高校受験において、偏差値70超のトップ校に塾なしでも受かるものなのでしょうか?
結論、受かる子は塾なしでも受かります。
ただ、塾なしで高校受験をハックする、ましてトップ高に受かろうとすればそれ相応の”勝利条件”があります。そして、ある程度は正しい方法論で攻めないと塾なしで受かるのは難しいのでは?とも思います。
本記事では、高校受験で偏差値70超のトップ校に塾なしでも受かる子の特徴を解説します。また、塾なしで攻める際にどのようにすればいいのかを、塾の立場から解説します。
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【高校受験】偏差値70トップ高に塾なしで受かる子の特徴
正直言うと、塾なしでも高校受験で偏差値70超のトップ高に合格することは可能です。
ただし、それができる子はある意味では「選ばれしもの」のみです。
ゆえに、狙ってできるものではなく、勝利条件を満たしているかどうかがまず重要。申し訳ございませんが、凡人が踏み入っていい世界ではないです。
では、塾講師から見て塾なしでもトップ高に受かることが出来る子の特徴をお伝えします。
トップ高合格者は意外と「塾なし」
塾をやっていると、毎年同じような現象を目にします。
実は、その中学校のトップ1番の子がどこの塾にも行っていないということ。
近隣には、馬渕など大手塾もあります。トップ校専門の塾などもあり、学習環境が整っていない地域ではありません。
しかしどういうわけか、学年トップが塾なしというのは結構な確率で起こっているのです。
大抵のことを「自学自習」で解決することが出来る子
塾なしでも学年トップ!
この現象、実は全く不思議なことではありません。
なぜなら、勉強の本質は「自学自習」だからです。塾は授業を受けて人に教えてもらう瞬間が多い場所です。だから、自学自習ではない。
しかし、自学自習を充実させるには、まず最初に概念を理解する必要があります。塾はそのためにあるとも言えます。(教えた後に生徒が自主的に勉強するかどうかは横に置いといて。)
ただ、賢い生徒は自分で参考書を読み込み、概念を理解してしまいます。だから、いちいち教えてもらう必要がない。塾がいらないんですよね。
彼らからすれば、自分で自習して理解して即演習に入れば勉強は完成してしまう。だから、塾でいちいち解説とかしてもらう必要もないし、その時間をもっと効率よく使ったほうがいい。
つまり、ここに塾なしでもトップ高に受かる子に共通する法則があります。
・大抵のことは自学自習で自己解決する力を持っている
この条件がないと、流石に独学でトップ高を狙うのは無理。と言うかね、これが賢い子の絶対条件です。狙って育成できません。才能です。
定期テストで90%は当たり前な子
次は、定量的な数字について。
塾なしでトップ校を目指すような子であれば、学校の定期テストで90%ぐらいは取れていないと厳しいかな?と正直思います。
学校のテストの難易度にはよりますが、定期テストは定期テスト。
範囲が決まっていて、かつ、学校ワークなどから同じような問題が何題かは出題されるテストごときで、90%を切っているようでは話にならないかな?と。
少なくとも、トップ校を狙うことの当たり前の水準はこんな感じです。
※なお、全体で90%行っていればいいかな?と言うのが感触です。500点満点で450点ぐらいは自力で届く水準にはいて欲しいです。
【高校受験】偏差値70トップ校に塾なしで受かる方法
さて、ここからは具体的に塾なしで偏差値70のトップ校に合格を決めるための具体的な方法をお伝えします。
結局、塾なしで受かろうとするってことは、「周りの子が塾でやっていることを自己完結できるかどうか」ってだけです。
逆に言えば、塾が持っている勉強ノウハウさえ盗んでしまえば、あとは自力でそれをこなせるかどうかだけってことでもあります。だから、公立高校のトップ校を狙う子に向けに、現役塾長自ら勉強法を伝授します。
能力が高い子であれば、塾なしで怖いのって「情報戦で負けること」しかないです。だから、ここからは出し惜しみなしでトップ校に受かるための情報を出していきます。
大原則:塾用の教材は積極的に使おう
塾ありと塾なしの大きな違いの1つに、「使用する教材」があります。
塾ありの子は塾でテキストを購入し、そのテキストベースで対策をします。しかし、塾なしの子は市販の教材を使うか、学校配布の教材を使うかしかないです。
ただ、プロの目から見ても教材はどう考えても塾用教材の方がいいです。何回も何回も改訂が加えられ、非常によく作り込まれているテキストが多い。
こんなの↓
批判を恐れず言えば、市販教材の多くはハズレです。絶対に塾用教材の方がいいです。
しかし、塾用教材は塾経由でしか購入できないのが原則。本屋さんなどに行っても販売されていない非売品です。ゆえに、塾なしの子は手に入らない。正直、ここが塾なしのハンデとも言えます。
ただ、最近ではAmazonなどで一部塾用教材が販売されています。そのため、その気になれば塾用教材の多くをご自宅で準備することができます。塾なしで受験を戦う場合でも、品質の高い塾用教材を入手することは必須だと思います。
英語は「速読英単語」で鍛えればOK
独学勢がどうしても適当になりやすいのが、英語の読解です。
まあ、偏差値が高く、得意な子はどうとでもなるのですが、長文読解は絶対に対策が不足します。また、英単語の暗記が意外とストイックにやれないことが多いです。
そこで独学の場合、自分ならこう計画を立てます。
まず、ターゲットを使って中学範囲の英単語を片っ端から暗記します。最後の方にあるレベルの高い英単語までこぼさずやり込みます。これを、最低でも夏休みまでにはやります。
次に、もう1冊英単語帳を用意します。それが「速読英単語」です。
速読英単語は、英単語帳ですが各セクションごとに長文読解が挟まれています。つまり、読解しながら英単語まで覚えられる優れもの。しかも音源もあるので、シャドーウィングすればリスニング対策にもなります。
これを2学期中には終わらせ、この段階で簡単な読解練習用の問題集までやってしまいますね。レベル的には「標準問題集」とかでOKです。
なお、先ほど紹介した「速読英単語」に関しては、以下の記事でも詳しく使い方を解説しているので参考にしてください。
2学期以降のメインテキストは「全国高校入試問題正解(分野別)」
塾なしの場合、夏休みまでには基礎固めを自力で終わらせるのは大前提です。基礎固めをする際に、塾用のテキストを使うのがベストってのが自分の意見です。
ただ、基礎固めさえ終われば、2学期にやるべき対策は一律にこれ。
・全国高校入試問題正解を解きまくる
全国高校入試問題正解とは、全国にある47都道府県で直近数年間で出題された過去問を集めているものです。それが、分野別に収録されています。
これらは全部受験過去問なので、非常に難しいです。
ただ、全県の入試問題を片っ端から倒していけるのであれば、公立トップ校の合格なんてそんなに難しい話じゃない。量はめちゃくちゃ多いけど、塾なしの子は自習時間が取れるのだから、それが出来てしまうはずです。
入試問題正解は、分野別のものを選び、全教科必ず揃えてください。これがやり込めるかどうかが合格できるかどうかに直結します。
正直、全部揃えると結構お金はかかります。
ただ、塾代に比べればありえないレベルの安さです。塾なしとは言え、ここは課金するポイントです。
過去問演習の量で周囲に差をつけらえれないために
塾に通っている子は、冬休み以降はほとんど過去問演習や予想問題演習をします。そのため、膨大な演習量をこなすことになり、ここで追い上げてきます。
ただ、塾なしの子はそれを自分でやらなければいけないです。そして、意外とそれに見合った教材がないことに悩みます。
そこで最後に用意して欲しいのが、10年分以上の過去問です。あなたが受験する県の過去問を10年分以上集め、最後に爆解きします。
しかし、市販の過去問集は5年分までしか収録されておらず、これだとどう考えても演習が不足してしまいます。
そこで最後に用意すべき教材が「虎の巻」です。虎の巻は、各県ごとに10年分以上の過去問を集めて販売している専用サイトです。ここなら、10年分の過去問を破格で入手できます。
受験直前ギリギリまで、自分の県の過去問と向き合い、分析し、そして繰り返してください。ここまでやれば受かります。
総括:【高校受験】偏差値70トップ校に塾なしで受かる子の特徴まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
偏差値70トップ校に塾なしで受かる子の特徴
- トップ校合格者に意外と塾なしが多い
- 中学校で学年トップの生徒が塾に通っていないケースが珍しくない。
- 学習環境が整っている地域でも「自学自習」が中心の生徒が目立つ。
- 自学自習で自己解決できる力
- 教えてもらわずに、参考書を読み込んで概念を理解できる。
- 演習を通じて自分で勉強を完結させる能力がある。
- 塾での解説が不要なほど勉強効率が高い。
- 定期テストで90%以上を取れる
- 学校の定期テストで90%以上、または500点満点で450点以上を取れることが最低ライン。
- 定期テストは範囲が明確なため、満点を狙う意識が必要。
偏差値70トップ校に塾なしで受かる方法
- 塾用の教材を活用する
- 塾用教材(例: WinPass、標準新演習)を積極的に取り入れる。
- 市販教材は質がばらつくため、Amazonなどで塾用教材を入手するのが理想。
- 英語は「速読英単語」で鍛える
- 「ターゲット」などで英単語を暗記しつつ、「速読英単語」で読解力も鍛える。
- 英単語の暗記と読解の両方を意識して対策する。
- 2学期以降は「全国高校入試問題正解」を活用
- 夏休みまでに基礎固めを完了させる。
- 2学期以降は「全国高校入試問題正解(分野別)」を中心に演習を行う。
- 各教科の過去問を大量に解いて、本番の問題に慣れる。
- 過去問を10年分以上解く
- 市販の過去問(5年分)では不足しがちなため、虎の巻などで10年分以上の過去問を入手。
- 過去問を徹底的に分析し、類似問題を解き込むことで得点力を向上させる。
注意点
- 塾なしの場合、情報戦で負けないようにするため、教材の選定と計画的な学習が重要。
- 塾代が浮く分、高品質な教材(塾用教材や過去問)に投資することが成功への鍵。
※全保護者さんに読んで欲しい「勉強法や子育て本のおすすめ」を以下の記事で紹介中。Kindle Unlimitedを使うと全て”無料”で読むことができます。
※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。
※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。
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