みなさん、「平安時代の美人」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
白塗りの顔に細い目、長い黒髪…そんな姿を想像するかもしれませんね。現代の美人とはまるで違いますが、当時の貴族たちはこれを「最高の美」と考えていました。
では、なぜ平安時代にはこのような美の基準があったのでしょうか?また、現代の芸能人でいうと誰が平安美人に当てはまるのでしょう?
この記事では、そんな疑問を塾長が分かりやすく解説していきますよ!
平安時代の美人の特徴!現代と異なる美の基準

平安時代(794年~1185年)は、貴族が政治の中心だった時代です。この時代の美人の条件は、今とは大きく異なり、「ふっくらした顔立ち」「長い黒髪」「白い肌」などが求められました。では、具体的にどんな特徴があったのでしょうか?
平安時代の美人の条件:しもぶくれの顔と長い黒髪
平安時代の美人の最大の特徴は、「しもぶくれの顔」です。顔がふっくらしていて、丸みがあることが美しいとされました。
なぜなら、ふくよかな女性は「裕福で食べ物に困らない」という証だったからです。当時は飢えとの戦いも多かったので、ふくよかさは「豊かさ」の象徴だったのですね。
また、長い黒髪も美人の条件でした。平安時代の女性たちは髪を腰よりも長く伸ばし、床に届くほどにしていました。『源氏物語』の登場人物・末摘花(すえつむはな)も「美人とは言えないけれど、髪だけは美しい」と描かれています。つまり、髪の美しさがどれほど重要だったかが分かりますね。
白い肌が絶対条件!平安時代の美白意識と化粧文化
平安時代の美人に欠かせないのが「白い肌」です。貴族の女性は白粉(おしろい)を塗って顔を真っ白にしていました。なぜでしょう?それは、「色白=高貴」という考えがあったからです。
貴族の女性は屋敷の奥で暮らし、外に出ることがほとんどありませんでした。つまり、日焼けをすることがないのです。一方、農民の女性たちは外で働くので肌が焼けてしまいます。この違いが、「色白は貴族の証」という考えにつながりました。
また、当時の住まいは「寝殿造(しんでんづくり)」という広い屋敷でしたが、光が入りにくく、室内は薄暗かったのです。だからこそ、白粉を塗って暗い部屋でも顔がはっきりと見えるようにする必要があったのですね。
なぜ細い目が美人の条件だったのか
平安時代の美人は細い目をしていました。現代では「パッチリ二重」が人気ですが、当時は逆でした。なぜかというと、「高貴な人は感情を表に出してはいけない」という価値観があったからです。
貴族の女性は人前に出ることが少なく、顔を見せるときはすだれ越しにすることが多かったのです。感情が読み取れないようにするため、目が細く穏やかに見えることが重要だったのですね。
また、絵巻物に描かれた貴族の女性たちは「引目鉤鼻(ひきめかぎばな)」といって、目が細く、鼻が小さい独特のスタイルになっています。これは、美人の基準が「整った顔」よりも「高貴さ」にあったことを表しています。
眉を剃る?お歯黒をする?平安時代の美容トレンド
平安時代の女性たちは「眉を剃って額の上に新しい眉を描く」という不思議な化粧をしていました。なぜ眉を剃るのでしょうか?
実は「感情を読み取られないようにするため」です。眉毛は表情を作る大事な部分なので、それをなくすことで、いつでも「穏やかで上品な雰囲気」を保てると考えられていました。
さらに、既婚女性は 「お歯黒(おはぐろ)」 をするのが一般的でした。お歯黒とは、鉄と酢を混ぜた液体で歯を黒く染めることです。これは「結婚していることの証」であり、貴族女性のたしなみでもありました。
ぽっちゃり体型が魅力的だった理由
現代では「スリムな体型」が美人の条件ですが、平安時代はその逆。ぽっちゃりしている女性ほど美しいとされました。その理由は「裕福な家の女性である証」だったからです。
当時の日本は食料が豊富ではなく、 食事に困らない=裕福な家の出身 という意味がありました。ですから、「ふくよかであることは、美しさの証」だったのです。
また、『枕草子』の作者・清少納言も、「痩せすぎた女性は美しくない」と書いています。つまり、「ふっくらした体型」こそが当時の美の理想だったのですね。
平安時代の美人の特徴:現代の芸能人で平安美人に当てはまるのは誰か

平安時代の美人の条件が分かったところで、「現代の芸能人なら誰が当てはまるの?」と思う人もいるでしょう。実は、「平安美人」として当てはまる芸能人は意外に多いのです。ここでは、特徴ごとに現代の女優やタレントを紹介します。
目が細くて優雅な雰囲気!黒木華さんはまさに平安美人
平安美人の特徴である「細い目」「ふんわりとした顔立ち」「色白」を持っているのが黒木華(くろき はる)さんです。

黒木華さんは、ドラマや映画でも古風で落ち着いた役柄を演じることが多く、 平安時代の姫君のような上品な雰囲気があります。彼女の素朴で柔らかい表情 は、まさに平安時代の美人像にぴったりですね。
また、黒木華さんの黒髪のストレートヘアも平安美人の特徴と一致します。髪の美しさが求められた時代なので、彼女のナチュラルな髪質はまさに平安貴族の理想形と言えるでしょう。
清楚でおしとやか!蓮佛美沙子さんも平安美人タイプ
もう一人、平安美人に当てはまるのが蓮佛美沙子(れんぶつ みさこ)さんです。彼女も白い肌・黒髪・やわらかな顔立ちを持っています。

蓮佛美沙子さんの落ち着いた雰囲気や知的な印象も、平安時代の貴族女性らしさを感じさせますね。平安時代の女性たちは、「感情をあまり表に出さず、上品なふるまいをすることが美しい」と考えられていました。
そういう意味では、蓮佛美沙子さんの控えめで優雅な雰囲気は、当時の美意識にピッタリです。
おちょぼ口でしっとり美人!麻生久美子さんの上品さ
平安美人の特徴である「小さな口」「柔らかい顔立ち」に当てはまるのが麻生久美子(あそう くみこ)さんです。

麻生久美子さんは涼しげな目元を持ち、落ち着いた大人の雰囲気が魅力の女優さんです。彼女の透き通るような白い肌も、平安時代の貴族女性に近いですね。
また、おしとやかな話し方やゆったりとした動作も、まさに平安時代の美人像にふさわしいポイントです。
浅田真央さんは平安時代なら絶世の美女!?
「平安時代ならトップクラスの美人!」と言われるのが、浅田真央(あさだ まお)さんです。

彼女の目がやや細く、優しげな表情も平安美人の特徴です。また、柔らかな輪郭や黒髪のストレートヘアも、当時の貴族女性に似ていますね。
さらに、浅田真央さんは氷上のプリンセスとも言われるほど、優雅で品のある雰囲気を持っています。平安時代の姫君が今の時代に生まれたら、きっと彼女のような女性になっていたのではないでしょうか?
剛力彩芽さんも平安時代なら美人だった?意外な人物を考察
意外な人物として剛力彩芽(ごうりき あやめ)さんも「平安美人」と言われることがあります。

彼女のシャープな顔立ちや目の形は、現代の美の基準ではやや個性的ですが、平安時代では「理想的な美人顔」に当てはまります。
剛力彩芽さんの落ち着いた黒髪やきりっとした表情も、平安時代の貴族女性を彷彿とさせますね。もし彼女が平安時代に生まれていたら、「絶世の美女」として語り継がれていたかもしれません。
総括:平安時代の美人の特徴まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
1. 平安時代の美人の基準
- しもぶくれの顔 → ふっくらした丸顔が美とされていた。
- 長い黒髪 → 髪の美しさが女性の魅力の象徴だった。
- 白い肌 → 貴族女性の特権とされ、美白が重視された。
- 細い目 → 感情を表に出さないことが高貴さの証だった。
- 小さな口・低い鼻 → 控えめで上品な印象を与えた。
2. 平安時代の美容トレンド
- 眉を剃って額に新しい眉を描く → 穏やかで上品な表情を作るため。
- お歯黒(歯を黒く染める習慣) → 既婚女性のたしなみとして定着。
- 厚化粧(白粉を多用) → 貴族の象徴であり、美白のために必須。
3. ぽっちゃり体型が美人とされた理由
- ふくよかさ=裕福さの象徴 → 十分な食事がとれることが富の証。
- 『枕草子』にも「痩せすぎは美しくない」と記載あり。
4. 平安美人に当てはまる現代の芸能人
- 黒木華 → 細い目、色白、黒髪でまさに平安時代の美人。
- 蓮佛美沙子 → 清楚でおしとやか、知的な印象が貴族女性に近い。
- 麻生久美子 → 小さな口と落ち着いた雰囲気が平安美人そのもの。
- 浅田真央 → 細い目、優雅な雰囲気、黒髪が平安時代の美的要素と一致。
- 剛力彩芽 → シャープな顔立ちが現代では個性的だが、平安時代なら美人とされた。
