明石北高校は、第三学区の中ではトップ校に分類される高校です。

しかし、令和5年と令和2には「定員割れ」を起こしています。そのため、穴場の学校ではないか?と思う人も多いでしょう。

ただ、兵庫県は第二志望まで書けてしまうので、定員割れしていても必ず受かる保証はありません。加古川東がダメだった生徒が一部おりてきます。

では、明石北高校に合格するためにはどうすればいいのでしょうか?

本記事では、明石北高校の定員割れ情報&合格ラインについて解説していきます。

明石北高校の定員割れ事情:合格ライン(素点・内申点・当日点)

まず最初に、昨今の明石北高校の受験情報について解説していきます。

定員割れに関する情報と、合格ラインに関する情報をお伝えします。

明石北高校の定員割れについて

明石北高校では、令和5年と令和2年に「定員割れ」をおこしました。

なお、倍率の推移に関しては以下のようになっています。

・令和6年:1.03倍
・令和5年:0.98倍
・令和4年:1.14倍
・令和3年:1.16倍
・令和2年:0.89倍

このように、直近のデータを見ても定員割れが2回あります。また、倍率推移を見ても、低い水準で動いていることもわかります。

第一学区や第二学区の人気校では、同一の偏差値帯の高校ではこのようなことはまず起こらないです。そういう意味では、第三学区はおいしいといえば美味しいように思えます。

自塾のある第一学区であれば、葺合高校とか夢野台で定員割れが何回も起こるということなので、ちょっと想像できない事態のように思えてしまいます。

明石北高校合格ライン:素点目標360点

まず最初に、明石北高校高校の合格ラインで一番重要な「素点」について。明石北高校合格の目安素点は以下の通りです。

・素点目標:360点

なお、ここで言う素点とは、第三学区の加算点を加えていない点数のことです。内申点(250点)と当日点(250点)の合計点だと思ってください。

明石北高校は、定員割れするとはいえ、第三学区では上位校に分類される学校です。

偏差値も60以上あり、素点ボーダーも他の学区と同様に360点程度になることが多いのでは?と推測しています。

感覚的には、もう少し低くても受かるような気がしている(素点350点台)のですが、目標としては360点を念頭に置いておくといいのかなと思います。

明石北高校合格ライン:目標内申点210点以上

明石北高校合格に必要な内申点の目安はどのように考えたらいいでしょうか?

明石北高校合格の内申目安は以下の通りです。

・内申点目安:210点以上

正直、明石北高校は定員割れを起こしてしまうような学校です。それゆえ、内申点の目安が決めずらいです。

ただ、兵庫県内で偏差値60以上の高校ですから、最低でもオール4は欲しいです。そして、素点ボーダーが360点であれば、内申点の目安は210点ぐらい。

内申点が210点ぐらいあれば、本番で300点程度得点すれば合格ラインに乗ります。

よほど内申美人でない限り、内申点で守って勝ち逃げできる水準ではないか?と思います。

明石北高校の合格最低点:当日点目標は250点〜270点

明石北高校の合格を目指す場合、本番得点ではどのあたりを狙っていくといいのでしょうか?

内申点にもよりますが、以下が本番の目標得点です。

・当日点目標:300点〜320点

明石北高校の場合、内申点がどれだけあるのかで目標点数が異なります。

ただ、オール4の生徒であれば本番で320点ぐらいを目指して欲しいです。内申点が210点とかあれば本番では300点程度は守りたいです。

本当は、上記の点数をアンダーラインとしたいので、日常の対策では340点を目指してテスト勉強をしておくと手堅く合格できると思います。

内申点220点とかある子なら、本番で国語と数学の2つが同時に爆死しない限り、ほぼ間違えなく合格できるのでは?と推測できます。

明石北高校の定員割れ&合格ラインが分かった後に

ここまで、明石北高校の受験情報について記載してきました。

ここからは、明石北高校の受験のポイントや注意点について解説していきます。

定員割れを期待して出願しない

昨今の受験情勢を見ると、明石北高校は割と狙い目の学校に思えます。

そもそも、このランクの偏差値で定員割れってすごくラッキーです。第一学区の生徒たちからすれば、羨ましい限りです。

加古川東の落ちが一定数いるとはいえ、加古川西を第二志望にする生徒も多いと思うので、全部が全部明石北に流れるとは考えずらいです。

しかし、定員割れするかどうかは時の運!

そこに期待して、変な駆け引きをしないようにしましょう。倍率が下がり始めると、どこかの年で一気に集中するみたいな現象は結構あるあるです。

受験生が考えることなんてみんな一緒なので、明石北が穴場と思う人が増えれば、当然ですが倍率が上がり始めます。

内申点で手堅く守るのが合格への最短ルート

明石北高校を受ける生徒の中には、定員割れを期待して出願する人も多いでしょう。

しかし、それは運任せなので決して宜しい受験とはいえません。そうではなく、ほぼ確で勝てる受験を心がけてください。

兵庫県の場合、とにかく内申点が高ければ受かります。

特に明石北高校ぐらいだと、内申点がそこそこ高いけど、加古川東などは厳しい生徒が受けてくると推測されます。おそらく、オール4以上の内申点の生徒が大半だと思います。

感覚的には、内申点210点以上の子も多く、内申点220点台の子も決して少なくないように思えます。


正直、明石北であれば内申点220点なら、ほぼ間違えなく合格です。ミスをしまくっても内申点でカバーしきれてしまうはずです。

明石北高校を受ける場合は、内申点220以上をお土産に手堅く受かることを心がけましょう。

総括:明石北高校の定員割れ&合格ラインまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

明石北高校の定員割れ事情:

  • 令和5年と令和2年に「定員割れ」を起こした。
  • 最近の倍率推移:
    • 令和6年:1.03倍
    • 令和5年:0.98倍
    • 令和4年:1.14倍
    • 令和3年:1.16倍
    • 令和2年:0.89倍
  • 第三学区では狙い目の学校と見られるが、定員割れを期待した出願は危険。

明石北高校合格ライン:

  • 素点目標: 360点(内申点250点+当日点250点の合計)。
  • 内申点目安: 210点以上(オール4以上が基準)。
  • 当日点目標: 300点〜320点。
  • 日常対策では340点を目指して勉強するのが望ましい。

受験の注意点:

  • 定員割れは時の運であり、それを期待した出願は避けるべき。
  • 定員割れが発生しない年もあるため、安全な戦略を取ること。

内申点の重要性:

  • 兵庫県では内申点が高ければ合格の可能性が大幅に上がる。
  • 明石北高校受験生の多くは内申点210〜220点以上のレベル。
  • 内申点220点以上なら合格がほぼ確実と推測。

戦略のポイント:

  • 安全圏に入るため、内申点220点以上を目標にする。
  • 本番でのミスを内申点でカバーできる受験計画を心がける。

総括:

  • 明石北高校は偏差値60以上の上位校だが、定員割れする可能性もある。
  • 運任せではなく、内申点と本番点数で手堅い受験を目指すべき。

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市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。

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