中学生のお子さんをお持ちの保護者さんの中で、子どもからこんなセリフを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
「僕は(私は)勉強の仕方が分からない。」
ハッキリ言いますが、このフレーズを子どもが言い出したらかなり危険。
高確率で、こういう発言をするタイプの子は勉強が出来るようにならない。
これまでの塾長キャリアを賭けても断言できます。
本記事では、中学生が勉強の仕方が分からないと言い出したら危険な理由を徹底解説します。
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【中学生】勉強の仕方が分からないと言い出したら危険な理由
我々塾業界の中では、子どもから出てくる言葉の中で、「あっ、この子伸びないわ…」と正直思ってしまうセリフがいくつかあります。
そのうちの1つが「勉強の仕方が分からない」です。
ここでは、勉強の仕方が分からないと子供が言い出したら、なぜ危ういのかを解説します。
言葉の真意:決して自分は悪くない
子供が、「勉強の仕方が分からない」と言った時、その言葉の裏にはどのような心理が隠れているのかご存知ですか?
まさか、本当にやり方が分からなくて悩んでいると思っていませんよね?
この言葉の背後にある子供の本音はこう。
「僕は勉強のやり方が分からないから結果が出ていないだけ。やり方さえ分かれば出来るんだから、勉強ができなくたって仕方ないんだ。」
これさ、やり方が分からないことを言い訳にしてるだけって分からない?って話です。
にも関わらず、子供のこの言葉を真に受けて、「ウチの子は勉強のやり方が分からないと思うんです…」って塾に問い合わせをしている保護者が腐るほどいることは塾人は全員知っています。
できない理由はそこじゃねーよ。笑
もうね、この手の問い合わせ多すぎて流石にしんどくなってきたので、この場を借りて言わせてください。
そもそも、勉強のやり方が分からないとか言ってる子は、できない理由を何かこじつけたいだけの話。なんだかんだで、勉強したくないだけです。
「勉強のやり方さえ分かればやるけど、分からないからできていない。しょーがないじゃん。」
子供の深層心理なんてこんなもんです。
勉強のやり方を教えても絶対にやらない
ちなみに、勉強の仕方が分からないという子に、ガチで勉強のやり方を教えたとしましょう。
そういう子が、勉強をするようになると思いますか?
やるわけない。やらないに1億ペリカ賭けます。

繰り返しですが、この子達は勉強のやり方が分からないから勉強をしていないわけじゃない。
そもそも勉強をしたくないから勉強をしてないだけ。
保護者さんも、一度自分の事だと思って考えてください。
例えば、痩せなきゃって分かってるとして、ダイエットしなきゃいけないことも分かってる。でも、ぶっちゃけしんどいからダイエットなんてしたくない。
この状況で、ダイエットのやり方教えてもらったら、明日からジム行って走り込みやってくれますか?
するわけない。笑
以下にダイエットに関する書籍のリンク貼っておきます。
やり方が書いてます。
さあ、何人がクリックして購入する?誰もしないね。
だってそもそもダイエットなんかしたくないんだから。
これが真理です。
自分だって、やりたくもない相撲のやり方教わったって、絶対やらない。したくないんだから、そもそも。
要するに、勉強のやり方が分からないとか言ってる子は、そもそもやりたくないんですよ。勉強に関してはそういう子だとどこかで割り切るべきです。
勉強は多分厳しいので、他で何か輝けることを見つけて欲しいです。
問題なのは言い訳してしまうマインド
勉強なんて、好き好んでやる子なんてそうそういない。大半の人間にとっては、辛くてめんどくさい事です。
ただ、嫌なことに直面した時、結局どう振る舞うかが人間の本質です。
勉強のやり方が分からない…と発言する子が問題なのは、そもそもの性根の部分です。言い訳マインドが染み付いてしまっています。
正直、言い訳されるぐらいなら、「勉強なんて大嫌い。やりたくない!」って駄々こねられる方が1000倍マシです。
こういう子は、今は乗り気じゃなくても、時が来たらやるかもしれないって希望は捨てなくても済みます。
でも、言い訳したり、嘘ついたり、誤魔化したりする系はマジでやらない。
この層は、己の非力を決して認めず、現実から目を背ける。そのために、嘘や誤魔化しを繰り返し自分を守ってきている。
このタイプは、あの手この手を使って言い訳してくるのはほぼ確定。一生懸命やればやるほど損するのはこっち。絶対に関わってほしくないタイプの代表格です。
中学生で勉強の仕方が分からない人へ:全て教えます
勉強の仕方が分からないとそれでも言い続ける中学生は多いです。
そして、ここまで言っても「本当にウチの子は勉強の仕方が分からないと思うんです。」と言い張る親もいます。
確かに、努力してるのに成果が出ず、勉強の仕方で悩んでいる子が一部いることは否定しない。
じゃあ、完全に無料で勉強の仕方を教えるので、まずは以下を読んでください。
【完全版】塾講師が教える勉強の仕方
まず、学校の勉強の予習・復習をきっちりやろか。
塾には最低でも週に3回来て、学校の予習しよう。で、学校の授業が終わったら、その日中に習ったこと全部復習して、その範囲のワークやろうか。
で、塾では確認テストやりまくろ。
数学は計算問題が全部解けるまで反復練習。英単語は全てスペルが書けるまで全部暗記。教科書の本文もテストに出るから、毎週教科書本文を全部暗記した状態で塾きて。
あ、理科と社会もあるな。
理社は用語確認テストして、学校配布のワークの全ての問題全部解けるようになるまで暗記テスト繰り返そう。出来るようになるまで何時間でもやるしかないよね?
あ、用語で分からないとこあれば参考書で全部調べて、自分の言葉で説明できるようにして。その過程の中で、分からない言葉が出ればさらに調べて。その周辺知識で怪しいと思うところあれば、さらにそこも掘り下げて。もちろん全部暗記ね。
あの、まだ続き読みたい?笑
でもね、勉強のやり方なんて究極こんなもの。勉強が出来るようになるって、結局以下の2つしかないの。
①覚えていなかったことを覚える
②理解していなかった問題が理解できる
この2つを実現するために、膨大な時間や演習量を突っ込むだけ。あとは、遺伝要因によって決まるその子の限界値までは上がる。
だけど、それがしんどいからドロップアウトする人間がゴロゴロ出るだけ。ダイエットが続かない人と全く同じこと。
やり方とかシンプルなんだけど、シンプルなことをやり切るのが難しいだけなのでね。
そこんとこ勘違いしてもらっては困るわけです。
勉強の仕方が分からないと口にしてもいい生徒
ハッキリ言いますが、「勉強の仕方が分からない」と口にする資格のある生徒なんて、この世にほぼいません。
勉強の仕方が分からないと言っていいのは、これまでに圧倒的な量をこなしているのにも関わらず、それでも結果が出ずに悩んでいる子だけ。
ズルせず、誤魔化さず、大変なことからも逃げず、王道のやり方で来る日も来る日も机に向かってきた。それでもなお、自分の思っているような成果が出ずに辛い…
こうなったら、流石に「勉強の仕方が分からない」って言ってもいいと思う。
だけど、気付いたらスマホ開いてYoutube見たり、スイッチで遊んだりしてるキッズが間違っても使うんじゃねぇって話。
本気で一生懸命やってる人間にマジで失礼。
総括:【中学生】勉強の仕方が分からないと子供が言い出したら危険な理由まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
「勉強の仕方が分からない」の本音
- 勉強のやり方が分からないと主張する子供の本音は、責任回避や勉強をしない理由づけであることが多い。
- 自分は悪くない、環境ややり方のせいだという言い訳の心理が働いている。
勉強法を教えても改善しないケースが多い
- 実際に勉強のやり方を教えても、行動に移さない子供がほとんど。
- 問題は「やり方が分からない」ことではなく、そもそも「やりたくない」という根本的な意識の問題。
問題の本質は「言い訳マインド」
- 言い訳をする子供は、失敗の原因を外部に求め、努力を避ける傾向が強い。
- 素直に「やりたくない」と表明する方が希望が持てる場合もあるが、言い訳や誤魔化しに終始する子供は改善が難しい。
勉強のやり方の本質はシンプル
- 勉強の基本は、「覚える」「理解する」の2つを繰り返すだけ。
- 結果を出すには膨大な努力と時間が必要であり、それを避けると成果は出ない。
「勉強の仕方が分からない」と言って良いのは特別な場合のみ
- 真面目に圧倒的な努力を続けているにも関わらず成果が出ない場合に限り、「やり方が分からない」という悩みが妥当。
- 怠けがちな態度ではなく、本気で努力している人だけがこのフレーズを使える。
勉強を成功させるにはコツコツと努力を積むしかない
- 勉強はシンプルな作業だが、継続できる人が少ないため、言い訳に逃げずコツコツと取り組むことが最も大事。
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