市立伊丹高校の合格ラインはどのくらいなのでしょうか?

昨今、市立伊丹高校はかなり人気になっています。そして、一昔前に比べれば、明らかに偏差値も上がってきています。

その結果、昔に比べて合格ライン(ボーダーライン)が上がってきていると感じている塾講師の方も結構多いのでは?と思います。

ランク的には、宝塚西ぐらいかな?と思うのですが、市立伊丹高校は県立伊丹高校にも迫っているような感じもして、ボーダーは少し高めに見ておくほうがいいのでは?と個人的には思います。

そこ本記事では、市立伊丹高校の合格ラインの目安(推測値)を解説します。素点や内申点の目安についても紹介していきます。

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市立伊丹高校の合格ライン:素点・内申点・当日点の目安

まず最初に、市立伊丹高校の合格ラインの予測をしていきます。

なお、今回は一般選抜に関する情報ですので、推薦入試等は関係ありません。

市立伊丹高校の合格ラインの目安を、以下のように推測しています。

市立伊丹高校合格ライン:素点目標310〜325点

まず最初に、市立伊丹高校の合格ラインで一番重要な「素点」について。市立伊丹高校合格の目安素点は以下の通りです。

・素点目標:330点

なお、ここで言う素点とは、第二学区の加算点を加えていない点数のことです。内申点(250点)と当日点(250点)の合計点だと思ってください。

なお、今回はスレスレをせめて素点330点を目安にしました。しかし実際、340点ぐらいを素点ボーダーと見ている先生も結構いるのでは?と思ったりしています。

このまま市立伊丹高校が上がっていけば、そのくらいの水準までボーダーが上がっても決しておかしいとは思えません。

市立伊丹高校は倍率も非常に高くなりやすいですし、上位校受験生の第二志望にもなりやすく、かなりの激戦区だと思います。

そういう意味では、素点目標も辛めに見積もっておかないと、痛い目を見る可能性大です。

市立伊丹高校合格ライン:目標内申点180点以上

市立伊丹高校合格に必要な内申点の目安はどのように考えたらいいでしょうか?

市立伊丹高校合格の内申目安は以下の通りです。

・内申点目安:180点以上

市立伊丹高校の昨今の人気ぶりから考えても、内申点を確保する必要性がかなり高い学校だと言えるでしょう。

そのため、ミニマムでも内申点180点ぐらいをお土産にしないと厳しい高校ではないかな?と考えます。

仮に素点が330点だとしても、内申点180点を割り込めば、300点オーバーの当日点を求められることになります。兵庫受験で当日点300点のハードルはまあ高いです…

そして、予測ボーダーよりももう少し高く、素点が340点必要とかになれば、内申点180点は絶対条件ではないか?とも思います。と言うより、ほぼほぼオール4に近い水準でないと受からないとすら思います。

市立伊丹高校合格ライン:当日点目標は「300点」

市立伊丹高校に合格するためには、当日点はどれくらいの点数を目標にテスト対策すればいいのでしょうか?

市立伊丹高校合格のための目標点数は以下の通りです。

・当日点目標:300点

本来は、内申点がきちんと確保されている(内申点190以上)であれば、300点を割り込んでも十分合格できる水準の高校だと見ています。ただ、このまま偏差値や難易度が上がり続けると、当日点で取るべき点数も必然的に上がってくるでしょう。

そのため、内申さえあれば270点とか280点とかでも受かるのですが、目標とする数字では300点を当日点の目標に据えて欲しいです。

その結果、300点を少し割り込むぐらいが己の限界値ってのが理想。これでも、内申点さえあれば市立伊丹高校であれば受かるので、そこを目標にして欲しいです。

しかし、結局は内申点の確保がないと、市立伊丹高校合格は難しいという話になってしまうと思います。

市立伊丹高校の合格ラインを知ったら:受験戦略と注意点

ここまでは、市立伊丹高校の合格ラインに関する情報をお伝えしてきました。

市立伊丹高校に関しては、難易度がここ数年で上がっている学校なので、常に新しい情報を入手しておく必要があります。

そこで、市立伊丹高校の受験情報に関して、もう少しお伝えしておきます。

県立伊丹を第一志望&市立伊丹を第二志望はありか

少し前の偏差値であれば、以下のような出願は現実的であったと思います。

・第一志望:県立伊丹
・第二志望:市立伊丹


ただし、この出願は今の時代だともう無理でしょう。

偏差値帯があまりに近すぎて、加算点を失った状態では、第二志望で合格するというのはあまりイメージがわきません。

そういう意味では、県立伊丹を受ける生徒は、受験戦略をきちんと考えた方がいいでしょう。県立伊丹が危ないなら、第一志望で市立伊丹を出願する方が現実的だと思います。

市立伊丹は尼崎稲園落ちの受け皿にもなる

市立伊丹受験生が考えておかなければいけないのは、第二志望として狙われやすいということです。

つまり、公に公開されている倍率よりも実質倍率はもっと高いということ。

例えば、稲園高校を第一志望にして、第二志望で市立伊丹を書く生徒も当然いると思います。こういった生徒は、極めて内申点が高いです。220点以上は持っていると思います。

そう考えたとき、仮に加算点で20点リードしているとはいえ、全く安心できません。

と言うより、この出願をしている生徒は、第二志望では確実に受かると思って市立伊丹を書いているので、その時点で枠は1つ奪われていると考える方が自然です。

そう考えると、やはり市立伊丹は内申点でガチガチに固めて、手堅く合格する学校だと思います。逆転合格を狙えるほど甘い学校ではないと思った方がいいでしょう。

総括:市立伊丹高校の合格ラインまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

素点ボーダーライン

  • 目標素点:330点以上
    • 市立伊丹高校のボーダーラインは330点を目安に。
    • 年によっては340点に近づく可能性もあり。
    • 激戦区で倍率が高くなる傾向があるため、目標を高めに設定。

内申点の重要性

  • 目標内申点:190点以上
    • 内申点180点以上が最低条件。本来オール4に近い内申点が求められる。
    • 内申点が不足する場合、当日点での挽回が厳しい。

当日点の目標

  • 目標当日点:300点
    • 内申点が高ければ当日点270〜280点でも合格可能だが、300点を目指すべき。
    • 内申点が不足している場合は300点以上が必須。

市立伊丹高校を受験する際のポイントと注意点

県立伊丹との併願

  • 昔は「第一志望:県立伊丹、第二志望:市立伊丹」という出願が現実的だったが、現在では難しい。
  • 偏差値差が縮まり、第二志望での合格が厳しくなっている。

尼崎稲園高校の受け皿として

  • 尼崎稲園高校を第一志望にする生徒が第二志望で市立伊丹を選ぶケースが増加。
  • 高い内申点を持つ生徒が第二志望で市立伊丹に出願するため、実質倍率が公表より高い可能性あり。
  • 内申点で圧倒されないように準備が必要。

市立伊丹高校受験の戦略

  1. 内申点確保
    • 内申点190点以上が順当合格の最低ライン。オール4を目指して学校生活を送る。
  2. 模試で素点を確認
    • 330点以上を目標に。340点を視野に入れ、問題の難易度に対応する実力をつける。
  3. 当日点対策
    • 特に苦手科目を作らないようにし、300点を安定して取れるよう練習する。
  4. 情報収集
    • 市立伊丹高校は人気校であり、難易度が年々上昇。最新の情報をチェックする。

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