中学生は実力テストで何点取ればいいの?

こんな疑問を抱えている生徒及び保護者さんも多いのではないかと思います。

定期テストと違って範囲も広く難易度も高い実力テスト。点数ダウンは当たり前と言えば当たり前というテストです。

しかし、あまりに点数が低いと心配になりますよね。

そこで本記事では、中学生が実力テストで何点取ればいいのかを塾長目線で解説します。学年別でもある程度の目安をお伝えします。

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実力テストは何点取ればいい?中学生の得点目安の考え方

では早速、中学生が実力テストで何点取ればいいのかについて解説します。

まず最初は、各学年の各論の問題ではなく、一般的な実力テストにおける得点目安について解説していきます。

実力テスト得点目安:定期テストから30点〜50点ダウン

まず最初に、一般論として実力テストの得点目安をお伝えします。

実力テストの得点目安は以下の通りです。

・定期テストから30点〜50点ダウン

実力テストの目安点数を考える上で大事な指標は、「定期テストの点数」です。普段の定期テストの点数からの下げ幅で評価して欲しいです。

自分が多くの生徒を見ている感じだと、定期テストから30〜50点ぐらいは下がってしまうことが多いです。

もちろん、定期テストの難易度や実力テストの難易度にもよりますが、仮に定期テストの平均点と実力テストの平均点の差が30点〜50点ぐらいあるのなら、それに引きずられてみんな点数が下がります。

なので、得点ダウンの目安として「30点〜50点マイナス」を1つの基準として覚えておいて欲しいと思います。

得点の下がり幅の特徴:上位層は下がりやすい

実力テストはたいていの生徒は得点を下げます。

しかし、得点の下がり方に特徴があるテストです。一般的には、上位層の方が点数そのものの下がり幅は大きいです。

普段の定期テストで450点ぐらい取れる生徒でも、実力テストだと400点スレスレになったりします。定期テスト430点ぐらいの子だと、380点ちょいとかになることも普通です。

これ全部、自塾の生徒でも経験した数値ですし、他塾の話を聞いていてもそんな感じです。

上位層は、範囲の決まったテストであれば少しガチることで高得点は取れてしまいます。だけど、実力テストはそうはいかないので、どうしても点数の下げ幅が出てしまいます。

しかしそれでも順位はあまり変わらないので、そこまで焦る必要もないです。

下位層の下げ幅は逆に限定的

上位層と違って、下位層の下げ幅は実は限定的であることが多いです。

元々の定期テストの得点が低い生徒は、その分下げ幅も少ないです。そのため、実力テストでも同じような点数を取ってしまうことがあります。

もちろん普段よりも点数が下がるのですが、そこまで大きな下落幅ではありません。

結局この層は、いわゆる簡単な問題しか取れません。そして、定期テストでも実力テストでも、イージー問題は確実に存在します。それらを積み上げているだけですので、この層はそんなに普段のテストと変わらないってのがオチです。

問題なのは中間層:地頭の差が露骨に現れる

実力テストで問題のは、「中間層」です。

普段の定期テストで、平均点〜平均ちょい上ぐらいの得点を取っている子は、生徒によって得点の下げ幅が天と地の差で開く傾向があります。

ほとんど点数が変わらないい子もいれば、上位層と同じように50点ぐらい点数を下げてしまう子もいます。この場合、下位グループに入ってしまうことになります。

では、この差は一体何なのか?

それは、「普段の定期テストをどのように得点しているのか」です。

定期テストは範囲が決まっていて、しかも基礎知識をメインに聞いてくれるテストです。そのため、意味が分かっていなくても、ゴリゴリのクソ暗記でも乗り切れてしまいます。

また、定期テストは直前の2週間の勉強量が多いと点数が爆あがりしてしまう子も多いです。そのため、直前の瞬間最大風速で点数を上乗せできてしまいます。

こんな風にして、ドーピング的にテストの点数を上げ、それで中間層の順位をキープしてきた子は、どうあっても実力テストでは駆逐されます。

一方、そこまで勉強しているわけではないんだけど、ノリで何となくやって中間層って生徒は点数がブレない。

この辺りは、残酷にも「地頭の差」が感じられる瞬間とも言えます。

特に、国語や英語の長文読解など「読む力」が問われる実力テストでは、これまで生きてきた中で養ってきた総合力みたいなものの差がどうしたって出ます。

そういう意味では、親御さんは自分の子供の実力を客観的に分析できるいい機会だとも言えます。

なお、この層は普段のテストの勉強の仕方が悪いのではないです。そもそもポテンシャルが決して高いわけではないのだが、定期テストを一生懸命頑張って取っている努力家タイプなだけ。

実力テストはどうしたって、素質が出ちゃうってことを受け止めて欲しいです。

実力テストは何点取ればいい?中1中2中3の得点目安

ここまでは、一般的な実力テストの点数の下がり幅をお伝えしてきました。

ここからは、さらに踏み込んで実力テストでどのくらいの得点を目指して欲しいかの大体の得点目安を学年別で解説していきます。

実力テスト得点目安:中1生

まず最初は、中1生の得点目安について。

中1の得点目安については、普段の定期テストの点数をベースに以下の得点をおおよその目標値として頑張って欲しいと思います。

・定期テスト450点以上→実力テスト430点以上
・定期テスト430点以上→実力テスト400点以上
・定期テスト400点以上→実力テスト380点以上
・定期テスト350点以上→実力テスト320点以上
・定期テスト300点以上→実力テスト280点以上
・定期テスト250点以上→実力テスト250点以上


中1はまだまだ範囲が少ない上に、難易度も決して高くありません。

そのため、得点下落率もそこまで大きくならないと考えていいでしょう。30点ぐらいの下げ幅で抑えられていたら及第点だと思います。

なお、参考にする定期テストの点数は2学期期末テストの点数にしてください。

1学期のテストはまだまだ簡単で、正直点数差が開きません。中1二学期ぐらいの子供の点数が、本当の意味での子供のセットポイントです。

実力テスト得点目安:中2生

続いて、中2生の実力テストの目標点数に関して。

中2の得点目安については、普段の定期テストの点数をベースに以下の得点をおおよその目標値として頑張って欲しいと思います。

・定期テスト450点以上→実力テスト400点以上
・定期テスト430点以上→実力テスト380点以上
・定期テスト400点以上→実力テスト350点以上
・定期テスト350点以上→実力テスト300点以上
・定期テスト300点以上→実力テスト270点以上
・定期テスト250点以上→実力テスト250点以上


中2になると、もはや範囲が異次元なレベルで増えてしまいます。しかし、まだ受験生でもないので、中1の復習などもロクにせずに実力テストに特攻します。

そのため、実力テストの得点下落率が極めて高くなる傾向にあります。特に上位層の子の下げ幅が大きくなる感覚があります。

普段のテストは真面目さやゴリ押しで乗り切れても、膨大な復習範囲をこなさないといけない実力テストでは、さすがに高得点を取れないのです。

特に、理科社会で普段の定期テストの点数を稼いでいる子は、どうしたって実力テストの点数は下がります。稼げるはずの理科社会ですら範囲が広すぎて、高得点が取れなくなるからです。

なお、中間層の生徒も大きく点数を下げることがあるのもこの時期の実力テストです。普段350点ぐらい定期テストで点数を取る子でも、実力テストだと280点ぐらいになることも決して珍しい話ではありません。

これはむしろ、普段の350点の点数の方が実力以上の点数だと思った方がいいです。直前の追い込みなどをきちんとやってくれる塾に通っているか、本人がコツコツ真面目に決まった範囲を勉強するのが得意かどちらかでしょう。

この場合、実力系の地頭問題への耐久はなかなか難しい子(出来るとしてもまだまだ距離が遠い子)という風に親御さんはきちんと理解してあげてください。

今の塾が悪いから…とかでは多分ないです。

実力テスト得点目安:中3生

最後に、中3生の点数目安について。

中3の得点目安については、普段の定期テストの点数をベースに以下の得点をおおよその目標値として頑張って欲しいと思います。

・定期テスト450点以上→実力テスト400点以上
・定期テスト430点以上→実力テスト380点以上
・定期テスト400点以上→実力テスト350点以上
・定期テスト350点以上→実力テスト300点以上
・定期テスト300点以上→実力テスト270点以上
・定期テスト250点以上→実力テスト250点以上


実はこれ、中2の時と変わりません。

ハッキリ言いますが、中3で生徒の学力はほぼ変わりません。おおよそ中2と同じような結果になるのがオチです。

中3になると、確かにどの生徒も今までよりは勉強時間が増えます。

しかし、実力テストの範囲は中1・中2の全範囲プラス中3で習った箇所に増えます。その上、テスト問題の難易度も一気に跳ね上がります。

そのため、中3になってから本気で勉強しても点数はほぼ上がりません。むしろ、今までの点数をキープするために全力で頑張る時期が中3です。

残酷な話ですが、中3から頑張っても手遅れです。

なお、中3になると、逆にテストの点数が下がってしまう子も珍しくありません。しかも、頑張っているのに点数が下がる…という現象も決して珍しくはないです。

それほどまでに問題の難易度が上がり、努力したからと言ってテストの点数が目に見えて良くなるってわけでもありません。

特に国語や英語などの実力問題は、レベルの上がり方が段違いになります。親御さんも、この辺りの事情を理解した上で、子供の成績を客観的に分析してあげて欲しいです。

受験対策をめげずにやれば実力相当な点数になる

正直なところ、実力テストは狙って点数を上げずらいです。

定期テストであれば、戦略と勉強時間のゴリ押しでそこそこ点数を取らせてあげられても、実力テストにそんなチートは通用しないからです。

だから、戦略やゴリ押し(努力)で定期テストの点数を取っている子ほど、実力テストの点数の下がり幅が大きくなります。

でも、これって戦略や努力に問題があるわけではないです。

ハッキリ言えば、その子の地頭に問題があるだけの話。要するに、初見で見るタイプの問題には対応できない能力ってだけの話です。

出来る子は、普通に定期テスト対策をしてあげれば、その延長線上に実力テストの点数もあります。

だから、普段の定期テストで同じような点数の子がいたとして、実力テストで差が出るのであれば、それがそのまま地頭の差です。あとは、その時の問題との相性的な問題もあります。

しかし、仮に地頭の差があるとしても、対策によって最後の最後に近づくにつれ点数が上がってきます。

自塾でも、定期テストの点数が良くて実力悪いタイプの子は、最後の最後で何とかして点数を上げています。

そのため、基本的に途中で右往左往するけど、最終的には普段の定期テストの点数の時の順位(偏差値)ぐらいまでは上げ幅があると思ってください。

大事なのは、途中で結果がデコボコしますが、そこであたふたしないことです。絶対に実力テストは波があるので、子供を信じて待つしかありません。

ただし、普段の定期テストの偏差値・順位を飛び越えて実力が良くなるみたいなことはないので、そういった期待はしない方がいいです。これは現実問題そうなのです。

総括:実力テストは何点取ればいいのかまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

実力テストの得点目安

  • 定期テストの点数から30〜50点程度下がるのが一般的。
  • 定期テストの点数を基準に、実力テストの目標点数を設定する。

得点の下がり幅の特徴

  • 上位層は得点が下がりやすいが、順位には大きな変化がない。
  • 下位層は得点の下がり幅が限定的で、テスト形式にあまり影響されない。

中間層の特徴

  • 中間層は得点の下がり幅に個人差が大きい。
  • 普段の定期テストを暗記や直前の追い込みで乗り切っている場合、実力テストで点数が大きく下がることがある。

学年別得点目安

  • 中1生: 定期テストの点数から約30点減で合格ライン。
  • 中2生: 範囲が広がるため下落幅が大きく、約50点減を目安。
  • 中3生: 中2と同様の基準。範囲がさらに広がり、得点を維持するだけでも努力が必要。

実力テストの難しさ

  • 定期テストとは異なり、初見問題や広範囲の内容に対応する必要がある。
  • 努力や戦略で点数を取ることが難しく、地頭や過去の学習の積み重ねが重要。

受験対策と実力テストの関係

  • 最終的には定期テストでの順位に近い偏差値に落ち着く。
  • 実力テストの結果に一喜一憂せず、長期的な学習を続けることが大切。

保護者へのアドバイス

  • 実力テストの得点に対して過剰な期待を抱かない。
  • 子供の地頭や努力の成果を冷静に見守り、信じてサポートする。

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