中学生のテストは小学校と違ってかなり難しいです。
小学生のテストは、正直100点取って当たり前と言われるレベルです。しかし、中学校のテストで100点取れる生徒はまあいない…
そういう意味では、中学生のテストで100点取れる生徒は本当にすごいです。
では、どのような生徒が中学校のテストで満点をとってくるのでしょうか?
本記事では、中学生のテストで100点を取れる生徒の特徴&満点を取る方法について解説していきます。
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中学生のテストで100点を取れるすごい生徒の特徴
中学校のテストで100点を取れる生徒には、どのような共通項が見られるのでしょうか?
まず最初に、中学生のテストで100点を取ってしまうようなすごい生徒の特徴を解説していきます。
ミスをしない=落ち着きがある
100点を取れる生徒のすごいところは、頭の良さだけではありません。
頭の良さはもちろんあるのですが、100点を取るとなると、それだけではダメなんです。
・ミスをしない
当然ですが、満点を取る以上は1問足りともケアレスミスすら許されません。
正直、冷静にやれば100点を取れた的な子は結構いるんですよ。でも、結局0ミスで帰ってくることが出来ないのが人間です。
そういう意味では、頭がいいというのはもちろんのこと、ミスをしない子でないと満点は取れない。
なので、“精神年齢が非常に高く落ちつきがある子”というのが1つの条件になるわけです。
1点突破型タイプ:オールラウンダーではないことが多い
中学のテストで、5教科の合計順位が高い生徒は完全なるオールラウンダータイプです。
このタイプは、これといった得意教科があるわけではないのですが、苦手教科を作らないという強みがあります。(※もちろん、全ての教科の完成度は高いので、全部得意と言えば得意なのだが。)
しかし、定期テストで100点を取ってくる生徒って、必ずしもこのオールラウンダータイプの中にいるとは限りません。
自分の経験では、1点突破型に存在しているイメージです。
一番多いのは、社会は爆死してるけど数学だけ100点みたいなタイプ。男子生徒にこういう子が多いです。コツコツ積み上げなくても、素質やセンスで満点が狙える数学だから100点が取れてしまうのです。
「完成」に対する当たり前の基準が高い
数学以外の教科で100点を取る生徒。
こういう生徒は、完成度に対する当たり前の基準がレベチです。
普通の子が「頑張った」と言い張ることを、この層は「準備運動」ぐらいにしか思っていません。やり込む基準の高さがまるで違います。
問題集の反復回数も桁違いです。
普通の子がせいぜいワーク2周ぐらいしかしないところを、5周6周と反復します。知能が高いから短い時間で何周も回せるというのもありますね。
そして、「ま、これぐらいでいっか。」的な概念がない。
そもそも、勉強というのは、やればやるほど完成までの距離が遠いことに気づきます。自分が知らないことが色々あることに気づくからです。
だから、満点を取るような生徒は本当にストイックにやり込みます。心配するレベルでやり込みます。
抜け穴が完璧に塞がるまで、とにかく自分ができな箇所を探します。その過程の中で、問題集や参考書が何回も繰り返されます。当然ですが、最後の方にはボロボロになるまで使い込まれた1冊が完成します。
テストの点数が高い子は、何も生まれ持った才能だけで結果を残しているわけではありません。
確かに100点を取ろうとすればそれなりに才能は必要ですが、それだけでは取れないことは分かって欲しいです。
中学生テストで100点:満点を取るための具体的な方法
ここまでは、中学生のテストで100点満点を取るような生徒の特徴を紹介してきました。
ここからは、具体的にどうやって中学生のテストで100点満点を取るのかを解説します。具体的な方法が知りたい人は必見です。
100点が取りやすい教科は「数学」
100点を取ろうと考えた時、戦略は非常に重要です。
そもそも、5教科全てが100点を取る難易度が同じとは限りません。一般的には、100点が取りやすい教科の代表格は数学でしょう。
数学の場合、”知識の抜け漏れ”的な概念があまり存在しません。
定期テストだと、一部用語の問題が出たりしますが、それぐらいです。事前に用語だけ見直しておけば、そこまで知識で苦戦することはないでしょう。
そうすると、本番の計算勝負に持っていけます。
たまに実力問題的な難しい問題が出ますが、数学が得意な生徒はそういう初見問題に対応できてしまうから100点になるわけです。
ここに再現性や戦略はないので、結局は数学の才能があるかどうかは極めて重要です。数学が得意な人にのみ許された領域であることは間違ありません。
100点防止問題が出そうな教科は満点を狙わない
100点満点が狙いづらい教科は狙わないようにしましょう。
中学校の定期テストを作る先生の中には、「100点防止問題」という謎の問題を出題してくる人がいます。
明らかに誰も見ていないような、重箱の隅を突いたかのような問題を出す人がいます。範囲外の知識を実力テストっぽい感じにして問題にする人もいます。
このタイプの先生は、とにかく100点を取らせたくないという気持ちが強いです。悪い意味でエゴイストで、真正面からぶつかっても損するのはあなたです。
このような先生が作る教科のテストは、100点を狙ってはいけません。
テストというのは、明らかに作る側に有利です。100点を取らせないテストを作ろうと思えば作れてしまうのです。
頑張れば100点を取らせてくれそうな教科に的を絞りましょう。
英数理のどれか1つが現実的に100点取れる教科
ちなみに、自分ならどの教科で100点を取りに行くか?という話をします。
まず、大原則として100点を最も狙いたいのは「数学」です。
ただし、数学は狙っていても問題の難易度によって100点を取れる時・取れない時があるので、そこは運ゲーと思って割り切ります。対策するとしても、数学は結局完成したって感じにならないので。
どこかで、自分の才能を信じて勉強を打ち止めにします。その上で、次に100点が狙える教科の勉強に専念するでしょう。
自分の場合は、その教科が「英語」でした。
英語は、リスニングという流動的な点数があるとは言え、100点が狙いやすい教科だと個人的には思います。
教科書範囲の単語文法を完璧に暗記し、その上で教科書本文を丸暗記しておけば、そこまで怖い問題がないです。答え方で悩む問題が出るリスクはありますが、それくらいなら自分はできると信じてテストに向かうでしょう。
なお、仮に英語の満点が狙えない人は、理科で満点を狙っていくべきだと思います。自塾の生徒でも、実力テストの理科で100点とって帰ってきた子がいたので、決して非現実的ではないです。
※なお、中学生の通知表の成績に対する塾講師の忖度ない本音の厳しい評価は以下のとおりです。本当のことしか書いていないので、心臓の悪い方は読まないでください。
総括:中学生テストで100点を取れるすごい生徒の特徴まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
100点を取れるすごい生徒の特徴
- ミスをしない=落ち着きがある
- ケアレスミスをしない冷静さと精神年齢の高さが特徴。
- 頭の良さだけでなく、落ち着きが満点獲得の条件。
- 1点突破型タイプ
- すべての教科が得意なオールラウンダーではなく、特定教科で突出する「1点突破型」が多い。
- 特に男子生徒に、数学で100点を取るケースが多い。
- 「完成」に対する基準が高い
- 問題集を5〜6周反復し、抜け漏れを徹底的に排除する。
- ストイックに勉強をやり込む姿勢を持つ。
100点を取るための具体的な方法
- 100点が取りやすい教科は「数学」
- 知識量の問題が少なく、計算と実力で勝負できるため。
- 才能が重要だが、計算力や実力問題への対応力で満点が狙える。
- 100点防止問題が出る教科は狙わない
- 範囲外や重箱の隅を突いた問題を出す教科では無理に満点を目指さない。
- 頑張れば100点が狙える教科に注力する。
- 英数理のどれか1つで満点を狙う
- 数学が最優先。
- 英語は教科書の単語・文法・本文暗記で対応可能。
- 理科も狙いやすい教科で、実力テストで100点を取る例も多い。
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