努力できない人は脳が働きすぎるから!
こんなフレーズを耳にしたことはありませんか?
一般的に、努力ができない理由はネガティブなものが多く語られます。精神的に弱い等がその典型ですが、努力できない=悪と言うのが世間一般の認識でしょう。
しかし、努力ができない人の方が意外と成功したりします。
本記事では、努力できない人は脳が働きすぎるからという理由を解説します。その上で、努力ができない人の意外な強みを紹介していきます。
努力できない人は脳が働きすぎるから

努力ができない理由について考えたことがありますか?
冒頭でも少し触れましたが、努力ができない理由として皆さんが思っていることは十中八九ネガティブなことだと思います。
もちろんネガティブな要素があるのは事実ですが、そうではないケースも実はあります。なぜなら、東大生の多くは努力ができないとも言われているからです。
ここでは、努力ができない理由について深掘り解説していきます。
努力ができない人は「めんどくさい」を察知する能力が高い
努力ができない人は、精神的に弱い人だと思われがちです。
確かにそう言うタイプがいるのも事実ですが、それだけが全てではありません。中には、頭がいいが故に努力ができないタイプもいます。
このタイプの心理はこう。
・努力する前に、努力することのめんどくささが予想できる。だから、そもそも努力することを嫌ってしまう。
これです。
例えば、「今から1分測るから、数字の0を書けるだけ紙に書いて。」と指示をされたとします。
こう言う指示をすると、大体2つの行動パターンが観測されます。
①黙々と0を書き続ける真面目ちゃん
②意味を感じられず途中で手を抜く不真面目くん
正直、努力ができそうなタイプは①でしょう。でも、社会性とかは置いといて、賢いのは②のタイプだと思いませんか?
そもそも、白紙に0を書き続ける操作に何の意味もありません。意味がわからないことを頑張るって、正直バカバカしい。②のタイプは、瞬時に損得勘定ができてしまうから、途中で手を抜いちゃうわけです。
一方①のタイプは、損得勘定が出来ているかどうかも怪しい。出来ていたとしても、自分の今やっている行動が何に繋がっているか意味不明な状態で淡々と作業をしていることになる。
そう考えると、淡々と意味のないことだけを努力できる人間が必ずしも優秀とは限らないことが分かるのではないでしょうか?
努力しなくても知能で問題解決できる方が当然優秀
そもそも日本人は、本当に努力主義です。努力ができる人が偉いと思ってる人も多いです。努力しない人を蔑んでいる人も少なくないでしょう。
でも、努力って問題解決(目標達成)のための手段の1つでしかないですよね?
本来の目的は、自分が達成したいことを達成することや、何か解決したい問題を解決することでしかない。その際、努力以外の方法で問題解決することだってできるはず。
その方法は「頭を使って考えること」です。
例えば、こんなお題を出されたとします。
<お題>
今から3日以内に100km先まで進め。
ここで、クソ真面目な努力家タイプは、言われた瞬間から歩き出すか走り出すかするのでしょう。一生懸命頑張ります。努力します。
でも、賢い人ならこうしない?
例えば、速攻で教習所行って原付の免許を取ってくる。原付の免許なら半日で取れて、すぐに原付の運転ができる。で、あとは原付でスイスイ進めば楽してノルマクリア。
これ、どっちが優秀なのか?って話です。どう考えても後者です。
正直、努力って最終手段なんですよ。
努力というのは、思考してもなお努力するしか問題解決の道筋が見えない時に渋々すること。最初からクソ真面目にすることじゃない。
そう言う意味では、努力を嫌っている人の方が案外物事が上手く行ったりします。目先のめんどくささを回避するために、必死に頭を使うからです。
もちろん、ここで頭を使うことなく思考放棄・課題放棄する人間は一番カスです。それは論外です。
ただ、そうでないのなら、優秀さの序列はこうじゃない?
努力せず(工夫によって)問題解決する人 > 努力で問題解決する人 >>>>> 努力すら放棄する人
ちなみにこの手の話の話は、漫画のドラゴン桜に詳しく書かれています。
小利口な人が一番損するって話
ちなみに、賢いわけじゃないんだけど、努力することができないってタイプもいますよね。
ハッキリ言えば、そのタイプが一番人生損してると言えるでしょう。
そもそも、努力が出来ないタイプの心理には、以下のようなパターンもあるのではないでしょうか?
努力したのにダメだった時、傷つくのかが怖い
このタイプは、中途半端に小利口なのです。
そもそも自分の能力が客観視できている時点で、決してバカではない。でも、能力はそこまで高くない。こうなると、やる前から上手くいかない未来ばかり考えてしまいます。自分が傷つかないための予防線をはります。
で、結局何もしないから、何も成し遂げられない。
正直、こうなるぐらいなら、ちょっとバカな方がいい。努力の意味とか深く考えず、ガムシャラに進む方がまだ成功するチャンスがありますからね。
だから、上手くいく人間はどっちかなんですよ。
①ガチで頭良くて全部計算で上手くいくタイプ
②意味も分からず努力した結果たまたま上手くいくタイプ
正直ね、①は狙ってできることじゃない。才能がいるからね。だから、蓋を開けてみると成功者って②のパターンだったりします。
もちろん、最初はガムシャラにやり始め、壁にぶつかったらその都度考えてそれを乗り越えていくから成功するわけです。だから、いつまでも脳死して上手くいくほど甘くはないんですけどね…
努力できない人は脳が働きすぎるから!賢い生き方

ここまでは、努力が出来ない理由として「脳が働きすぎるから」と言う理由を説明してきました。
その上で、努力というものに今後どう向き合っていくべきかを考えてみたいと思います。その際に、ひろゆきさんが書かれた「1%の努力」と言う書籍が超参考になります。
成功できるかどうかは努力の有無では決まらない
まず大前提として、成功に努力という変数は必要か?から考えてみましょう。
結論、努力よりも才能と運の方が遥かに重要です。
そもそも、東大生って親の大半は高学歴で金持ち。遺伝的に才能に恵まれた子が、質の高い教育を受けられたから東大卒になって人生を有利に進めています。
こういうのは、典型的な親ガチャです。
ただ、世の中というのはそういうもので、成功している要因として才能や運がベースにあるってことは知っておく必要がります。
そして、「努力しなくても得できる場所を見つける」という発想の方がはるかに大事だったりします。
例えば会社で働くとしても、同じ時間・同じ労力の仕事をしたとしても、給料が同じってことは現実的にあり得ない。働く業界・働く会社によって給料は決まります。
そう考えると、努力よりもフィールド選定の方が遥かに重要だってことがわかってきます。
報われない努力はしない
日本人の大半は、努力が出来ないことを悪だと思い込んでいます。
「努力しない=逃げ」
こんな風に考えているのでしょう。
でも、そもそも逃げることが本当に悪なのか?って話をもう少し考えた方がいい。
例えば、炎タイプのヒトカゲに、水タイプのゼニガメから逃げるなって言えますか?これ、努力すべき状況ですか?
世の中には、報われない努力という概念もあります。限界まで努力して、何も得られずに終わる…みたいなパターンが一番サムイ。
であれば、報われない努力は絶対に避けるべき。おそらく、人生において99%の努力は意味がない。
暇であることが最強の武器だったりもする
成功できるかどうかは、運要素も結構大きいです。
でも、努力努力と言って毎日忙しそうにしていると、せっかくの運を掴み損ねることがあります。
人生って、友達と会話している時に何か成功につながるチャンスを掴んだり、何かの縁で新しいことを始めてそれが上手くいくみたいなことが多い。
ほとんどの場合、机に座って悩んでいても、ロクなことにならないです。
でも、忙しすぎると、そうやって何かを掴みに行く時間がない。
そして、今やっていることの努力の延長線上に成功がないのであれば、ガムシャラに頑張っていることは決して報われない。これもまた無駄な努力の典型例です。
だから、積極的に暇な状態を作れるかどうかって結構重要な要素だったりするわけです。
総括:「努力できない人は脳が働きすぎるから」のまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
努力できない理由:脳が働きすぎるから
- 努力ができない人は、「めんどくさい」を察知する能力が高く、努力の意味や効率性を瞬時に考える傾向がある。
- 賢い人は、無駄を避けて効率よく問題を解決する方法を模索するため、努力を嫌うことが多い。
努力よりも知恵や工夫が優先
- 努力は問題解決の最終手段であり、最初から真面目に頑張るよりも、頭を使って効率的な解決策を見つける方が優秀。
- 例:100km先に行く指令では、歩く努力より原付免許を取る知恵の方が効率的。
努力だけでは成功しない
- 成功に必要な要素は、才能や運が大部分を占めており、努力の影響は少ない。
- 報われない努力や無駄な努力を避け、最小限の労力で成果が出せるフィールドを選ぶことが重要。
暇を作ることの重要性
- 忙しすぎると、新しいチャンスや運を掴む余裕がなくなる。
- 努力の延長線上に成功が見えない場合は、立ち止まり、暇を作ることで新たな可能性を探るべき。