“数学”
5教科の中で相対的に最も難易度が高い教科です。
それゆえ、子供への教育投資を考える上で、どこまで数学にベットするべきか?は結構重要なテーマ。
ハッキリ言いますが、数学をお勉強だと思わない方がいい。
数学=スポーツ
このぐらいで捉えておくのが正解。
つまり、得意不得意がハッキリ分かれます。
今回は、自身のお子さんの数学のポテンシャルを客観的に踏まえ、どのように塾選びをするべきかを解説します。
【大前提】数学は教育の費用対効果は決して高くない
まず最初に、塾屋としては不利なことを言わなければいけません。
しかし、真実なのでちゃんと伝えますね。
それは、
「数学の教育投資の費用対効果は、決して高くない」
ということ。
基本的にテストの点数は、
才能×努力×効率
の掛け合わせて決まります。
努力=勉強時間(演習量)
だから、出来るだけ人より早く始めた方が有利になります。
英語なんて、本当に早く始めた者勝ち。
しかし、数学。
数学という教科は、早く始めるという行為が、そこまでアドバンテージにならない。
なぜなら、他教科に比べて圧倒的に才能に依存しやすいから。
正直、現場レベルで見ていても、数学のセンスの差は驚異的に開いています。
出来る子は特に解説しなくてもスイスイ解く一方、できない子は小4ぐらいから絶望的になります。
特に文章題を読んで状況を把握して式作ったり、図形と睨めっこして長さ出したりする場面。
こうなると、計算は何とか努力でクリアできる子でも、脱落者が早い段階から出ちゃう。
仮に中学で数学耐えても、高校で耐えれずに私立文系に絞らざるを得ない子も多いですね。
この辺りに、努力では何ともならない数学という教科の難しさがあります。
ハッキリ言いますが、数学は遺伝的な影響を受けまくります。
絵が下手な子を努力不足だと思わないでしょ?
逆上がりが苦手な子を努力不足だと思わないでしょ?
本質的には、
・数学が出来ない子=絵が下手な子
・数学が出来ない子=運動神経が良くない子
みたいなイメージです。
これ、教育で治せる範囲に限界があります。
今よりはよく出来ても、本当の意味で得意にしたりすることは難しい。
それゆえ、数学という教科の費用対効果は決して高くない。
勉強が出来ないとき、努力不足に原因があると考えられる方も多いです。
でも、数学だけはそうとも言えない部分が多々あります。
めちゃくちゃ努力家なんだけど、どうしても数学だけは取れない生徒は山ほどいます。
だから塾選びをするときも、数学があまり得意ではない子に、むやみやたらと数学受講をさせることはイケてないのです。
伸び代が期待できない会社の株を買わないと同じ理屈です。
数学という教科にむやみやたらと投資すべきではない理由は、こういうところにあります。
関連:【勉強と人生】努力や戦略ではどうにもならない才能の壁にぶつかった時の対処法
【兵庫県公立高校受験】数学で積み上げられる点数の限界
数学にむやみやたらと教育投資すべきはない理由はもう1つあります。
それは、入試本番で数学で積み上げられる点数に限界があること。
兵庫の入試の数学は、本当に難しい入試です。
自塾の塾生の上位層の子が解いても、70点を血反吐吐く思いで超えるイメージです。
80点超えとかは滅多に起こらない。
これ、自塾の塾生が数学に弱いとかではないですよ。
兵庫県が公表しているデータを見ても、数学の80点超えって全体の3〜5%程度。
つまり、1つの中学校の中でも80点超えれるのは5人ぐらいしかいない。
兵庫入試の数学で高得点を取ることは、ほぼ無理ゲーなのです。
ちなみに、兵庫入試の数学は60点取れれば万歳です。
数学が得意な子が、頑張って70点アベレージを狙うって感じです。
普通の子は、60点を狙うけど50点台になる。
でも、まあ耐えたかな、って評価。
40点台にひきづりこまれなければ、数学では十分奮闘したというイメージ。
しかし、言い方を変えれば、教育投資しても数学は60点ぐらいが最終的にはアッパー。
費用対効果は決して高くない。
点数が積み上げずらい教科に投資するより、点数が上がりやすい教科に投資した方が効率的ですからね。
この辺りに、塾選びをする時に、数学にどれだけお金や時間を割くのかを決めるポイントがあります。
塾通いで数学受講の恩恵を受けられるケース
しかし、塾の数学が無意味というわけではもちろんない。
と言うか、めちゃくちゃ意味あると塾屋として自信を持って言わせてください。
ただ、子供のポテンシャルによって、期待値がまるで違うって話。
数学がもともと得意な子であれば、塾でもっと得意になる。
センスがあっても入試対策とかしないとテストの点数は取れないです。
だから、みんなが60点で逃げるテストで、70点80点目指すための塾通いの効果は大きい。
あとは、数学が極端に苦手な子。
普段20点とかになっちゃう子を、基礎計算特訓して何とか40点に持っていくための塾通い。
主に個別指導塾の役割だけど、通知表の2を3にする効果はある。
ただ、それに価値を感じてもらえないと、塾側としては厳しいんだけどね…
塾に通って40点か…
と言われても、元々の出発点が低い子の場合、伸び代にも限界があるものです。
子供の前提条件を正しく理解し、期待値をある程度合理的に算出してから教育投資を考える。
これもまた、保護者さんの大事な役割だと思います。
関連:地頭で分かる我が子が狙える現実的な高校【兵庫第1学区】
【塾選び】英語と社会の対策に強い塾を選んで投資するのが合理的
数学の投資効果が弱いなら、何に投資するべきか?
結論は、
・英語
・社会
この2つ。
理由は、最終的な入試で80点overの生徒の割合が、圧倒的に高いのがこの2教科だから。
・英語の80点超え→13〜20%
・社会の80点超え→8〜20%
最近は入試が難化してムラがあるものの、数学に比べて圧倒的に高得点の割合が高い。
つまり、努力や塾の工夫などで、点数が積み上がりやすい教科なのです。
自塾の塾生でも、数学の80超えは滅多に出ないけど、英語や社会はボコボコでます。
90点越えとかも普通に出る。
なぜなら、リアルは数学よりも英語や社会など得点しやすい教科を重点的にやらせる塾だから。
全ては兵庫県の入試の性質を理解し、カリキュラムを合理的に決めてるから。
受験は戦略です。
兵庫県入試を最終的に受けるなら、それにマッチした塾を選ぶべき。
一番良くないのが、国語と数学ばっかに教育投資すること。
これは戦略ミスってるケースが大半。
関連:【兵庫公立受験】国数ではなく「英理社」の対策に強い塾を選んだ方がいい理由
あとは、社会の対策が子供任せになっている塾。
主にはFCの個別指導塾です。
個別は英数受講者が大半で、理社受講生が少なく、理社対応の講師も非常に少ない。
社会の指導のノウハウがたまっていない所も多く、教材だけ買わせて子供に自習させてる所も実際多い。
兵庫受験をするのなら、これは微妙では?
自分の子供のゴールと、塾の強みがマッチしているかを見極めるのが保護者さんの仕事です。
リアルは、社会対策めっちゃやりますよ。
中1や中2の季節講習ですら、全学年理社の問題演習や暗記テストありえないぐらいやってます。
だから本番の社会も強い。
兵庫県公立高校受験をゴールに塾選びを考える保護者様、是非サポートさせてください。
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※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。
※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
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