三田祥雲館高校に合格したいと考えた場合、合格ラインはどこにあるのでしょうか?

三田祥雲館高校は、中堅校の中では上のランクに分類される高校です。難しすぎるというわけではありませんが、決して簡単でもありません。

三田祥雲館高校に合格したい人は、内申点や当日点でどのくらい取ればいいのでしょうか?また、素点はどのくらいでしょうか?

本記事では、三田祥雲館高校の合格ラインの目安について解説していきます。また、素点ボーダーなどの予測も合わせて紹介します。

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三田祥雲館高校の合格ライン:素点・内申点・当日点ボーダー

三田祥雲館高校に合格したい!

そう考えている人は、大体以下の数値を参考にして志望校を決定するといいでしょう。ここでは、三田祥雲館高校の合格ラインの目安を解説します。

※なお、本記事は「一般選抜」の話です。推薦入試の話ではないのでご了承ください。

三田祥雲館高校合格ライン:素点目標350点

まず最初に、三田祥雲館高校の合格ラインで一番重要な「素点」について。三田祥雲館高校合格の目安素点は以下の通りです。

・素点目標:350点

なお、ここで言う素点とは、第二学区の加算点を加えていない点数のことです。内申点(250点)と当日点(250点)の合計点だと思ってください。

三田祥雲館高校は、偏差値60程度の学校です。北摂三田とレベル感的にはかなり近いイメージです。

そのため、偏差値60付近の高校の基準となる素点350点を合格ラインと考えておくといいでしょう。

ただ、実際は素点350点までなくても受かるかな?とも思います。

色々データを集めていると、それ以下でも受かっている人がいるように思えます。ただ、生のデータがないので、現実的に素点350点を目安にするのがオススメです。

三田祥雲館高校合格ライン:目標内申点200点以上

三田祥雲館高校合格に必要な内申点の目安はどのように考えたらいいでしょうか?

三田祥雲館高校合格の内申目安は以下の通りです。

・内申点目安:200点以上

三田祥雲館高校は、中堅校の中でのトップです。この辺りの高校を受験する場合、兵庫県ではお決まりの内申目安があります。

それが「オール4」です。

オール4は偏差値60程度に相当して、三田祥雲館高校の偏差値とも概ね重なります。第一学区だと、葺合高校や夢野台高校がそれに近いです。

このランクの高校を受けたいなら、オール4=内申点200点を1つの目安にしてください。実際、220点とかで受けてくる子も大勢います。

なお、内申点が180点を割り込むと、本番での逆転合格がかなり厳しくなると思ってください。

※このランクの高校を受ける子は、兵庫入試で高得点がまあ取れない。)

三田祥雲館高校合格ライン:当日点目標は「320点」

三田祥雲館高校高校に合格するためには、当日点はどれくらいの点数を目標にテスト対策すればいいのでしょうか?

三田祥雲館高校合格のための目標点数は以下の通りです。

・当日点目標:320点

ちなみに、オール4あればもう少し点数が低くても合格ラインに乗ります。ただ、目安としては320点ぐらいを狙える子が受ける高校だと思ってください。

なお、この320点は意外と重いです。

例年、偏差値63程度の高校を受ける子(第二学区だと尼崎稲園ぐらい)でも、兵庫入試の過去問を解かせると350点が超えれない子が出ます。

サクッと超えられる子は超えれるのですが、本番に弱い内申美人タイプはワンチャン300点を割ることも決して珍しい話ではありません。

そのため、本番で320点を取るために、相当な訓練をすることになることは覚悟しましょう。

三田祥雲館高校の合格ラインを超えるために

ここまでは、三田祥雲館高校の合格ラインに関する数字の話をしてきました。

ここからは、三田祥雲館高校に合格するために、どうやって戦略を立てて行くべきかを解説します。また、三田祥雲館高校を受ける際の注意点についても解説します。

内申点オール4以上で勝負する

兵庫県公立高校の中堅校の場合、結局大事なのは「内申点」です。

中堅校(偏差値50〜60)に関しては、極めて逆転合格が起こしづらいです。内申点の差がそのまま合否を決めています。

そして、三田祥雲館高校ぐらいになると、内申点オール4以上の子が大勢受けてくるでしょう。高い子だと、内申230点とかで安全受験をする子がいても不思議ではありません。

そのため、まずはあなたも同じ土俵に立つ必要があります。

ミニマムで内申点オール4を確保し、できればそこから内申点を積んでください。内申点205とか207とかで受けに行くとかなり余裕を持った受験になります。

内申点180点以下で逆転合格を狙えるのか?

内申点が低いのにも関わらず、三田祥雲館にチャレンジしようと考える生徒も少なくないです。

なんとなくですが、内申点180点ぐらいの子にそう言う子が多い印象です。逆転合格を狙っている子です。

ただ、残酷なことを言うようで申し訳ないですが、原則は志望校変更をオススメします。正直、その内申点でも逆転できないわけではないです。

内申点180点でも、本番で340点とか取れば受かるわけなので。

でも、内申点が180点しか取れない子が、本番で340点越えると言うのはあまりイメージがわかないです。それができる子なら、なぜ内申が180点しかない?と思ってしまいます。

入試過去問をやれば分かりますが、そう言うタイプは兵庫入試だと300点を割り込むことになります。そこから40点以上も上げるのは本当に遠いです。

例外的に受かるかもって子は、主教科は4か5なんだけど、副教科で落としているってタイプです。このタイプなら、ペーパーテストで逆転できる余地がないわけでもない。

ただ、その逆は絶対と言い切ってもいいぐらい本番逆転は無理です。副教科だけで稼いで、主教科の内申が低い子です。

このタイプは、地頭を求められる兵庫入試とは相性が悪いので、他の受験生より高得点を取らなければ勝てない勝負であれば、ほとんど勝ち目はありません。

この辺りは、しっかり現実を受け止めるしかありません。

得意教科で引っ張る&苦手すぎる教科を作らない

三田祥雲館ぐらいの高校を狙う場合、当日点は以下の2つを軸に戦略を決めることをオススメします。

①得意教科で点数をガッツリ稼ぐ
②苦手教科は爆死しないことだけを考える


正直、三田祥雲館あたりを受ける子に、オールランダータイプは少ないです。

普段のテストで350点とか取ってる子が多いと思うのですが、80点取る教科もあれば、50点台の教科もあるって子が多いです。

しかし、これがこのランクの子たちの共通項です。

本番でも、強みが発揮できる教科で点数を稼いでいくしかありません。苦手教科に関しては、対策してもそこまで得意にはなりません。

ただし、苦手教科で一撃ドボンしないことが大事!

特に兵庫県は数学と理科が難しく、この2つは平気で40点台に引きづり込まれます。三田祥雲館志望の子ぐらいだと、40点台になるリスクがある教科が1つや2つあるでしょう。

直前対策では、苦手教科をなんとか50点台まで上げ、あとは得意教科で点数を稼ぐしか受かる道はありません。それがあなたたちがすべき最後のミッションでもあります。

総括:三田祥雲館高校の合格ラインまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

三田祥雲館高校の合格ライン:

  • 素点目標: 350点(内申点と当日点の合計)。
  • 内申点目安: 200点以上(オール4が基準)。
  • 当日点目標: 320点(高得点を目指す必要あり)。

内申点の重要性:

  • 中堅校(偏差値50~60)では、内申点が合否を大きく左右。
  • 内申点180点以下では逆転合格が非常に難しい。

逆転合格の可能性:

  • 主教科で高評価(4~5)だが、副教科で落とした場合のみ、逆転合格の可能性がわずかにある。
  • 内申点が低い場合、本番で340点以上を狙う必要があるが、現実的には非常に厳しい。

得意教科と苦手教科の対策:

  • 得意教科で高得点を狙い、全体の得点を引き上げる。
  • 苦手教科は40点台に落ちないよう最低限の対策を行う。
  • 数学と理科が難しいため、直前対策で50点台を確保する。

戦略のポイント:

  • 内申点でオール4以上を確保することが大前提。
  • 苦手教科に執着せず、得意教科を伸ばして点数を稼ぐ。
  • 本番での大きなミスを避けるための準備が必要。

注意点:

  • 兵庫県の入試問題は地頭が求められる傾向が強い。
  • 内申点が低く、本番得点も伸びない場合は志望校変更を検討するのが現実的。

最終的な目標:

  • 内申点205~220点、当日点320点以上を目指し、余裕を持った受験計画を立てる。

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市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。

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