通知表3と通知表4では、高校受験の場合は進路選択の幅がまるで異なることは周知の事実です。

しかし、通知表3は学年全体の半数程度を占めるため、通知表3の中でも上位と下位にレイヤーを分けることが出来ます。そして、上位と下位には同じ3とは思えないレベルの知能差があります。

ハッキリ言えば、通知表3の下位(テストで40点台かそれ以下)の生徒は、昔の相対評価であれば評定2に着地する生徒です。偏差値40台前半の学力しか有しておらず、お情けで3になっているだけです。

そして当然ですが、通知表3の下位と通知表4の生徒にはとてつもない格差があります。ハッキリ言いますが、ほとんどのケースで「超えられない地頭の壁」を感じます。

本記事では、「通知表3の下位と通知表4の生徒の間の超えられない地頭の壁」について解説します。

通知表3の下位と通知表4の生徒の間にある絶望的な格差

ここではまず、通知表3の下位の生徒の属性と、そこから分析できる通知表4の生徒との間にある絶望的な差について包み隠さず本音を書いていきます。

大前提:通知表3の上位と通知表3の下位は別次元

今回のテーマを話す前に、まず論点の対象になっている「通知表3の下位」のイメージ像をお伝えします。

冒頭でも書きましたが、通知表3は非常に幅が広く、テストの点数で比較しても30点〜70点の間で幅があります。現行の通知表では評定3の割合が50%程度あるため、これらの生徒が評定上は同じ数字になります。

しかし、通知表3の中では概ね以下のようなカテゴライズができます。

・通知表3の上位:65点〜73点
・通知表3の中間:55点〜64点
・通知表3の下位:30点〜54点

分類自体は主観的ですが、概ね生徒のレベル感がこの3段階ぐらいで分かれるイメージです。

※なお、最近ではテスト20点台の境界知能の生徒でも3がついていることがあり、正直3の基準は年々甘くなっているように思えます。なので、通知表3の下位の実態はもっとひどいかもしれません。

ちなみに、通知表3の上位は実質的には通知表4の下位の生徒とそこまでレベル感は変わりません。あと少しで4になるので、次は4かもしれません。このことは以下の記事でも解説しています。

よって今回の議論の対象には入りません。3の中でも紙一重で4になる子は勉強時間とか努力とか工夫とかそれらをあと少しいじるだけで4になるからです。

しかし、通知表3の下位(特にテスト30点〜40点台)の生徒は、全くもって4に上がっていく未来が見えない。一部の外れ値で上がったと言う反例は横に置いといて、再現性高く上げられる科学的な方法論があるようには全く思えません。

その理由は、「圧倒的に地頭のランクが下がるから」です。失礼な物言いで申し訳ないですが、問題の本質は正直ここです。同じ通知表3でも、通知表3の上位と下位は別次元です。

通知表3の下位と通知表4(通知表3の上位)の知能格差の壁

正直なところ、学力の戦いというのは段階によって、必要条件と勝利条件的なものがある程度決まっています。

①最上位層の戦い(5の上位)
→最強の地頭の有無(努力では超えられない壁)で決まる世界
②上位層の戦い(4の上位〜5の下位)
→賢いことは前提で努力量が物を言う世界
③中間層の戦い(3の上位〜4の下位)
→平均的以上の地頭がある前提で努力量が物を言う世界

正直、評定3の上位〜評定4の下位だと③レベルの戦いです。だからこの層は通称「YDK(やればできる子)」が多いです。

最低限の地頭さえあれば、「あとは頑張ったか・頑張らなかったか」の差が極めて大きく、本人の努力や学習塾や勉強法など環境要因に結果が大きく左右されます。

しかしこの層は、最上位層レベルの地頭を有しているわけではないので、努力をマックスしたからといって通知表5の上位の生徒に肩を並べられるか?と言われると、「そう言うこともあるけど打率は低く再現性はない」と言わざるを得ないです。

やっぱり中学校のテストで450点以上とかの子になると、選ばれしもの感があります。いずれ難関大に進める見込みのある子って感じなので。この辺り、どうしても”超えられない壁”を感じます。

しかし問題なのは、①〜③の勝負の世界の土俵にすら建てていない生徒です。

この層の生徒は、「平均的な地頭を有する」という最低条件をそもそも満たしていないため、努力や工夫と言った後天的なものでどうこうできる領域が極端に少なくなります。

このことは、最近行われた学力調査の結果などから見ても分かります。こんなクソ簡単な問題でも同年代人口の65%(評定3以下の生徒に相当)は解けないレベルだからです。

特に通知表3の下位の生徒と通知表4の生徒には、明らかに努力や工夫などといった後天的要素以上に、生まれ持ってした才能の差を感じずにはいられません。通知表3の下位と通知表4の間には、目には見えないけどとてつもなく分厚い壁が存在しています。

では、どんな時にその地頭の壁を感じるか?

現場で何人も生徒を見てきている塾長の正直な見解をお伝えします。

通知表3の下位と通知表4の生徒の差:具体例

では、具体的に通知表3の下位と通知表4の生徒に見られる地頭の差を、本音ベースでお伝えします。

理解力の差:説明を聞いて分かる力

まず、持ち前の地頭の差は、当然ですが「理解力」と言う目に見えてわかりやすいタイミングで痛感します。

正直、通知表4(もしくは3の上位)以上になってくると、塾の中で授業や説明を聞いて分からないってことはほぼありません。例外的に、スポットで難しい問題を扱うと悩むことはあるものの、各単元の導入で取り扱う例題であれば大丈夫です。

しかし、学力が通知表の3の下位ぐらいからは、基礎レベルの問題の導入解説ですら、ポツポツと首を傾げる瞬間が見られます。

「分かったようで分かっていない」
「何が分からないか分からない」

等の発言が増えるのもこの層の特徴です。

一定の地頭を超えている子は、そう言うことはそもそも言いません。

また、数学などで露骨に地頭の良し悪しを感じるのは、各単元の文章題系を取り扱う瞬間です。計算問題は喰らいつけても、文章題系になるともう無理系です。

ちなみに誤解して欲しくないのは、文章題といっても決して難しいものをとり使っているわけではないと言うことです。文章題の中でも導入で扱う問題で、そのジャンルの中では一番優しいものから取り扱います。

でも、そのジャンルの最弱の問題ですら、一定の処理能力的なものは求められ、最低ラインの地頭が必要になります。だから、最低ラインの地頭(平均的な地頭)以下の子が、この辺りから脱落し始めます。

中1であれば、文字式や方程式で速さや割合扱い始めた瞬間とか、中2であれば連立方程式の文章題全般や、一次関数と文章題を混ぜた問題を取り扱った瞬間とかでしょうか?

例えばこんなの↓

ちょっとマニアックになりますが、上記のような問題の初手の反応を見れば子供の地頭の水準がどの程度のものなのかなど、ほとんどの塾講師は分かってしまうものです。

こう言うのって、教え方もすごく大事ですが、それ以前に「前提条件を文章から正しく読み取り、それらを脳内で整理し、答えに辿り着くために必要な情報だけを抜き取る力」が求められます。

でも、地頭が平均以下の子は、長い文章に書かれている情報を読み取り記憶したり、必要な情報がどこかを読み取ったり、今まで習った技をうまく融合させたり…的な処理を優先順位をつけて同時並行的に行うことができません。

本人の処理能力的にさばけないんです。公式に代入すれば終わる問題とは訳が違うので、根本的に考える力がないと厳しいのです。

もちろん塾なので説明しますが、説明してその瞬間は納得させても、翌日自分で0からやらせようとすると全くできません。仮に同じ問題なら何となく出来るとしても、少し設定がいじられると全く無理になります。

ここで、「塾の教え方が悪い」とご批判いただくことは大いに結構なのですが、通知表4以上の生徒であればこんなことにはそもそもなりません。決まって通知表3の下位ぐらいにいる子がこのパターンに陥ります。毎年同じです。どの塾でも起こっています。

フェルマーの最終定理ぐらい難解だと、一定の地頭がないと理解できないこともあるって内容は受け入れられると思うのですが、1次関数ぐらいだと「説明や教え方が悪いから理解できない」と思う人が一定数出てしまうのは仕方ないことだとは思います。

しかし、「とある問題を理解するには、その問題を理解する上での最低限の地頭は必要」と言うのが本質であり、地頭が良くない子は、ギブアップする問題水準が低いだけの話です。それが小学校レベルにある子もいるし、1次関数ぐらいにある子もいるのです。

この辺りに、地頭の壁が存在しているのは普通に考えれば想像できると思いますが、普通に考えると言うのがそもそも地頭ありきなので、伝わらない人には一生伝わりません。

あとは、それを認めると子供の学力に対して諦めなければいけなくなるので、意地でも認めない系の保護者もいます。この層の保護者の子供が、塾ホッパー(塾と点々とする系の生徒)の親に多いことは言うまでもないです。

記憶力の壁

通知表3の下位の生徒と、通知表4の生徒では記憶力にもやはり差が出ます。

例えば塾の中で漢字テストや英単語テストをする機会があるのですが、自塾の場合はその場で覚える時間をとって、覚えた子から順番に確認テストを受けてもらいます。

その際、格差がまあエグいです…

先ほどの一次関数は、概念理解があるので「お前の教え方が悪い」と言う批判はロジック的には分かりますが、漢字テストや英単語テストはいかがでしょうか?

同じ30問テストでも、15分で覚えて満点で暗記をクリアする子もいれば、1時間やらせて正答率が6割になる子もいます。英単語テストでも同じです。

しかもですよ、抜き打ちで別日に過去に暗記させたテストを再試したときも、まあ正答率に差が出る訳です。記憶維持力的なものは努力とか関係ないので、シンプルに地頭の差です。

この辺り、「地頭の差は努力(勉強時間)で挽回すればいい!」とおっしゃる人もいますが、限度ってものがあります。仮に人よりも3倍暗記に時間がかかるとして、それを全領域でやらせるつもりですか?

しかも、地頭が良くないと記憶維持力も非常に弱いため、忘却スピードも人より早いです。そんなとき、昔の知識も復習させつつ新しい知識を習得すると言う努力を人より3倍一生やらせるつもりでしょうか?

この辺りに、一定の地頭を有していない子に勉強をやらせることの限界があります。中学校は暗記が8割ぐらいですから。

高校受験は量が多いので目標値によっては、その子の地頭のレベルを超えちゃうことがあります。ここで、親の望みが子供の地頭レベルを超えると色々こじれます。

子供にはキツく当たるし、理不尽な勉強計画を勝手に立てるし、テストの点数が低いなら部活を辞めさせるとか言い出すし、当然のように塾への不満も増殖します。

だから、平均的な知能水準を満たさない子供でかつ親の望みが高いケースはしっかりと入塾お断りをしないと登場人物全員が不幸になるのです。その層が、通知表3の中間より下に密集しています。

2ばかりの通知表だと、さすがの親も高望みできる水準にないことは分かりますが、3だとまだ可能性があると信じてしまいます。3は守備範囲が広いため、子供の学力に対する親の認識がズレまくっているのが塾泣かせです。

何度も言いますが、3の下位(テスト40点台とか)は昔の2です。完全に勉強は出来ない子であるという自覚を持つところから出発しないと、その後のやり取り全てがおかしくなります。

まあ、だからこの層はあまり関わらない方が平和な塾運営ができます。

語彙力・一般常識の壁

地頭格差の中でも最も厄介なのが、「語彙力と一般常識の格差の壁」です。

正直、小学4年生の段階では、同年代の中で恐ろしいレベルで語彙力と一般常識に差がついてます。

もちろん、語彙力や一般常識は先天的なものではなく荒天的なものですが、「吸収力」というスキルは能力なので遺伝要因が大きいはずです。もちろん親の影響も大きいです。

しかし、個体ごとに備わっている「吸収力」には絶望的な格差があることは認めるしかないと思います。

同じ言葉のシャワーを浴びても、全く吸収力が違うのですから。少なくとも学校ではおおよそ同じような言葉を聞いている訳ですが、それでも絶対的に吸収しているワードの数は違うはずです。

もちろん、吸収力とは努力とは無関係です。語彙力が多い子が、日々気を張り詰めて言葉を一生懸命覚えているわけもなく、「自然と身につけている」のです。その身につき方に、埋めようのない能力格差があるってことです。

でも、この能力格差によって生じた語彙力や一般常識の格差は、少なくとも勉強という領域で勝負させると致命的です。

大前提、同じ教科で同じ範囲を勉強させても、出発点の知識量がまず平等じゃないです。理科社会なんて、一般常識的な範疇で知っている知識量に2倍か3倍は差があるイメージです。酷いと自分が住んでいる県の隣が何県か分からないレベルから出発します。

もちろん同じ教科書を読みますが、ストックされている語彙力に差があるので、読解した際にそこから読み取る情報がまるで違います。テキスト読ませて要約とかさせればその格差が絶望的であることにすぐ気づきます。

通知表3の下位レベルになると、そもそも地頭がいいわけでもなく、それゆえ知的好奇心も弱い傾向にあります。地頭が良くないから、小難しいことを考えることがそもそも嫌で、無意識に思考を避けてしまうのです。だから、同じ言葉、同じ景色、同じ作品などに触れさせても、まるで吸収力が違います。

それを10年近く毎日毎日続け、中学段階では努力では埋めようのないレベルまで能力格差が広がっています。そしてこの先も広がり続けます。

でも、これが地頭(脳の作り)の差である以上、本質的な解決策はありません。

通知表3の下位の生徒の一般的な期待値

ここまでは、通知表3の下位の生徒の厳しい現実をお伝えしてきました。

しかし、「勉強の努力が無駄」と言っているわけではないです。努力をすれば、勉強は点数が上がってきます。

問題なのは、「現実的にどのくらいまで上がるのか」を正しく知っておくことです。

結論から言えば、3の下位層は「平均点レベルよりちょい上」ぐらいまでが現実的な点数アップのラインです。人によっては、3の上位までギリいけるか?って感じです。(※外れ値的なものはここでは議論せず、あくまで一般的な話です。)

まずそもそも認識しておくべきは、3の下位は3ではないということ。絶対評価で言えば3ですが、相対評価で言えば普通に2です。よって、2の生徒を4に2段階上げするというのは現実的に相当しんどいことだと思ってください。

なので、評定3の下位の子は、まずは評定3の中間(平均点レベル)を目指し、次に評定3の上位(65点ぐらい)を目指すことになります。まあ、これで実質2段階アップです。

この辺りまでなら、努力でなんとか喰らいつける現実的なラインで、それなりに再現性があると思います。

問題は結局3止まりという現実

3の下位の子を頑張らせて、今より点数を上げることはできます。実際塾でも、40点台の子を60点まで上げた事例など数えきれないほどやってきました。

そしてそれ自体は決して難しくないです。テスト直前に缶詰で教えて、ワーク再試とかやらせまくることで、力技でそれなりにねじ込めます。これは再現性もかなりある手法です。

そういう生徒10人集めたら、8人ぐらいはそうなるイメージです。

しかし問題は、それだけ点数アップしても、評定では結局3で止まってしまうということです。4との間には恐ろしく分厚い壁があるからです。

ただ、高校受験においては、評定が4以上になって初めて意味を持つケースが少なくありません。特に偏差値50〜60ぐらいの中堅高は通知表にどれだけ4が並べられたかの勝負です。3は全く意味がありません。

するとここで気づいてしまうのは、「テストで点数アップさせても、結局4にならないなら意味ないじゃん…」と思う保護者さんが出ることです。そして、そのお気持ちには心から同意します。

しかし、もともとその子は地頭水準が低く40点とかから出発している子です。もともと4の子や、3に近い4の生徒を預かったわけではありません。

学年で見たら下位40%ぐらいに位置する子で、そもそも学業で成果を出せる水準の子ではありません。それを塾で半ばチート気味に実力以上の点数を引き出したから、なんとか平均ぐらいまで行けたってことをを忘れていませんか?

ただ、親からしたらそんなことは関係ないです。当たり前です。お金払っている以上は、「点数が上がらないのは塾のせいだ。ウチの子の地頭が悪いなんて理屈で納得できるか!」と思ってしまわれても仕方ないです。

しかし、先にいくつも事例を紹介した通り、確実に地頭の壁はあります。

まあでもここま言っても偏差値50以上の高校に行って欲しいと思う親御さんは大勢いて、その望みが叶わないなら通塾に意味がないと判断してしまうわけです。ゆえに、学習塾は中3のタイミングで転塾・退塾されやすい…

「このまま今の塾にいても良くて点数維持するだけ。であれば、ワンチャンあるかもしれないから他塾に転塾して希望を見出そう!それが今唯一できることだ!」的な感じで辞められる。

しかし、塾としてはこれほどやってられないと思うことはないです。

そもそも圧倒的に低いところから親身にサポートして何とかしてステージを上げることに協力したわけです。もともと優秀な子よりも、正直何倍も労力をかけてです。退塾は権利なので当然構わないのですが、通知表3の下位の属性の生徒が構造的にここまで退塾なりやすいのであれば、塾としても手を打つしかないです。最初から受け入れないという手を。

だから、通知表3の下位の生徒はお断りしています。

結局、この層(学年の上位35〜40%までに入れない層)の塾通いで上手くいくパターンは次の4通り。

①最終的には偏差値50以下の底辺高校を受けることに納得する
②私立専願のチートパワーで実力以上の偏差値の高校を受ける
③高卒ルート(工業・商業系)で進学することを受け入れる
④チャレンジで偏差値50以上の公立を受けて不合格→併願先の私立へ

この4つが最終着地地点になる可能性が極めて高いわけなので、これに納得できないのであれば最初から入塾しない方がいいです。これ以外だと、推薦入試でワンチャン偏差値50以上の公立に合格するみたいな奇跡に賭けるしかないのです。

ただこうなると、個別指導でのらりくらりとやらせればいいと思います。

これは自塾のある兵庫県第一学区で毎年起こっていることですが、似たようなことは他県でも確実に起こっています。こうならないためにも、事前に地域の受験事情を知っておくことが重要です。

まあでも、勉強って結局は“知能という領域が極端に低くない上でオールラウンダー的な才能が求められる競技”です。だから、向き不向きをしっかり考えることが保護者さんには一番求められることだと思います。

総括:通知表3の下位と通知表4の生徒の間の超えられない地頭の壁

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  • 通知表3の下位と通知表4の間には大きな地頭の壁がある
  • 通知表3は幅が広く、上位(65〜73点)と下位(30〜54点)では別次元の学力
  • 通知表3の下位は、相対評価なら評定2相当のレベル
  • 通知表4との違いは努力ではなく「地頭(知能)」の差
  • 3の上位~4の下位までは努力で成績アップが見込める層(YDK)
  • 通知表3の下位は、説明を聞いても理解できない場面が多い
  • 特に文章題や応用問題で理解力の差が顕著に表れる
  • 記憶力にも大きな差があり、同じことを覚えるのに数倍の時間がかかる
  • 語彙力や一般常識も劣っており、テキスト読解にも差が出る
  • 通知表3の下位の現実的な目標は「平均点ちょい上」まで
  • 塾で点数アップしても評定は3止まりになりやすい
  • 通知表4にならないと高校受験で有利にならず、意味が薄れる
  • 親の期待と子の地頭のギャップが悲劇を生むことも
  • 通知表3の下位は、塾として入塾を断る対象になることも
  • 最終的な進路は、底辺高校・私立専願・高専・不合格後の私立などが現実的

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