私立高校の併願入試は「私立一般入試」や「滑り止め」と呼ばれています。

そんな私立高校併願入試に不合格になることはあるのでしょうか?また、落ちたらどうするべきなのでしょうか?

結論、私立高校併願で落ちる確率は極めて低い(というかほぼゼロ)です。

滑り止めという言葉がある通り、公立高校に不合格になった時のための高校です。滑り止めに滑り止まらない…なんて事はギャクにしては辛すぎます。

しかし、私立併願で落ちる可能性が全くのゼロではありません。

本記事では、私立併願に落ちたらどうするべきか対処法をお伝えします。

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私立高校併願に落ちたらどうする?不合格時の対処法

私立高校併願で落ちたらどうすればいいのでしょうか?

後述しましすが、私立高校の併願試験で落ちることはほとんどあり得ないです。ただ、合格率が100%ではないので、何かしらの理由で不合格になった人がいるのは事実。

そこでまず最初に、私立高校の併願に落ちたらどうすべきかを解説します。

まずは学校の先生に相談する

私立高校併願入試は、原則として合格することを前提としています。

そのため、不合格になるケースを誰も想定していません。もちろん、学校の先生も合格すると思ってGoサインを出しているはずです。

しかし、万が一不合格であれば、すぐに学校に相談して対応してもらいましょう。


正直記事を書いている自分が言うことではないのですが、こんなネット情報見てないで、まずは学校の先生に聞いて欲しいです。学校によって対応が違いますし、落ちた原因によって次に打つべき手も異なります。

第一優先順位は「中学校への相談」であることは覚えておいてください。

公立高校受験に気持ちを切り替える

私立併願は、公立高校受験の前に行われ、結果もその前に出ます。

つまり、まだ受験は終わったわけではありません。高校受験の本番である「公立高校」が残っています。

そして、本命は公立高校のはずです。

私立併願に落ちて終えばかなりのショックですが、気持ちを切り替えるしかありません。公立入試で受かれば全てどうでもいい話なのですから、前を向きましょう。

1.5次募集や2次募集で私立入試に再チャレンジ

私立高校の入試日程は、実は1日だけではありません。

地域や学校によって異なりますが、「1.5次募集」や「2次募集」と呼ばれる試験があります。これは、私立併願の後に行われる入試で、ある意味での”救済措置”のようなものです。

行きたい学校で募集しているかを再度調べ、出願準備をするのも1つの手です。

通信制高校や定時制高校なども考える

公立高校の一般受験までダメだった場合は、高校生になる道が途絶えます。

しかし、まだ諦める必要はありません。

公立が不合格になったとしても、通信制の高校や定時制高校などは3月のギリギリまで受け付けていることが多いです。

最後の最後の選択肢ですが、人生が終わるわけではありません。そこからやり直すことだってできます。

私立高校併願に落ちたらどうする?落ちる確率

ここまでは、私立併願で落ちたらどうするかを解説してきました。

しかしそもそも、私立併願で落ちるのはどの程度の確率で起こるのでしょうか?


ここからは、私立併願の合否の現実についてお伝えします。

私立高校併願に受かる確率:ほぼ100%

私立高校併願の受かる確率は「ほぼ100%」です。

ただ、正確な確率などは全国レベルでは分かりません。まれに滑る子がいるという話を聞いたことがあるレベルです。

しかし、自分の塾生含め自分が塾を経営している地域に限って言えば、開業してから今まで私立併願で不合格になったという事例を見たことも聞いたこともありません。

もしいたら、かなり噂になるレベルの天然記念物的な扱いを受けるでしょう。そのぐらい、私立併願(滑り止め)で不合格になるというのは想定しずらい話なのです。

倍率や定員は意味を持っていない数字

私立高校の併願入試でも「定員」という概念はあります。定員があるということは、倍率も存在することになります。

しかし、これらの数字もほとんど意味を持っていません。

なぜなら、私立高校の併願入試では、定員を遥かにオーバーした数の生徒に「合格」を出しているからです。基本的に、私立併願はあくまでも「第二志望」でしかありません。公立高校が第一志望であり、公立に受かったら公立にいくことになります。

公立高校は、倍率がせいぜい1.2倍程度なので、不合格になる数は事前に推測できます。私立もそれを計算して、蹴られることありきで合格を出しています。ゆえに、定員を遥かに超えて合格を出しても、最終的には定員の範囲内に収まるか、少しオーバーするだけに落ち着くのです。

私立高校の多くは「回し合格」を採用している

私立高校の多くは、「回し合格」という仕組みを採っています。

これは、上位のコースに合格できなかったとしても、その下のコースで合格できるというもの。

例えば、特進コースで出願したとします。しかし、特進コースの合格ラインに乗らなかったとしましょう。ただ、その下のアドバンスコースで合格ラインに乗っていれば、アドバンスコースは合格するということです。

そのため、これを「不合格」と言えば不合格なのですが、行く学校がなくなるという事態だけは避けられます。

総括:私立高校併願に落ちたらどうする?不合格時の対処法まとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

私立高校併願に落ちた場合の対処法

  • 学校の先生に相談する
    • 不合格になった際は、まず中学校の先生に相談し、対応策を一緒に検討する。
    • 学校ごとに対応が異なるため、先生を頼ることが最優先。
  • 公立高校受験に気持ちを切り替える
    • 私立併願に落ちても、公立高校受験はまだ残っているため、そちらに集中する。
    • 公立高校が本命であれば、そちらに合格すれば問題ない。
  • 1.5次募集や2次募集で再チャレンジ
    • 私立高校は1.5次募集や2次募集を実施している場合があるため、追加募集に応募する。
    • 希望する学校で募集があるか確認し、準備を進める。
  • 通信制高校や定時制高校を検討する
    • 公立高校受験も失敗した場合は、通信制高校や定時制高校を検討する。
    • 最後の手段だが、高校生としての道を模索することが可能。

私立高校併願に落ちる確率

  • 受かる確率はほぼ100%
    • 私立併願で不合格になるケースは極めて稀で、ほとんどの生徒が合格している。
    • 不合格になると噂になるほど珍しい事例。
  • 倍率や定員は意味を持たない
    • 私立高校では定員を超える合格者を出しており、倍率や定員はあまり参考にならない。
    • 公立高校の合否を見越して合格者を調整しているため、ほぼ全員が合格する。
  • 「回し合格」制度を採用
    • 上位コースに不合格でも、下位コースに合格する仕組みがある。
    • このため、完全に進学先がなくなる事態は回避できる。

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