「子供に勉強のやる気を出させるには?」
おそらく恐竜の時代からある永遠のテーマ。
“子供をやる気にさせたい親”
vs
“一向にやる気にならない子”
何年経っても変わらないこの対立構造。笑
この問題があまりに根深いがゆえ、「やる気○イッチ」を塾の名前に入れるクレイジーなマーケティングを仕掛ける塾まで出ましたね。
いや、そんなスイッチあるわけない。
ちょっと今日は、このテーマについて、塾長らしくズバッと言おうと思います。
まず、この問題に対する自身のスタンスをハッキリさせます。
そもそも論として、
「やる気は外側からコントロール出来るものじゃない」
これが自分の一番言いたいこと。
にも関わらず、外部(主に親)が子供を無理やり動かそうとするから、そこにバトルが勃発する。
しかし、やる気という目に見えないエネルギーは絶対にある。
ただし、やる気には、
・タイミング
・子供の精神的な成長
この2つの条件が必要なんですよ。
特に、やる気を考える上で一番大事なのが「タイミング」です。
結局は、子供には子供のタイミングがある。
にも関わらず、親さんは自分のタイミングを子供に押し付ける傾向がある。
「今頑張って欲しい」
これが大半の親の感情でしょう。
自分の子供に対する不安を、今すぐ解消したい。
でも、子供にとって今はやる気になるタイミングではない。
この親子のズレが、家庭内のバトルの火種。
でも、これは親が悪い。
典型的な負けパターン。
繰り返しになりますが、子供には子供のタイミングが絶対にある。
それを捻じ曲げて自分の思い通りに子供をコントロールしようとしても、上手く行くわけがない。
それどころか、将来やる気になるかもしれない子供の可能性を、今あなたが潰しているかもしれない。
家庭内でグチャグチャ言われ過ぎて、勉強全般に対するやる気がさらに下がるから。
こうなるぐらいなら、何も言わない方が1000倍マシ。
今あなたの思い通りに動いていなくても、時が来たら、顔色変えてやるかもしれない。
その未来を奪っているのは、保護者自身だったりする。
皮肉なことにね。
子を思う愛情が暴走すると、ロクなことにならない。
ただ、保護者さんの反論はこう。
「そんなこと言っても、いつまでもやる気にならなかったらどうするんですか?」
分かりますよ、その言い分は。
ただね、そんなことを言われても、
「その時は、それを受け入れるしかない。そこまでの子だったんでしょう。」
としか言いようがない。
無責任?
確かに無責任かもしれませんが、現実は現実。
少なくとも、今ゴチャゴチャ言って将来やる気になるチャンスを奪うのは、絶対にミスジャッジ。
口出しするより、口出ししない方が期待値が高い。
結局のところ、
「やる気なんてものはその人のタイミングの問題」
「いつまでもやる気になれない子は一定数いる」
これが全て。
と言うか、何年も生きていれば、そんな事当たり前に思いませんか?
自分の同級生や、職場の同僚の顔を思い浮かべてみてください。
“どうアプローチしても何ともならない人”
は絶対にいますよね?
ヤバい人を変えるのが無理ゲーなことなんて、普通に年を重ねていれば、絶対に気づくはず。
ただ、タチの悪いことに自分の子供がそのヤバい人になっていると言うだけで…
親さんは、この現実を受け止めきれないから、あれこれ動いてミスジャッジを犯す。
でも、結局は合理的な行動はこう。
①やる気が出るまで、ひたすら我慢して待ち続ける
②やる気にならない子だったら、そこまでの子と受け入れる
“やる気”という側面だけで考えれば、これ以上シンプルな思考はないはずです。
実際は、やる気に依存しないように「習慣化しておく」というのが一番大事なんですけどね。
そしてそれを決めるのは、
“家庭内の当たり前の基準の高さ”
勉強をする=当たり前という感覚を、いかに幼少期からつけていたか。
小学校の段階で、
「勉強が出来ないことはマズイこと」
「勉強が出来ないと焦る…」
こんな感覚をつけさせていたかどうか。
正直なところ、同級生で普通に勉強している子って、やる気があるからとかじゃないですからね。
歯磨きするのにやる気が必要ですか?
朝ごはん食べるのにやる気が必要ですか?
そうじゃない。
これは習慣の問題。
要するに、小さい頃から勉強そのものを習慣にしている子が、中学でも普通にやっているケースが大半。
できる保護者さんは、幼少期からの仕込み方がとにかく上手い。
でも、その真逆を行っている保護者さんも当然いる。
小さい頃は、
「勉強が嫌いになっても困るからほどほどに…」
「塾は中学生からでも全然間に合う。」
と基本的には楽観的。
でも、中学になって急に校内順位がつき始めて、顔色変えて焦る。
そして、
「あんた勉強しなさい!」
「このままだと高校に行けないでしょ!」
と煽り散らかして子供と日々バトル…
「高校受験なんてあっという間。あとで気付いて焦っても、どうにもならないこともあるんだからね!」
と、脅しのような一言を口にする人もいます。
うん、それは完全にブーメラン。
幼少期の貴重な教育機会を損失し、中学になって焦り始めているあなたにグサリと刺さる言葉。
結局、親と子供で同じことをしているだけ。
子供は親の写し鏡。
確実に親の問題。親の戦略ミス。
※まあでも、何をどう仕込んでも勉強しない子も一定数いますので、親さんが過度に責任を感じる必要もないですが。
ただ、幼少期の仕込みでミスっているのに、焦って中学で口出しするのは悪手。
もし幼少期からの仕込みが甘いと言う自覚があるなら、今できる一番期待値の高い行動をするのが合理的。
「黙って待つ」
これ。
「やる気を出さすために口出しをする」
という選択は、絶対にやってはダメ。
百害あって一利なしなので。
・子供を信じて待ち続ける
シンプルだけど最もしんどい行動を選択できる保護者さんが、結局最後は勝つ。
そして、やる気になった時の子供は結構すごい。
自分の塾でも、中1中2とサボり散らかしてしまった子が、中3になって大化けしたケースを普通に見ています。
中1の時は、学校の定期テストで5教科180点とかで、ゲームとスマホ三昧。
中3になっても、夏休みに徹夜してゲームしまくっているクレイジーぶりを見せるも、12月ぐらいから割と頑張って、最終的には入試本番で360点とか取りました。
本番で360点って、ほとんど神戸高校に行けるレベルですよ。
この子は不真面目過ぎて内申が取れずに最後は六アイでしたが。汗
しかし、受験生のレベルで言えば、最終的には本当にトップ層です。
もともと5教科合計で180点だった子が、ガチになって爆上がりした分かりやすい例です。
まあ、やっていないだけで、地頭は悪くない子だったというのも大きいですが。
いずれにせよ、火がつくタイミングは人によるとしか言いようがないです。
親のタイミングは一切関係なし。
子供は子供で独立した人生を歩んでいるわけなので。
ということで今回の結論。
「黙って待つ」
これを超えるマネジメントはない。
※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。
※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
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