高校受験の「国語」の点数アップを狙う上で、おすすめ問題集をお探しではありませんか?
国語は他教科と違って、勉強したからと言ってぐんぐん点数が上がる教科では正直ありません。出来る子はあまり対策しなくても出来てしまう一方、対策しても伸びない子は全然伸びません。
しかし、苦手だからといって何もしないと全く成長がないのも事実。
それに、国語力は上がらなくても「時間配分」「傾向分析」といった点数アップに繋がるトレーニングは可能です。
本記事では、高校受験の国語対策で使えるおすすめ問題集を紹介します。
【国語対策】高校受験おすすめ問題集
それでは早速、高校受験で使える国語のおすすめ問題集を紹介していきます。
長文読解をメインにしつつ、国文法や古典の対策でも使える問題集も紹介しています。
おすすめ問題集①:中学 国語読解 標準問題集
1冊目は、「中学 国語読解 標準問題集」です。
国語の問題集を市販で選べと言われたら、まず最初に標準問題集をおすすめしたいと思います。
レベル的にも受験問題を解く上で程よい難易度になっています。これから国語読解を本格的に始めたいという人は「標準問題集」がかなりおすすめです。
問題の難易度も途中から上がっていく感じで、徐々にパワーアップを実感できるのもいいです。王道の問題集なので、買って損ということはまずありません。
おすすめ②:ニューコース問題集 中学国語
2つ目のおすすめは、「ニューコース問題集 中学国語」です。
学研から出ている大人気のニューコース参考書の問題集になります。
レベル的には、基礎的な問題が非常に多い感じです。どちらかというと、国語がそこまで得意ではない生徒におすすめしたいと思います。
なお、ニューコース問題集は文法問題がとにかく充実しているのが強みだと思います。読解よりも文法を対策したいって人は是非購入してみてください。
※明らかに国語ができないって生徒は、正直中学用の問題集ではなく小学校用の問題集からやってください。
おすすめ③:中学 国語読解 ハイクラステスト
3冊目のおすすめ問題集は「中学 国語読解 ハイクラステスト」です。
最初におすすめした「中学 国語読解 標準問題集」のワンランク上のレベルの問題集となっています。
こちらは、名前こそ”ハイクラス”となっていますが、レベル的には全然標準レベル。受験問題よりも少し優しいのでは?という問題も多く、基礎固めにも使える問題集だと思います。
「中学 国語読解 標準問題集」をやり切った人は、2冊目目の演習問題集としてハイクラステストを手に取ってみるといいでしょう。
おすすめ④:高校入試「解き方」が身につく問題集 国語
4冊目におすすめの問題集は、「高校入試「解き方」が身につく問題集」です。
この問題集は、いよいよ本格的な入試問題集です。
高校受験の過去問などを題材にしており、自分の県の入試過去問の演習に入る手前で1回は回しておきたい問題集だと思います。
受験問題のレベルがどの程度なのかを知れるというのもいいです。
ザ・受験国語問題集という意味では、解き方が身につくシリーズは本当に良問揃いの神問題集だと思います。
おすすめ⑤:全国高校入試問題正解 国語
最後におすすめの問題集が「全国高校入試問題正解 国語」です。
結局のところ、入試国語の対策は全国高校入試問題正解を爆解きして初めて完成すると言えます。
市販の対策問題集は大変優れていますが、入試問題はやはり別格です。
最後は入試問題のレベル感で演習しないと、どこまで行っても練習試合レベルから抜け出せず、最後の最後のひと伸びがないです。
そこで、全国高校入試問題正解の出番です。この問題集は、全県の公立高校で出題された実際の入試過去問をそのまま載せてくれています。完全に入試本番レベルの問題で、解きごたえもあります。
しかも、国語は読解力さえあれば中2ぐらいからでもこの問題集に取り組めてしまうのも一つの特徴です。
揺るぎない国語の実力をつけたいのであれば、全国高校入試問題は絶対にやらなくてはいけない問題集です。
国語対策(高校受験)のおすすめ問題集が分かった後に:関連情報
ここまでは、高校受験の対策に役立つおすすめの国語問題集を紹介してきました。
ここからは、高校受験の国語問題集を探す上で役立つ関連情報をお伝えします。
時間がない人:自分の県の入試過去問を10年分解くべし
高校受験の国語対策用の問題集を探す上で、いくつか注意点があります。
一番の注意点はこれです。
・市販の問題集があなたの県の受験問題の形式と一致していない
市販の問題集というのは、記号問題や記述問題、要約問題など色々なタイプの問題が収録されています。
ただ、高校受験の問題というのは県によって特色がバラバラです。例えば、自塾のある兵庫県であれば、記述問題は出題されず記号問題しか出ないです。他県だと、要約問題が出たりするところもあります。
こんな風に、国語の問題は本当にその県のカラーがあります。
そう考えたとき、市販の問題集というのは必ずしもベストな問題集とは言えません。と言うより、高校受験の国語でピタッとハマる問題集は「過去問」しかないとも言えます。
そうなった時、自分の県の国語の過去問を購入するのがベストって話になります。
しかし、市販の問題集で過去問を探すと、多くても5年分程度しか収録されておらず、それだと演習量が足りないって人も多いのではないか?と思います。
そんな時におすすめできるのが「高校入試 虎の巻」と呼ばれる過去問専用の販売サイトです。
虎の巻では、各県の過去問を10年分以上まとめて販売してくれる唯一のサイトです。国語以外にも、全教科の過去問が10年分以上手に入るので、入試全体の対策にも極めて有効です。
以下の記事でレビューもしていますので、参考にしてみてください。
なお、虎の巻はかなり大きな本屋でしか販売されていない(もしくは大きな本屋でも売っていない可能性もある)です。
そのため、虎の巻の公式サイトで購入するのが無難です。サイトに飛んで自分の県を入力すれば、あなたの県の過去問がご自宅に送られてきます。
国語以外の教科との優先順位を必ずつけるべし
高校受験の対策を考える上では、「優先順位」が極めて重要になります。
時間は有限であるというのが1番の理由なのですが、そもそも努力すれば何でもかんでも点数が上がるというわけでもないからです。
特に国語はその典型。
主要5教科の中ではある意味で最も努力が点数に跳ね返ってきずらい教科と言えます。定期テストは点数がすぐに上がるものの、入試問題はやはり地頭も相当数なレベル求められています。
そう考えた時に、入試全体の戦略をきちんと考えてほしいです。
例えば、理科社会などは暗記しておけば上がる点数がかなりあるので、努力した分だけ点数が上がりやすい教科だと言えます。
であれば、時期にもよりますが、まずは手堅く点数を上げられる理社を優先的にやった方が良くない?という発想になります。というか、ならないとダメです。
他にも、数学や英語の方が点数としては再現性が出るので、暗記科目以外で比較しても国語より優先度が高いというのが一般的な発想です。
もちろん、すべての科目の土台は国語力なのですが、その国語力は幼少期からの長〜い時間の中でジワジワと積み重なるものですから、受験勉強の国語という競技でグングン伸ばせるものでもないのです。
そのため、他教科でまだまだ伸びそうなものがあれば、国語より先に他教科をやりましょう。高校受験のおすすめ問題集は以下の記事でも解説しています。
国文法と古典文法だけ優先的にやるのがおすすめ
国語の対策をする上でも、すぐに得点につながる部分から勉強してください。
これも各県ごとによって出題形式が異なるのですが、例えば兵庫県であれば、漢文の返り点の問題が必ず毎年出題されます。古文だと、現代的仮名遣いの問題も必ず出ます。
この手の問題であれば、市販の問題集だけでも十分対策できます。1問3点と考えてもこれで6点獲得です。再現性の乏しい文章読解に比べて、はるかに再現性が高くコスパも良いです。
テスト対策をする場合は、国語という教科の中でも分野・単元できちんと優先順位をつけてください。
なお、古典文法対策は大概は以下の問題集1冊やり込めば満点狙えます。
総括:国語対策で使える高校受験おすすめ問題集まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
高校受験の国語対策でおすすめ問題集:
- 中学 国語読解 標準問題集
- 基礎から徐々にレベルアップできる王道の問題集。受験準備に最適。
- ニューコース問題集 中学国語
- 基礎的な内容が充実しており、特に文法対策に優れる。
- 中学 国語読解 ハイクラステスト
- 標準問題集より少し上の難易度。基礎固め後の次のステップとしておすすめ。
- 高校入試「解き方」が身につく問題集 国語
- 入試問題の演習に特化。受験直前対策に適した内容。
- 全国高校入試問題正解 国語
- 実際の過去問を収録。受験本番に近いレベル感での練習が可能。
高校受験の国語問題集選びでのポイント:
- 市販問題集の内容が自分の県の入試形式に合っているか確認する。
- 記号問題、記述問題、要約問題など、自分の県で出題される問題形式に対応する教材を選ぶ。
時間がない場合の対策方法:
- 自分の県の過去問を10年分解き、入試問題に特化した学習をする。
- 「高校入試 虎の巻」のような過去問特化型の教材を活用する。
国語以外の教科との優先順位付け:
- 国語は努力が点数に反映されづらい傾向があるため、点数が上がりやすい理科・社会や数学・英語を優先するのがおすすめ。
- 国語は主要教科の土台となるものの、短期間での成長は難しいため戦略的な配分を心がける。
国語の中で優先すべき対策分野:
- 文法・古典文法: 再現性が高く、確実に得点できるため優先的に学習する。
- 例:漢文の返り点や古文の現代仮名遣いなど、頻出かつ確実に得点できる分野を重点的に対策。
まとめ:
- 高校受験の国語対策では、まず基礎固めに適した問題集を選ぶ。
- その後、過去問演習で入試問題形式に慣れる。
- 他教科とのバランスを考慮しながら効率的に勉強を進めることが重要。
※全保護者さんに読んで欲しい「勉強法や子育て本のおすすめ」を以下の記事で紹介中。Kindle Unlimitedを使うと全て”無料”で読むことができます。
※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。
※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。
・【高校受験】親ができること厳選3個紹介!後悔しない子供への接し方
・【高校受験】勉強するのが遅すぎた!手遅れになる子の特徴を解説
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