小学校通知表に納得いかない!
通知表が返還される時期になると、自塾の小学生の部で必ず生徒たちから不平不満の声が飛び交います。
「評価の仕方が謎すぎる」
「毎回テストの点数がいいのに成績は悪い」
「どう考えても女子優遇」
こんな風に、子供達の口から文句が出るわ出るわ。笑
聞くところによると、生徒の保護者さんもご家庭で相当不満だとか。まあ、お気持ちは非常に良く分かります。
人間がつける内申点的なものは、どこまで行っても不公平なのでね…
結局のところ、理不尽すぎる制度だと割り切らないと、世の中やってられねぇぜって話です。笑
ちなみに本記事では、小学校通知表に納得いかない保護者様の不満集的なものを載せておきます。これを読んで、少し落ち着いてください。笑
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小学校通知表に納得いかない理由まとめ
小学校通知表に納得いかない理由として、世の中にはどのような不平・不満があるのでしょうか?
今回は、自分が生徒や保護者から聞いた内容や、ネット上に転がる不満の声をいくつかピックアップして紹介していきます。
テストの点数が同じなのに男女で成績が違う
まずあるあるの「成績における女尊男卑ネタ」です。
男子生徒のブーイングが止まらないので、こちらに載せておきます。彼らはね、「テストの点数が同じなのに、女子の方が成績がいい」と決まって言います。
まあね、これは当たり前。
だってお前ら態度悪いし、算数では途中式書かないし、プリント適当に書いて出すじゃん?笑
それで点数まで同じ点とってるのなら、さすがに女子生徒の方が成績いいのは当たり前だろって話。単純に、通知表はテストの点数以外で評価されてるっていうゲームのルールを理解できていないだけ。
親御さん、こういう場合は同調してはダメですからね。
少なくとも高校受験で内申点を使うのであれば、男子生徒のこの手のマインドは根っこから叩き直さないと、マジで詰むので。こういう子は本当にこのまま中学生になります。
そして、中学生ではさらに幼くなるので手におえない。。。。
先生が変わった途端に成績が下がった
これもよく聞く通知表クレームの代表例。
・先生が変わったら成績が下がった
もちろん、テストの点数とか相対的なものが変わっていないのにって前提でですよ。
正直ね、こんなのは小学校の通知表では当たり前です。もう何度も聞かされて「またか…」ってなってるレベル。我々塾講師は完全にこのテーマに慣れきっています。
そもそもね、評価基準は客観的なものではなく、先生という人間が主観的に決めてしまう仕組みなんだから当たり前にそんなことは起こります。だから、こんなのは言ってもしゃーなし。
と言うか、シンプルに前の先生が甘々だっただけって可能性もない?
こう言うのはね、言い出したらキリがないので難しく考えないことが大事です。そもそもね、通知表なんて評価システムは構造的にオワコンなんだから。
100点なのに「よくできる」が付かない
小学校の評価は、今の時代「3段階」です。で、評価のトップが「よくできる(◎とかA)」ってことになります。
ただ、仮に小学校のテストで100点だとしても、「よくできる」がつかないことは普通にあります。
これはね、通知表なんだから当たり前なの。
そもそも、知識・理解という評価項目だって、ペーパーテストだけで決めるものではありません。単元が終わった後に書く「まとめプリント」みたいなものだって当然見られています。
だから、最後のまとめをクソ雑に書いたらどうなるか想像できるはず。この子は理解していないんじゃないか?って外形的には思われちゃうのは仕方ないです。
ペーパーテストで分かるだろ。って?
一回のテストだけだと、その時「勘違いしていた」「体調が悪くて実力が出せなかった」とかあり得てしまいます。だから、試験一発で評価しないようにしているだけの話。
これ自体は別に何も問題なくないですか?汗
問題があるとすれば、レポートだけ異常に良くて、テストの点数がイマイチな子に高い評価がついてしまうこと。でも、それすらも先生の主観で決められる余地があるのが通知表。
だから言ってるでしょ、通知表なんてオワコンな仕組みだって。
みなさん、もうこれで納得して戦争やめませんか?命がもったいだいっ!!!

さあ、落ち着いてワンピースでも読みましょう。
通知表なんてくだらないものにエネルギー使うより、尾田先生の名作読んで感動する方がよほどいい時間になる。笑
副教科の評価基準はさらにゴミすぎる
さて、戦争を再開しましょうか。笑
次なる納得できない論点は「副教科」です。正直ね、主教科よりも激ヤバなのはこっちでしょ?ペーパーテストもほとんどなくて、授業だけで評価していると言っても過言ではないですよね?
あれはね、マジでやばすぎる。廃止して欲しいって気持ちは痛いほど分かります。
しかも、絶対と言っていいほど女子生徒の方が評価高いからね〜
結局は「関心・意欲・態度」みたいな見栄えの良さが大きく評価されちゃうんですよね。まあしょうがないんですけどね…
幼く不真面目な男子生徒がどれだけ内申制度にハマっていないかよく分かる典型例が「副教科」です。頼みのペーパーテストもないので、男子を救済できるポイントがマジでないのは問題デカすぎます。
いやまあ、幼すぎる男子生徒が悪いって結論なんですけどね。
先生に嫌われてるから成績が低い
出ました、好き嫌い問題。
非常に香ばしい話題と言ったら怒られますが、塾講師はこんなの聞き飽きているのです。汗
これはね、実際あると言えばあると思う。先生も人間だから、「贔屓(ひいき)」が全くないか?と言われたらそんなわけもない。
そもそも、主観を完全に排除しきれない仕組みなんだから、これも仕方ないんじゃね?って話なんですよね。
小学校通知表に納得いかない!対処法
小学校の通知表に納得いかないと思った時、保護者はどうすべきでしょうか?
中には学校にクレームを入れる人もいるようですが、それは意味があるのでしょうか?
最後に、小学校の通知表に納得できない時の対処法をお伝えします。
クレームは絶対にやめておけ
まず最初にクレームについて。
これはね、リスクしかない上にリターンがほぼ皆無なので絶対にやめておくべきでしょう。
あなたが感情をぶちまけて気分がスッキリするというメリットがあるだけです。そして、そのメリットと引き換えに、色々なものを失うでしょう。
少し考えれば、いかに馬鹿馬鹿しい行動か分かるはずです。
学校側はクレームには十分備えている
クレームをしても無意味な理由は何か?
それは、学校側はクレームに対して事前にきちんと準備をしているからです。学校とはそういうコンサバ組織なのです。
そもそも、先生方も内申点をつける際に細心の注意を払っています。保護者からイチャモンをつけられるのが一番嫌ですからね。
だから彼らは、「いかなる場合でも成績の理由について説明できるようにしている」と考えた方がいいです。
先生にとって一番まずいのは、通知表の成績に対して何も説明できないことです。しかし逆に言えば、あなたが納得するかどうかは別にして、理由さえ言えればOK的な側面もあります。
だって内申点の付け方は先生の裁量に委ねられているので。
そういう仕組みでやっている以上、先生なりの根拠があれば、それが主観であろうが何であろうが、あなたのクレームは受け入れられません。成績もひっくり返りません。
これが現実で、悔しい気持ちを胸にしまっておく以外手がないのです。
納得しようと努力しなくてもOK:だってクソ制度なので
正直なところ、学校の通知表に納得いかないというのは痛いほど気持ち分かります。
かくゆう私も、学生時代からただの1度も納得したことはないです。なんなら大人になった今ですら、その考えは全く変わっていません。
というかね、マインドを変えました。
「勝手に成績とかつけてくるんじゃねぇ。そもそも頼んでない。そっちがつけるなら、俺だって教師全員の評価を主観的にABCでつけて配布したろか?」
もうね、気持ちを落ち着かせるためには、これぐらいイカれた思想でいればOKです。心の中に止めておけば、誰も傷つきません。
そうしないと、学校なんて行ってられなくいないですか?
そもそも、通知表以外も全てが理不尽の極みでしょ。笑
まあ、小学校の成績なんて本当にどうでもいいことなので、お酒でも飲んで忘れてください。
総括:小学校通知表に納得いかない理由&対処法
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
納得いかない理由
- 男女で成績差がある
- 男子生徒は態度や提出物が雑なため、同じ点数でも女子生徒の方が成績が良い。
- 通知表がテスト点数以外の要素を含む評価システムであることを理解できていない。
- 先生が変わると成績が下がる
- 評価基準が主観的であるため、先生によって成績が変わるのはよくあること。
- 前の先生が評価を甘くつけていた可能性も考えられる。
- 100点を取っても「よくできる」がつかない
- ペーパーテストだけでは評価が決まらない。提出物や態度も見られている。
- レポートのクオリティやまとめ方が評価に影響する。
- 副教科の評価基準が不明瞭
- ペーパーテストが少なく、授業中の「関心・意欲・態度」が主に評価される。
- 女子生徒が有利で、男子生徒にとってはハードルが高い。
- 先生に嫌われている可能性
- 主観的な評価が含まれるため、先生の好き嫌いが影響する可能性がある。
対処法
- クレームはしない
- 学校側はクレームに対応する準備ができており、成績が変更されることはほぼない。
- 感情的な行動は無意味で、リスクが高い。
- 納得しようと無理をしない
- 通知表の仕組み自体が不完全であるため、「理不尽な制度」と割り切るのが最善。
- 制度にエネルギーを使わない
- 通知表の成績に執着せず、もっと有意義な時間の使い方を考える。
- 子どもへの対応
- 子どもに通知表の成績で過剰にプレッシャーを与えない。
- 評価に不満を持つ男子生徒には、テスト点数以外の努力の重要性を教える。
- 理不尽を笑い飛ばすマインドを持つ
- 通知表や学校の評価システムを「理不尽なもの」として受け入れる。
- 気分転換をしてストレスを溜めない。
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