中学生及びその保護者様の中には、「中学生の実力テストって成績に入るの?」と疑問をお持ちの方も多いではないかと思います。

正直なところ、学校の先生によるので一律に回答できません。

しかし、以下が自分の回答です。

「実力テストは成績をつける上で大事な判断材料になってはいるが、定期テストの方が重く見られている。」

特に、中3受験生を見ているとそんな風に感じます。

そこで本記事では、中学生の実力テストは成績に入るのかどうかを詳しく解説します。また、テスト結果が高校に送られるかどうかといった疑問にも回答します。

【中学生】実力テストは成績に入るのか?

まず最初に、改めて中学生の実力テストと成績の関係について解説していきます。

あくまで自塾のある兵庫県の公立中学校の話をベースにしていますが、他地域でも十分に参考になると思います。

結論:参考程度には見られている

冒頭でもお伝えしましたが、実力テストと成績の関係に関する自分の意見はこうです。

「実力テストは成績をつける上で大事な判断材料になってはいるが、定期テストの方が重く見られている。」

中学生の普段の定期テストと実力テストの点数を見て、その上で生徒1人1人の通知表の評定を見ます。そうすると、定期テストの点数の方が、明らかに通知表の数字には反映されているように感じます。

ただ、実力テストの点数が全く加味されていないというのは間違いだと思います。

※一部のサイトで、実力テストの点数は関係ない!と書かれているものもありますが、少なくとも自塾が見ている中学では無関係ということはないです。

定期テストの点数的には4かな?と思った子でも、実力がイマイチだと4にならないケースもかなり見てきました。(それは、授業態度や提出物などのせいでは?とも考えられますが。)

なので、実力テストの勉強をせずに向かうというのは絶対にやめてください。

中3の受験生の内申点は中2の二学期の期末テストが一番大事

内申点を算出する際、中3の成績しか見ない地域も多いです。

この場合、最終的に最も重要視されるのが「中3二学期の成績」です。この時の成績を基準に、最終内申点を決めます。

実際の生徒の成績を見ていても、中3二学期のテストで高得点だった子は最終内申も結構高いイメージです。

ただし、一学期の評定も確実に見られており、二学期だけよければ全て免罪ってわけでもありません。

また、定期テストが良くても、実力テストの点数が激しく低いと、内申点も流石に下がってるよな…ってケースも何件も確認しています。

国語や数学など、実力テストになると点数がガクンと下がる系の教科は、実力で失敗すると内申点的には微妙な数字になる子も普通にいます。

実力テストの結果は「加点要素」としてプラスにはたらく

ちなみに、実力テストの立ち位置については、減点要素ではなく「加点要素」として機能しているかな?と思います。

もちろん、あまりに低いと減点要素になるのですが、実力テストが内申点に与えるウェイトは定期テストよりも低いというのは事実でしょう。

しかし、実力テストが加点要素としてプラスになることも多いです。

例えば定期テストで少し失敗しても、実力テストで点数が良ければ最後の1ポイント評定の数字が変わるみたいなケースは珍しくないです。

自塾のエリアの中の中学だと、「1月の実力テストで結果を残せたら評定を1ポイント上げてもいい」とおっしゃっていた先生がいたという話を聞いたことがあります。

これはつまり、実力テストが内申点に影響しているということです。

中1・中2の実力テストの扱いについて

ここまでは、中3の受験生を主語にして実力テストと内申点との関係を解説してきました。

では、非受験生である中1・中2はどうか?

結論、実力テストの結果はあまり通知表の結果に影響していないかな?と思います。

と言うより、最近の傾向としてかなり実力テストが減っています。先生たちの負担軽減ということなのでしょうか。

近隣の中学校を見ても、年に1回実力テストをするかどうかのところがあります。それどころか、1年間全く実力テストを行わない学校もあります。

こうなると、そもそも論として定期テストしか評定をつける上で参考にするデータがないってことになってしまいます…

実力テストが成績に入るか分かったら:高校に送られるかなど

ここまでは、実力テストが成績に入るのかどうかを解説してきました。

ここからは、実力テストと成績に関連するその他の情報についても解説していきます。

実力テストの結果は高校に送られるか?

実力テストでよくある疑問。

・実力テストの結果は高校に送られるの?

これに関しては、明白にお答えできます。

結論、実力テストの結果があなたの志望校や合格校に送られることはありません。


そもそも、学校ごとに実力テストの中身も違います。そんなテストを高校に送っても、参考材料にならないです。

しかも、ほとんどの高校受験では「内申点+当日点」の合計点で決まります。そして、内申点とは9教科の評定だけで決まります。

なので、実力テストの点数が直接的に受験結果に影響を与えることはありません。

実力テストの点数は志望校決定の判断材料にされる

実力テストの役割は、内申点の参考資料というだけではありません。

多くの中学校では、「志望校決定の際の参考資料」に用いられます。三者面談などで、実力テストの点数を見てあれこれしゃべります。

学校の先生からすれば、塾や外部で受けている模試、過去問の点数などは知るよしもないので、実力テストを見てその子の学力を判断しています。

そういう意味では、面談で用いられる点では重要なものだと考えておきましょう。

実力テストの勉強に本気になれない子は伸びない

実力テストは、地域によってはそこまで内申点にインパクトを与えないかもしれません。

※ちなみに、兵庫県では結構影響しています。

しかし、仮に実力テストが内申点に影響しないとしても、実力テストの勉強に本気になれない生徒は、基本的には伸びません。

そもそも、実力テストは受験生が意識的に過去の復習をする貴重な機会です。

特に理科社会など暗記教科に関しては、実力テストなどのきっかけがないとまず勉強しないです。逆に、実力テストがあるからこそ、重たい腰を上げて復習しようとするものです。

正直、英数国は実力なのであまり変わらないです。ただ、理社に関しては実力テストのためにコツコツ復習していた子とそうでない子の差はとても大きいです。

実力テスト前に理社の復習をガチらなかった子は、結局受験直前になって焦って詰め込むしかありません。

知識がガバガバのまま受験直前期を迎えると、なかなか過去問対策などができません。いつまでも基礎知識を覚えるための勉強に時間が奪われ、実践演習に突入できません。

おまけに、昨今の中3は受験直前ギリギリまで理科社会の授業が終わっていません。そのため、1月になっても新しい内容を習い続けることになります。

こうなると、これまでの復習が甘い子は地獄です。新知識をゼロから勉強しつつ、大量の復習範囲に追われることになり、これはもうどうしようもありません。

総括:【中学生】実力テストは成績に入るのかまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

実力テストは成績に入るのか?

  • 結論: 実力テストは成績をつける際の参考材料にはなるが、定期テストの方が重視されている。
  • 実力テストの点数は全く加味されないわけではない。
  • 定期テストの点数に基づいて「評定4」と見られる生徒でも、実力テストの結果次第で下がる場合がある。

中3の受験生における内申点の影響

  • 中3二学期の成績が最も重要視される。
  • 実力テストが低いと内申点に悪影響を及ぼす場合がある。
  • 実力テストは「加点要素」としてプラスに働くこともある。

中1・中2の実力テストの扱い

  • 中1・中2では実力テストが通知表に与える影響は比較的少ない。
  • 最近は実力テストの実施回数が減少傾向にある。

実力テストの結果は高校に送られるか?

  • 結論: 実力テストの結果が高校に送られることはない。
  • ほとんどの高校受験は「内申点+当日点」で決まるため、実力テストの点数が直接的に影響することはない。

実力テストの点数は志望校決定の判断材料になる

  • 学校の先生は三者面談で実力テストの点数を参考にして生徒の志望校を判断する。

実力テストの勉強に本気になれない子は伸びない

  • 実力テストは過去の復習をする重要な機会。
  • 特に理科・社会では、実力テストの復習が不十分だと受験直前で苦労する。
  • 実力テスト前に理社をしっかり復習していた生徒は、受験に向けて有利。

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