県立西宮高校の合格ラインが知りたい!と悩んでいませんか?

県立西宮高校は、兵庫県第二学区の中では中堅校のトップに位置する偏差値帯の高校です。それゆえ、内申点などある程度高い水準が求められます。

ただ、兵庫県は県立西宮高校の合格最低点などを公表していないので、ボーダーラインは厳密には分かりません。

そこで本記事では、県立西宮高校の合格ラインの目安を解説します。内申点や当日点を踏まえた素点ボーダーの予想についても紹介していきます。

↓兵庫県公立高校入試の過去問おすすめ↓

著:エディック・創造学園, 編集:エディック・創造学園
¥1,540 (2025/08/18 00:05時点 | Amazon調べ)

↓兵庫県の過去問10年分が揃う問題集↓

県立西宮高校の合格ライン:素点・内申点・当日点の目安

まず最初に、県立西宮高校の合格ラインについて解説します。なお、今回は一般選抜に関連する内容です。推薦入試は関係ありません。

県立西宮高校の合格ラインについては、以下を目安と考えます。

県立西宮高校合格ライン:素点目標365点

まず最初に、県立西宮高校の合格ラインで一番重要な「素点」について。県立県立西宮高校合格の目安素点は以下の通りです。

・素点目標:365点

なお、ここで言う素点とは、第二学区の加算点を加えていない点数のことです。内申点(250点)と当日点(250点)の合計点だと思ってください。

一応、個人的には素点360点ぐらいでも受かる年は受かるのではないか?とも思うのですが、色々情報収集していると素点で365点は欲しいな?と思います。

第二志望の受け皿にもなりやすい高校なので、実質倍率は開示されている倍率よりも高いと思います。

なので、人によっては素点370点をボーダーという人もいると思います。偏差値59程度の高校だと、そのボーダーは結構高いのでは?と思わなくもないですが、素点370点がボーダーだったとしても、あり得ない話ではないな…と思います。

県立西宮に関しては倍率が非常に高い時期もあり(2倍近い倍率)、年によってはかなりボーダーが上がった時もあったでしょう。そういう時の素点ボーダーはかなり上がったと推測されます。

そのため、ボーダーラインに関しては、実際の倍率やその年のテスト難易度が分からないと、かなり予想しずらいのでは?と思います。

県立西宮高校合格ライン:目標内申点200点以上

県立西宮高校合格に必要な内申点の目安はどのように考えたらいいでしょうか?

県立西宮高校合格の内申目安は以下の通りです。

・内申点目安:200点以上

県立西宮高校に関しては、一般的な偏差値から見た相場よりも、高い水準の内申点を目標としておくのがいいと思います。

繰り返しですが、県立西宮高校は人気校です。

そのため、競争率が非常に高く、こうなるとどこまで行っても内申点勝負になります。当日点で逆転するのはかなり辛くなるのでは?と思います。

そこで、最低でも内申点200点(オール4)ぐらいは確保して受験に向かって欲しいです。

もっと確実に受かりたいなら、内申点210点〜220点ぐらい欲しいです。実際、このぐらいの内申点で県立西宮高校を受験している生徒も大勢いると思います。

県立西宮高校合格ライン:当日点目標は「340点」

県立西宮高校に合格するためには、当日点はどれくらいの点数を目標にテスト対策すればいいのでしょうか?

県立西宮高校合格のための目標点数は以下の通りです。

・当日点目標:340点

しつこいですが、県立西宮高校は大変人気な学校です。

そのため、倍率が上がること=素点ボーダーが上がることを見据えて、学力面の対策も出来るだけ上を目指して取り組んで欲しいです。

なので、内申点がある前提で、当日点の目標も340点ぐらいを目指して欲しいと思います。

もちろん、この数字は決して簡単な数字ではありません。兵庫入試は難しい問題も非常に多いうえ、国語は点数が上下に振れまくる教科だからです。

そういう意味では、340点以上取れるようにすることを第一目標に掲げ、そのために必要な勉強が何かを考えて欲しいです。勉強内容や勉強時間など、ゴールからしっかり逆算して考えましょう。

県立西宮高校の合格ラインが分かったら:ポイント&注意点

ここまでは、県立西宮高校の合格ラインについて解説してきました。

ここからは、県立西宮高校を受験する際のポイントや注意点について解説していきます。

県立西宮高校は近年レベルが上がっている

県立西宮高校を受験しようと考える方は、昨今の情勢について理解をしておく必要があります。

そもそも、県立西宮高校のレベルは最近上がってきています。と言うより、兵庫県全体で中堅校(偏差値50台)が年々上がっているように感じます。

理由としては、子供たち全体の学力が下がってきているからでしょう。

上位校を受験出来るような生徒が減ってきました。また、上位校に受かるような子でも、ワンランク下げて受験することも増えてきました。

その結果、中堅校がどんどん人気になり、倍率も上がっています。

そのため、県立西宮高校を目指す人は、今後も難易度やボーダーラインが上がることを想定しながら、進路を選んでいく必要があります。

市立西宮高校の第二志望にもなりやすい

県立西宮高校の倍率を見る場合、実質倍率を考える必要があります。

兵庫県は第二志望まで書けてしまうので、加算点が抜かれるとはいえ、上位校から下ってくる生徒がいることも考えなくてはいけません。

そうなると、近隣であれば市立西宮高校がダメで県立西宮高校に落としてくる生徒のことも考えなくてはいけません。

加算点で20点の差があろうとも、上位校受験生はペーパーテストでも得点できる子が多いので、普通に競り負けてしまうことがあります。

そう言う意味では、実際の倍率よりも競争率はもっと高いと言うことを十分理解しておく必要があります。

どこまで行っても「内申点」で決まる

県立西宮高校に受かりたいなら、とにかく内申点を稼いでください。

今回は、合格最低点に近い目標値ばかりを紹介しましたが、高校受験は本来は順当合格できる高校を受験するのがセオリーです。

そのため、本番で逆転しないと苦しい受験は決して望ましくはないです。

そして、本番で逆転を強いられている時点で、内申点が相当に不足しているのでしょう。にも関わらず、志望校を下げることが許せず、特攻を決意しているのです。

しかし、兵庫受験(特に中堅校受験)はこう言う生徒を許しません。

ほぼほぼ内申点が出た時点で合否が見えてしまう受験ですから、そんなに都合よく逆転合格できる世界ではないのです。

いいですか、県立西宮高校の受験は内申点で決まると言っても過言ではないです。まずは内申点の獲得に全力を尽くしてください。それだ出来ないなら原則「負け」です。

総括:県立西宮高校の合格ラインまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  1. 素点目標(ボーダーライン)
    • 合格ライン目安は素点365点以上。
    • 第二志望の受け皿にもなりやすいため、実質倍率が高くなる可能性あり。
    • 素点370点でもボーダーとされる可能性がある。
  2. 内申点の重要性
    • 目標内申点は200点以上(オール4相当)。
    • 確実に合格を狙うなら、210〜220点程度が必要。
    • 内申点不足の場合、当日点での逆転は極めて困難。
  3. 当日点目標
    • 当日点の目標は340点以上。
    • 国語など難易度が高く点差が生じやすい科目での安定した得点が重要。
  4. 県立西宮高校の近年の状況
    • 中堅校の偏差値が全体的に上昇傾向にある。
    • 上位校を目指していた生徒がランクを下げて受験するケースが増えている。
  5. 市立西宮高校との関係
    • 市立西宮高校を第一志望とした生徒が第二志望として県立西宮高校を選択する場合あり。
    • 上位校受験者の加算点差による競争も激化。
  6. 「内申点」の重要性
    • 県立西宮高校の合否は、内申点が大きく影響。
    • 本番で逆転を狙う戦略はリスクが高い。
    • 内申点不足の場合、志望校を再検討する必要がある。
  7. 勉強方法のポイント
    • ゴールから逆算して学習計画を立てること。
    • 難関科目への重点的な対策が必要。
  8. 受験生への注意点
    • 本番での挽回を期待せず、事前に内申点をしっかりと確保する。
    • 第二志望までの競争を意識し、実質倍率を考慮する。