芦屋高校(県芦)の合格ラインがどのぐらいか気になっていませんか?

芦屋高校の合格ラインはどの程度で、そのために必要な内申点や当日点をある程度調べておくことは非常に重要です。特に近年、芦屋高校は非常に人気校になっています。葺合志望の子も、芦屋高校にかなり流れているのでは?という印象を受けます。

本記事では、芦屋高校(県芦)の合格ライン(素点・内申点・当日点)の目安に関して解説します。

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芦屋高校(県芦)の合格ラインはいくつ?素点・内申点・当日点

では早速、芦屋高校(県芦)の合格ラインについて解説していきます。なお、最初に断っておきたいのですが、県芦は近年偏差値が上がっており、例年のデータでボーダーラインが想像しずらくなっています。

そのため、あくまで予想ラインであることはご理解ください。

※ここでの芦屋高校のボーダーラインは「一般選抜」です。推薦入試ではありませんので、その点はご了承ください。

芦屋高校(県芦)の合格予想ライン:素点350点

まず最初に、加算点を抜いた素点から。芦屋高校の合格予想ラインの素点は以下の通りです。

・素点:350点

だいたいこの辺りになるのかな?と思います。

昨年あたりに一気に県芦は難しくなったように感じます。もう少し前の県芦だと、六アイと数ポイントしか変わりませんでした。なので、素点ボーダーラインも340〜350点ぐらいではないかと思います。

しかし、今はどう考えても上がっているでしょう。

県芦は葺合(偏差値60)に迫っているイメージで、偏差値も58付近でしょう。よって、昔の素点でボーダーを予想するわけにはいきません。

偏差値60の葺合の素点ボーダーが概ね、360点〜370点ぐらいだと思います。なので、そこから20ポイントぐらい下げたラインを自分の中のボーダーとして計算しました。

そうすると、大体素点で340点〜350点ぐらいに合格ラインがあるのかな?と推測できます。

芦屋高校に合格するための内申点目安

芦屋高校に合格するためには、どのくらいの内申点を取っておけばいいのでしょうか?

県芦のレベルが最近上がっていることと、葺合レベルの子が下げてきて内申点合戦になりやすいことも踏まえ、以下を芦屋高校合格のための目安内申と考えます。

・内申点:185点〜190点

自分の中では、葺合に受かるためにオール4の内申が欲しいと考えています。なので、それより少し下の県芦だとこんな感じになります。

中堅校受験は、そこまで学力が高いわけではない子が受けているので、内申点に関しては本当に高ければ高いに越したことはありません。

芦屋高校に合格するための当日点の目安

次に、芦屋高校に合格するために必要な「当日点」について。

素点ボーダーを一旦340点と仮定し、内申点が185点ぐらいあると仮定しましょう。この時、本番得点では以下の点数が目安になります。

・当日点:310点

正直もう少し低くてもいいような気がしますが、最近の県芦は割と高めに見積もっておかないと結構怖いです。なので、こういうケースをモデルケースにしてほしいと思います。

少なくとも、標準的な内申を確保した上で、300点は目指せないと厳しいのでは?と思っています。

なお、兵庫県の第一学区であれば、おおよそ以下の記事で分類したパターンに照らし合わせれば、子供の進学先がどうなるのかは読めます。

芦屋高校(県芦)の合格ラインを知った後に:注意点

ここまでは、芦屋高校の合格ラインに関連する情報をお伝えしました。

ここからは、芦屋高校合格のための戦略の描き方や、芦屋高校を受験する上で不合格になるリスクのある受験などを深掘りしてお伝えします。

芦屋高校(県芦)は原則「内申勝負」だと思うべし

芦屋高校の受験は、内申点の確保が絶対条件だと思ってください。

正直、芦屋高校を第一志望にする生徒って、お世辞にも学力が高いとは言えません。

受験問題を解けば分かりますが、必ずと言っていいほど壊滅的な点数になる教科が出ます。国語で40点台になってしまったり、数学で40点台になってしまったり…

おそらく、そこそこの内申点がある県芦志望の子ですらこうなります。

自塾でも、理科の内申「5」なのに、兵庫入試(過去問)で30点台を叩くみたいな事例も経験しています。国語に関しても、まあ上振れ・下振れが激しいのなんの…

でも、これが入試問題なのです。定期テストのように、決まった範囲を反復して暗記して乗り切るみたいな勉強は通用しません。本質的な理解がないと入試問題はマジで解けないです。

だから、感覚的には普段のテストで350点〜370点ぐらいの子でも、入試問題やると高確率でコケてきます。正直、300点切ってしまっても全く不思議ではない。

こんなテストで合否を分けてるのって、どこまで言っても内申点なんです。

だから、芦屋高校を受ける生徒は、ほとんどオール4ぐらいの内申がないと安全圏の受験とは言えません。

本番少しでも歯車が狂って、40点台の教科を2個とか作ってしまうと流石に落ちます。しかもそれ、結構あり得ますよ。マジで国語とかブレまくるので。

危険ライン:内申点170点後半の生徒

正直なところ、芦屋高校を受験する生徒で一番怖いのが「内申点170点後半」ぐらいの生徒です。

主教科で4が3つ、副教科で4が2つとかあって内申点177点ぐらいの感じの子。

このぐらいだと、正直志望校で芦屋高校を掲げても別に違和感はない。目安内申185点よりは下ですけど、絶対に受からないってほど悪くはない…

しかし、このタイプは受験問題への適性をきちんと判断して受験校を決めさせた方がいい。


このぐらいの内申の子って、本当に本番少しやらかすだけで不合格になります。隠しても仕方がないので言いますが、自塾でも過去に1人だけこのレンジで芦屋高校不合格を出しています。

定期テストの点数がいいだけの子である場合はかなり危険。普段の学校のテストだと70点以上なんだけど、模試や入試過去問するとすぐに50点台に引きづり込まれる系の子って大勢いるんですよ。(※自塾で不合格になった子もこのパターンです。)

このタイプは、悪いことは言わないから六アイを安全圏で受かる道を選択した方がいい。

正直、大学の進学実績で見たら芦屋高校も六アイも大して変わりません。

言い方は良くないけど所詮は中堅校。大学の進学先は偏差値50以下がメインで、国公立などは10数名程度でほぼいけない。なので、産近甲龍や摂神追桃のどこかに落ち着くことに変わりはないです。

※六アイや県芦だと関関同立はボリュームゾーンではないです。あと、サボればFランルートになるリスクもある。

要するに、最終的な大学の執着地点があまり変わらないのに、高校受験で変なリスクを取って県芦を勝負するのってどうなの?ってことです。

芦屋高校って、内申高い子が余裕を持って受かる高校じゃない?

この辺り、大人がしっかり子供に情報を与えてあげないといけないです。

なんか最近謎に県芦人気なのですが、正直なところ内申不足の子が六アイを受けずに県芦を攻める合理的なメリットがイマイチ見えてきません。

無難に六アイではダメなのか?と。

その後って、結局は本人の頑張り次第大学は決まるだけですからね。県芦だから六アイより受験有利ってのはイメージ湧かない。御影高校との比較なら理解できるんですけどね〜

※部活でやりたいことがあるとかそういう明白な目的があるなら全然いいと思います。

総括:芦屋高校(県芦)の合格ラインまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

芦屋高校の合格ライン

  • 素点目安: 340〜350点(加算点抜き)
  • 内申点目安: 185点〜190点
  • 当日点目安: 310点

芦屋高校の人気の背景

  • 近年偏差値が上がり、偏差値58程度で葺合高校(偏差値60)に迫る。
  • 葺合志望の生徒が流れてくるケースが増加中。

受験における注意点

  • 内申点が重要: 入試の問題ではブレが大きく、本番の得点だけでの逆転は難しい。
  • 内申点がオール4程度の生徒でないと安全圏とは言えない。

危険ラインの生徒

  • 内申点170点台後半(例: 177点程度)の生徒は、本番で失敗すると不合格のリスクが高い。
  • 定期テストで高得点でも、模試や入試では成績が下がる生徒は特に注意。

リスクを避ける選択肢

  • 内申が低めの生徒は、六甲アイランド高校(六アイ)を受験する方が合理的。
  • 芦屋高校と六アイの大学進学実績は大差がなく、無理をするメリットが薄い。

進学先における注意

  • 芦屋高校も六アイも、主な進学先は産近甲龍や摂神追桃。
  • サボるとFラン大学に進むリスクもある。

芦屋高校を目指す場合のポイント

  • 内申点の高さで勝負する受験校であり、余裕を持って合格ラインを超える準備が必要。
  • 特別な理由がない場合、リスクの高い挑戦は避けるべき。

部活動や特別な目的がある場合

  • 部活や特定の進路目的がある場合は芦屋高校を選ぶのも適切。

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市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。

※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。

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