学校の定期テストの古典で高得点を取るための勉強法をお探しではありませんか?
正直、学校の古典の定期テスト問題であれば、前日一夜漬けでも高得点を取ることは難しくないと思います。
なぜなら、定期テストの古典は国語のテストではなく暗記テストに過ぎないからです。
そのため、一定の理解さえしておけば、あとは原則覚えるだけの世界。暗記が苦手・遅いという生徒を除けば、前日の瞬間最大風速でも定期テストは乗り切れてしまいます。
本記事では、定期テストの古典勉強法を学習塾の塾長が解説していきます。
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【古典】定期テスト勉強法まとめ:前日一夜漬けOK
では早速、学校の定期テストの古典の勉強法を解説していきます。
定期テストの勉強法に関しては、原則として中学生も高校生もどちらも同じです。難易度こそ違うものの、やることはあまり変わりません。
それでは、段階を踏んで解説していきます。
教科書本文の内容を完全に把握する:日本語訳から読めばOK
古典の定期テストでまず最初にすべきことは何か?
それは、「話の内容を完全に暗記すること」です。
物語であれば、登場人物は誰で、どんな心情変化があって、最終的なオチが一体何なのか?を自分の言葉で説明できるようにしてください。
何かの教訓を教える系(例えば「矛盾」など)であれば、どういう論理展開で、最終的に何を伝えたい話なのかを理解する。矛と盾を例に出して、結局この人は何を言いたいんだ?的なことです。
なお、このような内容理解をする上で、最初に原文を読むのは時間効率が悪いです。
そのため、教科書ガイドなどを使って日本語訳から読んでしまえばOKです。
※この記事では、「本物の古典を読む力」的なものを目指しておらず、あくまで定期テストの古典で効率よく点数を稼ぐためにどう行動すべきか?に軸をおいていることはご了承ください。
なお、教科書ガイドとは以下のようなものです。
※教科書ごとに異なるので、ご自身の学校で使っている教科書ガイドをちゃんと選びましょう。
兎にも角にも、まずは本文の中身が“日本語として理解できているのか”が最初の課題だと思ってください。
※定期テスト対策に十分時間をかけられる人は、教科書の原文をちゃんと読み、学校のノートプリントなどを参考にして、自力で訳をする練習をして欲しいです。
重要古文単語・古文常識からまずは暗記する
中学にせよ高校にせよ、古典の内容を覚えているだけではあまり高得点は期待できません。
なぜなら、古典特有の知識問題が一定割合出題されてしまうからです。特に中学生は、結構知識を問う問題が多いです。
知識とは、古文単語や古文常識のことだと思ってください。
・わろし→悪い
・をかし→趣がある
・うつくし→かわいい
的なのが古文単語。
これらは、意味を聞かれることもあれば、現代的仮名遣いに書き直させる問題に使われたりもします。
古文常識とは、古典の中では当たり前になっている知識のこと。
例えば、
・和歌で使われている季語
・昔の貴族の暮らしでよく使われていたもの
とか、旧暦の名前とかそんなのも入ってると思ってください。
これらの知識については、基本的には学校の授業やプリントで何かしら解説されていることが多いでです。
そのため、学校の授業で使われているものを手元に用意し、古典の本文をあらためて読み直してください。話は頭に入っているわけなので、重要単語や重要表現にのみ意識を向け、今回のテストで覚えるべき知識を整理整頓してください。
なお、これを機会に単語帳を持っていない生徒は必ず購入しておきましょう。中学生で単語帳は不要では?と思う人も多いですが、あると便利です。
古文単語帳のおすすめは以下の通りです。
・中学生におすすめ
・高校生におすすめ
なお、高校生は「古文常識」に関する参考書を1冊購入するのがおすすめです。
テストで問われる古典文法を理解する
定期テストでは、古典文法に関する知識も問われます。
高校生は、助動詞に関する知識などはテスト頻出です。ちゃんと品詞分解して、助動詞の種類や活用形まで完全に覚えておく必要があります。
古典文法がやばい場合は、これを機に1冊参考書をきちんと買って、本質的な理解をして欲しいです。
高校生におすすめの古文・漢文の参考書はそれぞれ以下の通りです。
なお、中学生でも昨今は普通に文法問題が出題されています。
助動詞の活用など難しいことは問われませんが、何かしらの古典文法に関連する問題が毎回出題されています。
・係り結び(ぞ・なむ・や・か・こそ)
などは中学生でも頻出論点で、定期テストでよく出ています。
これらの文法知識も、基本的には学校のプリントなどでちゃんと解説されています。原文を読みながらノートと睨めっこして、どんな文法を習ったのかを調べて暗記すれば基本的にハックできます。
なお、中学生の場合は国語の文法とセットで販売されている参考書を買えば、古典文法も同時に勉強できます。
ニューコース参考書が一番おすすめで、1回買っておけば3年間ずっと使えてコスパがいいです。
作者名の暗記&同年代の作品の暗記
定期テストで結構出るのが、「作者名」です。
特に中学校の定期テストの場合、作者名に関する知識問題は頻出です。
作者の名前をそのまま書くだけのストレートな問題もあれば、作者の別の呼び名などを書かせる問題もあります。また、その作者の他の作品名を答えさせるような問題を出す先生もいます。
その他にも、同年代に書かれた他の有名作品に関する知識問題も普通に出ています。
高校でも中学でも、「国語便覧」を学校で配布されると思います。それらを見ながら、周辺知識をきちんと固めてほしいと思います。
学校ワークや他の問題集で出題パターンに慣れる
単語文法、本文内容をある程度理解したら、問題演習に移ります。
まず最初に取り組むべきは、「学校配布のワーク」です。
特に中学生の場合、学校配布のワークから同じ問題やほぼ同じ問題が出題されることが多いです。内容把握が出来ていれば、反復して覚えるだけなのでそこまで大変ではありません。
※本文理解をせずにいきなりワークからやると逆に詰むので、最初は時間をとって内容理解にエネルギーを注いでください。
なお、学校ワークだけだと古典は問題演習が不足しがちです。
そのため、塾に通っている人は「塾ワーク」の問題をもう一回解き直すなどしてほしいです。塾に行っていない場合は、市販の教科書ワークなどを使ってもOKです。
ここまでやれば、この時点でかなり高得点が見込めます。
教科書本文を暗唱する
一番最後は仕上げです。
最もしんどいタームですが、これが出来ると本当に高得点が取れるようになります。
・教科書本文の暗唱
これです。
正直、定期テストでは教科書の本文をそのまま覚えていないと解けない嫌がらせ問題がまあ出題されます…
ただ、学校の授業の中で古典の暗唱は結構やらされているはずです。先生の前で発表ってケースもよく聞きます。そのため、本文の内容を覚えているかどうかを改めてテストで聞いてくることがあります。
こういう問題は、本文の一部が空白になっていて、そこに言葉を入れなければいけません。そのため、東大生でも我々塾講師でも、内容を完全に暗記していなければ得点不可能な問題です。
これらの対策を瞬間最大風速で吹かせれば、古典のテストは限りなく満点に近づくと思います。
古典の定期テスト勉強法が分かったら:注意点
ここまでは、古典の定期テストの勉強法に関して解説してきました。
次に、古典の定期テストの勉強に関する注意点をお伝えします。
古典にあまり時間をかけすぎないように
これまで古典の勉強法について解説しました。
しかし、中高生ともにそこまで古典の勉強をガチるのはあまりおすすめしていません…
いや、一部の上位層はいいんですよ。ただ、中間層以下は別。
古典は配点的にもそこまで高くありません。国語全体で見ても現代文の方が比率が大きく、労力の割にコスパが悪いです。
また、受験的に見てもそこまで重要じゃないってケースも多く、限られた時間をそこに振るのはどう?って見方も当然あります。
この辺り、時間配分だけはくれぐれもお気をつけください。
英数を徹底することがまずは第一目標
先ほどの話とも重なりますが、やはり勉強は優先順位があります。
教科で見ても、英数の方が古典よりはるかに重要なのは言わずもがな。
もし古典よりも英数の方がやばいのであれば、迷わず古典を損切りして英数の勉強に時間を使ってください。
ベストではないがベターな方を選ぶべきです。
受験的に見ても、古文漢文が多少できなくてもいいのですが、英数が死亡してしまうとカバーが出来ません。
そのため、英数が固まった子が取り組んでいい単元であることも理解しておきましょう。
総括:古典の定期テスト勉強法決定版まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
定期テストの古典勉強法
- 教科書本文の内容を完全に把握する
- 日本語訳から読んで、話の内容を理解し暗記する。
- 教訓や論理展開も把握する。
- 重要古文単語・古文常識を暗記する
- 古文単語や古文常識(季語、旧暦など)を学校のプリントや単語帳で覚える。
- 古典文法を理解する
- 助動詞や係り結びなど、テスト頻出の文法を学校プリントや参考書で学ぶ。
- 作者名と関連作品の暗記
- 作者名やその時代の他の有名作品について知識を蓄える。
- 学校ワークや問題集を解く
- 学校配布ワークを中心に、反復して出題パターンに慣れる。
- 教科書本文を暗唱する
- 内容を完全に暗記し、特定箇所を埋める問題に対応できるようにする。
古典勉強における注意点
- 古典に時間をかけすぎない
- 配点や重要度が低い場合は、英数の勉強を優先する。
- 英数を徹底することが第一目標
- 古典は重要教科(英数)が安定した後に取り組むべき。
補足
- 一夜漬けでも高得点は可能だが、普段から基礎を固めておくとより効果的。
- 暗記が苦手な人は時間をかけて反復練習を行う。
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※全保護者さんに読んで欲しい「勉強法や子育て本のおすすめ」を以下の記事で紹介中。Kindle Unlimitedを使うと全て”無料”で読むことができます。
※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
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