中2から勉強しても手遅れ…こんな風に聞いたことはありませんか?
中2から心を切り替えて勉強しようと思う人にとっては、中2から勉強をしても遅いのであれば、やる気が起こらなくなります。
ただ、やる気だけで何ともならないことがあるのも世の中。
小学校や中1でかなりサボってしまった以上、中2から勉強を頑張ったとしても、目標によっては手遅れなことがあるのは正直事実です。
しかし、中2からであれば、大概の目標は達成できます。
ただ、中2から勉強しても手遅れと言われている理由をしっかり知っておく必要があります。それが分かれば、改善しようという意識が生まれるからです。
本記事では、中2から勉強しても手遅れと言われる理由について解説します。
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中2から勉強しても手遅れと言われる理由
まず最初に、世間ではどうして中2から勉強しても手遅れと言われているのかを解説します。
もちろん、塾経営者として、自分が感じてきたことも踏まえて解説します。
中2から勉強しても手遅れと言われる理由は以下の通りです。
中1の積み残しがあると中2の内容が理解できない
中2から勉強しても手遅れと言われる最大の理由は、「中1の借金」です。
そもそも勉強は、学年ごとに内容が独立しているわけではありません。独立している単元もありますが、繋がっているものも多いです。
特に、英語と数学の2科目に関しては、中1内容を応用させているものがほとんどです。特に数学は顕著です。
・単項式と多項式
→中1の文字式が分かっていないと解けない
・連立方程式
→中1の方程式が分かっていないと解けない
→文章題は小学校の算数が分かっていないと解けない
・1次関数
→中1の比例の知識が少なからず必要
こんな感じで、中2の2学期ぐらいまでの内容は、すべて中1数学の上位互換って感じです。
だから、これまでの内容が理解できていなければ、仮に心を入れ替えても授業にはついていけません。気持ちの問題ではないのです。
もちろん英語だってそう。
中1の英語は「時制と疑問文&否定文」の勉強がメインです。中2になると、不定詞とか動名詞みたいなピンポイントの論点がメインになります。
しかし、どんな文章でも時制は付きまとうし、疑問文や否定文の語順のルールもセットでついてきます。これまでの内容が分かっていないと、新しい知識の習得にエネルギーを全投入できません。
このように、過去の積み残しがどこまで行っても足を引っ張ってきます。そして、最初はやる気でも徐々に気持ちが折れます。
中2から勉強しても手遅れと言われる最大の理由はここでしょう。
モチベーションがマジで上がりずらい
中2は「魔界」です。
塾をやっていると分かりますが、どんな学年の生徒も、決まって中2の時の学習姿勢が最悪です。過去最悪です。汗
しかし、これは時期的要因が原因であることは言わずもがな。
中1の最初は、これから始まる中1の生活に期待もあり、勉強を頑張る子も多いです。最初でコケたらマズイって気持ちもあるので、やる気を出す子も少なくない。
中3は受験生ですから、基本的には各自どこかのタイミングで受験モードに切り替わります。やる気になるタイミングは人それぞれですが、どんな子も最後は血相変えてやっています。
しかし、中2というクソ中途半端な時期は何?笑
新鮮味があるわけでもなければ、緊張感が生まれるわけでもない。このタイミングで勉強頑張れる子って、これまで勉強頑張ってきた子だけじゃない?って話です。
しかも、中2の内容って中1に比べるとグッと難しくなります。
中1の最初は頑張れば点数が上がるみたいな感じですが、中2は同じ温度感で頑張っても点数が上がらない。なんなら、内容が難しいので点数が下がることも多いです。
それゆえ、メンタル的も勉強を頑張れる時期とは言い難いのです。
中2から勉強しても手遅れになる生徒の特徴
ここまでは、一般的に中2から勉強しても手遅れと言われる理由を紹介してきました。
ただ、そんなものは一般論であり、個人レベルの問題で考えれば大した壁じゃない。
しかし、逆に言えば個人レベルの問題であるが故に、個人の問題が大きすぎる場合は手遅れになることもあるということ。
この現実をしっかり理解しなければいけません。
ここからは、中2から勉強しても手遅れになる生徒の特徴をお伝えします。ここにハマらないようにしてください。
そもそも論:中1の段階でもう手遅れ
中2から挽回するとは言え、明らかに学力が低すぎる場合は厳しいこともあります。この場合、そもそも論「中1の段階でもう手遅れ」的なことが考えられます。
正直、学力帯にはレンジがあります。全体を3分割した時、真ん中の1/3は正直なんとでもなります。しかし問題は、下位1/3のケース。この辺りなると、テスト1桁の生徒もいます。1桁とは言わなくても、20点台や30点台の点数を取っている子もいます。
ハッキリ言いますが、この層の一定割合は中1の段階ですでにもう手遅れです。厳しいですが、嘘を言うのも違うので、本心で思っていることを言います。
このことについては、以下の記事でも解説しています。
この子達は、基礎学力がそもそも小学校の段階から弱いです。こうなると、中1の夏休みまでに小学校内容及び1学期の内容を復習させて2学期を迎えさせないと、そこから先はお先真っ暗です。何も分かりません。
この状態で中学1年生を終えてしまえば、中2になってから小学校内容及び中1の全内容を復習しつつ、中2の新単元もこなしていくという地獄コース。
ハッキリ言いますが、これはもう非現実的です。
そのため、小学校段階で学力下位30%ぐらいの子のデッドラインは、大体が中1の夏休みです。そこを超えてしまうと、ほぼ確で復活しません。復活する子はゼロではないですが、それは「外れ値」です。おそらく、その子だから何とかなったのでしょう。
その子を因数分解していくと、「実はやればできる子だったのに本当にやっていなかっただけ」という結論に辿り着くことが多いです。要するに、我が子にその再現性があるかどうかの問題(=本当にやれば出来る子なのか)になります。
学業面以外の「素行」に問題がある生徒
正直、学業面だけであれば、中2から勉強すればそこそこのラインまで復活させられないわけではないです。もちろん、その子にとっては茨の道です。でも、それさえ乗り越えれば並みの学力ぐらいまでなら持っていけなくはない。
しかし、学業以外の素行に問題がある生徒は無理。絶対に無理。
学業以外の素行に問題がある生徒とは以下のような生徒。
・嫌なことがあればすぐに逃げる
・自分の身を守るために嘘をつく
・自分を大きく見せるために嘘をつく
・テストの点数で虚偽の報告をする
・勉強しない言い訳を並べる
・スマホ中毒やゲーム中毒
挙げ出せばキリがないのですが、こういうのは勉強以前の問題。
嘘つきに関して言えば、もはや犯罪者予備軍の世界。勉強云々の前に、人間教育に本腰を入れないと、とんでもないモンスターになる。いや、もうなってるな。
こういうタイプもまた、中2という時期以前に詰んでいます。
ただ、こういう生徒の保護者に限って、子供の学業面のことばかり気にします。
・どんな塾がいい塾なの?
・あの塾はダメなのでは?
・勉強のやり方さえわかれば何とかなるのでは?
こんな感じでしょうか?
でも、問題はそこじゃない。もっと根深いところに答えはある。
人間性を直さない限り、学業面だけが独立して改善されるなんてことは起きない。それに気づかない限り、無駄に塾を転々として金だけ取られて終わります。
中2から勉強を頑張ろう!手遅れにならないための注意点
ここまでは、中2で勉強を頑張らせても手遅れになる生徒の特徴を挙げてきました。
残酷な話ですが、勝利条件を満たせていない子は一定数いて、そういう子は本当に手遅れです。全員が全員救済できるわけではありません。
しかし、今紹介したような特徴に当てはまらなければ、全然巻き返しは可能です。そこで、中2から頑張る際の注意点を最後に紹介して終わります。
中2の1学期から始められるかが勝負
中2で巻き返しを図るなら、1学期が勝負です。
その理由は、数学から順番に復活できるからです。
中2の数学の最初は、多項式です。この単元は、中1の文字式の知識が必要ですが、中2の勉強をしながら過去の負債を精算するのにピッタリの時期です。
そして、ここで文字式の計算ができると、次の単元でもある連立方程式の精算にもスムーズに移行可能。中1の方程式の上位互換ですが、文字式の計算さえできれば、方程式は練習すれば解けるようになります。
そして、方程式を解く練習は、連立方程式を解く練習の中で同時にこなせるからコスパもいいです。ここで方程式が解けるようになれば、次の単元の1次関数への接続もスムーズです。
一番ダメなのは、中2の途中から頑張ろうとするタイプ。
夏休み手前で塾を検討するタイプがいますがそれは遅い。1学期にどれだけ挽回できたかが勝負なのです。この辺り、入塾を検討する保護者さんはよく考えて動きましょう。
中2で改善しておくべきは「生活習慣」
正直、生徒によっては中2の1年間だけでは思ったような逆転ができないこともあります。
1年間という時間を使っても、これまで積み残した事を精算しきれない事自体はけして珍しいことではありません。勉強というのは、そのぐらい一度脱落すると復活するのが難しい競技という事です。
でも、中2であれば、まだあと1年あります。中3で最終的に逆転できればそれは成功したということになります。
その時に大事なのは、学業の定着度合いではない。生活習慣です。
学業面については、もうあと1年やり込めば、まだ伸びる余地はあるんですよ。でも、生活面の改善は、中3ではほぼほぼ不可能。
起きる時間、授業態度、生活態度、提出物など素行面も含めた生活面での改善は、テクニックでサクッと何とかできることじゃない。でも、そこがベースにないと、学業も上手くいくわけがないのです。
だから、中2から勉強を頑張ろうとする子は、同時平行で生活面の改善もしてください。何なら、生活面の改善の方がはるかに優先度が高いです。
※なお、中学生の通知表の成績に対する塾講師の忖度ない本音の厳しい評価は以下のとおりです。本当のことしか書いていないので、心臓の悪い方は読まないでください。
総括:中2から勉強しても手遅れな理由まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
中2から勉強しても手遅れと言われる理由
- 中1の学習内容の積み残しが原因で中2の内容が理解できない。
- 数学では中1の「文字式」「方程式」「比例」の知識が必要。
- 英語では中1の「時制」「疑問文」「否定文」の基礎が必須。
- モチベーションが上がりづらい時期。
- 中1の新鮮さもなく、中3の受験モードにも切り替わらないため、中途半端な時期。
- 中2の内容が難しくなり、努力しても点数が上がりにくい。
中2から勉強しても手遅れになる生徒の特徴
- 中1の段階で既に手遅れ
- 学力が小学校段階から低く、基礎学力が不足している。
- 小学校や中1での積み残しが多く、追いつくのが現実的に困難。
- 学業以外の素行に問題がある
- 嫌なことがあると逃げる、嘘をつく、ゲームやスマホ中毒など。
- 勉強以前に生活習慣や人間性に課題があり、学業改善が困難。
中2から勉強を頑張る際の注意点
- 1学期からのスタートが重要
- 中2の数学(多項式)から復習を始め、過去の積み残しを精算するのに適した時期。
- 中2の途中や夏休みから始めると巻き返しが困難になる。
- 生活習慣の改善が必須
- 起床時間や授業態度、提出物などを含めた生活面の改善が必要。
- 中2で生活習慣を改善しないと、中3以降ではほぼ修正不可能。
中2からの努力で可能性はある
- 中2の特徴に当てはまらなければ巻き返しは可能。
- 学業面と生活習慣の両面で改善を進めることが成功の鍵。
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