う
- 鞠(まり)は鹿の皮を使って作られる
- 足の甲を使って蹴り、相手が受け取りやすいように工夫する
- 足の裏を見せたり、勢いよく蹴りすぎるのは品がないとされた
蹴鞠は貴族のたしなみの一つであり、上手にできることがステータスの証でした。平安時代の有名な貴族・藤原道長も蹴鞠を楽しんでいたそうです。
囲碁と双六|平安貴族の頭脳戦と賭け事文化
囲碁と双六は、平安時代の知的な遊びの代表格です。
囲碁
- 奈良時代に中国から伝わった戦略ゲーム
- 碁盤と碁石を使い、相手の陣地を取るのが目的
- 『源氏物語』にも囲碁を楽しむ姫君が登場する
双六
- サイコロを使って駒を進めるボードゲーム
- 「負態(まけわざ)」といって、負けた人に罰ゲームがあった
- あまりにも熱中する人が多く、何度も禁止令が出された
双六は賭け事としても人気があり、平安貴族の遊びの中でも特に盛り上がるものの一つでした。
平安時代の遊びの進化!庶民の遊びと現代に残る娯楽

貴族だけでなく、庶民もさまざまな遊びを楽しんでいました。貴族の遊びは社交の場で行われることが多かったのに対し、庶民の遊びは家族や仲間同士で楽しむものが多かったのが特徴です。また、平安時代に生まれた遊びの中には、現代でも続いているものもあります。
ここからは、庶民が楽しんでいた遊びや、平安時代の遊びがどのように変化して現代に残っているのかを詳しく見ていきましょう!
庶民が楽しんだ遊び一覧|竹馬・毬杖・雛遊びなど
貴族の遊びが知的で上品なものが多かったのに対し、庶民の遊びは体を使って楽しむものが中心でした。
庶民が楽しんだ主な遊び
- 竹馬(たけうま):現代の竹馬とは違い、笹竹の枝にまたがり騎馬ごっこをする遊びでした。
- 毬杖(ぎっちょう):長い柄のついた槌で玉を打つ遊びで、現代のゲートボールのようなゲームでした。
- 雛遊び(ひいなあそび):平安時代のおままごとで、貴族の娘たちが将来の結婚生活を想像しながら遊びました。
- 独楽(こま):中国から伝わった遊びで、回して楽しむおもちゃです。
- 石投(いしなご):現代のお手玉のような遊びで、投げた石が落ちる前に別の石を拾い、キャッチするゲームでした。
庶民の遊びはシンプルでありながら、道具を工夫して作ったり、ルールを自由に変えて楽しんだりするのが特徴でした。
物合(ものあわせ)とは?貴族の知的な勝負遊び
物合は、貴族の間で行われた対戦形式の遊びで、左右に分かれて優劣を競うものでした。
代表的な物合
- 歌合(うたあわせ):和歌を詠み、その出来栄えを競う遊び。
- 貝合わせ(かいあわせ):貝の模様を合わせるゲーム。現在の神経衰弱のような遊びです。
- 薫物合(たきものあわせ):お香の香りを比べ、香道の知識を競う遊び。
- 花合(はなあわせ):どちらのチームがより美しい花を持っているかを競う遊び。
物合は知性やセンスが求められる遊びであり、勝者には名誉が与えられました。特に歌合は後宮の女性たちに人気があり、優れた歌人が宮中での地位を高めるきっかけにもなりました。
現代に続く平安時代の遊び!双六・囲碁・雛祭りのルーツ
平安時代の遊びの中には、現代に残っているものも多くあります。
現在でも楽しめる平安時代の遊び
- 囲碁:ルールはほぼ変わらず、今も世界的に楽しまれています。
- 双六(すごろく):現在のすごろくは「絵双六」に進化し、子供向けの遊びとして親しまれています。
- 雛祭り(ひなまつり):もともとは貴族の間で流行した「雛遊び」が発展して、現在の雛祭りになりました。
- 独楽(こま):お正月の定番遊びとして現在も親しまれています。
- かくれんぼ:平安時代には「隠恋慕(かくれんぼ)」という遊びがあり、男女の愛情を試す儀式として行われていました。
このように、平安時代の遊びの多くが形を変えながら現代に受け継がれています。
平安時代の遊びが生んだことわざや語呂合わせ
遊びが発展する中で、平安時代にはいくつかのことわざや語呂合わせも生まれました。
遊びに関することわざ
- 「蹴鞠の庭」:貴族の社交場の象徴として使われる言葉。
- 「双六は運のゲーム」:勝負は運次第という意味。
- 「囲碁は人生の縮図」:戦略が重要なゲームとしての囲碁が人生と似ているという考え方。
語呂合わせ
- 「蹴鞠(けまり)」→「けがれなし」(清らかな遊びとして)
- 「双六(すごろく)」→「すぐ運」(運が良ければすぐに勝てる)
- 「貝合わせ(かいあわせ)」→「愛合わせ」(貝殻のペアが夫婦の象徴)
遊びを通じて学ぶことが多かったため、ことわざや語呂合わせとして残っているものも多いのです。
テスト対策!平安時代の遊びに関する重要な知識
歴史のテストでも、平安時代の遊びについて問われることがあります。以下のポイントを押さえておきましょう!
テストのポイント
- 蹴鞠(けまり)は何人で遊ぶ? → 6〜8人で行い、勝敗はつけない
- 囲碁と双六の違いは? → 囲碁は戦略ゲーム、双六はサイコロを使う運のゲーム
- 貝合わせのルールは? → 一対の貝を探し出す神経衰弱のような遊び
- 物合(ものあわせ)の代表例は? → 歌合(和歌の勝負)、貝合わせ、薫物合(香りの勝負)
- 平安時代の遊びで現代に残るものは? → 囲碁、すごろく、雛祭り、かくれんぼ、独楽など
テストで平安時代の遊びについて問われたら、これらのポイントをしっかり覚えておくと高得点が狙えます!
総括:平安時代の遊び一覧まとめ
最後に、平安時代の遊び一覧表をもう一度残しておきます。
| 遊びの種類 | 貴族の遊び | 庶民の遊び |
|---|---|---|
| 頭脳系 | 囲碁、双六、歌合、物合 | 双六、偏つぎ |
| 身体を使う | 蹴鞠、打毬(だきゅう)、小弓 | 竹馬、毬杖 |
| 伝統的な遊び | 貝合わせ、薫物合 | 独楽、石投(お手玉のような遊び) |
| 社交の場での遊び | 和歌、楽器演奏 | かくれんぼ、雛遊び |
