“努力は必ず報われる”

この言葉を言い始めたのが誰か気になりませんか?

答えは、プロ野球選手の「王貞治」さんだと言われています。

著:王 貞治
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ただし、王貞治さんのこの言葉はすごく勇気をもらう一方で、批判的な意見が多いのも事実です。

実際、努力は必ず報われるなんてことは世の中ではない。綺麗事です。

そこで本記事では、努力は必ず報われると唱えた王貞治さんについて深掘りします。その上で、王さんには申し訳ないですが、この言葉とは真逆の意見を述べさせていただきます。

「努力は必ず報われる」と言った人は誰?:王貞治さん

まず最初に、「努力は必ず報われる」という言葉を言った人は誰か?について深掘りしていきます。

言った人はプロ野球選手の王貞治さん

“努力は必ず報われる”

この言葉を言ったと言われているのは、プロ野球選手の王貞治さんです。

王貞治さんは、昭和のプロ野球選手で大スター。

野球ファンであれば王さんの「一本足打法」という言葉を聞いたことがある人も少なくないのではないでしょうか?

王さんは、世界記録となるレギュラーシーズン通算本塁打868本を記録した最強のバッターです。引退後は、巨人やダイエーなどの監督も務めています。

そんなプロ野球界のスターから生まれた名言が「努力は必ず報われる」というわけです。

王貞治さんの言葉を深掘り

なお、王貞治さんの言葉の全文はこうでした。

引用↓

努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。努力しても報われなかった、それは努力をしていなかったからではなく、努力とは呼べない域だった

王さんにとっての努力の定義の基準の高さがよく分かる発言です。

王さんは、「自分が達成したい目標を達成できて始めて努力したと言える」と発言しています。

確かにこのロジックであれば、努力は必ず報われることになります。目標達成してはじめてその過程を努力と認めているのですから…

うーん、なんでしょう、ワンピースのドフラミンゴみたいなこと言ってませんか?笑

引用:ワンピース(集英社)

正義は勝つって!? そりゃあそうだろ 勝者だけが正義だ!!!!

王さんとドフラミンゴを比較してるのは世界中で自分一人だけだと思いますが、なんか言ってることが屁理屈にしか聞こえない自分は歪んでる?汗

いずれにせよ、王さんのロジックであれば、確かに努力は報われることになるのでしょう。

努力の定義の問題

以上が、王さんの名言です。

ただ、文中でも解説しましたが、これは王さんの定義する努力であればこそ成立するロジックでしかないですよね?

そういう意味では、この言葉はあまりしっくり来ない。

正直、世の中の99%ぐらいの努力は報われない努力です。1%ぐらいが価値のある努力と言っても過言ではない。

そのぐらい、世界は残酷です。

そして、努力が報われるのかについては、本質的には以下の変数を同時に考えないと定義できない。

①才能の程度
②運要素が入り込む程度
③目標の大きさ


これらの変数次第では、努力によって到達可能な目標というのは必ずあるでしょう。でも、所詮はそんなもの各論の問題です。

例えば英検3級ぐらいなら、努力すれば受かる的なことはよく言われます。レベル的にも中学卒業程度ですからね…

でも、学習障害や境界知能の場合だと、みんなが受かるような試験でも不合格になります。

努力してもです。

これは、生まれ持ってした才能の問題が大きい。そして、その人の才能と英検3級の難易度には乖離が大きく、目標としては非常に大きな目標になってしまう。そういう意味では、努力したって無理なものは無理。

王さんの名言を間に受けてしまうと、学習障害(境界知能)の子は努力不足で不合格ってことになる。でも、不合格の原因は努力不足ではなく能力不足であることは言わずもがな…

これ、英検3級だと反論が来そうですが、「東大医学部合格」だったら反論はこないですよね?

でも、そう言うことを言いたいわけではない。

個体ごとに才能はバラバラで、才能が低い場合は、世間一般的に低いと思われている目標ですら到達できないことは普通にあるってこと。

王さんの名言は素晴らしい一方で、能力格差を認めず努力棒を振りかざす人を正当化するために使われそうで怖いのです。

「努力は必ず報われる」と言った人が分かったら:関連意見

ここまでは、最初に「努力は必ず報われる」と言った王貞治さんの名言について解説してきました。

しかし、努力に関しては、王さん以外にも色んな人が違った角度から名言を残しています。しかも、大抵は王さんと真逆の意見であることが多いです。

そこで、努力に関連する他の人物の見解も合わせて紹介しておきます。

イチロー選手:努力してるかどうかは第三者が決めること

同じプロ野球選手でも、イチロー選手と王さんの見解は真逆です。

イチロー選手の発言↓

努力したら報われるって思ってる人は見返りを求めてる。これだけやったから、必ず報われるはずだ、その見返りを求める姿勢がダメ。努力してるかどうかは第三者が決めること

イチロー選手の名言でいいと思うのは、文章の後半。

・努力してるかどうかは第三者が決めること

ここのフレーズが全てなんですよね。

そもそも、努力なんてのは自己満足の世界であって、他人がそれを見てどう感じるのかは別問題。

まして、努力したからといって、何かしらの成果を約束してもらえるわけもない。

合格最低点に届いていないけど、受験勉強頑張っていたから合格ね!

なーんてことが許されていいわけもないし、そう言う風潮が出始めたら終わりの始まり。(最近はリベラル教育の”褒めて伸ばす”のせいで、近い将来こう言うことを言い始める人が出そうで怖い。)

そして、イチロー選手は努力に見返りを求める姿勢そのものも否定しています。正直、王さんよりもイチロー選手の名言の方がしっくりくるのは自分だけでしょうか?

明石家さんま:努力が報われると思う人・努力を認めてほしい人は失敗する

次に、お笑い芸人の明石家さんまさんの努力に対する見解も深いので紹介します。

明石家さんまさんの発言↓

努力が報われると思う人・努力を認めてほしい人は失敗する。

「こんだけ努力してるのになんで」と腹を立てたりする人が努力が報われると思う人。

「こんなに頑張ったのに」と言う人がいるが、頑張ってどうにかなるものではない。
人は見返りを求めるとロクな事がない。見返り無しで出来る人が1番素敵な人。

これは、さんまさんがラジオ番組の中で元AKBの峯岸さんとの対話の中で言っていたことです。Youtubeにアーカイブか切り抜きが残っていたと思います。

さんまさんの発言で注目したいのは、「努力が報われると思う人・努力を認めてほしい人は失敗する」と言い切っている点。

努力が報われる・報われない以前の問題として、報われると思っている人が”失敗する”とまで言っているのがとても心に刺さります。

努力は見返りを求めてするものではないというイチロー選手の名言に加え、そのマインドだと失敗する危険を孕むと言うのがさんまさんの名言だと思います。

最後の「人は見返りを求めるとロクな事がない。見返り無しで出来る人が1番素敵な人。」ってフレーズもすごくいいですよね。

努力に対する私の見解

最後に、この記事を書いている私の見解について。

まず、努力は報われないと思っています。と言うより、報われる努力とむくwれない努力があるってことでしかない。

そう言う意味では、頑張ったってどうにもならないことを知ることが大事だと思います。

それが出来ない人は幼いしめんどくさい。叶うわけのない自分の願望を他人に理不尽に押し付けるタイプの人間になるからね。

でも、努力すること自体は否定しない。むしろ、積極的に努力して欲しいと思っています。

ただ、努力の目的は見返りではなく、己の価値を己に証明することだと思います。これは、ナルトのガイ先生から学んだこと。

努力しない人って、自分は努力しても無意味な人間だって心の底では思ってしまっているんですよね。そう言う意味では、自分に価値を感じていない。

でも、報われる・報われないは別として、努力している人は少なくとも自分に期待している。それはつまり、自分で自分の価値を認めている証拠

だから、そう言う意味で努力に価値がある。

しかし、人生は有限。無駄な努力ばかりしていては時間が過ぎ去ってしまう。だから、どこかで己の才能の大小に目を向ける瞬間が絶対に必要。もしかしたら、それを教えるのが親の役割なのかもしれないです。

ビートたけしさんの名言にこう言うものがあります。

お前にはその才能がないんだと、親が言ってやるべきなのだ。

自分の子供が、何の武器も持っていないことを教えておくのは、ちっとも残酷じゃない。

このブログは学習塾ブログです。

正直、この言葉を保護者さんはどこかで受け止めていく必要があると思います。子供の向き不向きを無視した目標設定をしてる親、本当に多い…

総括:「努力は必ず報われる」と言った人は誰かまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

「努力は必ず報われる」の由来と王貞治の見解

  • この言葉を言ったのはプロ野球選手の王貞治さん。
  • 王さんの言葉の真意は「目標を達成して初めて努力と言える」というもので、努力の基準が非常に高い。
  • ただし、このロジックは王さんの定義であり、世間一般の努力に必ずしも当てはまらない。

努力に対する異なる見解

  • イチロー選手:「努力しているかどうかは第三者が決めること。見返りを求めて努力する姿勢が間違い。」
  • 明石家さんま:「努力が報われると思う人、努力を認めてほしい人は失敗する。見返りを求めない努力が大切。」

筆者の見解

  • 努力は報われない場合が多いが、努力そのものには価値がある。
  • 努力の目的は見返りではなく、自分の価値を自分に証明すること。
  • 無駄な努力を避け、才能や向き不向きを見極めることが重要。
  • 親や周囲が子供の才能を適切に認識し、無理な期待を押し付けないことも大切。