中学のテストのことを定期テストと言います。

定期テストは、中間テストと期末テストのことを指すのですが、その1つの中間テストがない中学校がここ数年で本当に増えてきました。

近隣の中学では、某中学校が先に1学期の中間テストを廃止。その翌年には、違う中学校も1学期の中間テストを廃止しました。

来年度どうなるかは不明ですが、自分が担当している神戸市の一部エリアでは中間テストが完全になくなったことになります。と同時に、実力テストも廃止されました…

本記事では、昨今の中学校の中間テスト情報について解説していきます。

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中学校は中間テストがないって本当?廃止の流れ

冒頭でもお伝えした通り、昨今の中学校では中間テストが廃止されていく流れがあります。中間テストをやるかやらないかは、学校単位で決めているのでしょうが、かなり多くの学校が中間テストを廃止しているように感じます。

ここでは、昨今の中学の中間テストの状況や廃止に向かう流れの理由を解説していきます。

1学期の中間テストが廃止される流れ

まず最初に、昨今の中間テストのトレンドについて。

自塾のある神戸市のエリアの情報ですが、近隣の中学校は1学期の中間テストを無くしていく傾向にあります。

自塾のあるエリアの話をすれば、まず道路を挟んで南の中学校が、1学期の中間テストを廃止しました。ただ、道路挟んで北側の中学はその時点では中間テストを廃止していませんでした。

このことから、中間テストの運用に関しては、学校単位で行なっているのだろうと思います。

しかしその翌年、道路挟んで北側の中学も追随する形で中間テストを突如廃止しました。なお、近隣のその他の中学でも1学期の中間テストを廃止しているところは非常に多いです。

注意点:2学期の中間テストは健在

昨今、中間テストは完全に廃止される流れになっていると思います。

しかし、それはあくまで1学期の話。

2学期は普通に中間テストを行なっているので注意してください。

今回廃止になったのは、1学期の中間テストに限った話です。

3学期は中間テストがそもそもない

ちなみに、3学期の中間テストはどうなのか?

これに関しては、そもそも最初から3学期の中間テストという概念がありません。3学期は「学年末テスト」と呼ばれるテスト1本だけです。3学期は時期的にも短いので、中間テストをするほどでもないってことです。

ただし、学年末テストは1年間の全範囲を出してくることもあるので要注意です。中3は受験が終わってテストは内申点に無関係ですが、中1や中2はモロ成績に響きます。

しかも、高確率でテストの点数がガクンと下がる時期なので、親御さんもテストの点数が下がっても過剰に心配しなくてもOKです。

中学校が中間テストをなくしている理由や背景

ここまでは、昨今の中間テストの有無について解説してきました。結論、中学校の1学期の中間テストは確実に廃止されていく流れがきています。

しかし、なぜ1学期の中間テストを廃止していく流れなのでしょうか?

1学期の中間テストは範囲が少なすぎるから

1学期の中間テストが廃止の流れに向かっているのには、納得できる理由がないわけではありません。

その理由は、「テスト範囲が短すぎるから」です。

特に中1生は本当にテスト範囲が短くなりやすいです。最初は、レクとかばかりやってなかなか授業が進まず、中間テストの範囲が極小になりがちです。こうなると、小学校の復習問題ばかりのテストになってしまいます。

それゆえ、中間テストを無くして、期末テストに1本化する動きが出るのは納得できると言えば納得できます。

学校の先生の負担軽減?

昨今、学校の先生の不人気がひどいです。

先生のなり手がかなり減っていて、学校運営もかなりカツカツです。神戸市では部活動を外部に任せるなどの動きも出ている事態です。

そんな中、定期テストの作成は学校の先生にとってとても重たいものです。

テスト問題を作成したことがある人間ならわかりますが、マジで大変です…

平均点が60点ぐらいになるように調整しないといけないですし、過去問を使い回すと対策されちゃうので、毎年問題を変えないといけません。学校によっては何人かの先生でチェックをかけ合うので、先生同士の連携プレイも求められます…

ただでさえブラックな学校現場ですから、減らせる負担は1つでも減らしたいというのが本音でしょう。

そういう意味では、生徒のためというより先生のために中間テストがなくなっているのでは?とも思います。

中学生で中間テストがなくなるデメリットとその対策

おそらくですが、今後も中間テストを無くしていく流れは止まらないように思います。そのため、中間テストがない中での学習計画を、各自しっかりと立つ必要があると思います。

最後に、中間テストをなくすデメリットとその対策を解説します。

子供の勉強習慣が壊滅的になるリスク

昨今の中学生は、本当にテスト前しかロクに勉強しません。なんなら、テスト前でもロクに勉強しない子も多いです。しかし、中間や期末の直前であれば、1週間ぐらいは勉強漬けで頑張ってくれる子もいます。

ただ、中間テストが廃止されると、貴重な1回の猛勉強期間が失われることになります。当然ですが、数ヶ月勉強しない時期があると、学習習慣など身に付くわけもありません。

ますます地頭勝負になる

正直、昔に比べて今の時代の勉強はかなり難しくなってきました。

元々高校範囲だったものを中学におろしたり、英語に関しては学習量が昔の2倍ぐらいに膨れ上がっています。その上、共通テストに追随する形で、思考力・応用力・判断力といったポテンシャルを見る問題も多いです。

入試問題に至っては、正直頭が良くないと、努力だけで高得点を狙うのはもう無理です。ただ、定期テストだけは、きちんと対策すれば、まだ点数が取れたんです。頑張った分だけ点数が取れるテストと言えばテストです。

しかし、中間を廃止して期末に1本化すると範囲が膨大になります。

内容が簡単だとしても、範囲が多いというのはそれだけでテストそのものの平均点を下げる要素になります。

要するに、「限られた時間内に多くの知識を覚えられるか」という勝負に持ち込まれます。こうなるともう、個体のスペックの問題です。

時間内に概念を理解し、用語の意味を適切に捉え、知識と知識の関連性を見抜き、そして記憶する。その上で、演習問題が時間内に出来るようになるまで仕上げる…

こう言うのって、脳の構造的に優れた人間はサクッとやる一方、その真逆は全く出来ません。ただ、そういう子でも時間さえかければ少しは良くなるのですが、その時間をかけられなくなっているのが問題ってことです。

中間テストと2回に分けてくれれば、点数が伸びる子も大勢いるんですよね…

(難しいけど)コツコツ積み上げる子がやっぱり最強

中間テストを廃止すると、これまでどれだけコツコツやれていたかがより重要な要素になってきます。

瞬間最大風速に頼りずらいわけですから、残された道はコツコツしかないです。

ただ、このコツコツなどが出来ない子が最近の子供の特徴です。とにかくアマちゃんな子が多く、ストイックにやらせると即潰れてしまうからです。

しかし、周囲がへなちょこばかりなので、自分が頭一つ抜ければ即優勝レベルです。だから、勝ちやすい世の中になったのかもしれません。

個人個人の意識、そして保護者の意識で勝敗が決するのが昨今の中学校のテストです。

総括:中学校は中間テストについてまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

中学校で中間テストが廃止される背景と流れ

  • 中間テスト廃止の増加: 中学校の1学期中間テストが廃止される学校が増加している。
  • 運用は学校単位: 中間テストの有無は学校ごとに判断されている。
  • 2学期中間テストは継続: 廃止の流れは1学期の中間テストに限られ、2学期は実施されている。
  • 3学期中間テストは元々なし: 3学期は学年末テストのみで中間テストは存在しない。

中間テストを廃止する理由

  1. 範囲が少なすぎる:
    • 特に中1の1学期は授業進度が遅く、テスト範囲が極端に狭くなるため。
    • 範囲が短いとテストが小学校の復習内容に偏りがち。
  2. 教師の負担軽減:
    • 教師の人手不足や業務負担の増加が背景。
    • テスト作成には大きな労力が必要なため、負担軽減のための廃止が進む。

中間テスト廃止によるデメリット

  1. 勉強習慣の欠如:
    • テスト前にしか勉強しない生徒が増え、学習習慣がさらに崩壊する可能性。
    • 勉強する期間が減ることで、学力の定着が難しくなる。
  2. 地頭勝負の傾向が強まる:
    • テスト範囲が広くなることで、一度に大量の知識を記憶・理解できるかが問われる。
    • 知識の積み上げが得意な生徒と苦手な生徒で格差が広がる。

中間テスト廃止への対策

  1. コツコツ積み上げる習慣の重要性:
    • テスト直前だけでなく、普段からの積み重ねがさらに重要になる。
    • 一度に詰め込む勉強スタイルでは成果が出にくい。
  2. 学習計画を立てる:
    • 長期間の学習計画を作成し、効率的に知識を定着させる。
    • 保護者が意識的にサポートすることも重要。

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※中学生向きコラムおすすめ関連記事は以下の通りです。

・期末テストは何点取ればいい?中1中2中3の偏差値別得点目安

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