今日はソビエト連邦の独裁者として知られる「スターリン」の名言を、子どもたちにも分かりやすく紹介していきます。

彼の言葉はときに深く、そしてときにとても怖いものです。でも、その裏には「なぜそんなことを言ったのか?」という背景がちゃんとあるのです。

この記事では、スターリンの名言をぜんぶ一覧でまとめたうえで、特に有名な言葉の意味をわかりやすく解説していきます。さらに、彼が残した「ちょっと変わった言葉=迷言」についても、面白いエピソードと一緒に紹介しますよ。

さあ、スターリンの世界へ一緒に入ってみましょう!

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スターリンの名言一覧とその意味を解説

スターリンはたくさんの強烈な言葉を残しました。その言葉には、人の心にズドンと響くものもあれば、「えっ、なにそれ?」と思ってしまうような怖い言葉もあります。

まずは、そんな名言をぜんぶまとめた一覧を見てみましょう!

スターリンの名言一覧表【53選まとめ】

こちらにスターリンの名言をぜんぶまとめた表を用意しました。一言一言がとてもインパクトがあり、彼の考え方がよくわかります。

番号名言(日本語)
1感謝の気持ちとは、犬に悩まされて気分を悪くするようなものだ。
2絹の手袋をはめてでは革命は出来ない。
3教皇だって。彼は何師団持っているんだい。
4死が全てを解決する。人間が存在しなければ、問題も存在しないのだ。
5正直者の外交官など、乾いた水や木でできた鉄のようなものだ。
6にぎやかさはソビエト連邦の最も顕著な特徴である。
7作家とは人間の魂の技術者である。
8歴史は無敗の軍隊が存在しないことを示している。
9投票する者は何も決定できない。投票を集計する者がすべてを決定する。
10当然ながら悪魔は私の方についていますとも。
11どうして、戦車を『ミュールとメリリズ』にするのか理解できない。
12『血で結ばれた』独ソ両国民の友好は、必ずや幾久しく継続し、ますます強化されていくでしょう。
13私にはできない。(開戦)演説はモロトフにやらせてくれ。
14ロシア人はかつてベルリンに二度足を踏み入れた。三度目もあるだろう。
15レーニンが築いたものをみんな失ってしまった、破局は避けられない。
16あいつは銃をまっすぐに撃つこともできんのか。
17うちのヒムラーです。
18チャーチルはとんでもないうそつき野郎だ。ロンドンではサンドイッチ以外にあの太鼓腹に入れるものは何もないと信じさせようとしておる。
19ちょっと私のアパートに立ち寄って一杯やるというのはどうです?
20(抵抗した農民の数は)ざっと1000万人くらいでした。抵抗する農民どもには極北の土地をくれてやりました。
21モロトフにもちょっと役立つところがあります。パーティーを取り仕切る名人で、本人も相当いける口なんです。
22あれは非常に苦しかったが、必要だったのです。
23過去のことは水に流しましょう。私が許すのではありません。神が許すのです。
24戦争は呪いである。我々は地上の全ての民衆と、平和のうちに暮らすことを望む。
25私が小指をちょいと動かせば、あんな奴、吹き飛ばされて木端微塵さ。
26私にも見当がつかん。連中は私の身内も全員刑務所に放り込んだではないか。
27あなたがひどい目に会おうと私は指一本もあげないから、毛に助けてもらいたまえ。
28日本は最後にはまた這い上がってくる。
29ドイツがわがロシアに殲滅戦を望むのなら、同じことをあいつらにくれてやろうじゃないか。
30老人の機嫌をとるつもりらしいが・・・・こんなので元気になれるものでもない。
31愛とか友情などというものはすぐに壊れるが恐怖は長続きする。
32たった一つの死は悲劇だが、100万の死は統計に過ぎない。
33策略を十分に練って、敵を完膚なきまでに倒したその晩に、上質のグルジアワインを飲むときだな。
34いつまでも復位させることはない。しばらく連れ戻しておいて、適当なときに背中にそっとナイフを突き立てればよいのさ。
35我々のものは正当な理由である。勝利は我々のものである!
36反対派が武装解除すればすべてがうまくいく。反対派が武装解除を拒否すれば我々が武装解除させなければならない。
37圧制者の骨の上にのみ人民の自由は築かれ、圧制者の血のみが人民の自治のための土地を肥やす。
38教育とは、その効果が、それを誰が手にするか、誰に向けられるかによって決まる武器である。
39私が信じているのはただ一つ、人間の意志の力である。
40もし我々の敵が我々をとがめるなら、我々のやることはすべて正しいのだ。
41強制収容所の理念は素晴らしい。
42人命以外何も失ってはいない。
43私はもうおしまいだ。誰も信用できない、自分さえも。
44喜劇を解さないことはもっとも喜劇的である…悲劇を解さないことが、しばしばもっとも悲劇であるように。
45コルホーズ反対の反乱農民は富農であり、すべての富農を撲滅せよ。
46赤軍には捕虜は存在しない、存在するのは『反逆者』のみである。
47君たちは戦車の上に百貨店を造るつもりかね?
48狼が怖いのなら森に近づいてはならない。
49ファシズムは、社会民主主義の積極的な支持に依存するブルジョアジーの戦闘組織である。
50社会民主主義は客観的に見てファシズムの穏健派である。
51Much more could have been done had we Bolsheviks been cleverer.(我々ボリシェヴィキがもっと賢かったら、もっと多くのことができただろう。)
52We believe that the Anarchists are real enemies of Marxism.(アナキストがマルクス主義の真の敵だと我々は信じている。)
53National in form; socialist in context.(形式上は国民的、文脈上は社会主義的。)

たった一つの死は悲劇だが、100万の死は統計

この言葉は、スターリンの中でも一番有名な名言です。意味は「1人が死んだときは悲しいけれど、たくさんの人が死ぬとただの数字に見えてしまう」ということです。

スターリンは実際に多くの人を粛清(しゅくせい=処刑や逮捕)しました。だからこそ、この言葉はとても重く感じられるのです。

私たちは、人の命を数字で見るのではなく、一人ひとりを大切にしなければいけないという反面教師(よい教えになる悪い例)とも言える名言ですね。

投票する者は何も決定できない

この言葉もまた、スターリンらしい名言の一つです。

「投票した人が決めるんじゃない。投票を数える人がすべてを決めるんだ」という意味です。

つまり、たとえ民主的に見える選挙でも、実は「誰が票を数えて、結果を操作するか」で結果は変わってしまう、ということですね。

スターリンは実際に自分の意見に反対する人をどんどん排除していきました。
この言葉には、そんな「裏の操作」が行われていたことがよく表れています。
とても怖いけれど、現代にも通じる考え方です。

死が全てを解決する

この言葉はスターリンの恐ろしさをよく表しています。「人間がいなければ問題も起きない」という、とても冷たい考えです。

スターリンは、自分に反対する人を「いなくなれば問題が解決する」と考えていたのです。実際に彼の時代、多くの人が逮捕されたり、殺されたりしました。

この言葉は、命の大切さを無視していることから、今の時代では絶対に許されない考え方です。でも、なぜこんなことを言ったのかを知ることで、逆に命の大切さを学べるとも言えます。

愛や友情は壊れるが恐怖は残る

スターリンは、「人を動かすのは優しさより恐怖だ」と考えていました。この名言はその考えをストレートに表しています。

「愛や友情は時間がたつと壊れてしまうけれど、恐怖はずっと人の心に残るから、コントロールに使える」とスターリンは信じていました。

これは、彼が「恐怖で人を支配する政治=恐怖政治」を行っていたことと深く関係しています。でも本当に人を動かすには、信頼や思いやりが必要だと、私たちはこの言葉から学べるのではないでしょうか。

スターリンの名言の後に:迷言と皮肉なエピソード

スターリンは冷酷な独裁者でしたが、ときに「皮肉たっぷり」な言葉や、ちょっと変わった表現もたくさん残しています。そんな迷言(めいげん)たちも、彼の本当の人柄や考え方を知るヒントになります。

ここでは、スターリンが残した印象的な迷言を5つ取り上げて、分かりやすく解説していきます!

感謝とは犬だけが患う病

この名言は、スターリンの「恩知らずさ」がはっきり出ている言葉です。「感謝の気持ちなんて、犬だけが持っている病気だ」と言っているのです。

ふつう、人から何かしてもらったら「ありがとう」と思いますよね。でもスターリンは、「そんな感情は弱さにすぎない」と考えていました。この言葉からは、「感謝を見せると支配できなくなる」という独裁者の価値観が伝わってきます。

人を支配するには「ありがとう」よりも「恐怖」を使う――それがスターリンのやり方だったのです。

君たちは戦車の上に百貨店を造るつもりかね?

この迷言は、戦車の設計者に向かって放ったスターリンの一言です。「戦車にいろんな機能を付けすぎて、まるでデパートみたいじゃないか」と皮肉を言ったのです。

この言葉がきっかけで、ソ連では「多砲塔戦車(たほうとうせんしゃ)」の開発が中止されました。つまり、スターリンの一言が軍事技術に大きな影響を与えたということです。

この迷言はおかしさと怖さの両方があります。冗談のようでもありますが、実際には国の方針が変わってしまうほどの重みがあったのです。

教育は武器である

「教育は武器」と聞くと、「勉強ってすごい力があるんだ」と思うかもしれません。でもスターリンが言いたかったのは、「教育は人をコントロールするための道具」という意味でした。

彼は、誰が教育を受け、どんな内容を教えられるかによって、人々の考え方をコントロールできると考えていたのです。この考えは、現代のプロパガンダ(政治的な宣伝活動)ともつながっています。

だからこそ、正しい情報を学ぶことが大切だということを、私たちはこの名言から学べます。

小指ひとつで吹き飛ばす

「わしが小指をちょいと動かせば、あんな奴、吹き飛ばされて木端微塵さ」というのは、スターリンが自分の権力の大きさを語った言葉です。

この言葉の裏には、「気に入らない人間はすぐに消せる」という恐ろしい思想があります。実際、スターリンは「粛清(しゅくせい)」と呼ばれる大規模な処刑を何度も行いました。

この名言を聞くと、「なんて残酷な人だ」と思うかもしれませんが、当時のソ連ではそれが現実だったのです。恐怖で人を動かす政治が、どれだけ危険かを考えさせられる言葉ですね。

私はもうおしまいだ…誰も信用できない

スターリンが晩年に言ったとされるこの名言は、とても人間らしい弱さを感じさせます。「私はもう終わりだ。誰も信用できない、自分さえも」というこの言葉には、孤独や恐れがにじみ出ています。

自分の周りの人を次々に粛清し、疑いの目を向け続けた結果、スターリンは誰も信じられなくなってしまったのです。この言葉からわかるのは、「恐怖で支配しても、最後には自分がその恐怖に飲み込まれてしまう」ということです。

独裁者としてのスターリンの最後は、まさにその通りだったのです。

総括:スターリンの心に刺さる名言集まとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

番号名言(日本語)
1感謝の気持ちとは、犬に悩まされて気分を悪くするようなものだ。
2絹の手袋をはめてでは革命は出来ない。
3教皇だって。彼は何師団持っているんだい。
4死が全てを解決する。人間が存在しなければ、問題も存在しないのだ。
5正直者の外交官など、乾いた水や木でできた鉄のようなものだ。
6にぎやかさはソビエト連邦の最も顕著な特徴である。
7作家とは人間の魂の技術者である。
8歴史は無敗の軍隊が存在しないことを示している。
9投票する者は何も決定できない。投票を集計する者がすべてを決定する。
10当然ながら悪魔は私の方についていますとも。
11どうして、戦車を『ミュールとメリリズ』にするのか理解できない。
12『血で結ばれた』独ソ両国民の友好は、必ずや幾久しく継続し、ますます強化されていくでしょう。
13私にはできない。(開戦)演説はモロトフにやらせてくれ。
14ロシア人はかつてベルリンに二度足を踏み入れた。三度目もあるだろう。
15レーニンが築いたものをみんな失ってしまった、破局は避けられない。
16あいつは銃をまっすぐに撃つこともできんのか。
17うちのヒムラーです。
18チャーチルはとんでもないうそつき野郎だ。ロンドンではサンドイッチ以外にあの太鼓腹に入れるものは何もないと信じさせようとしておる。
19ちょっと私のアパートに立ち寄って一杯やるというのはどうです?
20(抵抗した農民の数は)ざっと1000万人くらいでした。抵抗する農民どもには極北の土地をくれてやりました。
21モロトフにもちょっと役立つところがあります。パーティーを取り仕切る名人で、本人も相当いける口なんです。
22あれは非常に苦しかったが、必要だったのです。
23過去のことは水に流しましょう。私が許すのではありません。神が許すのです。
24戦争は呪いである。我々は地上の全ての民衆と、平和のうちに暮らすことを望む。
25私が小指をちょいと動かせば、あんな奴、吹き飛ばされて木端微塵さ。
26私にも見当がつかん。連中は私の身内も全員刑務所に放り込んだではないか。
27あなたがひどい目に会おうと私は指一本もあげないから、毛に助けてもらいたまえ。
28日本は最後にはまた這い上がってくる。
29ドイツがわがロシアに殲滅戦を望むのなら、同じことをあいつらにくれてやろうじゃないか。
30老人の機嫌をとるつもりらしいが・・・・こんなので元気になれるものでもない。
31愛とか友情などというものはすぐに壊れるが恐怖は長続きする。
32たった一つの死は悲劇だが、100万の死は統計に過ぎない。
33策略を十分に練って、敵を完膚なきまでに倒したその晩に、上質のグルジアワインを飲むときだな。
34いつまでも復位させることはない。しばらく連れ戻しておいて、適当なときに背中にそっとナイフを突き立てればよいのさ。
35我々のものは正当な理由である。勝利は我々のものである!
36反対派が武装解除すればすべてがうまくいく。反対派が武装解除を拒否すれば我々が武装解除させなければならない。
37圧制者の骨の上にのみ人民の自由は築かれ、圧制者の血のみが人民の自治のための土地を肥やす。
38教育とは、その効果が、それを誰が手にするか、誰に向けられるかによって決まる武器である。
39私が信じているのはただ一つ、人間の意志の力である。
40もし我々の敵が我々をとがめるなら、我々のやることはすべて正しいのだ。
41強制収容所の理念は素晴らしい。
42人命以外何も失ってはいない。
43私はもうおしまいだ。誰も信用できない、自分さえも。
44喜劇を解さないことはもっとも喜劇的である…悲劇を解さないことが、しばしばもっとも悲劇であるように。
45コルホーズ反対の反乱農民は富農であり、すべての富農を撲滅せよ。
46赤軍には捕虜は存在しない、存在するのは『反逆者』のみである。
47君たちは戦車の上に百貨店を造るつもりかね?
48狼が怖いのなら森に近づいてはならない。
49ファシズムは、社会民主主義の積極的な支持に依存するブルジョアジーの戦闘組織である。
50社会民主主義は客観的に見てファシズムの穏健派である。
51Much more could have been done had we Bolsheviks been cleverer.(我々ボリシェヴィキがもっと賢かったら、もっと多くのことができただろう。)
52We believe that the Anarchists are real enemies of Marxism.(アナキストがマルクス主義の真の敵だと我々は信じている。)
53National in form; socialist in context.(形式上は国民的、文脈上は社会主義的。)