「ウチの子、国語の読解力が全然なくて…」
「子供にどうやって国語力をつけさせていいか分からない」

こんな悩みを抱えている保護者さんは多いです。

国語の読解力は、全ての教科の土台です。

読解力が上がってこなければ、国語はもちろん、他教科の成績すら伸び悩みます。

ただ、他教科に比べてイマイチ勉強の仕方が分からないのが国語です。

昔から、

「本をたくさん読めば国語はできる!」

と言われますが、そもそも読解力がないから本が読めずに悩んでいるわけですよね。

では、子供の国語力を伸ばすために、どう工夫すればいいのでしょうか?

今回は、「ご家庭で出来る子供の国語力を爆上げする方法」について解説します。

国語力が上がらない原因は「精神年齢の低さ」です

そもそも、お子さんの国語力が上がらない理由は何でしょうか?

それはズバリ、「精神年齢の低さ」です。

要するに、まだ幼いのです。

子供の精神年齢が低い場合、国語の文章を”頭を使って”読むことはまず不可能です。

文章を読むことはそもそもしんどいので、読ませようとしても字面だけ追いかけて終わります。

「つらいことはしたくない」
「ゲームして遊びたいからもう嫌。」

いかにも幼い子らしく、目先の困難から逃げ出します。

これで国語が上がるわけないですよね?

国語力は、精神年齢に比例するのです。

国語の読解力を上げるために必要なこと

国語力や読解力は、子供の精神年齢に左右されてします。

すると、保護者さんが取り組むべき課題は、子供の精神年齢そのものを上げに行くことです。

ただ、「精神年齢ってどうやって上げればいいの?」と疑問に思われるでしょう。

しかし、あまり難しく考えなくてOKです。

要するに、「大人の思考に近づけること」が大事なのです。

・大人の言葉遣いを真似させる
・筋が通っている会話をさせる

これは、日常生活の中で養われるものです。

もっと踏み込んで言えば、家庭の教育の質の問題です。

典型的なダメな例は、「この子はまだ子供なので…」と親自身が考え、子供の幼さを改善しようとしないケースです。

子供が筋が通っていない事を言い始めたら逐一修正する。

国語力を上げる上で一番大事なのは、実は保護者の意識と行動です。

国語はロジックの学問です。

普段からロジックが欠けている幼い子は、どうしたって国語は伸び悩むのです。

今すぐ出来る子供の国語読解力を爆上げする方法

国語の読解力に大きな影響を与えるのは、親子の対話です。

・物の考え方
・言葉の量・質

などは、日常生活の中で、他人の影響を受けて決まります。

その中でも、家庭の影響は最も大きいです。

では、保護者さんが実践出来る子供の国語力(精神年齢)を上げる方法は何か?

それは、「毎日何かテーマを決めて子供に語りかける」です。

例えば新聞の記事で何か面白くてタメになりそうなものがあれば、その記事のネタを子供と共有する。

「新聞にこんな事書いてあったけどどう思う?お母さんはこう思うけど、あなたはどう?」

こんな感じで、子供が思考する上で必要な最低限の情報は説明しつつ、最終的には子供自身に”話させる”というのがかなり効果的です。

なぜ話させるのが大事かというと、その瞬間に子供の論理的思考力が磨かれやすいからです。

逆に言えば、そこでチンプンカンプンな事を言えば、保護者さんが即修正してください。

もちろん、親自身のロジックがしっかりしていないと無意味なので、親自身が勉強し続けることも重要です。

日常会話の中で子供の語彙力を磨くことが大事です

国語の文章読解が伸び悩む原因として、精神年齢ともリンクしますが、以下の2つが上げられます。

①そのテーマについての知識の不足
②語彙力(言葉の量)の不足

結局のところ、国語の読解力というのは、子供自身の「総合的な知識の量」に左右されます。

・知ってるテーマの量
・知っている言葉の量

これが少ないと、文章を読ませても、途中で何が言いたいのか分からなくなりますからね。

ただ、この課題に関しても、親子の対話の中で鍛え上げることが出来ます。

そもそも、毎日何かしらのテーマで子供と対話していれば、知ってるテーマは増えます。

対話をしていれば、その時に生きた言葉を聞くことになるので、子供の語彙力ももちろん増えます。

ただ、親の知識の限界が、子供の知識の限界になりやすのが難点です。

勉強して来なかった大人は、ここでもハンデを抱えるわけです…

しかし、子供の語彙を増やすために工夫することは出来ます。

例えば、市販教材で「マンガでわかる!10才までに覚えたい言葉1000」という本があります。

こんな感じ↓で、言葉とマンガをセットにしていて、小学生に見せると結構喜びます。

子供に語彙力をつけさるために使わせる教材としてだけでなく、親自身の語彙力を増やし、親子の対話の質をグッと上げる効果も期待できます。

「マンガでわかる!10才までに覚えたい言葉1000」は、自塾でも小学生の保護者様には結構オススメしています。

タイトルは「10才までに」となっていますが、中学生でも十分使えます。(というより、中学生で国語が出来ていない子はここから。)

あとは、子供と対話する際にテーマでお困りの場合、国語教材として便利なものもあります。

それが、「読解はかせ」です。

国語用の問題集なのですが、子供の興味関心を引くテーマの文章を採用しているのが最大のウリです。

例えば、「イカは何のためにスミをはくの?」など、生物の仕組みについて説明したり、歴史や地理にスポットを当てているテーマも多いです。

親さんが子供とどんなテーマで話していいか分からないなら、読解はかせをまず自身で読んで、読んだテーマで子供に話を振ってみてください。

「イカがどうしてスミをはくか知ってる?」

みたいな感じです。

国語の問題集にもなっているので、最後に子供自身に読ませて、問題まで解かせられたら最高ですね。

最後に:国語の読解力は幼少期の教育でほぼ決まります

国語力は、子供が大人っぽくならない限り、中々上がりません。

しかし、幼いまま中学生になってしまう子はいます。

正直、塾をやっていても、この層の国語力は中々上げられません。

「子育て」そのものにメスを入れないといけないからです。

なので、小学生の保護者さんは、中学になってから焦らないよう、なるべく年齢が低い時期に動いてください。

暗記科目は何とかゴリ押しで点数を上げられても、国語はそうはいかないので…

※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。

市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。

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