中学生の保護者様の中で、塾に行かずして「塾用教材」を購入したいとお考えの方はいらっしゃいませんか?
こういう方、正直お目が高いです。笑
一般的に、市販(本屋など)で購入できる教材は、塾用教材に比べて質が劣るというのが正直な意見です。市販教材ってあまり売れないので、出版社も力を入れて改良とかしないんですよね。
でも、塾用教材は学習塾に選んでもらわないといけない。当然、全国の塾長たちが目利きするわけですから、本当にいい物を作らないと売れない。
だから、改良に改良を重ねて、毎年ブラッシュアップされて行きます。
ただ、塾用教材は本屋さんなどでは購入不可。原則、学習塾を通してご家庭にお届けする物です。そのため、塾に通わないご家庭は、学習塾で使用するテキストを入手することができません。
しかし昨今、一部の塾用教材がAmazonなどで購入できるようになりました。本屋さんでは買えないのですが、Amazonなら買えてしまうのです。
そこで本記事では、実際に塾用教材を使用して指導している塾長の私が、「中学生におすすめ塾用教材」を5教科別に紹介します。
塾用教材に関してはかなり研究し、教科ごとにこれがいい!とおすすめできます。ぜひ、学習塾で使われている良質な教材をゲットしてみてください。
※全保護者さんに読んで欲しい「勉強法や子育て本のおすすめ」を以下の記事で紹介中。Kindle Unlimitedを使うと全て”無料”で読むことができます。
中学生におすすめ塾用教材:5教科別に紹介
それでは早速、中学生におすすめの塾用教材を5教科別に紹介します。
一般的な塾は、全教科同じ出版社のテキストを使います。ただ、自塾は教材へのこだわりが非常に強く、各教科テキストを使い分けています。
実際に使ってみて、本当に良いと思った厳選テキストです。
中学生におすすめ塾用教材:数学
まず最初に、数学でおすすめできる塾用教材を紹介します。自塾は複数のテキストを使うので、それら全てを紹介します。
※ただし、Amazonなどで購入できないものは一旦ここでは省略しています。ここで紹介できなかったのは「オリジナルテキスト(森の実出版)」です。自塾のメインテキストです。
①みるみるわかるステップ式数学
1つ目におすすめの数学塾用教材は、「みるみるわかるステップ式数学」です。本当にいい教材を取り揃えている「都麦出版」さんの教材です。
社長さんは京大卒で元々学習塾を経営しており、現場で実際に使いたいと思ったテキストをそのまま作ってしまったそうです。
それゆえ、本当に質の高い問題が多く、これ1冊で定期テストから高校受験まで十分に戦えると思います。
こんな感じ↓

自塾は、オリジナルテキストをメインで使い、反復復習で「ステップ式数学」を使うことが多いです。問題数がとにかく多く、値段に対してコスパが半端なくいいというのも採用理由の1つです。
演習ページ↓

上位層向きの発展問題もあり、偏差値が高い生徒にもウケがいいです。
塾用教材で数学のテキストを探しているのなら、ステップ式数学は外せないです。
②数学の名人
2冊目は、「数学の名人」です。
数学の小問の1問1答です。1ページに問題が全部で5問載っています。
この問題集のいいところは、「シャッフル問題」だということ。1つのページに、方程式とか図形とか、確率とかランダムに5問載っています。単元別学習ではなく、ランダム学習ができてしまうのです。

自塾では、数学の授業の前の10分間に数学の名人でテストをしています。
数学ってしばらくやらないと昔の単元を忘れちゃうじゃないですか?それを防止する効果があるのがこの問題集。
市販教材にはこういうのが本当にないんですよ…
なお、数学の名人は全部で60回の5問テストがあります。かなりの演習量で、問題不足で悩むことはないです。しかも、回数が上がるにつれて出題範囲が増えていく仕組みです。
中1だと最初の数回は小学校の復習で、途中から「文字式→方程式→関数…」と範囲が追加されるので、1年中いい感じのタイミングでやり進められます。
③ウィンパス 数学
3つ目は「文理出版」から出ているウィンパスシリーズの数学です。
このテキストは、普段の学習で使うのもいいですが、季節講習の時に非常に重宝します。復習用の教材として使うのがおすすめです。
問題のレベルも基礎の基礎から始まり、章末に行くにつれてかなり難しくなります。問題数もかなりあり、1ページ進めるのは結構大変です…
文理出版様のサンプル↓

ある程度基礎が固まった後に、演習用のテキストとして使うのがコスパ良しだと思います。
中学生におすすめ塾用教材:英語
英語に関しては、日常的に使うテキストは「教科書準拠のワーク」を原則おすすめします。そのまま定期テスト対策に直結するからです
※なお、英語は地域によって教科書の出版社が異なります。購入する場合は、必ずお使いの教科書の出版社に準じたワークを選んでください。
※一番おすすめしたい「定期テスト 英語(EN)」はAmazonなどで取り扱いがなかったので、ここでは紹介を見送ります。うちのメインテキストです。
①必修テキスト
1冊目は、「必修テキスト」です。塾業界では”必テキ”と呼ばれており、採用されている塾さんも本当に多いと思います。
教科書準拠ワークの王道で、自塾でも使っています。
自塾は、エデュケーショナルネットワークの「定期テスト対策 ワーク」で導入解説をし、演習を解いてもらいます。その後、必修テキストで同じ単元の問題を反復学習させています。
趣味の問題ですが、「定期テスト対策 ワーク」の方が最初にやらせる教材としてはいいです。必修テキストは演習で量をこなさせるために使うといいと思います。
教科書本文の長文読解の問題もあり、定期テスト対策ではこの1冊は絶対に外せないです。
※以下、Amazonのリンクでは必修テキスト一覧が表示されます。お使いの教科書の出版社・学年のものを選んで購入してください。
②新ワーク
必修テキストと同じぐらい人気なのが「新ワーク」です。好学出版さんのテキストで、愛用している塾も多いと思います。
個人的には最初に導入で解かせるには問題が少し難しくないか?と思ったのが本音です。単語を知っている程で問題が作られているので、新単元の文法演習にはあまり向かないと思って採用を見送りました。
ただ、問題集としてのクオリティが非常に高い1冊です。
基礎基本の文法がマスターされた後に、最後の仕上げの1冊として解けば定期テストの点数は盤石です。
※こちらも教科書ワークなので、地域でお使いの教科書に準じた物を購入してください。リンクは商品一覧ページになっています。
③ウィンパス英語
教科書準拠のテキスト以外で何か1冊選べと言われたら、1秒も迷うことなく「ウィンパス英語」を選びます。
塾を始めてから、ウィンパス英語を超える英語教材に未だ出会ったことがありません。
本当に神教材で、塾に行っていない人に1冊おすすめするなら絶対に「ウィンパス英語」です。
英文法を単元別に掲載し、「確認→基礎→発展→英作文→読解」と進んでいきます。確認基礎は塾の中でやらせて、発展などは課題にするなど使い勝手がいいのも採用理由です。
発展問題に関しては私立高校の過去問もあり、上位層でもまず満点は取れないのでは?と思います。レベル的に、上位層はこういうの欲しいだろうな〜とすごく思います。
さらにこの問題集のいいのは、「読解」が入っている点。中3はもちろんなのですが、中1や中2のウィンパスでも読解があり、早い段階から長文対策ができます。しかも、問題のレベルがまあ程よい。
こんなの、塾行かずに独学で勉強したい人におすすめしないわけがない。英語テキスト最強の1冊です。
中学生におすすめ塾用教材:理科
続いて理科。
理科のテキストは、正直塾長によって好みがすごく分かれると思います。なので、ここで紹介するのは自分の趣味だと思ってください。
ただ、自信を持っておすすめできるテキストしか紹介しません。
①新ワーク
理科も全出版社がテキストを出していますが、自分のお気に入りは「新ワーク」です。
理由は、問題のクオリティが最も定期テストに近いかな?と判断したからです。基礎標準レベルの問題を中心としていて、日常学習では最も重宝します。
途中途中に「計算問題」の集中特訓があり、解説&演習と使いやすくて本当に気に入っています。
最後の「定期テスト対策問題」のレベルも結構難しくて、仕上げ問題としての質も高い。途中にある「差がつく1問」も近年の入試問題のトレンドを踏まえており神。
日常学習で使うなら、理科は新ワークが優勝かな?と思います。
※こちらも教科書準拠のワークなので、購入する場合は注意してください。リンクは商品一覧のページにしておきます。
②Winning理科
自塾が講習用の教材として採用している「Winning理科」も本当におすすめです。新ワークを出している出版社から出ています。
こちらは、教科書準拠の教材ではありません。そのため、一般的な塾はメインテキストには使用していないのかな?と思います。
ただ、教科書ワーク以外で理科の日常学習に使う問題集を選んでいいのなら、自分は絶対に「Winning理科」を選びます。
理由は、「問題数がとにかく豊富でたくさん演習できるから」です。
理科はとにかく演習ありきの教科です。用語だけ覚えても得点できず、実験や計算などは問題集を回しまくることでしか点数アップに繋がりづらいです。そういう意味では、演習量が多いのが本当に助かります。
独学で理科をやる人でも、この1冊をバイブルにすればOKです。
中学生におすすめ塾用教材:社会
次に、社会でおすすめの塾ワークについて。
社会もまた、教科書によって絶妙に掲載されている用語が異なるので、基本的には「教科書準拠のもの」を選ぶのがベストです。
おすすめは以下の通りです。
①定期テスト対策 ワーク
社会で自塾が採用していて、かつ一番おすすめできるのが「定期テスト対策 ワーク」です。
Z会系の会社が出しているワークで、自分が中学生の時に通っていた塾でも使われており、長年お世話になっているワークです。
社会でこのテキストを一番おすすめしている理由は、「問題の質」です。「定期テスト対策 ワーク」の”練習問題”がかなりいい問題です。(たまに細かい知識があるので、そこだけ改善を望みますが。笑)
学習塾によっては、必テキや新ワークを採用しているところもあるでしょうが、自塾の社会は開業以来ずっとこれです。
おそらく、今後も変えることはないでしょう。普段使いのワークで教科書準拠の物を選ぶならダントツでおすすめの1冊です。
※こちらも教科書準拠のワークなので、購入する場合は注意してください。リンクは商品一覧のページにしておきます。なお、「地理(I・Ⅱ)・歴史(I・Ⅱ)・中3」と別れています。中3は歴史と公民がドッキングされています。
中学生におすすめ塾用教材:国語
最後に国語でおすすめの塾用教材を紹介します。
国語も絶対に「教科書準拠」の教材を選ぶようにしてください。
①必修テキスト
英語でも紹介した「必修テキスト」を、国語でもおすすめします。自塾の国語の現在のメインテキストです。
問題のレベル感も普段使いにドンピシャ。教科書の文章を著作権の関係で掲載できていないなどのデメリットもなし。塾用教材の王道を走っているテキストの1つです。
国文法を分けて掲載してくれているのも大変助かります。文法の問題数もそれなりにあり、読解と合わせて普段の指導で重宝しているテキストです。
※こちらも教科書準拠のワークなので、購入する場合は注意してください。リンクは商品一覧のページにしておきます。
②新ワーク
必修テキストと同じぐらいおすすめできる国語ワークが「新ワーク」です。この教材も本当に大好きな国語テキストの1つです。
実は数年前までは自塾のメインテキストでした。ただ、何となくの気分で必修テキストに変えました。笑
正直どちらでもいいのですが、生徒に聞いたらデザインが必テキの方がおしゃれとのことだったので、変更を決意しただけです。内容は本当にいいので自信を持っておすすめできます。
※こちらも教科書準拠のワークなので、購入する場合は注意してください。リンクは商品一覧のページにしておきます。
中学生におすすめ塾用教材が分かったら:個人購入のポイント
ここまで、自塾で採用しているおすすめ塾教材をお伝えしてきました。
どれも非常に良い教材で、ぜひ塾に行っていない人には手にして欲しいと思います。そのくらい塾用教材は質が高いです。
なお、個人購入に関してはいくつかポイントがあるので、最後にそれを解説します。
Amazonで購入するのが何だかんだでベスト
塾用教材は本来「非売品」です。塾が専用の商社から購入し、それを塾生に配布するのが原則です。
そのため、個人購入ができませんでした。
ただ、最近では一部の塾用教材がAmazonでは購入できるようになっています。塾で購入するより少し値段が高いのですが、それは仕方ないのでしょう。
なお、楽天ではあまり売られていないです。なので、塾用教材を探すのであればAmazonであれこれ検索するのをおすすめします。
塾用教材でおすすめの出版社
塾用教材は、色々な出版社から出ています。
個人的に自塾でもお世話になっているのが、以下の会社のテキストです。各会社様のHPも合わせて掲載しておきます。サンプルなど見れるものもあります。
・文理出版:公式サイト
・好学出版:公式サイト
・都麦出版:公式サイト
・エデュケーショナルネットワーク:公式サイト
なお、上記サイトからは直接購入はできません。
転売であまりに価格が高騰している場合は注意
塾用テキストは非売品ゆえ、どうしても値段が高くなりやすいです。
例えばヤフオクやメルカリなのでは、1冊5000円以上の値段がついているものもあります。
一般的な塾テキストは1500円〜2000円程度です。Amazonだと塾価格+500円ぐらいのイメージですが、これなら十分に許容範囲だと思います。決して高いわけではありません。
そもそも、塾用テキストはページ数がかなりあり、問題数も多いので非常にコスパはいいです。市販の問題集は量が少なくて値段が高いので、それに比べればはるかにお得な買い物です。
総括:中学生におすすめ塾用教材まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
- 塾用教材のメリット
- 市販教材に比べ、塾用教材は質が高く、改良が重ねられている。
- 定期テスト対策や高校受験に特化した優れた内容。
- 中学生におすすめの塾用教材(教科別)
- 数学
- 「みるみるわかるステップ式数学」:コスパが良く、定期テストから受験まで対応。
- 「数学の名人」:シャッフル問題でランダム学習が可能。
- 「ウィンパス 数学」:基礎から発展問題まで網羅。
- 英語
- 「必修テキスト」:教科書準拠で定期テストに直結。
- 「新ワーク」:基礎完成後の仕上げに最適。
- 「ウィンパス英語」:文法から読解まで網羅した神教材。
- 理科
- 「新ワーク」:定期テストに近い問題構成と計算問題が充実。
- 「Winning理科」:問題数が豊富で演習向き。
- 社会
- 「定期テスト対策 ワーク」:質の高い問題で定期テスト対策に最適。
- 国語
- 「必修テキスト」:読解と文法のバランスが良い。
- 「新ワーク」:読解や文法問題が充実。
- 数学
- 塾用教材の個人購入方法
- Amazonがおすすめ
- 塾用教材は本来非売品だが、Amazonでは一部購入可能。
- 楽天では取り扱いが少ない。
- 出版社一覧
- 文理出版、好学出版、都麦出版、エデュケーショナルネットワーク。
- 転売品の注意
- 転売価格が高騰している場合がある。
- 適正価格(1500〜2000円程度)以上のものには注意。
- Amazonがおすすめ
- 塾用教材のコスパ
- 問題数が多く、市販教材よりコストパフォーマンスが良い。
※全保護者さんに読んで欲しい「勉強法や子育て本のおすすめ」を以下の記事で紹介中。Kindle Unlimitedを使うと全て”無料”で読むことができます。
※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。
※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
※中学生向きコラムおすすめ関連記事は以下の通りです。
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