小学校の勉強で役立つおすすめの参考書が知りたい!
こんな風に、問題集ではなく小学生向けの参考書を探していらっしゃいませんか?
小学生の場合、問題集やドリルの需要が多いのですが、一部参考書を検討される方もいらっしゃいます。参考書で調べながら学習させることが、そのまま「自学力」に繋がるからです。
そこで本記事では、教科別に小学校参考書おすすめランキングを塾長目線で紹介していきます。
小学校参考書おすすめランキング:教科別に紹介
では早速、小学校の参考書でおすすめできるものを厳選して紹介していきます。
教科によっておすすめできる参考書が異なります。また、参考書というよりも図鑑的なものになってしまうこともある点はご了承ください。(※基本的に小学生向けの参考書自体が少ないです。)
小学校参考書おすすめランキング:国語
まず最初に、国語の参考書としておすすめしたいものをランキング形式で紹介していきます。
1位:ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕
1冊目は、ふくしま式国語です。
こちらは問題集というタイトルになっていますが、国語の読解パターンに特化した読み物系のテキストです。問題も載っていますが、問題を解く上で必要な考え方や解法パターンを掲載しているものです。よって、参考書扱いとします。
指示語の捉え方のルールとか、接続語が登場した時の解き方とか、国語の解き方のルールそのものを抽象度を上げて解説います。
読解パターンの解説本の中では王道中の王道で名作です。
2位:「伝える力」が伸びる! 12歳までに知っておきたい語彙力図鑑
次におすすめしたいのが、語彙力に関する参考書です。
小難しい国語辞典とかではなく、小学校を卒業するまでに絶対に知っておきたい「語彙力」に特化した参考書です。テレビ出演も多い斎藤先生の鉄板の本です。
国語というのは、最終的に読解力を上げないと伸びない教科です。しかし、読解力はその人の持つ「語彙力・一般常識・体験経験」的なものが絡み合って作られるものです。
そのうちの1つが語彙力です。これは、読解問題集だけをやっていては消しても身につかないので、語彙に特化した学習をしてほしいです。その際に活用したいのが「伝える力」が伸びる! 12歳までに知っておきたい語彙力図鑑です。
3位:小学生おもしろ学習シリーズ まんがとゴロで 楽しく覚えて忘れない 小学漢字1026
3つ目に紹介したいのが、漢字学習に役立つ参考書です。
漢字は書いて覚えるのが大前提ですが、漢字そのものの構成を概念として把握しておくことが重要です。へん・つくりなどがどのようにしてできているのかなどを理解する必要があります。
そういう意味で、「小学生おもしろ学習シリーズ まんがとゴロで 楽しく覚えて忘れない 小学漢字1026」をおすすめしたいです。
イラストも綺麗ですし、漫画形式で漢字の成り立ちなどが分かるので非常に小学生向きと言える漢字参考書だと思います。

小学校参考書おすすめランキング:算数
続いて、算数でおすすめしたい参考書を紹介します。算数は問題解いてなんぼの教科なのですが、参考書学習も結構有効です。
1位:考える力が身につく!好きになる 算数なるほど大図鑑
1冊目は、算数の図鑑。
この図鑑は、かけ算やわり算の仕組み、素数、単位の仕組みなどを掲載。算数で決められてる概念や定義的なものを図鑑形式で視覚的に分かりやすく解説しています。
最近ますます重要視されているプログラミング系のテーマに関する扱いも結構充実していて、低学年の頃から家に1冊置いておいて損のない1冊です。
ビジュアル的にもカラーで見やすくて、子供ウケ抜群の1冊です。

2位:算数嫌いな子が好きになる本
2冊目は、算数のつまづきポイントが分かる本です。
これは、塾講師として読んでいて「子供ってここでつまづくのか!」的な気づきも多かった一冊。なのでどちらかというと、親御さんに読んでほしいです。
子供が算数でつまづくポイントって大体決まっていいます。そんなつまづくポイントを一覧でまとめてくれているのがこの本。
こんな感じ↓

なので、子供のつまづきを察知したら索引して、どう教えたら子供が納得してくれるのかを調べたりするのにも役立ちます。本当は子供自身がそれを自主的にやれると最高ですが、原則は保護者さんの役割です。
小学校6年分のつまづきポイントが1冊に凝縮されているので、低学年の段階で購入しておけば長年使えます。コスパは抜群の参考書と言えるでしょう。

3位:教科書ガイド
算数の参考書で何だかんだ外せないのが、「教科書ガイド」です。
みなさんついつい派手でキャッチーな参考書に飛びつきますが、算数の基礎基本は全て教科書に詰まっています。なので、教科書内容を正しく理解するのか何よりも優先順位が高いはず。
ただ、教科書は学校で先生が解説すること前提なので、子供が自分で読み進めるのはハードです。そこで補助教材として「教科書ガイド」が役立ちます。
何だかんだで教科書ガイドは最強の参考書です。
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小学校参考書おすすめランキング:理科
続いて、小学校の理科に関するおすすめの参考書を紹介していきます。
理科も参考書学習が超有効な教科なので、優先的に揃えてほしいです。
1位:小学高学年 自由自在 理科
まず理科の参考書と言えばこれ!というのが、自由自在シリーズから出ている参考書です。このシリーズは中学校バージョンも非常によくできていて、参考書としてのクオリティは高いです。
自由自在の強みを一言で言えば「網羅性」です。
小学生が気になるポイントや調べたいと思う内容であればほぼ間違えなく網羅されています。スマホじゃなくて、自由自在を開く習慣が出来ると、読解力も上がります。
理科の参考書を何か1冊探しているということであれば、まず第一におすすめするのが自由自在です。


2位:小学総合的研究 わかる理科
続いて2冊目におすすめなのが、小学総合的研究から出ている理科の参考書です。昔から、自由自在か小学総合的研究かどちらかって感じで、個人的には自由自在の方が好きなので2位です。
ただ、参考書としてのクオリティは間違えなくて、自由自在を選ばないなら、次に候補に挙がるのは間違えなく小学総合的研究の参考書です。
自由自在よりも少しだけ難しいかな?とも思いますが、裏を返せば結構詳しく書かれているということ。お子さんのレベルが高ければ、逆に一番いい参考書とも言えます。
3位:図解でしっかりわかる! 小学生の理科
3冊目におすすめなのが、「図解でしっかりわかる! 小学生の理科」です。
正直、自由自在か小学総合的研究のどちらかを選んでほしいのですが、この2冊はどちらも量が多くて一定の知能を超えた小学生にしか捌けないリスクがあります。
文章もガッツリ書かれているので、読解力が弱い子だと平気で挫折しそうな感じがします。
そのため、まだまだ学力不十分って子の場合は、もっとビジュアル重視の図鑑に近いような参考書を購入してみることがおすすめです。個人的にすごく見やすいと思うので、ここで紹介させてください。

小学校参考書おすすめランキング:社会
最後に、社会でおすすめできる参考書をランキング形式で紹介します。
社会も理科同様に参考書学習の恩恵を受けやすい教科です。優先的に揃えて欲しいと思います。
1位:小学高学年 自由自在 社会
まず1位を紹介すると、自由自在シリーズの社会です。
こちらは先ほど理科でも1位として紹介したシリーズの参考書です。結局のところ、小学生の参考書はなんだかんで自由自在が最強です。
理由も理科と全く同じで、「網羅性が高いから」です。
この参考書を1冊手元に置いておけば、基本的な調べ学習や分からないこと潰しは出来てしまいます。それゆえ、まず最初に全員におすすめしたい参考書として紹介しておきます。


2位:完全理解 小学社会
2つ目に紹介したいのが「完全理解 小学社会」です。こちらも塾の先生の中では結構有名な本で、高評価なテキストです。
セールスポイントとしては、タイトルの通り1冊で小学校の社会が完全に理解できるような作りになっていること。自由自在と重なりますが、網羅性が高いっってことです。
自由自在より少し安いのでコスパがいいですが、中身のレイアウトや見やすさは完全に自由自在に軍配が上がります。なので、自分の中では2位かな?って感じです。
3位:くらべてわかるできる子図鑑 社会
最後に紹介したいのは、「くらべてわかるできる子図鑑 社会」です。
こちらは参考書というより資料集に近いのですが、解説もしっかり載っていて使いやすいです。
自由自在などに比べると情報量がグッと減ります。しかし要点を絞って書いてくれているのと、圧倒的に安いのでコスパはいいです。網羅性よりも分かりやすさや簡潔さ、ビジュアル重視って方におすすめの1冊です。
小学校参考書おすすめランキングの後に:購入前の注意点
ここまでは、各教科別の小学生におすすめの参考書を紹介してきました。ここからは、小学生に参考書を購入する場合の注意点についても書いていきます。
歴史の参考書は「漫画」の方がおすすめ
社会の勉強に関しての注意点です。
正直なところ、小学生の社会学習であれば、参考書よりも漫画学習のほうを強くおすすめします。理由は、「漫画の方が圧倒的に読まれるから」です。
参考書を購入して失敗になるパターンって、参考書の質とかじゃやなくて子供が買っても読まないことなんですよね。いかにイラストがあっても、文字が多いので挫折しちゃう子は想像以上に多いです。
でも、漫画であれば参考書に比べてそのリスクはグッと下がります。一応読んではくれるので、親としては少なからず実感を感じます。
おすすめの歴史漫画は「角川の日本の歴史」です。

日本の歴史の漫画はいくつか種類がありますが、いろいろ見た結果、やっぱり王道の角川かな?って思っています。歴史に興味を持ってもらうきっかけとして、とりあえず自宅のどこかに並べてみて欲しいです。
理科の参考書は分野別で図鑑でもOK
続いて理科の参考書選びの注意点について。
まず、理科という教科を広く網羅的に学ぶための参考書選びということであれば、最初に紹介した自由自在あたりでいいでしょう。
ただ、理科に興味を持ってもらう入り口であったり、解像度をビジュアルを使って上げたいとかだと「学習図鑑」の方が子供ウケがいいことがあります。生き物系の図鑑はその典型です。
例えば動物の図鑑や魚の図鑑なんかは子供が好きなジャンルです。
なお、理科の参考書から脱線しちゃいましたが、おすすめの図鑑に関しては以下の記事でもまとめているので、興味があればぜひ目を通してください。
総括:小学校参考書おすすめランキングまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
■ 小学生向け参考書の選び方ポイント
- 問題集ではなく「参考書」を探している人向け
- 参考書での学習は“自学力”育成に有効
- 教科ごとにおすすめ参考書は異なる
■ 国語のおすすめ参考書ランキング
- ふくしま式 国語力が身につく問題集
読解力の「考え方」を教える王道テキスト。参考書扱い。 - 12歳までに知っておきたい語彙力図鑑
語彙力を高めることで読解力の土台作りに有効。 - まんがとゴロで小学漢字1026
漫画+語呂合わせで漢字を楽しく覚える。
■ 算数のおすすめ参考書ランキング
- 算数なるほど大図鑑
図鑑形式で視覚的に算数の概念を理解。 - 算数嫌いな子が好きになる本
子どもの“つまづき”を解説、保護者向けにも最適。 - 教科書ガイド(東京書籍など)
基礎の理解に最適、教科書の補助教材。
■ 理科のおすすめ参考書ランキング
- 自由自在 理科
網羅性が高く調べ学習にも◎。 - 小学総合的研究 わかる理科
自由自在より少し難しいが情報量豊富。 - 図解でしっかりわかる!理科
図解中心で低学年や読解力に不安がある子向け。
■ 社会のおすすめ参考書ランキング
- 自由自在 社会
理科同様に網羅性が高くおすすめNo.1。 - 完全理解 小学社会
高コスパで基礎〜応用まで対応。 - くらべてわかるできる子図鑑 社会
ビジュアル中心で理解しやすく、コスパも◎
■ 参考書選びの注意点
- 社会(歴史)は「漫画」で学ばせた方が読まれやすい
→例:角川まんが学習シリーズ - 理科は「図鑑」でも代用可能
→子どもの興味関心を引き出す入り口に最適
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