中学校の期末テストで何点取ればいいの?
こんな風に、学校の定期テストで何点ぐらい取ればいいのか気になる人も多いと思います。
期末テストについては、中1・中2・中3ごとに難易度が異なり、一律に得点目安をお伝えすることが難しいものの、偏差値別で目標ライン的なものはあります。
そこで本記事では、中学生が期末テストで何点取ればいいのかの目安について解説していきます。
※全保護者さんに読んで欲しい「勉強法や子育て本のおすすめ」を以下の記事で紹介中。Kindle Unlimitedを使うと全て”無料”で読むことができます。
期末テストは何点取ればいい?偏差値別目標点数ライン
期末テストで何点取ればいいのか悩む人も多いと思います。
何点取ればいいのかは、その子の目標とする高校偏差値によって変わってきます。
そこでまずは、高校偏差値をベースにして、大体どのくらいの偏差値の高校であればどのくらいの期末テストの得点が欲しいかの目安をお伝えします。
※なお、今回の得点目安は平均点を280点ぐらいに仮定しています。平均点がこれより高い場合・低い場合は、数値に少々修正が入りますのでご容赦ください。
偏差値67以上:県内トップ公立高校の場合
まず最初に、県内のトップ公立高校の場合どうかを解説します。
県内トップ校とは、偏差値67以上の高校だと思ってください。(※兵庫県だと、長田高校・神戸高校など)
このランクの高校偏差値の場合、期末テストの得点目安は以下の通り。
・期末テスト:435点以上
正直、定期テストであればこのぐらいは必要だと思います。テスト問題の難易度にもよりますが、本来ではれば450点以上は欲しいです。450点にどれだけ近いか?みたいな勝負です。
と言うのも、このぐらいの得点がないと、5教科の評定でオール5が取れないです。ゆえに、内申重視の公立高校受験であれば、どうしてもこのぐらいの得点は欲しい。
また、ワンチャン内申だけなら内申美人タイプでもオール5を取れてしまいます。しかし、県内トップ校受験は内申点だけで逃げ切れません。
本番の難しい入試問題が解けないとダメなので、ペーパーテストにも強い子でないと受かりません。よって、最低でも435点ぐらいの点数は必要だと考えます。
偏差値63〜65:公立高校の上位校
次に、県内トップ校の下のランク。その地域の2番手的な高校に進学したい場合を考えてみましょう。イメージしている高校偏差値は、偏差値63〜65程度(この辺だと御影や星稜)です。
この場合、目標とする期末テストの点数は以下の通りです。
・期末テスト:400点以上
公立上位校に過去合格した生徒が数名いますが、自塾の生徒もこんな感じの点数の子が多かったです。
400点以上がベースラインにあって、いい時と悪い時で点数が上下する子が多いです。405点とかの時もあれば、430点に届くような時もあります。
この層は、400点〜430点の中で点数がウロウロするイメージです。
しかも、その時のテスト問題との相性で決まるって感じがします。自分の得意な単元なのかどうかとかも、結果を左右しています。
ただ、このランクの高校は内申点も非常に重要です。主教科のテストがイマイチでも、内申点が高いとトップ校以外の公立上位校は合格できてしまいます。
自塾でも、中3のテストでは380点〜400点の間で推移していた子がいました。ただ、この子は副教科の内申がほぼ5で、結局公立上位校に受かっています。
なので、点数目安とは別に、内申点でどれだけリードしているかも重要なポイントになってきます。
偏差値60:ギリギリ公立上位校
次に、志望校として掲げる生徒が非常に多い偏差値60の高校について。公立高校の中ではギリギリ上位校と呼べるレンジの高校です。(この辺りだと葺合高校)
偏差値60程度の高校合格に必要な期末テストの目標点数は以下の通りです。
・期末テスト:370点以上
このラインになってくると、期末テスト400点は結構重たい目標になってきます。400点を目指させて、370点とかに着地してもらえればOKかな?と思ってしまいます。
そして、このランクの高校は、期末テストの点数よりも内申点の差の方が重要です。
同じ370点でも、5教科綺麗にオール4になる子もいれば、5教科のうちに4が3つしかつかないみたいな子もいます。テストの点数が同じでも、この両者の差は本当に大きい。後者は、受験期になるとワンランク志望校を下げることになるでしょう。
なお、偏差値60程度の高校を目指す場合、期末テストの点数よりも内申点オール4の水準を目標にしていく方がいいです。
このレベルの子達は、本当に内申差が開きすぎています。男女の内申差が特にひどいです。(当然だが男子の方が低い。)
また、テストの点数の取り方も大事です。
1教科突破型は、どうしても受験では不利です。内申点がつかないからです。
370点以上取るとしても、全教科きれいに75点みたいなタイプじゃないといけないということも心得ておきましょう。
偏差値58程度:中堅校のトップ
次に、偏差値50台の中堅校のトップ校について。偏差値58程度をイメージしています。(この辺りだと県芦など。)
偏差値58程度の高校の場合、目標とする期末テストの点数は以下の通りです。
・期末テスト:350点以上
このランクの高校の場合も、実は内申点の方が期末の点数よりも大事です。
ただ、期末テストで350点ぐらい取る力がないと、よほど内申美人にしない限り、本番の受験問題レベルは太刀打ちできなくなります。
なので、学校の期末テストレベルであれば、350点ぐらいは得点するスペックは必要になってくるでしょう。
しかし繰り返しですが、中堅校の受験は内申点でほぼ決まります。仮にテストが350点でも、評定に4や5が付かないタイプはこのランクの高校も受かりません。
この場合、点数はそれなりにあるのに評定がつかないということは、授業態度や提出物など普段の素行に問題があるのでしょう。男子生徒に非常に多い事例で、受験的にはかなり厳しい結果が待っています。
偏差値53程度の中堅校
次に、最も志望する生徒が多くなる偏差値53程度の中堅校について。地域の中でも、普通科のある高校でギリ偏差値50を超えている学校を想定しています。(この辺りで言えば六アイです。)
偏差値53程度の高校合格に必要な期末テストの目標ラインは以下の通りです。
・期末テスト:330点以上
偏差値的に見ると、このぐらいの得点をしている子が、中堅校合格をしていくイメージです。
ただし、しつこいですが大事なのは点数よりも内申点です。
ここで330点ぐらいを目標にしているのは、このぐらいの点数であれば、主教科5個の中で2個ぐらいは評定に4がつけられる可能性が高いからです。
逆に言えば、330点以上とっていても、主教科の評定に4が付かないタイプは厳しいです。副教科も含めて全て3のオール3である場合、テストの点数が330点でも、進学先の高校は偏差値50以下になりかねません。
話を戻すと、中堅校の受験もまた、内申点で決まってしまうということです。
そのため、この層は330点を取らせる上でも、戦略が非常に重要になってきます。この子達は、何か2個は主教科に4をつけて欲しい子です。
と言うことは、得意教科2つで評定4が取れるように対策しないといけません。逆に言えば、その他の教科は3でも及第点と言うことなので、そこまでエネルギーを注ぐ必要がありません。
そう言う意味では、何か2つぐらいは4が取れる見込みのある教科がないと厳しいと言うこと。得意教科がなく、どの教科も4に持っていけないタイプは最も厳しいと言えます。
言うより、そのタイプが目指すべき高校ランクはもっと下です。偏差値53以上の高校を狙うことが、そもそも高すぎる目標である可能性があります。
偏差値50以下の高校
次に、偏差値50以下の高校について。
このランク場合、期末テストで目指すべき目標点数は以下の通りです。
・期末テスト:250点以上
正直、この層は勉強面で成果を出すことは結構厳しい子達です。特に本番の公立高校の受験問題にはほぼ間違えなく耐久できません。
そのため、オール3の内申点だけは確実にキープしてもらえればひとまずはOKです。オール3というのは、テストの点数が40点でも、提出物などがしっかりしていれば付きます。
ただし、仮に全教科40点で200点とかでオール3だと、受験的にはちょっと厳しいです。評定に2がつく場合は絶望的とお考えください。
工業高校などの専門学科のある高校を受けるにせよ、本番の入試で230点〜250点ぐらいは必要になることがあるからです。
一般的に期末テストよりも、入試問題の方が難しく、点数が下がります。そのため、普段250点とかの子が、入試で230点とかに落ち着くというのがセオリーです。
そう考えると、期末テストでも250点ぐらいは取っておく必要があると思います。
期末テスト何点取ればいい?中1・中2・中3の目標点
ここまでは、目指すべき高校の偏差値を軸に、必要な期末テストの得点目安ラインをお伝えしてきました。
ここからは、各学年ごとにどのぐらいの目安の得点を狙うべきかを解説します。なお、ここでは公立高校の中でも中堅校になんとか進学できるレベルを目指すことを一旦のゴールにします。
そのため、中堅校(偏差値53程度)に合格するために必要な期末テストの得点目安だと思って読んでください。
中堅校合格に必要な期末テストの点数:中1の場合
中堅校に合格するために必要な期末テストの目安点は以下の通りです。
・中1の1学期:360点
・中1の2学期:350点
・中1の3学期:340点
中1のテストは、原則簡単です。
特に中1の1学期は内容が簡単で、平均点もかなり高い傾向があります。そのため、最初のテストでは360点とかは欲しいです。
そして、中1の一学期は志望校判定をする材料としてはあまり使いずらいので、原則として保護者さんも見なくていいです。
それよりも大事なのは、中1の2学期の期末テストです。
ここまで来ると、さすがに難易度も上がってきて、個体の能力差がそのままテストの点数差に反映されています。そういう意味では、中1の二学期の点数がその子の地頭のセットポイントを測るいい基準値です。
ここで200点台に引きずり込まれる子だと、偏差値53程度の中堅校でも雲行きが怪しくなると思った方がいいです。少なくとも、この段階で手を打たないと、後から挽回せるのは厳しくなります。
なお、中1の三学期はテスト範囲も多く、問題的にも難しくなります。平均点も下がりやすいです。
中堅校合格に必要な期末テストの点数:中2の場合
中堅校に合格するために必要な期末テストの目安点は以下の通りです。
・中2の1学期:350点
・中2の2学期:330点
・中2の3学期:320点
中2は、時期によってテストの難易度が全く違います。
一般的に、中2の1学期のテストはかなり高得点が取りやすいです。数学が計算問題ばかりですし、理科も生物であれば暗記で逃げれるからです。
そのため、1学期ではそこそこの点数が欲しいです。
努力によって点数が上がりやすい時期ですので、ここで上がってこないとなると、「努力させても点数が伸びない子かもしれない」と疑う必要も出てきます。(勉強を始めた時期にもよるので、あくまで一般論。)
ただ、中2の2学期は点数が下がりやすいです。数学は1次関数で、英語は不定詞動名詞なので、単元的にも難しい。努力も大事なのですが、本人の素質がモロに試されるテストになりがちです。
だから、点数的には1学期よりも少し下がってOK。
ただし、ここで下り幅があまりに大きいと、思考力・応用力が問われる問題だと一気に太刀打ちできなくなるレベルの子であることが分かってしまいます。
この辺り、保護者さんが自分の子の勉強への向き不向きを測定する客観的な材料になります。
なお、3学期は数学は図形分野メインになり、英語も比較や現在完了が入って難しいです。理科も電気分野が出ることが多く、数学ができない子は死亡します。
おまけに、受験生になる前の最後のテストなので、どの教科も問題の難易度が高く、どの子も点数を下げていく傾向にあります。
なので、ワンチャン280点とかを取ってしまうことも覚悟しておいてください。ただし、今まで330点とかあったなら、そこまで心配しなくてもいいです。
中3になって本腰を入れて勉強すれば、大体以前の自分の点数に収束していきます。
中堅校合格に必要な期末テストの点数:中3の場合
中堅校に合格するために必要な期末テストの目安点は以下の通りです。
・中3の1学期:340点
・中3の2学期:340点
中3になると、本格的に期末の点数が内申点に反映されてしまいます。(※多くの地域では三学期の成績は関係しないので割愛。)
内申点が受験結果に占める割合は県(学校)によって異なりますが、半分以上内申点で決まる地域も少なくありません。
そうなると、期末テストは事実上の受験です。
そのため、評定に4がつく教科が最低でも2つは欲しい時期です。テストの点数的には、2教科ぐらいは75点以上にしておいて、その他は平均ちょい上ぐらいを目指すことになります。
さらに、副教科のテストの蔑ろにはできない時期で、短いテスト対策期間に瞬間最大風速を吹かせる力も必要です。そのため、限られた時間で暗記ができない子はここで駆逐されます。
そういう要素も含めて、保護者さんは子供の期待値を合理的に考えてください。
※なお、中学生の通知表の成績に対する塾講師の忖度ない本音の厳しい評価は以下のとおりです。本当のことしか書いていないので、心臓の悪い方は読まないでください。
総括:期末テストは何点取ればいいのかまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
偏差値別目標点数ライン
- 偏差値67以上(県内トップ校)
- 必要点数:435点以上
- 内申点オール5が必要、本番の入試問題にも対応できる力が求められる。
- 偏差値63〜65(公立上位校)
- 必要点数:400点以上
- 安定して400点台を維持することが目標。内申点の差が合否を左右する。
- 偏差値60(ギリギリ公立上位校)
- 必要点数:370点以上
- 全教科平均的に点数を取ることが重要。内申点オール4を目指す。
- 偏差値58程度(中堅校トップ)
- 必要点数:350点以上
- 内申点が鍵。特に授業態度や提出物の影響が大きい。
- 偏差値53程度(中堅校)
- 必要点数:330点以上
- 得意教科で評定4を狙う戦略が必要。オール3だと厳しい。
- 偏差値50以下(中堅校未満)
- 必要点数:250点以上
- 内申点オール3を確保することが最優先。専門学科を含む選択肢を視野に。
学年別目標点数(中堅校合格目安)
- 中1の場合
- 1学期:360点
- 2学期:350点
- 3学期:340点
- 中1後半から難易度が上がるため、早めの対策が必要。
- 中2の場合
- 1学期:350点
- 2学期:330点
- 3学期:320点
- 難易度が上がる2学期以降に点数が下がる傾向あり。
- 中3の場合
- 1学期:340点
- 2学期:340点
- 内申点が重要視されるため、期末テストは実質的な受験と捉えるべき。
その他のポイント
- 内申点の重要性
点数だけでなく、評定4を複数教科で取得するための戦略が必要。 - 得意教科の活用
得意教科で高得点を狙い、内申点を稼ぐ。 - 副教科対策の重要性
副教科での高評価が中堅校以上の合格には大きく影響する。
※全保護者さんに読んで欲しい「勉強法や子育て本のおすすめ」を以下の記事で紹介中。Kindle Unlimitedを使うと全て”無料”で読むことができます。
※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。
※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
※中学生向きコラムおすすめ関連記事は以下の通りです。
・期末テストは何点取ればいい?中1中2中3の偏差値別得点目安
・定期テスト300点で行ける高校の偏差値レベル!現実を本音で解説
・中3から勉強しても手遅れと言われる理由!巻き返しできる生徒の特徴
・内申点どこから高い?学習塾の塾長が中学生の現状を本音で解説
・【中学生】勉強の仕方が分からないと子供が言い出したら危険な理由
・内申点の平均はオール3ではなく〇〇!平均では全く安心出来ない理由
・内申点オール3の偏差値は〇〇!現実的に行ける高校のランクはどこ?
・オール3がやばい&頭悪いと言われる理由!オール3の生徒の特徴
・高校受験に向け小学生のうちにしておくこと一覧!塾長目線で解説
・【高校受験】親ができること厳選3個紹介!後悔しない子供への接し方
・中3からでも間に合う内申の上げ方や裏技が大嘘である理由と現実
↓勉強のやり方について解説している書籍↓
「ウチの子は勉強のやり方が分からないと思うんです…」とお悩みの方は、上記の2冊の本をポチって読んでください。中学生の勉強の仕方の全てや、定期テストの勉強法まで全て包み隠さず書かれています。
現役の学習塾の塾長さんが現場指導の経験を基に書かれているので、よく分からない教育評論家の綺麗事とは無縁の超現実的実践的な勉強の本です。お子さんの伸びない原因が本当に勉強法を知らないことにあるのなら、上の2冊の書籍で問題解決します。
また、高校入試の全体像が分からない人や、高校受験生の勉強計画をどう立てていいか悩まれている場合は、以下の書籍を読んでください。
こちらは、高校入試の勉強法の全て(どの教科からやるか・どの時期に何をやるかなど)がかなり細かく書かれています。
