今回は、

「国際連盟の常任理事国って、どの国だったっけ?」
「覚え方がわからない!」


というキミのために、とっておきの暗記法を教えますよ。

まず覚えてほしいのは、国際連盟というのは昔あった国際的な組織のことで、今の「国際連合」の前の形です。その中で特に大事な立場だったのが「常任理事国」という国々。

今回は、国際連盟の常任理事国の覚え方のポイントをお伝えします。

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国際連盟の常任理事国の覚え方とは?4カ国を簡単に暗記

国際連盟の常任理事国を覚えるためには、ちょっとしたコツを知っておくと便利です。この記事では、試験や歴史の勉強でよく出てくるこの4カ国の覚え方をご紹介します。

ぜひ覚えやすい方法で、効率よく暗記していきましょう!

覚え方の結論!国際連盟の常任理事国は『イ・フ・イ・ニ』で暗記せよ

国際連盟ができたときの常任理事国は4カ国でした。それがこちらです。

  • イギリス
  • フランス
  • イタリア
  • 日本

この4つの国の頭文字をとって「イ・フ・イ・ニ」と覚えるのがポイントです!
ちょっと変な語感かもしれませんが、「イフイニ」と口に出して言ってみるとリズムがよくて、意外と忘れにくいですよ。

他にも、こんな覚え方もおすすめです。

  • イフイニで世界を守る!」という合言葉にする
  • イギリスとフランスがいて、イタリアと日本もいたんだな」と順番を思い出す
  • 4カ国の位置を地図で確認してイメージとセットで覚える

とにかく「語呂」と「イメージ」をセットにすることで、テストでもパッと頭に浮かぶようになりますよ!

なぜこの4カ国?国際連盟の常任理事国に選ばれた理由とは

では、どうしてこの4カ国が特別な常任理事国に選ばれたのでしょうか?
それには、第一次世界大戦の「戦勝国(せんしょうこく)」だったという理由があります。

  • イギリス・フランス・イタリアは、戦争で勝った国たちです。
  • 日本も、戦争には少ししか参加していませんが、戦勝国の仲間として扱われました。

このように、世界で力を持っていた国が中心となって、国際連盟をつくったので、常任理事国もその国々が選ばれたのです。

また、アメリカも本当は入る予定でしたが、国内での反対が強くて結局参加しませんでした。これも、後で国際連盟がうまくいかなくなる原因の一つになったのです。

試験に出る!国際連盟と国際連合の常任理事国の違いを区別しよう

「国際連盟」と「国際連合(こくさいれんごう)」は名前が似ていて、間違えやすいポイントです。特に常任理事国のメンバーが違うので、きちんと区別して覚えておきましょう!

国際連盟の常任理事国(はじめの4カ国)

→ イギリス・フランス・イタリア・日本(イフイニ)

国際連合の常任理事国(今の5カ国)

→ アメリカ・ロシア(ソ連)・イギリス・フランス・中国

このように、アメリカ・ロシア・中国が加わって、日本とイタリアはいなくなっているのが大きな違いです。

「連盟のときはアメリカがいない」「連合になってアメリカが入った」とセットで覚えておくとテスト対策にもなります!

常任理事国の変遷も押さえよう!ドイツ・ソ連の加入と脱退の流れ

国際連盟の常任理事国は、はじめは4カ国(イフイニ)でしたが、その後ちょっと変化があります。

  • 1926年:ドイツが常任理事国に加入
  • 1933年:日本とドイツが脱退
  • 1934年:ソ連が常任理事国に加入
  • 1937年:イタリアが脱退
  • 1939年:ソ連がフィンランドに侵攻し、連盟を除名される

つまり、4カ国から始まって、ドイツやソ連が加わった時期もあったけど、脱退や除名でまた減っていったのです。

この変化も「年号までは覚えにくい…」という人は、ざっくり「1930年代にゴタゴタが続いた」と押さえておけばOKです!

暗記を強化!中学生・高校生向け語呂合わせ・イラスト・クイズ集

ここで、覚えるのがもっと楽しくなる方法を紹介します!

おすすめ語呂合わせ

イフイニ、よくばり4カ国!
→ よくばりな4カ国が世界を動かそうとしたイメージです!

イタフリ・ジャップで、イギギギ!
→ イタリア、フランス、日本、イギリス…ちょっと無理やりだけど面白くて覚えやすいです!

イラストで暗記

国のイメージキャラクターを描いてみましょう。

  • イギリス:帽子をかぶった紳士
  • フランス:バゲットを持った人
  • イタリア:ピザを持った人
  • 日本:刀を持った侍

それぞれに国旗を描くともっと頭に残ります!

簡単クイズ

Q1. 国際連盟の初代常任理事国をすべて選べ!
① アメリカ ② 日本 ③ フランス ④ 中国 ⑤ イタリア
→ 答え:②③⑤(+イギリス)

クイズ形式で覚え直すと、知識がしっかり定着しますよ!

国際連盟の常任理事国の覚え方の後に:仕組み・目的・失敗の影響

さてここからは、「そもそも国際連盟ってどんな組織だったの?」という基本から、「なぜ失敗してしまったのか?」というところまで、しっかり解説していきます。背景を知ることで、常任理事国の重要性ももっとよく理解できるようになりますよ。

国際連盟って何?ウィルソン大統領の提案と設立の経緯を解説

国際連盟は、第一次世界大戦が終わったあとに「もうこんな戦争を起こさないために、世界中の国が話し合える場所をつくろう!」という目的で作られた国際的な組織です。

このアイデアを出したのは、アメリカのウィルソン大統領です。彼は「平和のための14か条」という演説で、世界平和を守るための連盟の設立を提案しました。

しかし、なんとウィルソンの国・アメリカは連盟に参加しませんでした。国内の人たちが「外国の問題に巻き込まれたくない」と反対したからです。

つまり、一番作りたがっていた国が入らなかったという、ちょっと不思議なスタートだったんですね。

国際連盟の仕組みとは?総会・理事会・事務局の役割を覚えよう

国際連盟は、大きく3つの組織で動いていました。

  1. 総会:すべての加盟国が集まる場。全員一致で決めないといけないので、話がまとまりにくかったのが弱点です。
  2. 理事会:常任理事国+非常任理事国で構成される小さい会議。スピーディーに政治的な対応ができるのが特徴でした。
  3. 事務局:日々の運営を支える役所のような組織です。

とくに理事会には常任理事国が入っており、特別な発言力がありました。だから、どの国が常任理事国だったかを覚えることはとても大事なんですね!

国際連盟が機能しなかった理由とは?アメリカ不参加と脱退問題

国際連盟は、平和を守るために作られたのに、なぜうまくいかなかったのでしょうか?その原因のひとつが、アメリカの不参加です。世界一の力を持っていたアメリカが入らなかったことで、連盟の力がとても弱くなってしまいました。

また、こんな問題もありました。

  • 侵略されたときに止める力がなかった(軍隊を持っていなかった)
  • 全会一致で決めなければならないのでスピードが遅い
  • 大事な国が次々と脱退していった

たとえば、日本(1933年)、ドイツ(同年)、イタリア(1937年)が脱退し、ソ連も1939年に除名されました。これではもう、世界の協力なんてできませんよね。

日本と国際連盟の関係は?満州事変からの脱退とその影響

日本は、国際連盟が発足した当初から常任理事国という重要な役割をもっていました。外交官としては新渡戸稲造さんや杉村陽太郎さんが活躍し、世界に日本の存在をアピールしていました。

しかし、1931年に起こった満州事変(まんしゅうじへん)によって流れが変わります。中国東北部の「満州」に日本が軍隊を送り、そこに「満州国(まんしゅうこく)」を作ってしまったのです。これに対して、国際連盟は「満州国は認められない」とするリットン報告書を出しました。

日本はこれに反発して、1933年に国際連盟を脱退します。この脱退は、日本が世界から孤立していく第一歩となりました。その後の戦争への道にもつながっていくのです。

国際連盟と国際連合のつながりとは?後継機関としての進化を解説

国際連盟は1946年に解散し、その後を受け継いだのが国際連合(こくさいれんごう)です。今も世界で活躍している組織ですね!

国際連盟でうまくいかなかったところを改善して作られたのが、国際連合です。

  • アメリカが参加している
  • 軍事制裁の仕組みがある
  • 総会は多数決で決められる
  • 平和維持軍(PKO)などの仕組みもある

そして、常任理事国も新しくなりました。
国連の常任理事国は、「アメリカ・ロシア(旧ソ連)・イギリス・フランス・中国」の5カ国です。

このようにして、国際連盟の「反省」をもとに、もっと強力な組織が作られたのですね。

総括:国際連盟の常任理事国の覚え方のコツまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  • 国際連盟の常任理事国は4カ国
    → イギリス・フランス・イタリア・日本(覚え方は「イ・フ・イ・ニ」)
  • 語呂合わせやイラストで暗記が効果的
    →「イフイニで世界を守る!」などの語呂や、国の特徴をイラストにする方法を紹介
  • 常任理事国に選ばれた理由
    → 第一次世界大戦の戦勝国だったため(アメリカは参加せず)
  • 常任理事国の変遷も重要
    → ドイツやソ連が加入・脱退・除名される流れを時系列で整理
  • 国際連合との違いを覚えることがテスト対策になる
    → 国際連合の常任理事国はアメリカ・ロシア・中国が加わり、日本とイタリアは外れる
  • 国際連盟の基本構造を理解
    → 総会・理事会・事務局が中心、理事会に常任理事国が入る
  • 国際連盟が失敗した理由
    → アメリカ不参加、脱退国の増加、軍事力がなかったことなど
  • 日本と国際連盟の関係も重要ポイント
    → 満州事変をきっかけに日本は1933年に脱退、その後孤立
  • 国際連合は国際連盟の後継機関
    → 弱点を改良して設立され、現在も世界の平和維持に活躍中