塾を探している保護者の中には、中途半端な時期の入塾を検討されている方もいるでしょう。

しかし、塾は基本的に年間カリキュラムに従って授業をしています。

そのため、途中で入塾をしてしまうと、最初ついていくのが大変です。

すると保護者さんは、

「途中入塾のウチの子にも合わせて授業をしてくれる塾ないかな?」

と思うはずです。

しかし、この発想で塾選びをしていると、結局損をするのは親さんとお子さんです。

今回は、その理由について解説します。

本当にいい塾は途中入塾者が苦労する塾

自分が考える「本当にいい塾」の定義を言います。

自分の意見は、

“途中入塾者がちゃんと苦労する塾”

です。

その理由は以下の通り。

「長く通っている生徒=学力が高い」が証明されている

途中入塾者が苦労する塾。

つまりそれは、古株の生徒の学力が十分に高い塾です。

その塾はきちんと通って勉強していれば、学力が上がっているわけです。

逆に、途中入塾者がそこまで苦労しなくて済む塾は?

それは、

”いつ入塾しても塾生の間に差が生まれない塾”

という事です。

要するに、入塾しても学力が上がらないって事です。

これでは、そもそも何のために塾に通ってるんだ?って話ですよね。

後になって苦労しなくても済むように、既存の塾生の親さんはお金も労力もかけているんですよ。

にも関わらず、いつ入塾しても結果が変わらない塾って、一体何の意味があるのでしょう。

途中入塾者に優しい塾=既存の生徒を軽視する塾

次に、途中入塾者に優しい塾をもう少し深堀り。

そもそも、途中入塾者に優しくしようとすれば、既存の塾生には多少の我慢を強いることになります。

例えば、

・以前教えた内容をもう1回教え直す
・予習の速度を緩める
・新入生が出来るまで待ってもらう

などなど…

既存の塾生には何のメリットもない。

もちろん、復習すること自体には意味があります。

でも、それは塾側の正当化でしょ。

先に進めるなら進んであげた方がいいし、復習するとしてももうワンランク上の問題をやらせた方がいいです。

その機会を途中入塾者のために奪うなんて、絶対におかしい。

しかも、途中入塾者よりも長く通塾し、余分にお金も払っているにも関わらず。

そんなクソ塾、自分なら秒で辞めますよ。笑

途中入塾を考える保護者は”逆の立場”で考えるべき

途中入塾を考える保護者は、一度逆の立場になって考えてみることが大事です。

例えば自分のお子さんが途中入塾して、最初手厚くフォローしてもらえたとしましょう。

他の子を犠牲にして。

でもまあ、その時点ではラッキーじゃないですか。

何も損してないですし。

ただ、次また新しい生徒が途中入塾してきたら?

今度はあなたのお子さんを犠牲にし、途中入塾者をVIP扱いしますよ。

かつてあなたのお子さんをVIP扱いしたように。

それでいいんですか?

結局、回り回って損するだけですよ。

なので自分は、長く通ってくださっている生徒さんと保護者さんを大事にします。

途中入塾者に優しい塾なんて、既存のお客様に対して不誠実すぎますから。

途中入塾でも個別指導塾を選ぶべきではない理由

しかしこうなると、保護者は塾選びにますます慎重になると思います。

だって、お子さんが苦労することが確定しちゃうわけなので。

すると、出来るだけ苦労させまいと、個別指導塾を検討し始めます。

個別指導塾であれば、子供の今の進捗に合わせてカリキュラムを作ってくれますからね。

ただ、それでいいのか?って話です。

確かに個別指導であれば、塾のカリキュラムに合わせなくてもいいです。

何なら、その子が分からなくなった場所に戻って教えてくれる。

完全にその子にピタッと合わせた指導!
その子にあったカリキュラム!

なんかいい感じですね。

そこだけ切り取れば。

でも、もう一度原点に戻って考えてみてください。

何のために塾を探しているのかを。

“学力を上げるため”

ですよね?

そもそもこのケース、根本的に子供に問題があります。

だって、以前の単元に戻ってやってもらわないとヤバイ状況なんでしょ?

ハッキリ言いますが、このケース動き出すの遅すぎです。

親が。

受験をゴールに勉強をするなら、子供は受験に合わせて勉強しなきゃいけないんですよ。

個別指導塾で自分に合わせてもらっている場合じゃないでしょ。

あなたが合わせるんです、当たり前のカリキュラムに。

そうじゃないと、いつまでも成績上がらないじゃないですか。

だからこそ、途中入塾でキツくても集団塾に飛び込むガッツが大事。

それに、個別指導も万能じゃない。

仮につまづいたポイントに戻って指導してもらえても、学校はどんどん先に進みますよね。

その差はどうやって埋めますか?

復習してもらいながら、学校の授業もフォローしてもらう?

週に1〜2回の90分授業で?

全教科を?

バイトの大学生に?

そんなの無理です。

まず、物理的に時間が足りるわけない。

本気で何とかしたいなら、個別に行くとしても週5回とか通わせないと。

もちろん、月謝10万円余裕で超えますけど。

あと、業界では当たり前とされていますが、個別指導で成績を上げるのはまず無理です。

その理由は以下の記事で。

関連:個別指導塾に通う子供が伸び悩む理由!親の〇〇な意識の問題です

最後に:鉄は熱いうちに打つ

さて結論。

・鉄は熱いうちに打て
・治療より予防

こういうこと。

最初に歪んだ形を作られたら、そこから正しい形に戻すのは至難の技。

虫歯になった歯を治すより、歯のクリーニングで虫歯予防するほうがいい。

太ってからダイエットじゃなくて、太らないために日々運動。

例をげたらキリがないけど、勉強もその典型例。

そしてこれは、親の意識と行動の問題。

子の問題ではなく。

この辺りはまた別記事で。

関連:塾は口が裂けても言えない(けど言う)!成績を上げるために必要な親の条件

※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。

市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。

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