「小学生の我が子に合ったおすすめの漢字ドリルが知りたい!」
こんなお悩みを抱えた保護者さんいませんか?
漢字の読み書きは文章読解をする上でも必須スキルで、出来たらいいとかではなく出来ないと詰むと言っても過言ではない能力です。
そこで本記事では、塾長の私が小学生におすすめしたい漢字ドリルを厳選して紹介します。漢字学習と同時に語彙力が上がる名作もあるので、ぜひ読んで知識を深めてください!
小学生におすすめ漢字ドリル7選:学習塾塾長が紹介
では早速、小学生のお子さんにおすすめしたい漢字ドリルを厳選して紹介していきます。上から順に、おすすめ順に紹介しています。
おすすめ①:出口先生の頭がよくなる漢字
まず、ダントツでおすすめしたいのが「出口先生の頭がよくなる漢字」です。

自塾でも夏期講習など季節講習の時に使うことがある教材で、漢字問題集系では未だかつてこの問題集を超える問題集に出会ったことはありません。
いわゆる”神教材”と読んでいいものです。
何がそこまで良いかというと、漢字学習と同時に国文法の練習がきちんとできること。いやむしろ、漢字よりも国文法のテキストとして優れているから氷解してる説すらあります。笑
例えばこのページ↓

これって、漢字の練習させながら「主語」「述語」を意識して日本語の言葉の並び替えの問題までさせているんですよね。これが本当に効果抜群。
今の小学生って、主語とか述語みたいな言葉の成分とか本当に理解していない子多いです。全部何となくで、言語化されていない感じです。
でも、英語学習するときにそれは困ります。主語とか動詞が分からないと、英語の語順を意識させることが出来ません。国語ができない子が英語もできないのって、言語能力に壁があるからです。
だから、出口先生の漢字はその点を解消する上で非常に役立ちます。
また、漢字ってクソ暗記するのが一番ダメじゃないですか?その漢字が構成する熟語とセットで覚えて、その意味を把握して語彙力まで上げて初めて意味を成すものです。
だから出口式の感じでは、以下のような問題がたくさんあります。

こう言うのって、単に漢字書かせるだけじゃなくて、熟語の意味そのものが分かっていないとそもそも正しいものが選択できないようになっていますよね?
だから、子供たちも言葉の意味を意識せざるを得ない。
こうやって文脈の中でどの言葉を使えば意味が通るかを考え得ることこそ、実は語彙力学習の真髄です。そう言う意味では、漢字はおまけというか、漢字そのもの意味を理解することが本質なのです。
出口先生の漢字は、意味も分からず漢字だけを覚えさせようとしていないと言う点で、市販の漢字ドリルの中では頭ひとつ抜けているのです。
ただ、出口先生の漢字は結構難しいのが難点。一応学年別になっていますが、中学受験も想定して作られているので、個人的には今の学年から1つか2つ下げた学年の問題集をチョイスすることをおすすめします。



おすすめ②:くもんの小学ドリル 国語 漢字
2つ目におすすめなのが、くもん出版から出ている漢字ドリルです。

こちらは、誰にでもマッチする王道の漢字ドリルです。決して失敗しない最も守備範囲の広い問題集といえばいいのでしょうか。
天下のくもんが出しているものなので間違えないのですが、とめ・はね・はらいとかもきちんと書かれていることはもちろん、デザインもかなり子供向きです。小難しい漢字が一切ないです。
最初に紹介した出口先生の漢字は平均以下の子供にやらせると拒否反応が出やすいのですが、くもんの漢字はさすがにそれはないです。
そう言う意味では、ザ・漢字ドリルを探しているのであれば「くもんの小学ドリル 国語 漢字」でいいでしょう。
おすすめ③:まんがとゴロで 楽しく覚えて忘れない 小学漢字1026
次は、漢字学習と漫画をセットにした以下のテキスト。

厳密にいえば漢字ドリルではないのですが、知育教材としての能力が高いと思っておすすめに挙げました。
小学校6年間分の漢字が対象になっていて、漫画を使って漢字の意味を解説しているので、子供の興味ん関心は惹きつけやすいです。出口先生の漢字に拒否反応があるなら、こっちの方が優しくておすすめできます。

1冊買っておけば6年間使えると言う点でコスパもいいです。とりあえず買っても損はない1冊だと思います。

おすすめ④:漢字にぐーんと強くなる (くもんの国語集中学習)
4つ目におすすめなのが、同じくくもん出版から出ている「漢字にぐーんと強くなる (くもんの国語集中学習)」です。

こちらも間違いのない漢字テキストです。おすすめ②で紹介したテキストよりも少し量が多いのが特徴です。
レベル的には標準レベルの漢字を取り扱っており、どの学力帯のお子さんにやらせてもいいと思います。復習用教材的な感じて長期休みにやらせてもいいです。
個人的には見やすさとかを重視するならこのシリーズ買っておけば外さないかな?と思っています。



おすすめ⑤:漢字ギガドリル
5つ目におすすめなのが、シグマベストから出ている「漢字ギガドリル」です。

このシリーズの強みは何と言っても「圧倒的な物量で殴っている点」です。
結局のところ、漢字の習得に必要なことって量をこなすことです。昭和っぽいけど、何だかんだで書きまくって覚えるのが漢字学習では正義です。
そう言う意味では、漢字ギガドリルは王道を走っています。
今回紹介している問題集の中では、漢字ギガドリルが一番ページ数が多く、他のテキストの2倍ぐらいの分厚さがあります。なのでまあ、本気でやり切る気がないと買って損します。
しかし逆に言えば、みっちり漢字をやり込みたい人には最もおすすめしたい漢字ドリルがこれです。
おすすめ⑥:うんこドリル 漢字
続いておすすめなのが、「うんこドリル 漢字」です。

圧倒的にふざけたネーミングセンスをしていますが、極めて真っ当な教材です。最近結構人気あるんですよね、これ。
レベルとしてはくもんの漢字と同じで、レイアウトとかも正直大差ありません。そう言う意味ではいい教材であることは間違えないです。
じゃあ、どう言う基準で選ぶんだ?って話ですが、この辺りは完全に趣味の問題だと思います。このネーミングに惹かれたら”買い”でいいと思います。
おすすめ⑦:学生の語彙力アップ 基礎練習ドリル1200
最後におすすめなのが、「学生の語彙力アップ 基礎練習ドリル1200」です。

こちらは熟語問題集で、語彙力アップを目的としている教材です。なので、厳密に言えば漢字ドリルではありません。
ただ、漢字を書くことで問題を解かせているので、結果的に漢字学習にもなっています。

こう言うのは、ガッツリ漢字を覚える目的で使うのではなく、言葉学習を主目的として、副産物として漢字が暗記されていくことを期待するといいと思います。

小学生におすすめ漢字ドリルの後に:関連情報
ここまでは、小学生におすすめの漢字ドリルについて紹介していきました。ここからは、小学生の漢字学習に関連する情報を追加でお伝えします。
漢字辞典は漢字学習で必要なのか
漢字の学習をする上で、「漢字辞典の必要性」がしばしば議論されます。
この点に関して言えば、合った方がいいんだけど、無くてもぶっちゃけ大丈夫と言うのが自分の見解です。実際、買っても全然使ってくれないケースが多いです。
ただ、使える子はどんどん使って欲しいので、以下におすすめの漢字辞典を載せておきます。

ただ、個人的に漢字辞典はいらない派ですが、「国語辞典」は絶対に合った方がいいと思います。漢字を習得する目的は、どこまでいっても語彙力の強化です。
だから、漢字学習をしていて意味がわからない熟語が出てきたとき、しっかり意味を調べる習慣をつけて欲しいです。そばに国語辞典を置いておけば、調べてくれる子もいます。
正直お子さんがどこまで使ってくれるか未知数ってご家庭は多いと思います。しかし、与えてみないとどうなるか分からないのであれば、ぜひ国語辞典は用意してあげて欲しいと思います。
おすすめの国語辞典は小学館からで得ている国語辞典です。非常に読みやすいので、最も抵抗感が少ないと思います。

漢字ノートをセットで用意すべし
漢字学習をする上で、絶対に揃えて欲しいのが「漢字ノート」です。
普通のノートや白紙でも漢字の練習は可能ですが、小学校のうちはちゃんとした漢字ノートに欠かせないと、字のバランスがおかしくなります。
漢字ノートであれば、マスがあってそこで感覚的にバランスを身につけられるので、絶対にそっちの方がいいです。値段も安いですし、買わない理由が見当たりません。
おすすめの漢字ノートは以下の通り。Amazonでも一番売れています。見た目も可愛くて女の子に持たせても全く違和感もありません。

総括:小学生におすすめ漢字ドリルまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
小学生におすすめの漢字ドリル7選(塾長厳選)
- ①出口先生の頭がよくなる漢字
国文法も同時に学べる神教材。語彙力アップにも効果的。中学受験向けで難易度高め。 - ②くもんの小学ドリル 国語 漢字
初心者・標準レベル向き。見やすく丁寧な構成で誰でも取り組みやすい。 - ③まんがとゴロで 楽しく覚えて忘れない 小学漢字1026
漫画で楽しく漢字の意味が学べる。小学校6年間対応でコスパ良し。 - ④漢字にぐーんと強くなる(くもん集中学習)
基礎〜標準レベル。長期休みの復習用にもおすすめ。 - ⑤漢字ギガドリル(シグマベスト)
圧倒的な問題量。書いて覚える王道スタイル。やり切れる子向け。 - ⑥うんこドリル 漢字
子どもにウケるネーミング。内容はまじめで構成もしっかり。 - ⑦語彙力アップ 基礎練習ドリル1200
熟語学習中心。語彙力を伸ばしつつ自然に漢字力もアップ。
関連おすすめアイテム
- 漢字辞典:あれば便利だが、必須ではない。
- 国語辞典:語彙力を伸ばすには必須。調べる習慣をつけるべき。
- 漢字ノート:字のバランスを整えるために必須。専用ノートが望ましい。
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